1942年8月1日、カナダのケベック州北部にあるサン・パ・コムで19人兄弟の末っ子として生まれました。 4歳の時、教会で聴いた音楽を家のピアノで弾いて見せ、その才能に気づいた母親はピアノを教え始めた。 6歳で作曲を始め、10歳でピアノ・リサイタルを開き、モーツァルトの作品を演奏。 その後、モントリオール・コンサルヴァトワール・ド・ムジークでピアノ、和声、作曲、音楽理論を学び、 ケベック州政府の奨学金を得てパリに留学。 パリでは、指揮法、伴奏法などクラシックの勉強と共に、ポピュラー・ミュージックに出逢い、感激と強い衝撃を受け、 クラシックとポピュラーの垣根を取り払うために音楽活動をしようと決心しました。 カナダに戻って’64年アルバム・デビュー、’67年にコンサート・ピアニストとしてデビューしました。 以来カナダ本国で20枚以上のアルバムを発表しています。 ’75年にはカナダのグラミー賞といわれるグノー賞で Best Album of the Year、Best Canadian Instrumental Artist Awardも再度にわたって受賞しています。 バレエ音楽や映画音楽にも力を注ぎ、’76年第21回モントリオール冬季オリンピック公式記念映画を担当し、 ’79年Order of Canada を受賞。 ’83年に13枚目のアルバム『インプレッションズ』を発表、 このアルバムはその後のアンドレ・ギャニオンの音楽スタイルを決定づける作品となりました。 日本との関わりは、’70年の大阪万博から始まります。 日本でのアルバム・デビューは、’87年『インプレッションス』。 以来、既に8回の来日コンサート、アルバムは24枚を発表。 また、椎名誠監督による映画『白い馬』のサウンドトラック、 テレビでは、『Age,35 恋しくて』、『甘い結婚』のサウンドトラックを担当しています。 |
アンドレ・ギャニオンの音楽 カナダの自然と古都モントリオールのロマンが紡ぎ出す印象派絵画のような世界がアンドレ・ギャニオンの音楽です。 美しいメロディと何とも言えないハーモニーは、聴く人の心に安らぎを与えてくれます。 |
ここでは、私が特に気に入っているアンドレ・ギャニオンの作品の紹介しています。
※「曲想」は、あくまでも私の個人的な解釈によるものです。
めぐり逢い この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、 実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けています。 気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと弾いていこうと思ってます。§^。^§ 曲想について 人はみな、生きている間に、いろいろな人とめぐり逢う。その出会いは、そのときには「果たして本当にめぐり逢えてよかったのだろうか、めぐり逢わなければこんなに心が苦しくならなくてすんだのかも知れない。」と思うこともあるだろう。 でも、時が経てば、そんな思いも全て感謝の気持ちにかわる。 人はみんな、めぐり逢って「無意味」だったということはない、必ずなにか自分へのメッセージであるだずだ。 私はいつしか人との「めぐり逢い」をそんなふうに思うようになった。 この曲を弾く時には、いつもそんな「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて、弾いています。 |
夜の舗道 中間部の「連打」の部分は、やはり電子ピアノのタッチでは、鍵盤がついて来られませんでした。 というか、私が電子ピアノのタッチでは弾けないということでしょう・・・・(^^;) 曲想について 月明かりと街灯に照らし出された長い影。その後ろ姿はどこか淋しげで、、、、。一人でぼんやりと夜の舗道を歩いている。 淋しい気持ちを誰がにわかってもらいたいけど、そばにはだれもいなくて、ただ自分の長い影だけがついてくる。 |
そよ風に誘われて 久しぶりに弾いたので、かなりミスタッチだらけです・・・・(^^;) 曲想について 気持ちのいい天気、暑くもなく寒くもなく。優しいそよ風が心地よい。でも私は何故かそんな周りの景色や雰囲気とは違い、何故か寂しくてしかたない。 優しいそよ風よ、私の寂しい気持ちも、どうか遠くへ連れ去って行って! |
想い出をかさねて 曲想について 今まで自分が生きてきた間には、いろんな想い出がある。それは、楽しいことばかりじゃない。 つらかったことや、淋しかったこと、腹の立つこと、いろいろ。 でも、そんないろんな想い出があったからこそ、今の自分がここにある。 これからもいろんな想い出がたくさん重なって、もっと人に愛される自分になりたい。 |