ハート飾り枠
   トヨタ記念病院 ハートフルコンサート   2016年2月28日(日)11:00~12:00
プログラム
演奏:Green Garden
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ) みどれみ~優  海 オリジナル曲 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ) 翼をください 赤い鳥 作詞:山上路夫
作曲:村井邦彦
編曲:広瀬美和子
3 (ピアノソロ) 365日の紙飛行機 NHk朝の連続テレビ小説「あさが来た」主題歌
AKB48
作詞:秋元康
作曲:角野寿和・青葉紘季
編曲:清水哲
ピアノアレンジ:内田ゆう子
4 (うた&ピアノ) 中島みゆき 作詞作曲:中島みゆき
ピアノアレンジ:丹羽みどり
5 (フルート&ピアノ) うれしいひなまつり 文部省唱歌 作詞:サトウハチロー 
作曲:河村光陽  
ピアノアレンジ:丹羽みどり
6 (ミュージックベル) たき火 文部省唱歌 作詞:巽聖歌
作曲:渡辺 茂
7 (ミュージックベル) 春よ来い 文部省唱歌 作詞:相馬御風
作曲:弘田龍太郎
8 (ピアノソロ) 風の通り道 映画「となりのトトロ」より 作曲:久石譲
編曲:株式会社クラフトーン
9 (ピアノソロ) めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲
TVドラマ「Age'35 恋しくて」BGM
作曲:アンドレ・ギャニオン
10 (ピアノソロ) ペチカ 作詞:北原白秋
作曲:山田耕筰
編曲:松下美千代
11 (うた&ピアノ) 私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。

曲目解説


1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れる丹羽ピアノ教室のテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 また、この曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・という思いも込めています。



2.翼をください・・・・子供のころからよく歌っていた大好きな曲です。
「今、富とか名誉ならばいらないけど翼がほしい」という歌詞が大好きです。
子供のころは、この部分の歌詞の意味があまりわかっていませんでした。
大人になり自分の気持ちに正直にまっすぐでいたいけど、いろいろなしがらみに縛られて
さびしい想いやくやしい想いをすることが多いから、ピアノを弾いたり聴いているときだけは
翼をはばたかせ自由な心でいたいです。そんな気持ちを込めて演奏したいと思います。
演奏するピアノの音も音符に翼をつけて遠くへ、遠くへ飛んでくれたらいいなぁ・・・と思います。



3.365日の紙飛行機・・・・NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌で昨年の紅白歌合戦でAKB48が歌った曲です。
 人生は紙飛行機みたいなもので思い通りにならないときもある、そんな時は明日がんばろう。
頑張りすぎないで、ちょっと力を抜いてもいいよ。という意味の歌詞です。
 ドラマは文明開化が進む明治時代のお話ですが、この歌詞は何かと忙しい現代人へのメッセージのように聞こえます。
私はピアノを弾く時、別の意味で力が入り過ぎるので、今回は「紙飛行機」のように力を抜いて
ふんわりと演奏できるように心掛けたいと思います。



4.糸・・・・1998年のテレビドラマ『聖者の行進』の主題歌として使用された曲です。
その後、多くのアーティストによってカバーされています。

 ぼくは「糸」という歌を歌います。歌の先生が歌っていたのを見て、歌ってみたいと思ったのがきっかけです。



5.うれしいひなまつり・・・・主役のお内裏様とお雛様だけでなく、五人囃子や三人官女も歌詞にでてくる楽しい曲です。
そういえば、子供のころおひな飾りのお人形さんよりも五人囃子が持っている楽器や、
三人官女が持っているお道具が気になって気になって、こっそり部屋へ持っていって”にこにこ”してたことを思い出しました。
 今回は、みどり先生がアレンジされたお囃子っぽい思わず歌いだしたくなるとっても楽しいアレンジで、
五人囃子の一員になった気分で演奏したいと思います。みなさんぜひいっしょに歌ってください。



6.たき火・・・・晩秋~冬といえば、私はこの曲は欠かせないです。
 昭和16年(1941年)に作られた曲です。今でも小学校2年生の音楽の教科書に載っており、
子どもから高齢者まで、歌い継がれている唱歌で、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。



7.春よ来い・・・・大正時代後期に作曲された童謡です。
歌詞に登場する「歩き始めたみいちゃん」とは、この曲を作詞した相馬御風の長女「文子(ふみこ)」がモデルとされているそうです。
「じょじょ(草履)」「おんも(表・外)」などの幼稚語をうまく取り入れつつ、「あるきはじめた」ばかりのみぃちゃんの視点を通して、
雪に閉ざされた越後の冬で静かに春を待ち望む人々の強い思いが伝わってきます
 今回は、お聴きくださる方々とともに、ミュージックベルでこの曲を楽しみたいと思います。



8.風の通り道・・・・この曲はスタジオジブリの映画「となりのトトロ」で使われる挿入曲です。
ちょうど夜の散歩~いつの間にか寝ていたシーンで使われていた気がします。

 最近小さなカフェのミニライブで演奏しているのを聞いて、懐かしさとともに無性に弾きたくなりました。
トトロの曲の中ではもっとも好きな曲です。

 今回弾くアレンジはコンサートアレンジとのことで、かなり細かい部分までピアノで再現されています。
比較的繰り返しの多い曲なので、同じ味付けにならないよう、工夫して演奏できたらと思います。
また、後半は原曲に対して再現度が高く、ゆえに難しくなっています。
そこを間違えずに、メロディを強調して弾けるようがんばりたいです。



