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2004.04.19 (月) カーナビ
2004.05.08 (土) 花飾り
2004.05.17 (月) ピアノのお母さん
2004.05.31 (月) 「あがる」「緊張する」ことについて(1)
2004.06.01 (火) 「あがる」「緊張する」ことについて(2)
2004.06.12 (土) 身近な音楽♪
2004.07.08 (木) 「ふよみ」について
2004.08.30 (月) 第3回 生涯学習音楽指導員養成講習会
2004.09.10 (金) リサイクル品で楽器作り
2004.09.14 (火) 指を鍛える?


 2004.04.19 (月)   カーナビ
 私の愛車EP-91(トヨタ スターレット GLANZA V 5速MT)には、カーナビはついていない。そして、今後、つける気もない。
何故かと言うと、私は自分で地図を見ながら道を探して目的地にたどり着くことがとても楽しいから。
 カーナビの指示どおりにただ車を走らせて目的地に着くっていうのは、まあ、全く知らない土地では便利だと思うけど、
時には道に迷うことで焦りを感じたり、不安になったりすることも、ある意味面白い経験だと思う。
 道に迷ったために、予想しなかった素晴らしい景色や人にめぐり会い、感動することもあるし。

 以前、自分でも分からない場所(といっても豊田市内)の道を人に尋ねられたことがあり、そのとき、私は、自分もどうしても知りたかったので、車に積んであった道路地図を出してきて、その場所を調べ、行き方を教えてあげた。
 地図を見てみたら、自分も幾度も通ったことのある道だったけど、そこら辺の地名までしっかり頭に入っていなかったのだった。
 人に自分の知らない道を尋ねられたことで、自分も一つ、知らなかったことを知ることができたので、うれしかった。

 道を教えることは、簡単なようで結構難しいと思う。
自分にとっては分かりやすい目印などでも、他人にとっては分かりづらいということもあるし・・・・。
 だから、よく知っている道ならば、実際に地図を書いて、ここの角にはコンビニがあるよ、とか、信号のところに「○○町」って看板が出てるよとか、現在地から数えて何個目の信号だよとか、
初めての人でも分かりやすい説明を付け加えて教えてあげないといけないと思う。
 自分が分かっているからといって、同じ感覚で説明しても、本当に相手が分かるとは限らない。

 人に道を教えることって、子どもを育てることとか、ピアノを指導することとなども同じだなーと、つくづく思った。
いつも、教え方の工夫をしたり、相手の立場にたって考えなきゃ。自分に言い聞かせる私!

 あ、また長くなってきてしまった・・・・。
今日の日記、「カーナビ」なのでこの結論で終わっとこう!
 もしも、いつもカーナビを使っていたとしら、自分で道を覚える必要がないので、人に道を教えることはできないと思う。
私はやっぱり、カーナビは絶対今後もつけないだろうな。
 おっと、最後にもう一言。私はオートマチック車ってのも、好きじゃない。今後車を買い換えるとしても、絶対にマニュアル車! (笑)

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 2004.05.08 (土)   花飾り
 今日の午前中のレッスンは、4月から小学1年生になったYちゃん。
ピアノ室から車庫に車が入ってくるのが見えたけど、なかなかYちゃんが
「こんにちはぁ〜♪」
って、入って来なかったので、どうしたのかな?と思って扉を開けて見たら・・・・、庭の花を一生懸命摘んで素敵な「花飾り」を作っていたのです。(にこっ)
 私はとっても嬉しくなって、お母様に、2004.04.16 (金)の日記のこともいろいろ話して、レッスンは笑いと共に始まりました。

 レッスンが終わってから、Yちゃんが
「先生にあげるよっ♪」
ってプレゼントしてくれたので、
「じゃあ、日記に写真も載せるね♪」
って、約束しました。

 Yちゃんは2月からピアノを始めたばかりだけれど、とっても明るくて元気な子で、音楽が大好き。気持ちを込めて弾くこともできるようになってきています。
綺麗な花飾りを編むことって、一つ一つの音を丁寧に心をこめて弾くことと同じだなーと思います。
 庭の雑草でも、ちゃんと、役に立つのよねっ♪
花飾り

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 2004.05.17 (月)   ピアノのお母さん
 今日のRちゃんのレッスンのときのこと。

