トヨタ記念病院 ハートフルコンサート 2013年7月28日(日) | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/珠里/天珠 | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | みどれみ~優 海 | 作曲:丹羽みどり | |
2 | (ピアノ連弾)天珠・珠里 | メリーさんのひつじ (おしゃべりメリーさん、メリーさんのワルツ、 メリーさんの行進、おやすみメリーさん) |
アメリカ民謡 | 作詞・作曲:セイラー・ジョセファ・ヘイル 編曲:岩崎佳子・渡辺紀子 |
3 | (ピアノソロ)カスミン | 故郷★ | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 編曲:秋山さやか |
4 | (ピアノソロ)りぃ | 知床旅情 | 加藤登紀子 | 作詞・作曲:森繁久弥 編曲:松下美千代 |
5 | (ミュージックベル)全員 | 浜辺の歌★ | 文部省唱歌 | 作詞:林古渓 作曲: 成田為三 |
6 | (ミュージックベル)全員 | うみ★ | 文部省唱歌 | 作詞:林柳波 作曲:井上武士 |
7 | (ピアノ連弾)カスミン・りぃ | うみ★ | 文部省唱歌 | 作詞:林柳波 作曲:井上武士 |
8 | (ピアノ連弾)カスミン・りぃ | 夏の思い出★ | 文部省唱歌 | 作詞:江間章子 作曲:中田喜直 編曲: |
9 | (ピアノソロ)みどり | 浜辺の歌★ | 文部省唱歌 | 作詞:林古渓 作曲: 成田為三 編曲:河上素子 |
10 | (ピアノ・電子ピアノ)みどり | めぐり逢い | 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲 | 作曲:アンドレ・ギャニオン |
11 | (うた&ピアノ)優実・みどり・りぃ | 私にできること | KOKIA | 作詞・作曲:KOKIA |
★印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。 | ||||
曲目解説 1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。 「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも? と思います。 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、 そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。 それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。 また、この曲名には、もう一つの意味があります。 うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・ という思いも込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 2.メリーさんのひつじ・・・・聴いたことのある曲がアレンジされているので、楽しんで聴いていただけたら嬉しいです。(コメント:珠里) ハートフルコンサートへの参加は久しぶりなので緊張しますが、お姉ちゃんとの連弾なので心強いです。 お姉ちゃんとの連弾は楽しいです。楽しい曲なので、みんなに笑顔になってほしいです。(コメント:天珠) 3.故郷・・・・大正13年(1914年)に、音楽教科書「尋常小学唱歌」で発表されました。 生まれ故郷から離れて学問や勤労に励む人の心情を歌っています。 歌詞は、平安時代から昭和の戦前まで多く使われていた「文語体」という書き言葉になっています。 1番では、故郷での山や川の思い出。 2番では、「お父さん、お母さんは今どうしていますか?友達は元気ですか?」と、離れた人たちへの思い。 3番には、「目的を叶えたら、いつかまたあの美しい故郷へ帰ろう」という願いが込められています。 お聴き下さる方が懐かしい気持ちになれるように、演奏を頑張りたいと思います。(コメント:カスミン) 4.知床旅情・・・・ 俳優の森繁久弥さんが作詞・作曲され、加藤登紀子さんが歌い大ヒットした名曲です。 森繁さんが映画の撮影で知床半島の羅臼を訪れ、お世話になった村の方たちに別れを惜しみ 感謝の気持ちを込めて作られた歌だそうです。 歌詞にも出てくるハマナスは、夏にピンクの花を咲かせるバラ科の植物です。 実はハーブティーなどでよく知られているローズヒップになるそうです。 ちょうど「ハマナスの咲く頃」になったので、この曲を演奏しようと思いました。 まだ行ったことのない知床半島に思いを寄せて演奏したいと思います。(コメント:りぃ) 5.9.浜辺の歌・・・・この曲は、1913年(大正2年)に発表されたそうです。 そして、作曲者成田為三の「浜辺の歌音楽館」という資料館が秋田県北秋田郡森吉町にあるそうです。 ぜひ一度は行ってみたいと思いました。 私は、この曲を聴いたり弾いたり歌ったりすると、いつも「二十四の瞳」という映画の中で 先生と子どもたちが歌っている場面を思い出します。 そして、子どもの頃、夏休みに家族旅行で小豆島に行った事や、 昭和20年から長年、小学校の教師をしていた父や母のことを思い出し、しんみりと心に染み入り、感動します。 今回は、全員で歌いながらミュージックベルを演奏して楽しんでいただいた後、 ピアノのソロ演奏でも楽しんでいただきたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 6.