トヨタ記念病院 ハートフルコンサート 2010年7月19日(月・祝) | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/A.A./しゅり/K&U | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | みどれみ~優 海 | 作曲:丹羽みどり | |
2 | (電子ピアノソロ)みどり | G線上のアリア 管弦楽組曲第3番(BWV1068)より | J.S.バッハ | |
3 | (ピアノ連弾)しゅり&みどり | さんぽ | 映画「となりのトトロ」より | 作曲:久石譲 連弾アレンジ:丹羽みどり |
4 | (ピアノ連弾)K&U | カントリー・ロード | 映画「耳をすませば」より | 作曲:B.Danoff,T.Nivert&J.Denver 編曲:大宝博 |
5 | (ピアノ連弾)A.A&みどり | 翼をください★ | 赤い鳥 | 作詞」山上路夫 作曲:村井邦彦 編曲:上田浩司 |
6 | (ピアノソロ)A,A, | アメージング・グレイス | 讃美歌2編167番 | 作詞:ジョン・ニュートン 作曲者不詳 ピアノアレンジ:広田圭美 |
7 | (ピアノ連弾)カスミン&りぃ | うみ★ | 文部省唱歌 | 作詞:林 柳波 作曲:井上 武士 編曲:早乙女 誠 |
8 | (ミュージックベル)全員 | うみ★ | 文部省唱歌 | 作詞:林 柳波 作曲:井上 武士 |
9 | (ミュージックベル)全員 | 浜辺の歌★ | 文部省唱歌 | 作詞:林 古渓 作曲: 成田為三 |
10 | (ピアノソロ)カスミン | もう少し | Kiroro/ ANB系ドラマ「土曜ワイド劇場」エンディング・テーマ |
作詞・作曲:玉城千春 編曲:内田美雪 |
11 | (ピアノソロ)りぃ | タイム・トゥ・セイ・グッバイ | サラ・ブライトマン | 作曲:Francesco Sartori 編曲:大宝 博 |
12 | (ピアノ&電子ピアノ) みどり&りぃ |
めぐり逢い | TVドラマ「Age‘35」より | 作曲:アンドレ・ギャニオン |
13 | (うた&ピアノ)全員 | 生きてこそ | Kiroro/TVアニメ 「甲虫王者ムシキング ~森の民の伝説」主題歌 |
作詞:玉城千春 作曲:Kiroro |
★印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。 | ||||
今回は、愛弟子5名(りぃちゃん、カスミンちゃん、A.A.さん、しゅりちゃん、K&Uさん)が参加します。 曲目解説 1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。 「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも? と思います。 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、 そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、 それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。 うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。 優しい子に育つようにとの願いも込めてつけた名前。 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・ という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 2.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、 管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦) だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノ独奏用にアレンジされたものを弾きます。 私はいつもこの曲を弾いていると、自分自身がすごく癒されます。 それは、J.S.バッハが教会のための音楽を作っていたことや、私がSaint Ceciliaにあこがれているからだと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 3.さんぽ・・・・ジブリ映画「となりのトトロ」の主題歌。とても元気が出る曲だと思います。 聴いている方々にはぜひ一緒に歌っていただき、元気になっていただきたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 4.カントリー・ロード・・・・1995年に公開されたアニメ映画「耳をすませば」の主題歌です。 元々はアメリカの人気歌手だったジョン・デンバーが1971年に出した曲で(オリビア・ニュートン=ジョンのカヴァーも有名)、 これに本映画のプロデューサー鈴木敏夫さんの娘さんが日本語詞を付けて、声優・女優の本名陽子さんが歌いました。 「一人で生きる」という強さを感じ、「一人ではない」という温かさを感じる曲です。 この曲を親子で連弾することができ、大変うれしく思います。(コメント:K&U) 5.翼をください・・・・ 「翼をください」は、合唱コンクールなどでよく歌われ、 知らない人がいないと思われるくらいメジャーな曲です。(コメント:A.A) 1972年(昭和47年)に、コーラスグループの"赤い鳥"が歌ってヒットした曲です。 私は、中学のときにブラスバンド部で1年先輩のクラリネットとピアノがとっても上手なMさんが、 合唱コンクールのときにこの曲の伴奏をしていたことがとても印象に残っています。 歌詞とメロディになんともいえず感動しました。 その後、数十年経って、自分の子供たちの小学校の教科書にこの曲が載っているのをみつけ、 やっぱりいい曲は何年経っても世代を超えて歌い継がれて行くんだなーと、しみじみ思いました。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 6.アメージング・グレイス・・・・以前のハートフルコンサートにおいても、同じ曲を同じ組み合わせで弾きました。 しかし、もう半年以上前のことで、覚えている人がいたら、奇跡に近いものがあると思います。 最初、一度弾いた曲を何度も弾くことは、新しい曲にチャレンジしてないようで、抵抗がありました。 しかし、上記のように、よほどの印象が無い限り、数ヶ月に一度出るか出ないかわからない人間の演奏を、 覚えている方が希なケースなのです。 