トヨタ記念病院 ハートフルコンサート 2017年3月29日(水)11:00~12:00 | ||||
演奏:Green Garden(みどり/まだむ楊/ミッキー/希利/ゆの/NH) | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | みどれみ~ | オリジナル曲 | 作曲:丹羽みどり |
2 | (ピアノソロ)みどり | めぐり逢い | 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲 TVドラマ「Age'35 恋しくて」BGM |
作曲:アンドレ・ギャニオン |
3 | (ピアノソロ)まだむ楊 | 美女と野獣 | 映画「美女と野獣」主題歌 | 作詞:ハワード・アッシュマン 作曲:アラン・メンケン 編曲:安蒜佐知子 |
4 | (ピアノソロ)ミッキー | ファイナルファンタジー 「プレリュード」 |
ゲーム「ファイナル・ファンタジー」より TOYOTA AQUA 日本のハイブリッドCM曲 |
作曲:植松伸夫 編曲:pianoYN |
5 | (ピアノソロ)ミッキー | 幻想曲「さくら さくら」 ~Sakura-sakura: A fantasy for piano~ |
作曲:平井康三郎 | |
6 | (う た)希利 | さくら(独唱) | 森山直太朗 | 作詞:森山直太朗・御徒町凧 作曲:森山直太朗 |
7 | (う た)希利 | 花は咲く | 「NHK東日本大震災プロジェクト」テーマソング | 作詞:岩井俊二 作曲:菅野よう子 ピアノアレンジ:川口晴子 |
8 | (トーンチャイム・ ミュージックベル) 全員 |
春が来た★ | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 |
9 | (トーンチャイム・ ミュージックベル) 全員 |
春の小川★ | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 改詞:林柳波 作曲:岡野貞一 |
10 | (う た)NH | 朧月夜★ | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 編曲:山田香 |
11 | (う た)NH | 花★ | 文部省唱歌 | 作詞:武島羽衣 作曲:瀧廉太郎 編曲:山田香 |
12 | (ピアノ連弾)まだむ楊・みどり | さくらさくら★ | 日本古謡 | 作詞作曲:不詳 編曲:ヤマハ |
13 | (ピアノ連弾)まだむ楊・みどり | 春が来た★ | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 編曲:ヤマハ |
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14 | (う た)全員 | 私にできること | KOKIA | 作詞・作曲:KOKIA |
★印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。 | ||||
曲目解説 1.みどれみ~ オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れる丹羽ピアノ教室のテーマ曲。 「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?と思います。 (コメント:Saint Cecilia/みどり) 2.めぐり逢い 私の大好きな、カナダを代表する作曲家でピアニストのアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。 私のソウルノートとして毎回弾きます。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、 実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたTVドラマ「恋人よ」や、 様々なドキュメンタリー番組の感動の場面のBGMとしても使われていました。 また、2013年からは、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われていました。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、 そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』 という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。 また、2014年2月1日、息子の結婚式で、最後に新婦が家族に向けての手紙を読む際に、BGMとして弾きました。 その思い出も音色に込めて、毎回弾いていきたいと思います 2017年3月、娘の優実の結婚式でも、この曲を弾く予定です。 この曲に関する思い出は、少しずつ、どんどん込められていくので、私はこの曲がますます好きになります。 因みに原題は「Comme au premier jour」で、直訳では「1日目のように」です。 アンドレ氏ご本人が、リサイタルの時に 「邦題の『めぐり逢い』という訳は、自分の本来の意味ではない」とおっしゃっていました。