Rちゃん 「やっぱり何か目標があったほうが、練習できると思ったよ。」
碧    「じゃあ、夏休みにまた病院で弾いたら?! (にこっ)」
Rちゃん 「うん、やるやる!」
碧    「今度のステップも出ればよかったじゃん」
Rちゃん 「PTNAとか、グレードみたいな試験みたいなのはもう出たくないよー」
碧    「じゃあ、クリスマス会とか発表会は?」
Rちゃん 「それなら出るよ。特にクリスマス会みたいなのは楽しいからやりたいけど、1年に1回しかないからなー」
碧    「じゃあ、もっと増やそうか?」
Rちゃん 「いいねぇ、じゃあ、先生の誕生日にやるとかは?」
碧    「先生の誕生日、1月だから、クリスマス会終わってすぐになっちゃうよー」
Rちゃん 「じゃあ、先生の・・・・何の日にしよう?」
碧    「別に先生にちなんだ日じゃなくていいよ」
Rちゃん 「いや、やっぱり、先生にちなんだ日がいいよ、あ、母の日はどうかな?」

なんか、すごく嬉しかったです。
そういえば、私も今は亡き恩師・植田先生がお元気だった頃、ちょうど母の日に教室の発表会をされたことがあり、
私は、花束を持って行きました。
花束につけたカードには 「ピアノのお母さん、ありがとうございます」 というメッセージを添えて。

 Rちゃんが「母の日」って言ってくれたとき、そのことも思い出してすごく嬉しくて、Rちゃんにもそのときのことを話しました。

 私のようなまだまだ指導者として未熟者でも、「ピアノのお母さん」と思ってくれて嬉しいと同時に、もっともっと責任を持ってかわいい子供たち(生徒さんたち)を育てていかなきゃ♪ って思います。

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 2004.05.31 (月)   「あがる」「緊張する」ことについて(1)
 昨日、豊田地区の第1回目のPTNAピアノ・ステップが開催された。かわいいウチの子たちも参加しました。
その感想はPTNAの広場に夕べUPしましたが、
今日は、今回は参加されなかった生徒のSさんのレッスンが午前中にあり、そのときのこと。
 Sさんが、まず一回弾きました。そして、
「家だとちゃんと弾けたのになぁ・・・・」と言われたので、私が、昨日のステップの講評のときに両先生が言われていたことを思い出し、
まず、腕をぶらぶらすることや、それが脱力であることなど実際に一緒にやりながら話をしました。
 それから、人前で演奏するときに緊張しすぎた状態のことを「あがる」といいますが、それは本当に肺が上がってしまい、呼吸がうまくできなくなるということ。
 だから上がってしまった肺を下げるために深呼吸をするのですが、そのときに、息を吸うのでなく、まず勢いよく息を吐くということ。

 というように説明し、実際に一緒に思いっきり息を「ふうっ!」ってやっていたとき。
私はピカっとひらめきました。
これって、前に私がここの日記とか自己紹介のところに書いていた、「ため息」についてのことと似ているなーと。
 それで、話がそのことにまで発展し、Sさんも「なるほどー♪」ということになったのです。
ため息、吐息をいっぱいついて、緊張や疲れをほぐそう! (笑)

参照いただけたら幸いでございます♪:好きな言葉・嫌いな言葉  そして幸せについて考える  「クリスマスの祈り」絵本紹介

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 2004.06.01 (火)   「あがる」「緊張する」ことについて(2)
 昨日に引き続き、「あがる」「緊張する」ことについて、私なりに以前から考えていたことをまとめてみました。

「あがる」を国語辞典で調べてみると、
〔「頭に血が上がる」ということから〕他人の目を意識して、平静でいられなくなる。
とあります。

心理学からですと、
自律神経の緊張
胸がドキドキする・のどが詰まったような感じ
心的緊張の低下
落ち着こうとしてかえってあせる・注意力が散漫になる
運動技能の混乱
体が思うように動かない
不安感情
なんとなく不安・失敗しないだろうか
劣等感
他者の方が自分よりも優れているように見える・落ち着いて いる