それに、最近は少し考え方が変わってきて、レパートリーという点で、 何曲かはいつでも弾ける曲を持っておきたいのと、 前回の演奏より、より良い演奏を目指して練習するならば、決して下手になるわけではなく、 技術の停滞でもないのでは、と思うようになってきました。 こうして段々とレパートリーが増えていけばいいなと思います。(コメント:A.A) 7.うみ・・・・長く教科書教材として使われ、世代を問わず親しまれている文部省唱歌の曲です。 今回は、カスミンちゃんと連弾をします。 メロディーのバックで、波がゆらゆらゆれているようなアレンジで 子供の頃、海水浴に行き、うきわで浮かびながら水平線の向こうはどうなっているのかしら…と ぼんやり考えて”ゆらゆら”していたのを思い出しました。 ”どこまでも続く海、月や朝日、夕日を見守るような海…” 大きくて優しい海をたっぷり歌わせて演奏できたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ) 『うみ』は、昭和16年(1941年)に文部省から発行された国民学校の教科書「ウタノホン」に掲載されました。 昭和16年は第二次世界大戦中で、12月からは太平洋戦争が始まるという時期でしたが、 実はこの曲、「海を越えて世界に進出」する意識を子供にもたせようとした、軍国教育のために作られたそうです。 林柳波は過激な表現ではなく、海の広さや自然の風景などを題材にのびのびとした歌詞をつけたため、 現在でも広く親しまれています。 長く歌い継がれている歌というのは、幅広い世代で共有できる素晴らしいものだと感じました。 りぃちゃんと心をひとつにして、行ったり来たりのおだやかな波を表現できればなと思います。(コメント:カスミン) 8.うみ・・・・「海はひろいな大きいな・・・・」の歌詞はだれでも知っている日本の曲です。 たった8小節のメロディーが3回繰り返されるだけのとてもシンプルなメロディが、逆に、 海の広大さや、いろいろな意味での「希望」を込めた思いが見事に伝わってくる曲だと思いますし、 私は波と砂浜しかない本当の海がとても好きなので、この曲のシンプルさがすごく好きです。 今回は、ピアノ連弾でお楽しみいただいた後、全員で歌とミュージックベルで楽しんでいただきたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 9.浜辺の歌・・・・この曲の作曲者成田為三の「浜辺の歌音楽館」という資料館が秋田県北秋田郡森吉町にあるそうです。 ぜひ一度は行ってみたいと思いました。 私は、この曲を聴いたり弾いたり歌ったりすると、いつも「二十四の瞳」という映画を思い出します。 そして、子どもの頃の夏休みに家族旅行で小豆島に行った事や、 昭和20年から長年、小学校の教師をしていた父や母のことを思い出し、しんみりと心に染み入り、感動します。 今回は、全員で歌とミュージックベルで楽しんでいただきたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 10.もう少し・・・・ピュアな音色のピアノと大自然を思わせる清廉で優しい歌声が魅力の沖縄出身の女性デュオ、 Kiroroのヒット曲です。 14枚目のシングルで、2003年10月~2007年6月までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で エンディングテーマとして使われていました。 この曲はkiroroの玉城千春さんが学生時代に好きだった人と遠距離恋愛をすることになり、生まれた曲です。 もう少しだけ側にいたい、このまま夢を見させてというメッセージが心に深く突き刺さり、とても切ない気持ちになります。 そんな甘く切ない思いをピアノで表現できたらいいなと思います。(コメント:カスミン) 11.タイム・トゥ・セイ・グッバイ・・・・この曲は、イタリアの歌手アンドレア・ボチェッリによる 1995年の歌曲『コン・テ・パルティロ』の英語バージョンです。 サラ・ブライトマンがボチェッリにデュエットを申し出た際、原曲のイタリア語を一部英語に変更して歌われました。 映画「アマルフィ 女神の報酬」にも使われています。 「この曲を弾くならその映画を見るといいよ♪」 と先生からアドヴァイスをいただき、早速観ました。 映画では、イタリアの海沿いのきれいな街並みが上空から映され、ゆるやかなカーブを車が走っていくシーンがあります。 観ている私も、翼を大きく広げイタリアの空を飛んでいる様な気分になりました。 ”ゆるやかなカーブから素敵な街並みの上空へ翼を広げていく”イメージをピアノで歌いたいです。(コメント:りぃ) 12.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。 私のテーマソングとして毎回弾きます。 ※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、 実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、 様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。2010-03.html しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、 そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、 『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』 という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 13.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった? サビでは 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。 また、毎月私が講座を担当している名古屋市内の小学校のトワイライトスクール(ブログへリンク)でも、 毎回講座の最後にみんなで歌っています。子どもたちもこの曲が大好きになりました♪ これがテレビアニメの主題歌だったということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、 とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)
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