9.めぐり逢い・・・・私の大好きな、カナダを代表する作曲家でピアニストのアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のソウルノートとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 また、最近では、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。

 また、2014年2月1日、息子の結婚式で、最後に新婦が家族に向けての手紙を読む際に、BGMとして弾きました。
その思い出も音色に込めて、毎回弾いていきたいと思います

 因みに原題は「Comme au premier jour」で、直訳では「1日目のように」です。
アンドレ氏ご本人が、リサイタルの時に
「邦題の『めぐり逢い』という訳は、自分の本来の意味ではない」とおっしゃっていました。



10.ペチカ・・・・「The Old Wood Stove ペチカ」とは、北欧のレンガ製の暖炉のこと。
詞は北原白秋氏が満州旅行で見た自然風景を思い浮かべ作ったものだそうです。
1925年(大正15年)に南満州教育委員会副読本に発表され、詩集「子供の村」に収められた作品です。

 窓の外は雪景色、そして部屋には大きな暖炉があり、家族か、あるいは気の置けない仲間がいて、
身も心もすごくあたたかい・・・・、そんな情景を思いながら弾きたいと思います。
 今回はジャズアレンジでお贈りします。



11.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。


 この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。
あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、
勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 
そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。

演奏日の感想♪   2016/2/28UP

 今日も、楽しいコンサートでした。
今日は私はとても調子がよく、最初の2曲は暗譜&ノーミスで演奏できました。
途中、ピアノの調律が・・・・音が狂ってるな~と気にはなりましたが。
 「めぐり逢い」は、最後少しミスりましたが、気持ちを込めて演奏できました。
最後の「私にできること」は、みんなよく声を出して歌ってくれていたので、
ハモリのところは、気持ちよく歌うことができてよかったです。
(いつもは、私のハモリの方が声が大きくならないようにセーブしているので)

 みんな、頑張って演奏できました。
特に希利くんは、花粉症で調子悪いと言っていた割には、すごく声が出ていて、すごくよかったです。


 ところで、今日は、
とても素敵なことがありました。
全てのプログラムが終わって片付けようと思っていたら、吹き抜けの上の方から、
「え?ひょっとしてみどりちゃん?え?」
みたいな声が聞こえてきたので、上を見上げると、なんと!親戚の人でした。
(親戚といっても、おばあちゃん同士が従妹?ってくらい遠い親戚ですが)

 お父様が入院していらっしゃるということでしたので、片付けた後で、病室にお見舞いに行きました。
子供のころ、よく一緒に遊んでいたので、とても懐かしかったです。
 父のお葬式の時に来てくれたとおっしゃっていましたが、その時は私は、
初めて家族を失った悲しみで、全く覚えていなかったし、ゆっくりお話しもしていなかったので、
本当に今日は、30年ぶりくらいに会ってお話しできました。
お父様も、来週には退院できそうとの事で、良かったです。

 それに、何よりもうれしかったのは、疎遠になっていたのに、ここで「めぐり逢えた」ことです。
やっぱり、音楽をやっていてよかったなぁと思いました。

 その方に聴きましたが、他の日にここで演奏される方は、プログラムなどは印刷してこないらしく、
私たちはいつも、演奏曲目と、歌詞も載せたプログラムを配布しているので、
「こんなのもらえてすごくうれしいです。ちょうど調べようと思っていた好きな歌の歌詞が載っていてよかった」
とおっしゃってとても喜んでもらえました。

 みんなで力を合わせてまた来月も頑張ります。

参加した生徒の感想

1.今回もたくさんの方が聴きに来て下さいました。
  1階だけでなく2階3階からも拍手や励ましの言葉をいただく事ができたのが嬉しかったです。
   ソロ演奏は先月と同じ曲を演奏たのですが、ミスしたり音が抜けたりして上手く弾けませんでした。
  毎回同じように弾くことは大変難しいと思いました。
  靴も失敗でした。少なくとも一回くらいは家でも靴を履いて練習するべきでした。
   反省点を忘れないようにして今後の練習に役立てたいと思います。


2. 今回のコンサートも日曜日でたくさんのお仲間のみなさんと一緒に参加できた楽しいコンサートでした。
  ピアノソロは、レッスンの時に左手の伴奏中心になってしまってメロディーが流れないので、
  メロディーを歌って演奏できるようにアドヴァイスをいただいていたので、
  大好きな曲で歌詞も全部覚えていたので心の中でしっかり歌って演奏しました。
  今悩んでいる自分がいて「翼をください」の歌詞に気持ちがぴったりだったので、心を込めて演奏できました。
  音楽が、つらい時に心の支えになってくれたりするのは、
  丹羽ピアノ教室で先生やお仲間のみなさんと楽しめていたおかげだと思います。
  いつかみなさんの心にも届くような演奏ができるようになりたいです。
 
  フルートの「うれしいひなまつり」は、先生のお囃子調のピアノに合わせて、五人囃子のつもりで楽しく演奏できました。

  ベルのコーナーのときは、ファミリーの方がちょうど参加してくれて、子供さんも楽しそうに鳴らしてくれたのが印象的でした。
 
  歌は、今回希利くんがのびやかに歌ってくれて先生のハモリもきれいに合わさって
  とて盛り上がって聴こえてよかったです。気持ちよく伴奏させてもらいました。

 最初から最後まで聴いてくださった方もいて、みなさんにたくさんの拍手をいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。


3.「糸」を歌って2回で成功しました。
 2番目の「翼をください」のとき、ところどころ声を出してみたけど、思ったより高かったので、
 これからも高い音の歌も歌ってみたいです。






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