ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート                  2013年6月26日(水)
プログラム
        演奏:丹羽みどり/小坂隆司/りぃ/カスミン/優実
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優  海 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ)カスミン 故郷 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
編曲:秋山さやか
3 (ピアノソロ)りぃ innocent 映画「天空の城ラピュタ」より 作曲:久石 譲
4 (ピアノ連弾)カスミン・りぃ いつか王子様が ディズニー映画「白雪姫」より 作詞:ラリー・モリー
作曲:フランク・チャーチル
編曲:佐藤暢宏
5 (ミュージックベル)全員 あめふり 文部省唱歌 作詞:北原白秋
作曲:中山晋平
6 (ミュージックベル)全員 たなばたさま 文部省唱歌 作詞:権藤はなよ
作詞:林 柳波(補作)
作曲:下総皖一
7 (ピアノソロ)みどり めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲 作曲:アンドレ・ギャニオン
8 (フルート・ピアノ)小坂隆司・みどり 夏は来ぬ 文部省唱歌 作詞:佐々木信綱
作曲:小山作之助
9 (フルート・ピアノ)小坂隆司・りぃ・みどり 花は咲く 「NHK東日本大震災プロジェクト」テーマソング 作詞:岩井俊二 
作曲:菅野よう子 
ピアノアレンジ:村上由紀
10 (うた&ピアノ)優実・みどり 愛と平和と音楽と KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
採譜アレンジ:丹羽みどり
11 (うた&ピアノ)優実・みどり・りぃ 私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。


曲目解説

1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 また、この曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いも込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.故郷・・・・大正13年(1914年)に、音楽教科書「尋常小学唱歌」で発表されました。
歌詞は、平安時代から昭和の戦前まで多く使われていた「文語体」という書き言葉になっています。
1番では、故郷での山や川の思い出。
2番では、「お父さん、お母さんは今どうしていますか?友達は元気ですか?」と、離れた人たちへの思い。
3番には、「目的を叶えたら、いつかまたあの美しい故郷へ帰ろう」という願いが込められています。
お聴き下さる方が懐かしい気持ちになれるように、演奏を頑張りたいと思います。(コメント:カスミン)



3.innocent・・・・この曲は、スタジオジブリの映画「天空の城のラピュタ」のオープニング曲のピアノソロバージョンです。
 「innocent」とは、日本語で純潔な・純真なという意味です。
ラピュタに出てくる少年バズーと少女シータのイメージにぴったりだと思いました。
私はこの映画を観て優しくあるためには、心が強くなくてもいけないんだと感じました。
この曲も優しいメロディーの中に強さを感じる所があります。
ピアノを歌わせて優しさと強さを表現できたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ)



4.いつか王子様が・・・・ディズニー映画「白雪姫」の中で使われている曲です。
いつの日にか王子様が、白馬に乗って迎えに来てくれるのを夢に見るかわいい白雪姫の雰囲気に
ぴったりあった夢いっぱいの曲です。カスミンちゃんと軽やかのワルツのアレンジで連弾します。
白雪姫と王子さまが楽しく軽いステップでワルツを踊るように演奏したいです。(コメント:りぃ)


 ディズニー映画「白雪姫」の中の1曲です。
1937年に、ラリー・モリー(作詞)とフランク・チャーチル(作曲)によって作られました。
この曲は、食事の後に、小人たちが白雪姫に「何か歌ってください」とせがんだ時、姫が歌った曲です。
とても可愛らしいワルツなので、二人で楽しく演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



5.あめふり・・・・この曲は1925年(大正14)に雑誌『コドモノクニ』11月号で発表された日本の童謡です。
歌詞の中に登場する「じゃのめ」とは、「蛇の目傘」のことです。
 歌詞は5番まであり、子どもにも分かりやすいストーリーになっており、
音楽を通じて母の優しさを感じ、他人への思いやりの心を育てるような内容になっています。
 このような童謡が、年々、学校の教科書から削除されているのは、とても残念に思います。