ということです。

 しかし、物事をこなすためには適度な緊張感は必要ですが、その緊張感が必要以上にある場合、
「あがる」という状態に陥り、実力を発揮できなくなってしまいます。
 そこで、私は自分なりに考えた、「あがらずに実力を発揮できる方法」をまとめてみました。

★練習を十分に行う(実質的努力と精神修行)
「何故あがるか?」ということをまず考えてみました。答えは・・・・自信がないからだと思います。
それでは、「自信」とは?・・・・「自分の才能・価値を信ずること。自分自身を信ずる心。
では、自信を持つためにはどうすればよいか?・・・・自分で納得できるまでしっかりと練習・訓練をしておくこと。
そして、本番では、それまでに努力した自分を信じてあげること。
ここで言う「自分」とは、他者と比較した自分ではなく、一個人としての自分です。
「自分は自分だ!」のような、確固たる自分を信じれば、自然に失敗を恐れる気持ちはなくなると思います。
そういった意味での「自信」があれば、「上手く弾かないといけない」という意識ではなく、
「普段のままで上手いのだから、普段どおりにやればいい」という意識になります。
逆に、自信が持てず、他人の目を意識して平静でいられなくなり(=国語辞典でいう「あがった」状態)
「上手くひかなければいけない」「失敗したらどうしよう」ということ=他人から見た自分の評価ばかりに気持ちが左右されてしまい、
「実力以上のこと」を自分に求めます。結果、失敗してしまうと思うのです。


★場慣れすること(経験)
 できるだけ多くの機会を得ること。
これは私自身、2002年9月より、毎月1回、病院でのボランティアコンサートを行ってきた経験から実証できます。
最近では、上記の「練習」を自分が納得できるまでしっかり行い、「自信」を持ってやっていると、全くあがらなくなりました。
※「あがらない」というのは、完璧に出来ると言う意味ではなく、たとえ失敗しても、気持ちに余裕があるので、
その場で上手く対処しながら弾けるようになったということです。


★失敗を恐れないこと(精神)
 失敗することはできるだけ避けたいですが、しかし、大事なことは、失敗しないことではないと思います。
人間は神様ではないから、完璧でありえるはずがないです。
大事なことは、失敗したことをどうフォローしていくか、その失敗を今後にどう生かしていくかだと思います。
正に「失敗は成功のもと」と言えるでしょう。
 失敗してもそれはそれで必ず今後の自分にとってプラスであるという気持ちでいれば、失敗を恐れることは無くなります。
「どんなことにも意味がある」「転んだら必ず何かをつかんで起き上がろう」
やっぱり最終的には、これになってしまいました。(汗;)

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 2004.06.12 (土)   身近な音楽♪
 時々レッスン中に、外の路地にいろんな車が通る。いや、普通の車じゃなくて、お店屋さんの車。
 今日も、午前中のYちゃんのレッスンのときのこと。
 
 「ご家庭でご不要になった電気製品を無料でおひきとりします〜」←BGMなしだった。
そのときのYちゃんと私の会話。

碧    「電気製品をもってってくれるんだってさぁー(笑)、あ、でも、音がないねー」
Yちゃん 「音って????」
碧    「放送の声だけで、音楽が流れてないってことだよ」
Yちゃん 「????」
碧    「じゃあ、Yちゃん、こういうの、何屋さんか、知ってる????」

と、私は三つの黒鍵(ファ♯、ソ♯、ラ♯)で、
「ファソラ〜ソファ、ファソラソファソォ〜〜〜〜〜」
と弾いた。

すると、Yちゃんのお父様はにこにこ笑っていらっしゃいましたが、
Yちゃん 「え????わかんなーい」
お父様  「ラーメン屋さんだよ」
碧     「じゃあ、これは知ってる? [ふぁーそー、ふぁそふぁそー](と弾く)」
Yちゃん 「わかんなーい!」
碧    「これは お豆腐屋さんだよ、時々ここら辺、来るんだよ(にこり)」
碧    「Yちゃんは、どんなの知ってる?」
お父様  「わらびもち屋さんなら知ってるよね?」
Yちゃん 「うん!」
碧    「あ、わらびもち屋さんって、どうだっけ????」

と言って、私が
「早く来ないと行っちゃうよぉ〜」
って、歌いながら弾いてみたら、Yちゃんは、面白そうに、
Yちゃん  「え?どうやるの?」
碧     「こうだよ!」   と言ってもう一度弾いて見せた・・・・・・・