うみ・・・・「海はひろいな大きいな・・・・」の歌詞はだれでも知っている日本の曲です。 1941年(昭和16年)3月に、文部省唱歌として「ウタノホン(上)」にて発表されました。 たった8小節のメロディーが3回繰り返されるだけのとてもシンプルなメロディが、逆に、 海の広大さや、いろいろな意味での「希望」を込めた思いが見事に伝わってくる曲だと思います。 私は波と砂浜だけのシンプルな海がとても好きなので、この曲のシンプルさがすごく好きです。 今回は、全員で歌とミュージックベルで楽しんでいただいた後、ピアノ連弾でも楽しんでいただきたいと思います。 (コメント:Saint Cecilia/みどり) 7.うみ・・・・今でも教科書教材として親しまれている文部省唱歌の曲です。 今回は野呂芳文さんの素敵なアレンジでお贈りします。 間奏もとても素敵で「さあ…大海原へ…船で遠くへ旅立とう!」という感じの壮大なメロディーがつづられています。 そして歌へとまた続きます。『うみ』の歌詞にぴったりだと思います。 広くて大きくてどこまでもつづく海へカスミンちゃんと一緒に旅をするイメージで演奏したいです。 (コメント:りぃ) 昭和16年(1941年)に、文部省から発行された国民学校の教科書「ウタノホン」に掲載されました。 その年は第二次世界大戦中で、12月からは太平洋戦争が始まるという時期、 「海を越えて世界に進出」する意識を子供に持たせようと、軍国教育の為に作られた曲なんだそうです。 林柳波は過激な表現ではなく、海の広さや自然の風景などを題材に、のびのびとした歌詞を付けた為、 現在でも広く親しまれています。 りぃちゃんと心をひとつにして、広大な海と、穏やかな波の動きを上手に表現できればなと思います。 (コメント:カスミン) 8.夏の思い出・・・・歌詞に出てくる尾瀬は群馬県にあるの湿原地帯で、四季折々に数百種の高山植物が見られるそうです。 私は尾瀬には一度も行ったことがないのですが、この曲を聴くと尾瀬の風景が浮かんでくるようなとてもきれいな歌詞の曲です。 作曲者の中田喜直さんも尾瀬には一度も行かないままこの曲を作曲したそうです。 実際に水芭蕉が咲くのは5~6月ですが、水芭蕉=夏の花というイメージが私にあるのはこの曲の影響だと思います。 まだ行ったことのない尾瀬、白く涼しげな花を咲かせる水芭蕉の風景を、想像し思い浮かべながら演奏したいです。(コメント:りぃ) 日本人なら誰でも知っている名曲『夏の思い出』は、1949年発表の日本の歌曲です。 「戦後の荒廃した国土に暮らす日本国民に夢と希望を与える歌を」と、NHKに頼まれた江間章子さんの詩に、中田喜直さんが作曲しました。 詩の中にでてくる「尾瀬」は福島県・新潟県・群馬県の3県にまたがる地域で、中心となる尾瀬ヶ原は、 日本を代表する高地の湿原です。 詩の中に「水芭蕉の花が咲いている」ともありますが、江間章子さんは尾瀬に行ったことがなく、 子供の頃岩手県で過ごし夏でも水芭蕉が見られたとのことで、水芭蕉といえば夏、と思い込んでいたそうです。 実際には尾瀬で水芭蕉が咲くのは5月末ごろだそうです。 同様に作曲の中田喜直さんも尾瀬に行ったことがなく、尾瀬に行ったことがあるお母様の意見を聞いて曲を完成させたとのことです。 『夏の思い出』は、日本語の美しさや表現の繊細さ、懐かしさを感じさせられる曲だと思います。 気持ちを込めて、ふたりで仲良く演奏したいと思います。(コメント:カスミン) 10.めぐり逢い・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、 実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。 また、最近では、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われています。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、 そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、 『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』 という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 11.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。 歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:Saint Cecilia/みどり) この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。 あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。 ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、 私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、 勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。 なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)
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