 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。
 お聴きくださるみなさんも一緒にミュージックベルを演奏しながら歌える季節の歌
ということで選曲しました。(コメント:Saint Cecilia/みどり)
蛇の目傘




6.たなばたさま
・・・・この曲は、昭和16年3月に文部省発行の『うたのほん 下』に掲載された唱歌です。
 中国から始まった日本の伝統行事「七夕祭り」では、短冊に願い事を書き葉竹に飾る行事となりました。
短冊などを笹に飾る風習は江戸時代から始まったもので、日本以外では見られないそうです。

  「たなばたさま」の歌詞にある「五色(ごしき)の短冊」の五色(ごしき)とは、中国の五行説にあてはまる五色で、
緑・紅・黄・白・黒のことだそうです。
そして、中国では短冊ではなく五色の糸をつるし、芸事の上達を願うそうです。
 今回は、お聴きくださるみなさんも一緒にミュージックベルを演奏しながら歌える季節の歌ということで選曲しました。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.めぐり逢い・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。
 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 また、最近では、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



8.夏は来ぬ・・・・この曲は、私にとっては今は亡き祖母の思い出と重なっています。
 この曲を私が始めて知ったのは、小学校4年生のころだったと思います。
 当時、初めて自分専用の「ラジカセ」を買ってもらい、面白くって、いろんな曲をラジオから録音したり、
いろんな音を録音したりして遊んでいました。
 私の祖母は、明治34年(1901年)生まれなので、当時は60歳くらいだったと思いますが、祖母に
「録音するから何か歌って」
と頼み、そのときに祖母が歌ったのがこの「夏は来ぬ」でした。
 録音した祖母の歌を何度も再生して聴いたので、今でもこの曲を聴いたり弾いたりすると祖母の歌声が
聴こえてきます。
 両親共働きの私にとっては親代わりで、かなり厳しい祖母でしたが、その歌声がとってもかわいかったのが印象に残っています。
 ちなみに当時小4の私には、「夏は来ぬ」という言葉が「夏は来ない」という風にしか思えなくって、
「????」って思ったことも今では楽しい想い出になっています。

 この曲は明治29年5月に「新編教育唱歌集第5集」に発表されたということですから、
祖母は当時5歳だったんですね~、
祖母が幼児のころに お母さんか誰かから聴いて覚えたんでしょうか?
なんだか、あったかい気持ちになります。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



9.花は咲く・・・・東日本大震災の被災地・被災者の方の復興を応援するために制作されたチャリティーソングで、
NHKが行っている震災支援プロジェクト「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングです。
NHKの番組の間にこの曲を芸能界の方やスポーツ選手・歌手の方たちが1輪のガーベラの花を持って
ワンフレーズずつ歌っているのを繋げたビデオが流れていました。
私もみんなの優しい心が花束になって被災地の方たちに届くように、
みどり先生や小坂さんと気持ちをこめて演奏できたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ)



10.愛と平和と音楽と・・・この曲の「音楽を通じて人々の心を癒し、平和を願う」という内容の歌詞がとても気に入っています。
先日開催したふれあいコンサートで、プログラムの最後に全員で合唱しました。
楽譜は出版されていないため、CDから音を取り、楽譜を作りました。
原曲に忠実にアレンジしました。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


 この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。
あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、
勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 
そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2013/6/26UP♪

 今日は、コンサート開始前から、7~8名の方が席にいらっしゃり、いつもよりもたくさんの方に聴いていただけました。
ベルのコーナーも、みなさん楽しく演奏してくださり、また、ご存知の歌は一緒にくちずさんでくださり、
楽しんでいただけたようで、よかったです。

 全てのプログラムが終わったあと、はじめの方を聞き逃したという方がいらっしゃり、
innocentをリクエストされたので、りぃちゃんにもう一度弾いてもらいました。
 また、入院している子どもさん(多分小学1年生くらの男の子)のためにと、
お母様がディズニーの音楽の「
小さな世界(イッツ・ ア・スモールワールド)をリクエストされたので、
急遽私が演奏しましたが、左手の伴奏を考えながら弾いたので、少しぎくしゃくしてしまいました。
知っている曲ならば、さっと完璧に弾けるようになりたいとつくづく思いました。

