ハート飾り枠
                  トヨタ記念病院 ハートフルコンサート       2011年11月23日(水・祝)
プログラム
               演奏:丹羽みどり/小坂隆司/りぃ/カスミン/まだむ楊
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優  海 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ)カスミン 風のとおり道 映画「となりのトトロ」より 作曲:久石譲
編曲:村上由紀
3 (ピアノソロ)りぃ 見上げてごらん夜の星を 坂本九 作詞:永六輔 
作曲:いずみたく 
編曲:国府弘子
4 (ピアノソロ)りぃ ムーン・リバー 映画「ティファニーで朝食を」より 作詞:ジョニー・マーサー 
作曲:ヘンリー・マンシーニ 
編曲:国府 弘子
5 (ピアノソロ)まだむ楊 Oriental Wind (オリエンタル ウインド) サントリー「伊右衛門」CM曲 作曲:久石譲
6 (ミュージックベル)全員 故郷 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
7 (ミュージックベル)全員 夕焼け小焼け 文部省唱歌 作詞:中村雨紅
作曲:草川信
8 (フルート&ピアノ)
隆司&みどり
コキリコ節 日本民謡(富山県)  
9 (フルート&ピアノ)
隆司&みどり
やさしさに包まれたなら 荒井由実
映画「魔女の宅急便」挿入歌
作詞・作曲:荒井由実
10 (ピアノ&電子ピアノ)
みどり&りぃ
めぐり逢い 作曲:アンドレ・ギャニオン
11 (うた&ピアノ)
りぃ&ゆうみ&みどり
私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。

 今回は、生涯学習音楽指導員ネットワーク愛知のメンバーの小坂隆司さんに、特別参加していただき、
でフルートの演奏をしていただけることになりました。(小坂さんには、過去、2011年6月のハートフルコンサート及び、
当教室のふれあいコンサートにも、友情出演していただき、素晴らしい演奏をみなさまにお聴きいただいています。)




曲目解説



1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.風のとおり道・・・・ 1988年公開のスタジオジブリ製作のアニメ映画「となりのトトロ」の挿入歌です。
この映画は、狭山丘陵をモデルにした緑豊かな森を舞台に、小学6年生のサツキと4歳のメイの姉妹と、
森に住む不思議な生き物・トトロとのふれあいを描いた作品です。
『風のとおり道』は、メイが初めてトトロに逢った後、お父さんがサツキも連れてトトロの棲む大木に挨拶しに行くシーンや、
まっくろくろすけが天に向かって家から離れていくシーンで使われています。
他にも、トトロ達と一緒に大きく手を振り上げ、木の実が芽を出し、木がぐんぐん大きくなるシーンで使われていて、とても神秘的で感動しました。
今回は、紅葉した木々の間を風が吹き抜けて落ち葉が舞う、美しい秋の風景を思い浮かべながら演奏できればと思います。(コメント:カスミン)



3.見上げてごらん夜の星を・・・・坂本 九さんが歌われていた名曲です。
この曲は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。
東日本大震災の後サントリーのCMでこの曲を復興を願う有名人の方たちが、
1フレーズずつ歌い、つなげたものがよくテレビで流れていました。それを見て改めていい曲だなぁと思いました。
私もみなさんの”ささやかな幸せを”を祈りながら、1フレーズを大事に重ねてピアノを演奏出来たらいいなぁと思います。
(コメント:りぃ)



4.ムーン・リバー・・・・オードリー・ヘプバーンの主演映画「ティファニーで朝食を」の主題歌で、
「アカデミー主題歌賞」と「グラミー最優秀歌曲賞」を同時に受賞した曲です。
映画では、オードリーがギターを抱えて、どこか寂しげな表情で歌うシーンが印象的です。
とてもきれいなメロディーと不安定な恋心を歌うせつない歌詞がり映画にぴったりだと思いました。
今回はジャズアレンジで演奏します。ムードたっぷりの響きを大事にピアノで歌いたいと思います。(コメント:りぃ)



5.Oriental Wind (オリエンタル ウインド)・・・・緑茶のコマーシャルでおなじみの曲です。
題名は、「アジアの風」という意味で、湿度の高いアジアの風の雰囲気と、
その風の中で飲むくせの少ない爽やかなお茶の感じを出せるように演奏したいと思います。(コメント:まだむ楊)