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 3.美女と野獣 美女と野獣は、元々は1740年に書かれたフランスの小説で、 魔法で野獣の姿に変えられ森の奥に住む王子と、成り行きから一緒に暮らすことになった村娘が織りなすラブストーリーです。 何度も映画、ドラマ、ミュージカルになっていて、今年の4月21日に実写版映画が公開されます。 今回は「美しく響くピアノソロ」の楽譜で弾きます。 とてもきれいなアレンジなので美しく歌うように演奏したいと思います。(コメント:まだむ楊) 4.ファイナルファンタジー 「プレリュード」 この曲はゲーム「ファイナルファンタジー(以下FF)」シリーズのオープニングで流れる曲です。 今ではトヨタ自動車のアクアのCMで一躍有名になりました(CMでもピアノアレンジを弾いていますがあれとは違うアレンジです)。 「ドレミソ」のような分散和音で4オクターブの広い音域を往復するシンプルな曲ですが、 ハープと笛により、とてもミステリアスな雰囲気を醸し出しております。今やFFの曲の代名詞的な存在となっております。 今回はこれをピアノにアレンジしたものを演奏させていただきます。 ピアノアレンジの前半では、右手が左手を追いかけるように構成され、音が鳴るときには必ず3~7度の和音となります。 それらの響きの組み合わせが非常に心地よいです。 後半は前半のそれを左手だけで再現します。それはまさに左手の重音の練習曲のようです。 音からは想像できませんが左手を酷使するため弾く本人はかなり苦痛です(笑) しかし、努力に見合っただけの演奏効果を得られ、トライしたことにとても満足しています。。 この曲をハートフルで弾くのは2年ぶり3回目になりますが、そのときに比べてより自信を持って弾けると信じています。 この曲のよさとピアノの豊かな響きが伝わるように演奏できたらと思います。(コメント:ミッキー) 5.幻想曲「さくら さくら」~Sakura-sakura: A fantasy for piano~ 今年も桜の足音が近づいてまいりました。 この曲は「さくら さくら」のメロディをモチーフに作られた曲です。 3つの変奏でそれぞれが華やかに彩られています。曲内には筝、太鼓、篠笛を思わせるメロディーがあり、 それぞれで見事に雰囲気を再現しています。太鼓の音がピアノから聞こえてくるなんて不思議な気がします。 実は私が子供のころに発表会で弾いたことがあります。改めて練習してみると、 当時はなんでこのように弾いていたのかわからなかった部分も、今は十分理解が出来ます。 そして今なら、当時至らなかった部分にも思いが及ぶ気がします。懐かしさを感じながら楽しく弾こうと思います。 (コメント:ミッキー) 6.さくら(独唱) ぼくは「さくら」という歌を歌います。季節に合った曲なので、気持ちを込めて歌います。(コメント:希利) 7.花は咲く 2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災地・被災者の復興を応援するために 制作されたチャリティーソングで、日本放送協会(NHK)が震災後の2011年度から行っている震災支援プロジェクト 「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングとして使用されています。 国内向け放送(ラジオ第2放送を除く)・国際放送(NHKワールドTVは歌詞および出演者の英語字幕を追加表記)とも 編成の空いた時間帯を利用して随時この曲を流しています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 8・13.春が来た 作詞作曲、高野・岡野氏のコンビの作品です。 二人は、明治~昭和時代に数多くの作品を残しています。(「故郷」「朧月夜」「もみじ」「春の小川」など) そのうちの一つで、明治43年(1910)「尋常小学読本唱歌」に発表されたそうです。 高野氏の故郷である豊田村は、冬が厳しく春の訪れも待ち遠しいため、 春が来たときのうれしい気持ちをこの歌にこめて作られたとのことです。 お聴きくださる方々にも、ミュージックベルの演奏をしていただき、 その後、ピアノ連弾でも、楽器とアレンジの違いを音楽を楽しんでいただければと思います。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 明治43年発行の「尋常小学読本唱歌」にて発表されたそうです。 100年以上経った現在でもその親しみ深い歌詞とメロディで歌い継がれていますね。 春の訪れを喜ぶ姿を頭に描いて可愛らしく演奏したいと思います。(コメント:まだむ楊) 9.春の小川 「春の小川」は、東京の代々木、渋谷を流れていた河骨川(こうぼねがわ/宇田川の支流)をモチーフに、 近隣に住んでいた高野氏が詞にまとめものだそうです。 1912(大正元)年、『尋常小学唱歌(四)』に発表されたのですが、 1942年『初等科音楽(一)』では、林柳波によって、「さらさら流る」が「さらさらいくよ」に、 「ささやくごとく」が「ささやきながら」に改定され、3番の歌詞が削除され、現在の歌詞になっています。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。 