と言う具合に。

音楽は本当に身近にあるんだよね。
普段の生活の中で、ちょっとだけ気をつけて耳をすませて聴いてみれば♪
それをピアノで弾いてみたりしたら、楽しいよね。

ということで、その車が通り過ぎて行ってしばらくこんなんで盛り上がってから、また本来のテキストに戻りましたが・・・・。

 そういえば、最近来なくなっちゃったけど、『北海道3.8牛乳』の車がよく来てました。
数年前、ちょうど「チロルの歌」とか、「牧歌」をレッスンしていたときに、その音楽と共に来てくれたとき、
すっごい助かりました。「ヨーデル」の説明していたのよ・・・・はははは♪

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 2004.07.08 (木)   「ふよみ」について
 先日、私のサイトの「音楽の掲示板」に質問があった。→ こちら

そこで私は、いつも新しい曲を生徒に宿題にするときに、
 「じゃあ、今度はこの曲を『ふよみ』してきてね」
と言います。レッスンノートにも 曲名を書き、 「ふよみ」 と書きます。

 この場合の「ふよみ」とは、私の場合、「符読み」、つまり、音符や休符、スタッカートやスラーなどの「符号」を弾いてくる
という意味で使っています。
 だから、音楽の掲示板のレスにも、このように書きました。

 私の場合は、強弱記号や曲想などを除いた、つまり、「ドはドとして弾く=音を間違えずに弾く」+全ての音をきちんとしたタッチで弾くことを、「ふよみ」と認識しています。
テンポは、音を間違えずに弾ける速度ならば、死ぬほどゆっくりでもいい。
これは、私が尊敬する師匠から指導されたことです。

私は、以上のことを説明し、自宅で練習してくるように言い、上記のことができた時点で、
「この状態が、『ふよみができた』ってことだよ」
といっています。

上記のいわゆる「ふよみ」は、私は、絵を描くことに例えれば、「輪郭が描けた」と言っています。
そこから自分なりの色をつけていくのです。

ただし、初見で弾けるレヴェルの曲に関しては、最初から輪郭も描きながら色も塗っていくように指導しています。


 きちんとしたタッチとは、スラーのかかり始めの音と終わりの音の弾き方=腕や手首の使い方とか、
また、レガートで弾くのかノンレガートで弾くのか、あるいはスタッカートで弾くかといったようなことです。


 そして、もう一つの『ふよみ』は「譜読み」、楽譜を読み取るということ。
これは、楽譜に書かれていないこと、その作曲家がこの曲で何を伝えたかったのかを理解し、自分なりの考えで弾くということ。
 レッスン日記 ページ5 の「シャボン玉」にも書いてありますが、

 音楽には、それぞれ作者が何か「伝えたい思い」があって
 作られたものなのだから、それをちゃんと理解し、表現しなきゃね。
 楽譜だけでは書き表わしきれない「作者の思い」というもの。
 それは、演奏するものが自分から調べようとしないとわからない。
 楽譜に書かれていること、目に見えるものだけで満足できるようじゃあ、
 本当に「音楽をやっている」とは言い難い


 私は生徒さんに、よく例え話をします。
 全く初めての場所へ出かけるときは、一生懸命地図を見て、一つ一つの曲がり角で確認しながらやっとの思いで目的地へ行くけど、
何度も行ったことがある場所へは、友達とおしゃべりをしながらでも、自然にちゃんと曲がったりして、目的地に着けるようになるよね?
 そういう状態が「符読み」ができた状態。
 でも逆に、何度も同じ道を通っていると、たまに違う場所へ行こうとしていたのに、いつもの曲がり角でも、つい癖になっちゃってて曲がっちゃったりとかしない? (笑)
 だから「符読み」の段階では、すごく慎重に間違えないように弾かなきゃね。
などど、笑いながら。

 そして、もっと余裕が出てきたら、周りの景色も楽しみながら 目的地へ行ける。これが「譜読み」。

 「お気に入りの映画」のページの「不滅の恋 ベートーベン」の中でのベートーベンのせりふや、「シャイン」の中のヘルフゴッドさんと教授のせりふ にはこうあった。

ベートーベン 「音の間違いを気にしてはいけない、むしろ問題なのは、何の意味も考えもなく弾くことだ
ヘルフゴッドさん 楽譜には音符が書いてあるけど、感情は書かれていません。
教授 「だから、音符と感情とのバランスが大事なんだ」
「10本の指が自然に動くようにする。そうすれば、音符を忘れて弾けるようになる。心で弾け! 音楽はハートだ!