6.故郷・・・・作詞の高野辰之が幼少時代を過ごした故郷の風景・望郷の思いを描写したと伝えられ、
兎を追った山は、大平山・小鮒を釣った川は斑川であるということです。
 作曲の岡野貞一は、鳥取出身で、こよなく愛し故郷の砂丘のイメージを思い浮かべたであろうと言われています。
この歌は、大正五年(1914)「尋常小学唱歌(六)」にはじめて登場したそうです。
 この曲の歌碑が、作詞:高野辰之の出身地豊田村の、岡野貞一の出身地鳥取市の久松公園入口にあるそうです。
因みに鳥取のキャッチフレーズは「山青き水清き ふるさと 久松山」だということです。
今回は、お聴きくださる方々と共に、ミュージックベルの柔らかくて優しい音色で「音楽」を楽しみたいと思います。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.夕焼け小焼け・・・・作詞者、中村雨紅(1897-1972)は、
当時の東京府南多摩郡恩方村の神社の子(本名 高井宮吉)として生まれ、東京府立青山師範学校を卒業後、
教員をしながら童話後に童謡を作るようになったそうです。
 野口雨情さんと出会い、彼のようになりたい気持ちから雨紅の名で作品を発表されたということです。

 この「夕焼け小焼け」の詩(1919)は、学生時代、
八王子駅から歩いて3時間以上もかけて実家に帰るときの体験がもとになっているそうです。
 
 1923年(大正12年)、草川信が曲をつけ文化楽社の「文化楽譜-新しい童謡-」に掲載されたものの、
同年の関東大震災で楽譜は出回らない内にほとんど燃えてしまったということです。
しかし、関係者が持っていた13部の楽譜をもとに、全国に広まって行ったとのことです。

 東京都八王子市に「夕焼け小焼けの里」というところがあるそうなので、一度は行ってみたいと思います。

 今回は、お聴きくださる方々と共に、ミュージックベルの柔らかくて優しい音色で「音楽」を楽しみたいと思います。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



8.コキリコ節・・・・日本で一番古い民謡です。こきりこは田楽から派生し、
田踊りとして発展しました。
田楽や田踊りは、五穀豊穣を祈り、百姓の労をねぎらうため、
田楽法師と呼ばれる職業芸能人たちが
田植えや稲刈りの間に行った踊りでした。
こきりこは、「筑子」、「小切子」とも書き、二本の竹で作った
簡素な楽器の名前に由来していると言われているそうです。
こきりこ節の特徴的なお囃子「デデレコデン」は、太鼓の音を表したものとされています。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



10.やさしさに包まれたなら・・・・1974年4月にリリースの曲です。
不二家ソフトエクレアのCM依頼で書いた曲ということですが、
ジブリの映画「魔女の宅急便」の挿入歌として使われ、
最近では、サントリーのCMでも使われています。
 歌詞がとても優しくて、懐かしい感じがして、私は大好きな曲です。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)


コキリコ


11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。
 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



12.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:Saint Cecilia/みどり)

 この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。
あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、
勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 
そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2011年11月23日UP♪

 今日は、フルートの小坂さんにも参加していただき、楽しいコンサートになりました。

 実は、10日ほど前に 右手をケガしてピアノの練習が全くできなかったことや、
ケガが治ったと思ったら、左耳が聞こえなくなってしまい、たいへんでした。
今日もまだ、左耳がよく聞こえなかったのですが、
そんな状態の自分でも、ピアノを弾くことで、心身共に癒されました。
やっぱり、音楽は本当にいいなぁと思いました。

 今日は、すべてのプログラムが終わったとき、ひとりの患者様がお声をかけてくださり、
「ムーン・リバー」はすごく好きな曲だったのに、聞き逃してしまったとおっしゃっていたので、
りぃちゃんに アンコールで弾いてもらいました。
その方は、プログラムをご覧になり、「この曲が映画の曲だとは知らなかった」
とおっしゃっていたので、私は
「オードリー・ヘプバーンが、映画の中で、窓際でギターを弾きながら歌っているんですよ」
と言うと、「そうなんですか~♪」という感じでした。
私は、その方の音楽への興味がますます広がったのでは?
そしてそれは、(大げさかもしれませんが、)
生涯学習音楽指導員としての使命を少しでも果たすことができたのでは?
と思い、とても嬉しく思いました。

 これからも、音楽の楽しさや素晴らしさを、一人でも多くの方に伝えていきたいと思います。

 りぃちゃんの感想♪   2011年11月23日UP

 今日は、小坂さんも参加して下さって、ピアノ・フルート・ベル・電子ピアノと聴いてくださる方も
いろいろ楽しんでいただけるプログラムになりました。
私自身小坂さんのフルートが大好きでとても楽しみにしていました。

