ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート
プログラム
     演奏:丹羽みどり/りぃちゃん                       2007年2月28日(水)      
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ〜優  海 丹羽みどり
 
2 (ピアノソロ)みどり G線上のアリア    管弦楽組曲第3番(BWV1068)より J.S.バッハ
 
3 (ピアノソロ)みどり めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より アンドレ・ギャニオン
 
4 (ピアノソロ)みどり ペチカ 作詞:北原白秋
作曲:山田耕筰
 
5 (ピアノソロ)みどり 贈る言葉 海援隊 作詞:武田鉄矢
作曲:千葉和臣
 
6 (ミュージックベル)
    りぃちゃん&みどり
うれしいひなまつり 作詞:サトウハチロー
作曲:河村光陽
 
7 (ピアノ連弾)
     りぃちゃん&みどり
うれしいひなまつり 作詞:サトウハチロー
作曲:河村光陽
 
8 (ピアノソロ)りぃちゃん 春よ来い 作詞・作曲:松任谷由実
 
9 (ミュージックベル)全員 冬景色 文部省唱歌 作詞作曲不詳
  
10 (ピアノソロ)みどり 七つの子 作詞:野口 雨情
作曲:本居 長世
 
11 (ピアノソロ)みどり 卒業写真 荒井由実 作詞作曲:荒井由実
 
12 (ピアノソロ)みどり 千の風になって 秋川雅史 作詞者不詳
日本語訳詩:新井満
作曲:新井満
 
13 (ピアノ&うた)みどり 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 〜森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro
 
14 (ピアノソロ)みどり ありがとう SMAP 作詞・作曲:MORISHINS'
編曲:REO
 
15 (ピアノソロ)みどり 世界に一つだけの花  SMAP 作詞・作曲:槇原 敬之

コメント:

 今回も、大人の生徒さんの『りぃ』ちゃんが参加します。
今回も電子ピアノ(YAMAHA ERECTRONIC PIANO P-80)を持ち込み、
ピアノ以外の音色(ストリングス)をお楽しみいただけたらと思っています。


曲目解説

1.みどれみ〜優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ〜」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:碧)


2.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)だけで弾けるように編曲することで、
世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノ独奏用にアレンジされたものを弾きます。(コメント:碧)


3.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて
弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:碧)


4.ペチカ・・・・詞は北原白秋氏が満州旅行で見た自然風景を思い浮かべ作ったものだそうです。1925年の作品。
 今年は暖冬でしたが、冬の気分で。今回はジャズアレンジでお贈りします。(コメント:碧)


5.贈る言葉
・・・・卒業シーズンなので、この曲!「3年B組 金八先生」の1作目から使われていた曲で、
多分、この曲を知らない人はいないのではないでしょうか?
 今回演奏するのは、ピアノ向けに綺麗にアレンジされています。(コメント:碧)


6〜7.うれしいひなまつり
・・・・主役のお内裏様とお雛様だけでなく、五人囃子や三人官女も歌詞にでてくる楽しい曲です。
 そういえば、子供のころおひな飾りのお人形さんよりも五人囃子が持っている楽器や、
三人官女が持っているお道具が気になって気になって、こっそり部屋へ持っていって”にこにこ”してたことを思い出しました。

 今回は、ミュージックベルでしっとりと演奏した後、みどり先生がアレンジした、
お囃子っぽい思わず歌いだしたくなるとっても楽しいアレンジで、演奏します。
 みなさんぜひいっしょに歌ってください。(コメント:りぃ)


8.春よ来い・・・・ 松任谷由実さんの曲で、NHK朝の連続ドラマ小説「春よ、来い」の主題歌になった曲です。
古き良き美しい日本語の、目を閉じると情景が浮かんできそうなきれいな歌詞が大好きで、
ピアノを習うことが出来たら、弾いてみたい♪と思っていた憧れの曲です。

 この曲も1年前にハートフルコンサートで演奏した曲です。
1年前は1曲だけ弾くことが、いっぱいいっぱいだったので、今回は曲の表情をつけて演奏したいです。

 春を待つ強い気持ちを左手のベースの音で、愛する人を待つせつない心を右手のメロディーで
表現できるようイメージを心で思い演奏できるようにがんばります。(コメント:りぃ)


9.冬景色・・・・この曲は、大正2年頃音楽教科書(尋常小学唱歌)の中で作られた曲だそうです。
曲名のとおり、その時代の冬景色が目に浮かぶような、きれいな曲と、景観が描かれた歌詞の曲です。
 3番の歌詞に「時雨」という言葉が出てきます。

