トヨタ記念病院 ハートフルコンサート 2012年4月25日(水) | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/まだむ楊/由夏/ゆうみ | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | みどれみ~優 海 | 作曲:丹羽みどり | |
2 | (電子ピアノソロ)みどり | G線上のアリア 管弦楽組曲第3番(BWV1068)より | 作曲:J.S.バッハ | |
3 | (ピアノ連弾) 由夏&まだむ楊 |
オーラ・リー | アメリカ民謡 | 作詞:ウィリアム・ホワイトマン・フォスディック 作曲:ジョージ・R・プルートン |
4 | (ピアノソロ)由夏 | Top of The World | カーペンターズ | 作詞・作曲:R.カーペンター、J.ベッティス 編曲:ヤマハミュージックメディア |
5 | (ピアノソロ)カスミン | もう少し | Kiroro ANB系ドラマ「土曜ワイド劇場」エンディング・テーマ |
作詞・作曲:玉城千春 編曲:内田美雪 |
6 | (ミュージックベル)全員 | こいのぼり★ | 文部省唱歌 | 作詞:近藤宮子 作曲:不明 |
7 | (ミュージックベル)全員 | 春の小川★ | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 改詞:林柳波 作曲:岡野貞一 |
8 | (ピアノ連弾) カスミン&りぃ |
春の小川★ | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 改詞:林柳波 作曲:岡野貞一 編曲:ヤマハミュージックメディア |
9 | (ピアノソロ)りぃ | 瑠璃色の地球 | 松田聖子 | 作詞:松本隆 作曲:平井夏実 |
10 | (ピアノ&うた) まだむ楊&ゆうみ |
カーネーション | 椎名林檎 NHK連続テレビ小説「カーネーション」主題歌 |
作詞・作曲:椎名林檎 |
11 | (ピアノ&電子ピアノ) みどり&りぃ |
めぐり逢い | 作曲:アンドレ・ギャニオン | |
12 | (うた&ピアノ) りぃ&みどり&ゆうみ |
私にできること | KOKIA | 作詞・作曲:KOKIA |
★印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。 | ||||
曲目解説 1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。 「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも? と思います。 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、 そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。 それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。 また、この曲名には、もう一つの意味があります。 うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・ という思いも込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 2.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、 管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦) だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。 今回は、原曲にできるだけ忠実に独奏用にアレンジされたものを、電子ピアノのストリングスとチェンバロの音色で 原曲のイメージを極力表現できるよう、弾きます。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 3.オーラ・リー・・・・エルヴィスプレスリーが、カバーした「ラブミーテンダー」が有名ですが、その原曲です。 最近は、小学校のリコーダーの練習曲にもなっているようです。 連弾は、一人じゃないのでとても、心強いです。左手のベースの音を響かせて、 右手の音は、控えめに、旋律のじゃまをしないようにして、ゆかさんの足をひっぱらないように、頑張りたいと思います。(コメント:まだむ楊) この曲は、アメリカの民謡ですが、エルヴィス・プレスリーの『Love Me Tender』はこの曲を原曲としていて、 誰もが一度は聞いた事がある曲だと思います。 連弾で演奏する事で、とてもキレイな響きになり、愛の歌の表現に深みが増すと思います。 息を合わせて演奏したいと思います。(コメント:由夏) 4.Top of The World・・・・この曲は、カーペンターズの代表的な曲で、今でもCMなどに起用され親しまれています。 私が高校1年生の時に授業で習い、初めて覚えた英語の曲なので、とても懐かしく思い、選曲しました。 聞くだけで周りが明るくなるようなこの曲を、演奏を通して表現できればと思います。(コメント:由夏) 5.もう少し・・・・ピュアな音色のピアノと大自然を思わせる清廉で優しい歌声が魅力の沖縄出身の女性デュオ、 Kiroroのヒット曲です。 14枚目のシングルで、2003年10月~2007年6月までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で エンディングテーマとして使われていました。 この曲はkiroroの玉城千春さんが学生時代に好きだった人と遠距離恋愛をすることになり、生まれた曲です。 もう少しだけ側にいたい、このまま夢を見させてというメッセージが心に深く突き刺さり、とても切ない気持ちになります。 そんな甘く切ない思いをピアノで表現できたらいいなと思います。(コメント:カスミン) 6.こいのぼり・・・・・・・・「屋根より高いこいのぼり・・・・」の歌です。 1931年(昭和6年)12月に刊行された『エホンショウカ ハルノマキ』で発表されたのが最初だそうです。 作詞者の近藤宮子氏(1907.3.21(明治40)~ 1999.4.8(平成11))は 「さいた さいた チューリップの花が」で有名な「チューリップ」も作詞しています。 