 結局、一つの音楽を作り上げる=弾けるようになるためには、「符読み」と「譜読み」をしなきゃいけないということです。

 余談ですが、やっぱり私は、「カーナビ」は嫌いです。(汗;)
カーナビを使って目的地へ行くことは、自分がこれから「符読み」と「譜読み」をして完成させるべき曲のCDを、先に聴いてしまうことだと思うのです。

 

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 2004.08.30 (月)    第3回 生涯学習音楽指導員C級養成講習会
 8月27日(金)〜29日(日)、大阪音楽大学で開かれた、第3回 生涯学習音楽指導員養成講習会に行ってきました。
今回で最後の講習となり、7月に提出した小論文の審査後、10月に正式に「生涯学習音楽指導員C級」の認定がいただけて、B級受講の条件をクリアできれば、来年はB級の講習会に参加したいと思っています。
 さて今回の講習は・・・・、
科目 内容 講師 時間数
第1日目 1.生涯学習組織論 学習グループの組織化 岐阜県立森林アカデミー教授
 高田 研氏
2.音楽学習関係論 人間の発達と音楽学習 京都市立芸術大学名誉教授
 大串 健吾氏
第2日目 3.音楽学習関係論 人間の発達と音楽学習 京都市立芸術大学名誉教授
 大串 健吾氏
4.音楽学習関係論 日本の音楽-1
  〜そのあゆみと音階
大阪音楽大学講師
 渡邉 浩子氏
5.音楽学習関係論 楽器・合奏指導法-1
  〜楽器の基本的な演奏指導法等
大阪音楽大学教授
北野 徹氏
第3日目 6.音楽学習関係論 歌唱・合唱指導法-1
  〜発声の仕組みと歌唱の実際
日本声楽発声学会副理事長
 山田 実氏
7.音楽学習関係論 歌唱・合唱指導法-1
  〜発声練習の仕方と曲のまとめ方
神戸大学教授
斉田 好男氏

 そして、各講習の中で、特に私の心に残ったこと。

1.生涯学習組織論 学習グループの組織化
  学習グループ=グループワークの具体的な進め方と注意点などを、実習を交えながら学習しました。
★グループワークの中で個人の成長を促すことが大切である
★アイスブレイクの定義と実践
★グループワークの歴史
★ソーシャルグループワークの定義
★体験学習法の定義と実践
★リーダーシップのあり方とグループについて


2.3.音楽学習関係論 人間の発達と音楽学習
★「人間の発達」については、第2回の講習の音楽学習関係論 「生涯発達と生涯学習」の復習的要素でもあり、よく理解できました。
★「発声に伴う諸問題」で、声帯のしくみやその動きについて
★「ピアノ演奏における表情」では、フレージング、演奏のテンポ、打鍵時間、演奏の強さの変動についての具体的な研究結果の提示
★熟達者と非熟達者の違いについての具体的な研究結果の提示


4.音楽学習関係論 日本の音楽-1〜そのあゆみと音階
★日本の音楽、和楽器の歴史と変化について
★日本音楽の伝承法と動向
★日本音楽に用いられてきた楽譜
★現代の事例=洋楽とのセッション時においての注意点


5.音楽学習関係論 楽器・合奏指導法-1〜楽器の基本的な演奏指導法等
★拍子・リズムの捉え方・・・・西洋と日本のリズムの捉え方の違い、言葉とリズム
★演習・・・・手拍子による合奏
★打楽器の選び方


6.音楽学習関係論 歌唱・合唱指導法-1〜発声の仕組みと歌唱の実際
★声について・・・・ファルセット、モーダル、グロダル・フライ
★音について・・・・高低=振動数(Hz)、強弱=振幅(dB)、音色=波形、共鳴=倍音、長さ=エネルギーの持続
★発声・発語について・・・・母音、子音などの特性
★演習・・・・呼吸法、発声法など
★講師の山田 実氏は、かの山田耕筰氏とお会いしたことがあるということでした。山田耕筰氏は声楽科出身で、
ご本人が歌う「からたちの花」のレコードを聴かせていただき、とても感動しました。