「時雨(しぐれ)」は、辞書には、初冬の頃、一時、風が強まり、急にぱらぱらと降ってはやみ、数時間で通り過ぎてゆく雨。冬の季節風が吹き始めたときの、寒冷前線がもたらす驟雨(しゆうう)。村時雨・小夜(さよ)時雨・夕時雨・涙の時雨などの言い方がある。


 とあり、2月の終わりには似合わない曲ですが、冬の曲ということで、
今回は、お聴きくださる方々にもミュージックベルの演奏をしていただき、一緒に音楽を楽しみたいと思います。


10.七つの子・・・・おなじみ、「か〜ら〜す、なぜ鳴くの?」ですが、今回は、ジャズアレンジです。
少々アドリブも加えつつ、自分自身も楽しみながら、また、お聴きくださる方々には、
アレンジによる曲の変化も楽しんでいただければと思います。
 この曲は、ここにもあるように、私には、すごく思い入れがある曲になったので、
気持ちを十分に込めていつも弾いています。(コメント:碧)


11.卒業写真・・・・私の大好きなYumingの曲で、今から31年前の1975年(昭和50年)6月20日リリースのアルバム「COBALT HOUR(コバルト・アワー)」の2曲目です。
 今、このコメントを書いていて改めて驚きました。31年前の曲でも、全く古さを感じさせないどころか、
今でも毎年卒業シーズンにはよく耳にするというのは、すごいなーと思いました。
 この曲、オリジナルでは、2番の「柳の下を」の、メロディは1番とは違うのですが、
Yuming本人以外にいろいろな歌手がカバーしていますが、みなさん、1番と2番を同じように歌っています。
 私は絶対オリジナルに忠実なのが好きなので、そのように変えて弾きます。(コメント:碧)


12.千の風になって・・・・私がこの曲と初めて出会ったのは、1月中旬です。
偶然つけていたTVで、秋山雅史さんとこの曲にまつわるエピソードを紹介していて、とても感動しました。
 その後、2006年の大晦日のNHK紅白歌合戦で、この曲を秋山さんが歌ったということを知り、
実家の父がビデオ録画していたので、何回も観ました。 何回聴いても感動します。心に響きます。

 紅白のときにも、この曲の解説をアナウンスされていたのですが、私はもっと深く知ろうと思い、
ネットで検索したら、秋山さんのサイトがヒットしました。
そこには、「千の風になって  エピソード募集」というページがあり、そこには、いろいろな方の投稿文章がありました。

 そして、私は、もし自分が投稿するとしたら・・・・と考えると、私が真っ先に思い浮かぶ「大切な人」は、
私のピアノの恩師である、植田先生でした。
もし、植田先生に出会っていなければ、今の私=音楽講師・ピアノ指導者になり、
こうしてハートフルコンサートをやっている私はいません。

 私は、ピアノを弾くときにはいつも先生のことを思って弾いています。
もし先生が今の私の演奏を聴いていたとしたら、何て言うだろうか?
いつもそう思いながら弾いていると、だんだん上手になります。

 先生は今でも私の心の中に生きているんです、ずっと永遠に・・・・!
この曲は、そんな私の思いとぴったり合っている感じです。
気持ちを込めて ピアノで歌います。(コメント:碧)


13.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?
生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
これがテレビアニメの主題歌だということも、子供たちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。(コメント:碧)


14〜15.ありがとう〜世界に一つだけの花・・・・SMAPの曲を2曲、お届けします。
 「ありがとう」は、私にとってはすごく思い入れのある言葉です。
昨年9月に参加した院内コンサートで・・・・♪

 「ありがとう」って言われて、怒る人はいませんよね。すごく素敵な言葉だと思います。
「自分の演奏を聴いて下さってありがとう」って気持ちで毎回私はこのコンサートでも演奏させていただいています。

 「世界に一つだけの花」は、ずっと弾き続けたい曲です。
この曲には愛弟子のきょーこさんと連弾したっていう、とても大切な思い出がありますから。。。。
 ちなみに、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「〜親から子、子から孫へ〜親子で歌いつごう 日本の歌百選」で、
平成18年12月の選考で選ばれたそうです。
このきょくは、やっぱり、コンサートの最後にずっと弾き続けていこうと思います。(コメント:碧)




