ハート飾り枠
                  トヨタ記念病院 ハートフルコンサート       2011年9月23日(金・祝)
プログラム
               演奏:丹羽みどり/りぃ/まだむ楊/かなこ/明
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優  海 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ) ジムノペディ第1番 作曲:エリック・サティ
3 (電子ピアノソロ)みどり G線上のアリア    管弦楽組曲第3番(BWV1068)より 作曲:J.S.バッハ
4 (ピアノソロ)まだむ楊 美しき夕暮れ TVドラマ「のだめカンタービレ」より 作曲:服部隆之
5 (ミュージックベル)全員 虫のこえ 文部省唱歌 作詞作曲者不詳
6 (ミュージックベル)全員 つき 文部省唱歌 作詞作曲者不詳
7 (ピアノ連弾)
りぃ&まだむ楊
ララルー 映画「わんわん物語」より 作詞・作曲:Peggy Lee/Sonny Burke
8 (ピアノソロ)りぃ ムーン・リバー 映画「ティファニーで朝食を」より 作詞:ジョニー・マーサー 
作曲:ヘンリー・マンシーニ 
編曲:国府 弘子
9 (ピアノソロ)かなこ 女の子は誰でも 東京事変/資生堂「マキアージュ」CMソング 作詞・作曲:椎名林檎
編曲:服部隆之
ピアノアレンジ:鈴木奈美
10 (ピアノ&電子ピアノ)
みどり&りぃ
めぐり逢い 作曲:アンドレ・ギャニオン
11 (うた&ピアノ)
りぃ&みどり
私にできること 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。

 今回は、愛弟子4名(りぃちゃん、楊さん、かなちゃん、明くん)が参加します。

曲目解説


1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.ジムノペディ第1番・・・・この曲はサティが1888年に作曲した曲で、サティの代表作とされています。
また、気分を落ち着かせる効果があるらしく、一部の病院では、血圧測定の際に使われる事があるそうです。
比較的ゆっくりとした曲ですが伴奏の音域が広いため、ミスタッチのないよう気をつけて弾こうと思います。(コメント:明)



3.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)
だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実に独奏用にアレンジされたものを、電子ピアノのストリングスとチェンバロの音色で
原曲のイメージを極力表現できるよう、弾きます。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



4.美しき夕暮れ・・・・ドラマ「のだめカンタービレ」の挿入歌に使われた曲です。
音大に通う天然キャラの「のだめ」が、少し、しっとりした、気分になった時に流れる曲です。
美しい夕暮れを思い描いて演奏したいと思います。(コメント:まだむ楊)



5.虫のこえ・・・・1910年『尋常小学読本唱歌』で発表され、1998年には『小学校学習指導要領』にて、第2学年の歌唱共通教材とされています。
また、2007年(平成19年)には「日本の歌百選」に選ばれました。
当初、2番の歌詞には「きりきりきりきり キリギリス」でしたが、1932年に「こおろぎや」と改訂されました。
季節の曲で、誰もがご存知と思われる曲をミュージックベルで、
お聴きくださる方々と共に楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



6.つき・・・・今年は9月12日が中秋の名月でした。少し雲が多かったですが、時折雲の合間から見える満月に、
秋を感じるひとときでした。
季節の曲で、誰もがご存知と思われる曲をミュージックベルで、
お聴きくださる方々と共に楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.ララルー・・・・ディズニー映画「わんわん物語」の中で使われています。
レディ(ヒロイン犬)の飼い主夫婦(ジム<夫>&ダーリング<妻>)の赤ちゃんにダーリングが歌ってあげていた子守唄が『ララルー』です。

 それまでとても可愛がられて育ったレディが、ダーリングに赤ちゃんができたことで飼い主さんがとられてしまうのではないかと不安になり
そんな想いを胸に、とうとう産まれてきた赤ちゃんのいる部屋へこっそり向かい、ドア越しに覗くと
ダーリングが「ララルー」を歌いながら赤ちゃんを寝かしつけていました。
レディはこっそりと部屋に入り、「赤ちゃんってどんな感じ…」と、赤ちゃんを一目見ようとしているところに、
いつの間にか部屋に来たジムに見つかってしまいます。
叱られるかと一瞬身をすくめ申し訳なさそうにするレディでしたが、
ジムはベッドの中が見えるようにとレディを優しく抱き上げ、ダーリングも掛け布団をめくって
赤ちゃんの顔を見せてくれたのです。赤ちゃんの愛らしさと、飼い主夫婦の自分に対する愛情をあらためて感じて、レディは幸せそう…。

 優しさあふれるシーンで私が1番大好きなシーンです。この曲も大好きで聴いているととても優しい気持ちになります。

 今回はマダム楊さんと連弾できてとてもうれしいです。
いつも優しいまだむ楊さんは曲のイメージにぴったり♪一緒にゆったりと演奏したいと思います。(コメント:りぃ)



 デイズニーの「わんわん物語」で流れる、優しく可愛い曲です。
今回は、初めて、りぃちゃんと連弾します。一人で弾く時と違って「弾き直し厳禁」を肝に銘じて、
りぃちゃんの足をひっぱらないように、頑張ります。(コメント:まだむ楊)



8.ムーン・リバー・・・・オードリー・ヘプバーンの主演映画「ティファニーで朝食を」の主題歌で、
「アカデミー主題歌賞」と「グラミー最優秀歌曲賞」を同時に受賞した曲です。
映画では、オードリーがギターを抱えて、どこか寂しげな表情で歌うシーンが印象的です。
とてもきれいなメロディーと不安定な恋心を歌うせつない歌詞がり映画にぴったりだと思いました。
今回はジャズアレンジで演奏します。ムードたっぷりの響きを大事にピアノで歌いたいと思います。(コメント:りぃ)