7.音楽学習関係論 歌唱・合唱指導法-1〜発声練習の仕方と曲のまとめ方
★歌う(演奏)のために必要な要素
 1) よい声(音)
 2) 音楽表現=イメージ、何を表現したいか、相手に伝えたいメッセージ
 3) 歌唱(演奏)テクニック
 4) 詩や曲の情景、精神的内容にそった「表情・音色・響き・焦点」など
    ・演奏の意図・意義、作者・楽曲についての知識と背景

 そして、2)音楽表現1)よい声(音)の順に大切な要素であり、この1)と2)のために3)歌唱(演奏)テクニックが必要な要素となる・・・・という講師の意見を聴き、安心しました。

★演習・・・・「見上げてごらん夜の星を」「サンタルチア」「落葉松」を合唱することにより、発声・指揮法・指導法を学ぶ。
★日本語で歌うこと、また、特に訳詞の楽曲を歌うときの注意点が深く印象に残り、大変勉強になりました。
★歌うことと、楽器で演奏することの表現の違いが、「目から鱗」でした。


 今回は実習が多かったので、今後の自宅のレッスンや生涯学習センターでの指導法に、おおいに生かせる内容がたくさんありました。
 早速、今日の午前中のレッスンでは、リズムの捉え方について、今までとは違った視点から指導してみました。
効果はありました。
講習会に参加して本当によかったです。

※第1回 生涯学習音楽指導員 B級 養成講習会の記事へ



オマケ
 昨年から毎回3日間の講習を2回受講経験から、「当日の朝家を出発することの辛さをしっかり「学習」したので、今回は前日(26日(木))の午後出発し、その日は夕方〜夜まで、第2回の時にもお邪魔した(こちらです)友人のIさん宅へ遊びに行きました。
 ちょうど8月26日は、詩音ちゃんの1歳の誕生日でして、一緒にお祝いさせていただきました。
すごく感動したのはお誕生日ケーキ! ケーキの表面に詩音ちゃんの写真が食べられる染料で印刷されていたんです。
大阪でもこの写真入ケーキを作っているお店は2件しかないそうで、私は初めて観ました。愛知県でもあるのかなー?

 それと、Iさんにとってもいいお土産をいただきました。
激辛カレーです。全国のコンビニで売っているらしいのですが、私はまだ地元では見たことが無いので、とっても嬉しかったです。
 Iさん一家は引越し準備の真っ最中でした。神戸の元町の異人館通りのあたりに引っ越されると言うことでした。
お忙しい中、どうもありがとうございましたー♪

 講習1日目、27日(金)の夕飯は、Iさんおすすめのお好み焼き屋さんへ、
あすままさんと一緒に行きました。
新梅田食堂街の中にある「きじ」というお店。私たちが着いたのが、午後6時半ごろでしたが、
既に満席。
40分ほど待ってやっと席に着けたのですが、その頃にはもうすごい行列になっていました。
 私がテーブルにあった七味を、お好み焼きにまんべんなく振るのを見て、
とってもびっくりしていたあすままさんが印象的でした♪

 その後、阪神百貨店の地下にあるイカ焼きで有名なお店で、夜食のイカ焼きを買って帰りました。このお店もいつも行列ができるということで、とてもおいしかったです。

 講習2日目、28日(土)の夕飯は、この講習会ですっかりお友達になったあすままさんの仕切りで、7名(うち男性2名)JR大阪駅近くのデパートの8階にあるファミレスへ行きました。(ビルの名前と店の名前は忘れました・・・・、(^◇^;)
 ここでも私は注文した「ナスとベーコンのトマトソーススパ」に、タバスコをこれでもかっ!ってくらい(多分料理用の大匙2くらいかな?)かけて食べました。
 あすままさんは、私のスパのニオイだけで、咳き込んでらした・・・・ごめんなさーい(ぺこり)

  講習3日目、29日の夕飯は、新幹線の中で、JR新大阪駅で買ったお弁当を食べました。


ハウス食品のレトルトカレー



大阪ファンタジー弁当



いか焼き
 なんか、食べ物の話ばかり・・・・汗;
流石、「くいだおれの街」というだけあって、大阪は美味しかったですが、怖くてまだ帰宅後、体重計に乗ってません・・・・!