 演奏日のエピソード  2007年2月28日UP♪

 今日はいっぱいエピソードがありますので箇条書きにします。

ピアノの椅子が一つ無くなっていた。汗; 
   なので、担当者に訊くと、もともと借り物だったために返却されたとのこと。
   りぃちゃんとふたりで連弾もあるのにどないしょうか?
   結局、低い普通の椅子じゃあ、手首が下がりすぎて弾きにくいので、ペダル担当の私が座り、
   りぃちゃんは立って弾くことに・・・・!
   やばいっす、椅子だけに やば椅っ子(う、さぶ!)
   次回から、ピアノの高低椅子も持参せねば。。。。あうぅ。

G線上のアリア 
   ボリューム「中」で、ストリングスとピアノの音色を混ぜて弾きました。まぁそんな感じで癒し系? ですかね。

感情移入しすぎた。汗; 
    「めぐり逢い」のとき、久々に何故か自分の音楽の世界に入りこみすぎて、ミスったとです。
    でも、りぃちゃんが、
    「なんか今日はいつもよりすごい入ってて感動しましたー」
    ってなぐさめてくれたのでよかったかな・・・・汗;

アドリブ快調♪
    「ペチカ」「七つの子」は、ジャズアレンジものでしたが、アドリブ部分は楽譜を無視?っぽく、
    アドリブ快調でした。

ミュージックベル ダメだし2回!
    全員でやった「冬景色」。いつもどおり、お聴きくださっている方々にベルを配り、やり方を説明。
    しかし、私のピアノの前奏後、音が鳴らない・・・・!
    再トライでは、フライイング・・・・!
    あららぁ〜〜〜〜って感じで、楽しいレッスンの時間みたいになりました。

「贈る言葉」「卒業写真」
   全ての演奏が終わったとき、車椅子の少年が
   「今日、僕の学校の卒業式だったので、卒業の曲が聴けてよかったです♪」
   みたいに声をかけてくれて、うれしかったです。
   このサイトを見てねって伝えておいたので、いつかアクセスしてくれるかな♪

「千の風になって」「うれしいひなまつり」
   吹き抜けの上の方で、ピアノに合わせて一緒に歌ってくださったおばさま、ありがとうございました。
   一緒に音楽を楽しめてうれしかったです。

 毎回、いろんな人との、音楽を通じた出会いがあり、楽しいです♪ありがとうございます。
(さて、「折りたたみの持ち運び用のピアノ高低椅子」なんてないかなーって、検索しないといかんわ。)


りぃちゃんの感想♪   2007年3月1日UP♪


 いつもの様に会場の準備に行ったら、先生の感想にもありましたが、
ピアノの椅子がひとつしかなくて食堂の椅子にも座ってみましたが背が低い私には、
これなら立って弾いたほうがいいと感じ・・・。
連弾『ひなまつり』を、初めて1曲立って弾くという”貴重?”な体験をしました。

 ちょっと足を曲げ腰を落した感じで弾いたのですが、やっぱり弾きにくくて、
いつもと鍵盤への視線の位置が違ってオクターブずれてしまった箇所がありました。

 鍵盤全体を把握して自分が弾く音を、弾く条件が変わってもすぐわかるようにしなくてはと思いました。
でも、いろんなことがおこる演奏会、臨機応変いろんなことに対処できるようにと勉強になりました。

 ソロ『春よ、来い』は、以前よりもだいぶ落ち着いて演奏できるようになったけど、
まだまだ心のあせりみたいなのが演奏に出てしまい、
「音をしっかりのばす所や、休符をしっかりとる所が余裕がなくたっぷりとれてないから、
もっともっと余裕が出てくるといいね」
 と先生からアドバイスをいただきました。

 先生の『めぐり逢い』の演奏はいつもピアノに”ぐっ”と入っていて
「先生気持ち入ってる・・・。私も引き込まれそう・・・。」
と思います。私もあんな風にいつか演奏にいっぱい気持ちを入れて弾けるようになれたらいいなぁ・・・と思います。

 演奏のあと、最初から聴いていてくれたかわいい女の子に
「聴いてくれてありがとう。音楽好きですか?」
 と話しかけたら
「小学生のころベルをやっていて、今は吹奏楽部でフルートをして、老人ホームなどに慰問に行ったりもしてます。」
 と話をしてくれました。

 今回も聴いてくださった方と演奏の後お話をしたり、音楽を通じてコミュニケーションができ、
うれしい出会いがあった楽しいコンサートでした。みなさんありがとうございました。




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