ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート                  2013年10月27日(日)
プログラム
        演奏:丹羽みどり/りぃ/ミッキー
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優  海 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ) 子守歌 Berceuse ブルクミュラー18の練習曲より 作曲:ブルクミュラー
3 (ピアノソロ)りぃ 里の秋 文部省唱歌 作詞:斎藤信夫 
作曲:海沼実 
編曲:川田千春
4 (ピアノソロ)ミッキー 想い出は遠くの日々 アニメ映画「秒速5センチメートル」より 作曲:天門
採譜者:papos
5 (ミュージックベル)全員 どんぐりころころ 文部省唱歌 作詞:青木存義
     (3番:岩河三郎)
作曲:梁田貞
6 (ミュージックベル)全員 大きな栗の木の下で イギリス民謡 作曲者不詳 
作詞:不詳/2,3番:阪田寛夫
7 (ピアノ連弾)りぃ・ミッキー 星に願いを
ディズニー映画「ピノキオ」より 作詞:ネッド・ワシントン 
作曲:リー・ハーライン 
日本語詞:島村葉二 
編曲:青木麻理子
8 (ピアノ連弾)りぃ・ミッキー エーデルワイス 映画「サウンド・オブ・ミュージック」より 作詞:オスカー・ハマースタインⅡ世 
作曲:リチャード・ロジャース  
9 (ピアノソロ)みどり 花は咲く 「NHK東日本大震災プロジェクト」テーマソング 作詞:岩井俊二 
作曲:菅野よう子 
ピアノアレンジ:川口晴子
10 (ピアノ・電子ピアノ)みどり めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲 作曲:アンドレ・ギャニオン
11 (うた&ピアノ)みどり・りぃ 私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。


曲目解説

1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 また、この曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いも込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.子守歌 Berceuse・・・・この曲を作ったブルグミュラーはピアノのための練習曲をたくさん作曲しているクラシックの作曲家です。
レッスンのときに先生が弾いてくれてとても優しい気持ちになったひと耳惚れの曲です。
歌詞がついていないのでフレーズ感を出すために先生のアドヴァイスで歌詞をつけてみました。
♪おやすみ よい子よ ゆりかごゆれるよ
 おやすみ よい子よ ピアノも歌うよ
 こわい夢見ても 大丈夫 となりにいるよ
 さみしくないから 大丈夫 いい夢を見てね
 目を閉じて ピアノといっしょ さぁ おやすみなさい♪
赤ちゃんをのせたゆりかごが優しくゆれる中 ピアノが子守歌のように流れているイメージで
優しい音色でピアノを歌わせたいです。(コメント:りぃ)



3.里の秋・・・・この曲は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれている秋の叙情歌で
私も大好きな曲です。
 歌い始めが1番は「静かな静かな 里の秋」2番は「明るい明るい 星の空」
3番は「さよならさよなら 椰子の島」と同じ言葉を2回繰り返す歌詞で、
その先に続く戦争へ行ってしまった父へのせつない想いや、父の帰りを祈る母子の優しい想いが、
より深く響いてくる感じがします。
そのイメージを音色で表現できるように、深くたっぷりピアノで歌えるように演奏できたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ)



4.想い出は遠くの日々・・・・この曲は、映画『秒速5センチメートル』の挿入曲として用いられました。
そのロングバージョンになります(CDに収録)

以下wiki抜粋
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『秒速5センチメートル』(びょうそくごセンチメートル)は、
2007年に公開された日本のアニメーション映画作品。
監督は新海誠。同年のアジアパシフィック映画賞において、
「Best Animated Feature Film」を受賞した。

キャッチコピーは、どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。
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ちなみに、『秒速5センチメートル』とは、桜の花びらの落ちるスピードのことです。

まるで写真のように美しい背景、心を揺さぶられる描写に天門様の音楽が非常にマッチしております。
そしてこの曲のメロディー部は、終始この映画の中で用いられています。

この曲においてそのメロディーは、最初はきれいな和音で奏でられます。しかし、変奏のたびにその音が崩れていきます。
最後には不協和音になるのですが、私には主人公の抱えている心の中のもやもや、嘆きが込められている様な気がして、
練習中もとても切なくなります。