 自宅に戻ってから記念病院から電話があり、1名の患者さんが、音が大きくて不愉快だったため、
病室を変わられたということで、演奏に注意してくださいとの連絡がありました。
病院という場所は、こういう面で音楽の表現にもセーブしなくてはいけないことがあるので、演奏が難しいです。
あまり音楽に興味の無い方も聴かされる場所ということも考慮して演奏することの難しさを学ぶ場所として考えれば、良いのかもしれません。


りぃちゃんの感想♪   2013/6/26UP

 今日は、めずらしく雨のハートフルコンサートでしたが、
フルートの小坂さんとゆうみちゃんも参加してくれて会場にもたくさんの方が聴きにきてくださいました。

 ピアノソロの『innocent』は、1か所集中力を欠いてしまいミスタッチしてしまいました。
いつも間違えないところなのに、残念で反省点です。
1曲集中力を切らさずに演奏するように普段から集中力にも気をつけて練習したいです。
演奏後、聴いてくださっていた方からプログラムの最初の方聴きそびれてしまったのでアンコールで
天空の城ラピュタが大好きだから『innocent』を聴きたいとおっしゃっていただいたので
もう1度演奏させてもらいました。期待にお応えできるよう気持ちを込めて今度はミスタッチなく
自分の中では1番の演奏ができてよかったです。

 連弾は、カスミンちゃんと気持ちを合わせて、メロディーをよく聴いて演奏しました。
メロディーがスタッカートで始まる所でペダルが遅れないようにいつもより深くまで踏んで
早めに踏みかえるように気をつけて演奏しました。
軽くかわいいワルツで楽しく演奏できました。来月も2曲連弾を演奏するのでカスミンちゃんと楽しく練習したいです。

 ハートフルでは2回目の小坂さんとフルートを演奏させてもらいました。
出だしがうまく入れなかったのですが、2コーラス目からは小坂さんのフルートの音を良く聴いて
がんばって演奏しました。小坂さんのフルートが一番近くで聴ける特等席で演奏させてもらい幸せでした。
小坂さんに「緊張しましたぁ…。」と言ったら、「大丈夫。そうやって場数を踏んでいくんだよ…。」と
優しい言葉をかけてくださいました。ありがとうございました。

 「私にできること」の伴奏は、先生が「愛と平和と音楽と」を伴奏されたときに、
ゆうみちゃんの歌を支えるように小さく優しい音で伴奏されていたので、私もそのことに気をつけて伴奏しました。
時折ドスンと伴奏が出すぎてしまうところがあったので、優しいタッチで演奏できるようにもっと練習したいです。

たくさんの聴いてくださった方、ありがとうございました。
カスミンちゃんの感想♪   2013/7/1UP

  今回は、小さなお子様から年配の方まで、大勢の方が聴きに来てくださいました。
皆様笑顔で聴いてくださり、感謝の気持ちでいっぱいでした。

 ソロ『故郷』は、皆様歌ってくださり、とても嬉しかったです。
3日前のピティナステップの時に、ペダリングについてアドバイスをいただいたばかりでしたが、
今回でも、ミスをしないように弾こうという気持ちの方が強く、ペダルに意識が向けられませんでした。
自分の演奏によく耳を傾けて、ペダルの踏みかえが上手くできるように、努力していきたいと思います。

 連弾『いつか王子様が』は、軽やかな白雪姫のワルツを心を込めて表現できたと思います。
1ヶ月の練習期間の中、私が上達していなくて、りぃちゃんに迷惑を掛けてばかりでしたが、
本番は、満足のいく演奏ができて嬉しかったです。
来月は、連弾2曲を演奏する予定なので、精一杯練習を頑張りたいと思います。




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