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 2004.09.10 (金)   リサイクルで楽器作り
 9月4日(土)〜5日(日)、私が以前からパソコン講座、ミュージックベル講座を担当させていただいている豊田市生涯学習センター 美里交流館にて美里ふれあいフェスタが開催されました。

 私は、5日(日)に、世代間交流コーナーのひとつとして、「リサイクル品で楽器作り」のコーナーを担当させていただきました。
 4日は午後から準備、5日は朝8時から中学生のボランティアの子たちと準備の後、お昼ご飯も食べる暇なく、
午後まで一緒に楽しくがんばりました。

 ★「孫のお土産に♪」と嬉しそうな顔でタンバリンを作るおばさま、
 ★子どもと一緒に童心にかえって熱中してタンバリンを作るおかあさま、
 ★カスタネット用の厚紙に楽しそうに絵を書く子どもたち、
 ★自分たちで試作したタンバリンやアゴゴベル、カスタネットを持ってはりきって宣伝に出かけていくボランティアの中学生・・・・
などなど、なかなか好評でした。よかったです♪

 そして実は、9月2日に行われた第1回 生涯学習音楽指導員ネットワーク 愛知県支部 三河ブロック 第1回研究会では、
当初、「邦楽と洋楽のコラボレーション」というテーマでしたが、
いろいろな意見が出た後、 私がこのフェスタのことや、ミュージックベル講座を行ったときの様子などを話し、
音楽にあまり興味の無い方でもとっつきやすい、身近なことでもっと音楽を広める=音楽の楽しさをわかってもらうこと
こそが本来の「生涯学習」のめざすところでは?という意見をした結果、
次回11月の第2回研究会では、なんと私が講師役(?)で、この「リサイクル品で楽器作り」をやることになったのです。
 このフェスタのために交流館の方にも協力していただき、材料の空き缶などをすごくたくさん集めていただいていたので、
かなり空き缶など余ったのですが、この企画があったので調度タイミングよく、余りをいただいて来ました。(笑)

 さあ、レジュメ作らなきゃぁ〜!(張り切りモードな私です。)

  ※美里ふれあいフェスタの様子や写真は、今度の日曜日(9月12日)に、交流館HPを更新する予定ですので、よかったら見てくださいませ♪

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 2004.09.14 (火)   指を鍛える?
 先日からちょっと気になっていたレッスングッズ、「フィンガーウェイツ」を買ってみた。まずは早速指に付けてみる。
うん、結構重みを感じるなぁ。確かに、私の親友、いえ真友のピアノの先生Rさんが言っていた通り、「重みを感じるには効果的」だなぁと思う。
 早速、レッスンで使ってみた。まあまあ好評かな・・・・。
でも、これを指先につけて何かの曲を弾くのはちょっと・・・・。
だいたい、余分な黒鍵にフィンガーウェイツがさわってしまい、音が鳴ってにごるし、指先の異物感が気になって曲想に集中できない。
 結果としてこれはハノンや部分練習などの場面に使うのとか、
あるいは全くピアノとは関係ないことをやるとき=例えばパソコンとかお絵かきとかテレビを見ているときとか・・・・
そういうときにしばらく指につけておき、取ってすぐにピアノを弾いてみると・・・・軽く感じる・・・・やっぱり星飛馬の養成ギブス的に使うのがいいのかなぁと思った。
 同梱されていたビデオテープは5分間で、いろいろな使用方法が紹介されていて、なるほどなーと思いました。
やはり指や手首の力をつけるなどリハビリ用って感じでした。(もともとは医療用だったようです)
 ※余談ですがなんかそのビデオ、外人さんが出てるし、よくある通販テレビショッピングのような・・・・でした。(^◇^;)

セット内容
ビデオテープ、説明書、本体10個、収納袋
本体拡大。
真ん中のおもりは5グラム。
両端のおもりは各5グラムで
取り外し可能のため、
5g、10g、15gの3段階で使用可能。

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