 自分のソロは、ハートフルで1度演奏したことのある曲だったので、前回よりは音色に注意して
演奏できました。先生が一緒に歌ってくださったのですが、前半やっぱり少し拍が前のめりになっていて
拍の頭が先生の歌とずれていたのがわかりました。後半は、そこに気をつけて演奏しました。
きっと先生が私にそれを伝えようと一緒にうたってくれたんだなぁと後で思いました。

あと苦手な3度でメロディーが下降するところが、”ぐちゃ”ってなってしまって
練習のときもきれいに演奏できるときと”ぐちゃ”となってしまうときがまちまちだったので
本番ではやっぱりきれいに演奏できませんでした。今ツェルニーの練習でもはっきり指が動かないのが課題なので
もっとはっきり指を動かせるように来月までに練習をがんばりたいです。

 歌は、自宅でも練習を少しがんばったので先月歌が気になってピアノをミスタッチしてしまったのが
今月はだいぶ直せたと思います。でもまだまだ本番は緊張で喉がしまってきてしまうので
リラックスして喉を開いて歌えるように歌の練習もがんばりたいです。

 小坂さんのフルートはとても暖かい音色で民謡にも、ユーミンの歌にもぴったりでとても素敵でした。
もっともっと聴いていたかったです。ランチのときもいろいろ楽しいお話をしてくださってとても楽しかったです。
ありがとうございました。またご一緒できることを楽しみにしています。

 今日はプログラムが終わり、挨拶をしたら『ムーン・リバー』をリクエストしてくださった方がいて
とても光栄でがんばって演奏しなくっちゃと思いました。
リクエストしてくださった方に1回目よりいい演奏ができたのでちょっと”ほっ”としました。
私も『ムーン・リバー』大好きな曲になりました。ありがとうございました。

 まだむ楊さんの感想♪   2011年11月25日UP

 今回も、たくさんの方が聴きに来てくださいました。
2階、3階にプログラムを置きに行った時も、「楽しみにしていますよ」等と
声をかけて下さる方がみえて、嬉しかったです。

 今回は、小坂さんのフルート演奏があり、「こきりこ節」は、しっとりした柔らかな感じで
小坂さんのフルートと先生のピアノが、ぴったり合っていて、とても素敵でした。
私も、拍子木(クラベス)をたたく役割をさせていただきましたが、
たびたび、とんちんかんなところで、たたいてしまいました。
2小節に1度、4拍めで打つのですが、単純な作業ながら、拍をとるのが、難しいと感じました。

 ソロ演奏は、「オリエンタルウインド」で、前回と同じ曲なので、自信があったのですが、
出始めでミスってしまい、弾きなおししてしまいました。
かなり動揺しましたが、なんとか最後まで弾くことができてホッとしました。
が、最初の一音を大切に、また、最後まで気を抜くことなく、これからも練習を重ねたいと思います。

new カスミンちゃんの感想♪   2011年11月26日UP

 今回は、フルートの小坂さんの演奏が目の前で聴けて、とても素敵な思い出となりました。
小坂さんの音色や表現の美しさに、深く感動しました。

 ソロ演奏「風の通り道」は、前回も弾いたことがあり、気持ち的に余裕だったので、
自宅から見える山々の美しい紅葉を思い出したり、会場から見える紅葉を眺めて、
秋を感じつつ「心を込めて演奏しよう」と決めていました。
結果的には、前半はよかったのですが、終わりに差し掛かったあたりで、
楽譜を見失ってほとんど暗譜状態になり、ミスが目立ってボロボロでした。

 みどり先生にご指導をいただいた時に、楽譜通りに弾けていない部分もあり、
気の緩みにも深く反省しました。
慣れた曲でも初心を忘れず、新しい曲と同様に、ゆっくり丁寧に練習をしようと感じました。
今回は残念でしたが、次回はミスもなく表現豊かに演奏できるように、レベルアップしていきたいです。

 毎月ハートフルに参加して、みどり先生や他の生徒さんの素晴らしい演奏を聴くと、
練習の励みになり、ピアノを頑張れます。
来月はクリスマス会、ハートフルに向けて、良い演奏ができればなと思います。


みどれみ~優海
風のとおり道

オリエンタル・ウインド
ミュージックベル 「故郷」「夕焼けこやけ」
「コキリコ節」
「やさしさに包まれたなら」
めぐり逢い
私にできること
アンコール「ムーン・リバー」



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