9.女の子は誰でも・・・・東京事変の椎名林檎さんが出演している資生堂「マキアージュ」のCMソングです。
この曲はビックバンドジャズのアレンジになっていてとてもかっこいいです。
でも、歌詞がかわいくて「女の子はお砂糖とスパイスとでできてる」というところが私は好きです。
弾いていると楽しくなる曲なので聴いている皆さんにも楽しさが伝わるように演奏したいと思います。(コメント:かなこ)



10.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。
 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


 この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。
あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、
勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 
そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2011年9月24日UP♪

 今回は、1曲目が終わった頃から徐々に患者さんが会場に集まって来てくださり、
最初はとても真剣にお聴きくださいました。
ミュージックベルの時になり、一緒に演奏しましょうと、説明をし始めると、みなさん、笑顔になり、
楽しそうに歌ってベルもやってただけて、よかったです♪

 7月に開催した「ふれあいコンサート」のような大きな舞台もいいですが、このハートフルコンサートは
本当にいいなぁ~と思いました。
大きなコンサートだと、当日本番の生徒たちの演奏をじっくり聴くことができないけれど、
このコンサートでは、じっくり聴けて、終わったあとで、適切なアドヴァイスができるので、
本当に生徒たちの成長の助けになっています。聴いて下さっている方々に感謝です。

 りぃちゃんの感想   2011年9月24日UP

 今回はハートフル前のレッスンが台風が来てお休みになり、連弾もソロも2回しかレッスンを受けることができなかったで
ちょっと不安がありました。連弾は、もっとゆったり演奏するつもりだったのですが、ちょっとテンポが速くなってしまい
修正をしようと思っているうちに演奏が終わってしまいました。
初めてまだむ楊さんと連弾してレッスンも一緒に受けて楽しかったです。
また機会があったら一緒に連弾やアンサンブルができたらいいなぁ…。
きっと回を重ねるたびに一緒に演奏する呼吸ができて、もっと楽しく演奏ができるようになると思います。
またぜひお願いします♪

 ソロは、先生から簡単アレンジでも曲数をたくさん弾いた方が譜読みのいい勉強になるとアドヴァイスをもらったので、
前回のハートフルから譜読みを始めて1ケ月未満でで仕上げました。
簡単アレンジですが、聴き映えのするいいアレンジの楽譜をみつけました。
もっとひとつひとつの響きを大切にたっぷり感じて演奏する余裕ができるといいなぁと思いました。
そしてメロディーをもっとしっかり出してたっぷり歌える演奏を心がけたいです。

 最後の歌は先月よりも口の奥をしっかり開けることを意識して歌えたと思います。
演奏が終わったあと歩くのが大変な患者さまを病室までお送りする時に「いい歌だったわぁ」とおしゃってくださって
うれしかったです。そして「今まで音が聴こえてたけどなかなか病室から出れなくて…今日やっと聴きに行けたわ」と
お話してくれて、病室でもたくさんの方が演奏を聴いてくださっていることを改めて感じました。
来月は病室にいる方へも想いをはせて演奏したいと思います。

 まだむ楊さんの感想♪   2011年9月24日UP

 今回も、たくさんの方が、聴きに来て下さって、1階は、満席でした。
2階、3階で聴いて下さっている方のことまで、考える余裕もなく、ぼそぼそと曲の説明をしてしまいました。

 「美しき夕暮れ」は、いつもの悪い癖が出て、テンポが速くなってしまいました。
特に、全音符(4拍)のところが、きちんと4拍分、伸びていないと、先生から注意をうけました。
これは、練習中にも、再三、注意を受けた部分で、改善できなかった事が、悔しいです。

 「ララルー」は、音は間違える(それもたくさん)し、ペダルは踏めていないし、ボロボロでした。
りぃちゃんの足をひっぱらないようにしようと、思っていたのですが、
足どころか、身体全体を引っ張ってしまって、りぃちゃん、ほんとにごめんなさい。
聴いてくださった方、指導して下さった先生、みなさんにごめんなさい。

 終わってから、明君が「本番での成果は練習量に比例する」と言っていましたが、
まさに、そのとおりだと思います。これからも、集中して練習するようにしたいと思います。

 かなちゃんの感想♪   2011年9月25日UP

 先生の最初の演奏が終わったぐらいからたくさんお客さんが来てくださってうれしかったです。
ベルもその分にぎやかになって楽しくできたと思います。

 自分の演奏は、弾き始めた時から指がふるえてしまって、音も震えていた気がします。
今度弾く時は深呼吸して落ち着いてから弾き始めたいと思います。
地に足が着いてなく、浮いた感じの演奏になってしまいましたが、自分自身楽しく演奏ができて良かったです。
でも、まだ満足な演奏ができてないので、自信を持って演奏できるように、
お客さんも楽しめるような演奏を目指したいと思います。

new 明くんの感想♪   2011年10月15日UP

 今回のコンサートでは以前と同じくジムノペディを弾かせてもらいました。
今までに3回ほど演奏しましたが演奏するたびに練習時間が減っていっているためか、本番でのミスが多くなってしまいました。
ジムノペディはとても穏やかな曲ですが、ミスひとつでも曲全体の印象が非常に悪くなってしまうように感じます。
次演奏する際は心落ち着く演奏ができる様十分練習しておきます。





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