この名曲を最大限引き立たせられるよう、想いを込めて弾かせて頂きます。(コメント:ミッキー)



5.どんぐりころころ・・・・2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれたこの曲は、
1921年(大正10年)に刊行された『かはいい唱歌』(共益商社書店)に掲載されたのが最初だそうです。
 。
 JR東日本の青梅線奥多摩駅の発車メロディで「どじょうが出て来て こんにちは ぼっちゃん一緒に 遊びましょう」の部分が使われているとのことです。

 後に3番が付け足されています。
3番を作詞した作曲家の岩河三郎は、1986年(昭和61年)、どんぐりころころを合唱曲にするために3番を付け足した折、
「童謡はお母さんの愛情を感じさせる音楽だと思います。母の愛情を表現するために、3番を作りました」と語っているそうです。

3番の詞の内容は以下です。
どんぐりころころ 泣いてたら
仲良しこりすが 飛んできて
落ち葉にくるんで おんぶして
急いでお山に 連れてった

 お聴きくださる方々にもミュージックベルの演奏をしていただき、一緒に楽しんでいただければと思います。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)




6.大きな栗の木の下で・・・・イギリス民謡を元に作られた童謡で、太平洋戦争後に、日本に伝わりました。
2007年(平成19年)に日本の歌百選の1曲に選ばれたこの曲は、手遊び歌としてとても有名です。
今回は、お聴きくださる方々と一緒にミュージックベルの演奏を楽しんでいただければと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.星に願いを・・・・1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌としてこおろぎの役のジミニー・クリケットが歌っています。
静かな夜空に輝く星を眺めているという感じのゆったりとした曲です。今回は大人っぽいアレンジでミッキーさんと連弾で演奏します。
みなさんの願いが星に届くようにピアノをたっぷり歌わせたいです。(コメント:りぃ)


 ディズニーの映画「ピノキオ」の主題歌です。今回はその連弾バージョンで低音パートを弾かせて頂きます。
和音が多くて難しく、時間もなかったため、練習で弾けるようになるまでに苦労しました。
また、和音のメインの音を主張させ、メロディーが埋まってしまわないよう練習してきました。
私はこの曲を聴くと、全体が暖かい空気に包まれるような雰囲気を感じます。
聴いてくださる皆様にもそのような雰囲気を出せるよう弾きたいと思います。(コメント:ミッキー)



8.エーデルワイス・・・ 映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中で、すごく厳格で子供たちからこわがられていた父親が、
歌を通して子供たちと心を通わせるようになり、子供たちから「お父様も何か歌って・・・」とせがまれ
ギターを弾きながら歌っていた曲です。この映画は音楽って素敵だなと思うシーンがたくさんあって大好きです。
祖国を愛する気持ちが歌われていて、曲の感じも白くて可憐なお花のエーデルワイスにぴったりな曲だと思います(コメント:りぃ)


 この曲はミュージカル「サウンドオブミュージック」の挿入歌ですが、この記事を書くまで知りませんでした。
ちなみに、ドイツ語で高貴な白という意味だそうです。
今回は低音パートを弾かせて頂きます。どちらのパートが主のメロディーかを意識して弾きたいと思います。(コメント:ミッキー)



9.花は咲く・・・・2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災地・被災者の復興を応援するために
制作されたチャリティーソングで、日本放送協会(NHK)が震災後の2011年度から行っている震災支援プロジェクト
「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングとして使用されています。
国内向け放送(ラジオ第2放送を除く)・国際放送(NHKワールドTVは歌詞および出演者の英語字幕を追加表記)とも
編成の空いた時間帯を利用して随時この曲を流しています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



10.めぐり逢い・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。
 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 また、最近では、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


 この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。
あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、
勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 
そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2013/10/27UP♪