昨年も4月にこのコンサートでベルの演奏をする際、調べたときには、作詞者が「小出浩平」となっているサイトもあり、 ????と思っていたのですが、今回またよく調べてみたら、著作権の問題でいろいろあったようですが、 いまでは、近藤宮子氏ということになったようです。 この曲も、お聴きくださる方々にも、ミュージックベルの演奏をしていただき、一緒に楽しんでいただければと思います。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 7、8.春の小川・・・・ 私の大好きな、高野辰之さん(作詞)、岡野貞一さん(作曲)の名コンビのおふたりが作った曲です。 1番の「さらさら流る」が「さらさら行くよ」に、「においめでたく」が「すがたやさしく」に、 「咲けよ咲けよと ささやく如く」が「咲いているねと ささやきながら」に、 2番の「さらさら流る」が「さらさら行くよ」に、「ひなたに出でて」が「ひなたでおよぎ」に、 「ささやく如く」が「ささやきながら」に歌詞が変更され、3番は全て削除されました。 今の教科書では1番の締めくくりが「咲けよ咲けよと ささやきながら」になっているそうです。 私はやっぱり1番最初に作られた歌詞が好きだなぁと思います。 魚たちが見える透きとおった小川の岸辺にかわいいれんげやすみれの花…美しい春の小川に私も行ってみたくなりました。 (コメント:りぃ) 大正元年(1912)、「尋常小学唱歌」(四)」に掲載されました。 歌の舞台は、今の東京都の原宿から代々木公園を通って、渋谷へ流れていた河骨川です。 作詞の高野辰之は、一時期代々木周辺に住んでいて、娘さんとこの小さな川沿いを散歩していたそうです。 現在、かつての河骨川は地下に水路として埋められ、自然も減ってしまいましたが、 渋谷区代々木五丁目には、歌碑が建っています。 なお、この歌は当初は違う歌詞で、昭和17年(1942)、小学一年生用の音楽教科書に掲載するときに、 林柳波がわかりやすいようにと、歌詞を話し言葉に変えたそうです。 例えば、「さらさら行くよ」は、「さらさら流る」、 「ささやきながら」は、「ささやく如く」、 「すがたやさしく」は、「においめでたく」が、本来の歌詞です。 情景を思い浮かべて、ピアノで表現できればなと思います。(コメント:カスミン) 作詞の高野辰之氏、作曲の岡野貞一氏は、よく二人でコンビを組んで、いろいろな曲を作られました。 「ふるさと」「春が来た」「紅葉」「日の丸の旗(白地に赤く)」おぼろ月夜」もお二人の作品です。 「春の小川」は、東京の代々木、渋谷を流れていた河骨川(こうぼねがわ/宇田川の支流)をモチーフに、 近隣に住んでいた高野が詞にまとめものだそうです。 1912(大正元)年、『尋常小学唱歌(四)』に発表されたのですが、 1942年『初等科音楽(一)』では、林柳波によって、「さらさら流る」が「さらさらいくよ」に、 「ささやくごとく」が「ささやきながら」に改定され、3番の歌詞が削除され、現在の歌詞になっています。 お聴きくださる方々にも、ミュージックベルの演奏をしていただき、一緒に楽しんでいただければと思います。 また、今回は、ベルの後、ピアノ連弾でも、また違ったアレンジで、お楽しみいただけることと思います。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 9.瑠璃色の地球・・・・1986年に発表された松田聖子さんの曲です。 最近では手嶌葵さんがカヴァーして日本生命「未来サポート」のTVCMで 「朝は必ずやってくる」という台詞のバックでこの曲が使われています。 悲しみにくじけそうなときも、夜明けはきて美しい朝が優しく包んでくれる…。 だからひとつしかないこの地球(ほし)を守りたいと歌われていてこの曲が大好きです。 包み込むような優しい音色で演奏できたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ) 10.カーネーション・・・・昨年9月から先月まで放送された、NHKの連続テレビ小説「カーネーション」の主題歌です。 ドラマは、デザイナーのコシノヒロコ、ジュンコ、ミチコ三姉妹の母、小篠綾子さんの生涯を描いたものでした。 呉服屋さんに生まれた、主人公が、服飾デザイナーとして、大正、昭和、平成を逞しく生きる姿をみて、 笑い、泣き、感動された方も、多かったと思います。 主題歌も、のどかな大正時代、モンペしかはけず、空襲警報におびえる戦争中、やっと訪れた自由で平和な戦後と、 ドラマを重ね合わせた展開になっていると、感じます。 だんじり祭り、ミシン、カーネーションのハーモニーを感じていただけるように演奏したいと思います。(コメント:まだむ楊) 11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、 実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、 そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、 『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』 という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 12.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。 歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:Saint Cecilia/みどり) この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。 あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。 ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、 私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、 勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。 なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)
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