今回は、お聴きくださる方々と共に、トーンチャイムとミュージックベルで この曲を楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 10.朧月夜 1914年(大正3年)『尋常小学唱歌 第六学年用』に初出。 検定教科書が用いられるようになった1948年(昭和23年)から小学校6年生の音楽教科書に採用され、平成以降も取り上げられています。 「朧月夜」とは、 春の夜に月がほのかに霞んでいる情景を指す言葉で、春の季語となっています。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 菜の花が咲く頃になると、そよ吹く風を感じながら暖かい季節に移り変わります。 暖かくなると春霞で景色も柔らかく見えるようになります。 そのやさしい自然と共に明るく希望に満ちた気持ちを表現したいです。(コメント:NH) 11.花 この曲は、作詞者の武島が東京音楽学校に赴任直後に書いた詩に、同校助教授だった滝が曲をつけたもので、 1900(明治33)年に組歌「四季」として出版されました。日本人の手による歌曲・合唱曲としても第1号となる、日本初の芸術歌曲となりました。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 朝夕の風景などが目に浮かぶようです。暖かくなって活動的になった感じで、 そこに住んでいないのに、春の隅田川周辺の人々の暮らし、日常の忙しさなどを歌いたいです。(コメント:NH) 12.さくらさくら 幕末、江戸で子供用の箏の手ほどき曲として作られたものだそうです。確かに、私も以前、箏の講座で弾きました。 もともと「咲いた桜」という歌詞がついており、その優美なメロディから明治以降、歌として一般に広まり、 現在の歌詞が付けられたそうです。 今回は、箏の雰囲気を漂わせ、幻想的なアレンジの「さくらさくら」をピアノ連弾で演奏します。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 日本人に大変馴染み深い代表的な曲ですが、元々は幕末に江戸で子供用の箏の手ほどき曲として作られたものだそうです。 満開の桜、散りゆく桜、美しい桜をイメージして演奏したいと思います。(コメント:まだむ楊) 14.私にできること この曲はKOKIAさんが、2007年(平成19年)の新潟県中越沖地震の際、提供したということです。 歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:みどり) |
演奏日の感想♪ 2017/3/31UP 今回は、久々に典子さん、ミッキー君も参加してくれて、にぎやかで楽しいコンサートとなりました。 みんな、それぞれ頑張って心を込めた演奏をしてくれました。 今回は、曲数が多かったので、「優海」は弾かず、「めぐり逢い」を弾きました。 あとは、ピアノ連弾と歌の伴奏。ソロよりも緊張します。 病院ではマイクは使わないので、「ピアノの音量を極力抑えつつ、その中で音に減り張りをつける」ということが大事で、 歌い手の声を音量をよく聞きながら調整します。 演奏時の集中力を鍛えることができて、とても勉強になります♪ さて、いつも通りトーンチャイム・ミュージックベルの時には、お聴きくださる方々にも参加していただき、 楽しむことができました。 全ての演奏が終わったときに、お聴きくださった方から、 「ベルは初めてやって楽しかったし、歌も一緒に歌って楽しかった」 という感想をいただきました。 楽しんでいただけてよかったです。 |
参加した生徒の感想 1. 風が冷たい日もありますが、日毎に春めいて来る今日この頃ですね。プログラムも「春」「さくら」の文字が並んでいました。 春休みなのでKくんも参加してくれましたし、Nさんも春の曲を歌ってくださいました。 お二人が歌って下さるので最後の全員合唱も心強いです。 そして久しぶりにミッキーさんのピアノも聴かせてもらいました。相変わらずの安定の演奏で羨ましいです。 私自身はソロも連弾も納得出来る演奏ではありませんでした。自宅ではバッチリ弾けてると思っていたので悔しいです。 このところ本番で失敗するパターンに陥っているような気がするので、なんとか負のスパイラルから脱出したいと思います。 その為には練習ですね。 特に今回のソロ演奏の時は花粉症の症状が気になって演奏に集中出来なかったので どんな状況でも演奏に集中できるようになりたいと思います。 演奏を聴いて下さった方々、ミュージックベルに参加して下さった皆さん、ありがとうございました。 そして、みどり先生、これからもご指導宜しくお願い致します。 2. ピアノも歌も様々な春の曲が、今日の心地よい春風の一日にぴったりでした。 聴きに来られた方も一緒にご参加くださって、トーンチャイム・ミュージックベルの合奏は楽しかったです。 準備は出来ていたはずなのですが、いざ本番となると、低めの音域の所々と高音域が決まらない歌になってしまいました。 前回(4ヵ月前)よりは多少良かったのではないかと思いますが、全体をばらつきなくもっと前に出せるようにしたいと思います。 ご来場の方も皆で一緒に歌ってくださって嬉しかったです。 他の方々の演奏を聴いて心温まり、文字通りハートフルコンサートになりました。ありがとうございました。 |