 今日は、ちょっとした再会(?)がありました。
りぃちゃんが「里の秋」を弾いているときに、一緒に歌ってくださっていたおじ様、
とても歌がお上手でした。そして話しかけたところ、「声楽をやっています」とのお答えが。
コンサート中、私は、どこかでお見かけしたことがあるな~と考え、思い出しました。
 石野交流館のオールドマン芸能発表会で、合唱の指導と指揮をされていた方だということを。

 コンサートが終わってから、そのことを話すためにお声をかけさせていただくと、
私のことも覚えていてくださったそうです。
早くお元気になってまた合唱指導でご活躍してくださいね、と、お伝えしました。

 それから、母は、8月24日に入院してから、10月22日に転院するまでの2ヶ月間、
この北病棟の看護師さんにはとてもお世話になりましたので、
今日は、感謝の気持ちもいっぱい込めて、演奏させていただくことができました。
 ありがとうございました。


 りぃちゃんの感想♪   2013/10/28UP

  今までのハートフルコンサート中で一番音に集中して演奏できました。
 ソロ『子守歌』は、暗譜で自分でつけた歌詞を心の中で歌いながらゆったりした演奏をできるように
気をつけて演奏しました。反省点はレッスンの時にも指摘を受けていた内声が小さすぎて時々かすれてしまったことです。

 『里の秋』もメロディーを歌わせるように心がけて抑揚にも気をつけて演奏しました。
一緒に歌ってくださった方がいてとても素敵な歌声で嬉しかったです。
速いパッセージのところで指が転んでしまったので、速く弾く時も弱く弾く時もハンマーの芯を意識して演奏できるように
練習したいです。

 連弾は2曲とも練習も本番もバランスに気をつけて、ミッキーさんの音を良く聴いて
とても楽しく演奏できました。
となりで誰かが一緒に弾いてくれる安心感はソロにはなくて連弾はいつも緊張せずに楽しく演奏できます。
いつも一緒に連弾してくれるカスミンちゃん、今回一緒に弾いてくれたミッキーさんいつもありがとうございます。
また一緒に連弾してくださいね♪

 最後の弾き語りで、あがり症の私が今まで毎月ハートフルに参加できたのも、
つたない演奏にも拍手をくださったり、一緒に歌ってくださったり、優しい言葉をかけてくださったり、
みなさんに逆に励ましていただいているおかげです。と曲紹介の時にお話ししたかったのですが、
気持ちが胸にいっぱいになって言葉につまって上手に言えませんでした。
その分歌に気持ちを込めて伴奏も丁寧に弾こうと思ってがんばりました。
 
これからも感謝の気持ちを忘れずに演奏していきたいです。
聴いてくださったみなさんありがとうございました。

ミッキーくんの感想♪   2013/11/5UP

 今回のハートフルは、主にご年配の方々が聴きに来て下さいました。
私の選曲したソロ曲は比較的最近のものなので、伝わるかどうか心配でした。

 ソロに関しては、静かに弾きたい曲のため、(かつ良く鳴るピアノなので)なるべく大きな音にならないよう
非常に注意深く弾きました。
やはりというか、ぺダリング(ごつごつ音抑制)が難しくなりましたが、思った以上に表現することが出来たと感じています。
一部こわばってミスしたところもありましたが、それらが些細なことと感じるぐらいよく弾けたように感じました。
温かい拍手もいただけ、少し安心しました。非常に良い曲なので、今後も継続して弾いていきたいです。

 連弾のほうは、「星に願いを」において、最後でフレーズが真っ白になり、即興で適当なフレーズを入れました。
おかげでちょっと締まらない感じになってしまいました。りぃちゃんごめんなさい。
まだまだ弾き込みが足りなかったようです。エーデルワイスはよく弾けたと思っています。

 連弾はいろいろな高さの音が同時に鳴るので心地がよく、また、二人での合作でもあるので、
ソロとまた違った達成感があり面白かったです。

 本日聴きに来てくださった皆様、ありがとうございました。
また、りぃちゃんにはいろいろとご迷惑をおかけしましたが、今後も連弾に付き合っていただけるとうれしいです。




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