ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート               2011年5月25日(水)
プログラム
    演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/まだむ楊/ゆうみ
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優しい海 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ)まだむ楊 ロンドンデリーの歌 アイルランド民謡
3 (ピアノ&電子ピアノ)
まだむ楊&みどり
アヴェ・マリア 作曲:バッハ/グノー
編曲:田中雅明
4 (ピアノ連弾)カスミン&りぃ アシタカとサン 映画「もののけ姫」より 作曲:久石譲
編曲:高野宏美
5 (ミュージックベル)全員 茶摘み 文部省唱歌 作詞作曲不詳
6 (ミュージックベル)全員 めだかの学校 文部省唱歌 作詞:茶木 滋
作曲:中田喜直
7 (ピアノソロ)カスミン We Are All Alone 作詞・作曲:ボズ・スキャッグス
編曲:橋本晃一
8 (ピアノソロ)りぃ 故郷 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
9 (うた&ピアノ)
ゆうみ&みどり&りぃ
私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
10 (うた&ピアノ)
ゆうみ&みどり
歌う人 KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
11 (ピアノ&電子ピアノ)みどり めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より 作曲:アンドレ・ギャニオン
12 (うた&ピアノ)全員 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 ~森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。

 今回は、愛弟子3名(りぃちゃん、カスミンちゃん、楊さん)と娘のゆうみが参加します。


曲目解説

1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.ロンドンデリーの歌・・・・アイルランドに古くからある民謡で、「ダニーボーイ」の題名でも有名です。
ダニーボーイの歌詞は、息子を戦争に送り出す母の思いを綴った歌で、故郷の景色にのせて、
母の切ない思いが伝わってくるような、印象に残る曲だと思います。
 このどこかしら、懐かしい曲の、包み込むような優しさを出せるように、演奏したいと思います。(コメント:まだむ楊)



3.アヴェ・マリア・・・・バッハの平均律クラヴィア前奏曲に、グノーが旋律をつけた曲です。
 今回は、先生が旋律を 私が伴奏部分を弾きます。練習時は上手く弾けたと思っているので、
本番では、ほど良い緊張感(緊張しすぎるとコケるので)を持って演奏できるように頑張りたいと思います。(コメント:まだむ楊)



4.アシタカとサン・・・・ジブリ映画「もののけ姫」の劇中失われた緑が再生していくシーンで使われている曲です。
そのシーンにふさわしく、のびやかで壮大な曲だと思います。
ジブリが大好きなカスミンちゃんと連弾でジブリのレパートリーが増えるのが”わくわく”うれしいです。
ふたりで一緒に生命の息吹を感じながらのびやかに演奏したいです。(コメント:りぃ)


 1997年に公開された、宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」の挿入曲です。
この映画は、タタリ神の呪いを断つために旅立った少年アシタカと、人間の子でありながら
山犬に育てられ神々に味方する「もののけ姫」こと少女サンの壮大なストーリーです。
クライマックスでは、シシ神と人間たちの闘いによって荒れ果てた山々に草が生え、
アシタカとサンが周囲を見渡したとき、そこには元通りの緑が広がっています。
そしてふたりは、お互いの存在をしっかり見据えながら、別々の場所で生きていくことを決意し、
それぞれの生活の場に帰っていきます。
この感動的なシーンで映画を締めくくるように『アシタカとサン』が流れます。
美しく感動的なメロディーが損なわれないように、気持ちを込めて演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



5.茶摘み・・・・八十八夜(はちじゅうはちや)は雑節の一つで、立春から数えて88日目の日。毎年5月2日頃です。
 この日に摘んだ茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするとも言われているそうです。
 茶の産地京都府宇治市などでは、昔ながらの赤いたすきにかすり姿の女性達が茶畑に入って茶摘みの実演を行い、
お茶のPRも兼ねて一般の人達も参加するイベントが行われるとのことです。
 今回は、お聴きくださるみなさんも一緒にミュージックベルを演奏しながら歌える季節の歌ということで選曲しました。
 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



6.めだかの学校・・・・1950年(昭和25年)に作詞され、1951年(昭和26年)3月、
NHKのラジオ番組「幼児の時間」のコーナー「歌のおけいこ」で発表されたそうです。
 作詞者の茶木滋氏のふるさと神奈川県小田原市荻窪と、
作曲者の中田喜直氏が在住していた横浜市旭区にあるこども自然公園にも歌碑があるそうです。
 今回は、お聴きくださる方々も一緒に歌いながらミュージックベルで合奏して楽しみたいと思います。
 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.We Are All Alone・・・・ボズ・スキャッグスが1976年に発表したアルバム「シルク・ディグリーズ」の
最終トラックとして収録されたポピュラー・ソングです。
ボズ・スキャッグスの原曲には当初『二人だけ』という邦題がつけられていましたが、
その後、リタ・クーリッジがカバーした際の邦題は「みんな一人ぼっち」となりました。
しかし、この曲の原題『We're All Alone』は「僕たちは今二人きりだ」といった意味であり、
「みんな一人ぼっち」はAloneの意味を取り違えた完全な誤訳でありました。
邦題『二人だけ』のように、これから愛する人とふたりで、困難があっても頑張っていこうという
気持ちにさせてくれる最高のラブソングだと思います。
しっとりとした大人の雰囲気で演奏できればなと思います。(コメント:カスミン)



8.故郷・・・・私の大好きな作詞・高野辰之さん、作曲・岡野貞一さんコンビの『故郷』を演奏します。
このコンビで作詞・作曲されている『朧月夜』や『紅葉』も好きな曲です。
 私の名前は、里に栄える子と書きます。ふたり姉妹の妹にも里という字が使われています。
両親が女の子なので、遠くへお嫁にいってもふるさとを大事に思ってくれるように、
出来れば近くにお嫁に行ってもらいたい・・・という想いをこめてつけくれたと聞きました。
自分の名前をとても気に入っています。素敵な名前をつけてくれた両親に感謝の気持ちをこめて、
そして、近くにある故郷、遠くの故郷、心の中にある故郷、
聞いてくださる方それぞれの故郷を感じてもらえるように演奏したいと思います。(コメント:りぃ)



9.私にできること・・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うことで、音楽で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。 (コメント:Saint Cecilia/みどり)


 この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで
「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。
あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
 ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、
私自身の方がみなさんにいつも励まされて、勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、
でも生きることを諦めずにいてほしい…。 そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くといいなぁと思います。
 今回は、私も大好きなこの曲を、みどり先生とゆうみちゃんが歌ってくれてうれしいです。
心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)



10.歌う人・・・・歌詞の中で特に、「歌える事が命 伝える事が魂 私には声 それぞれ何か授かった理由がある」
「今 歌うわ 信じているから 私の声 響いて誰かに 人はみんな役目を持って 誰かの為に ここに居るの」
という所が、とても気に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」で
BGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送された
ドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、
絶対に飽きないし、そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を
心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



12.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?
 サビでは
 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる
 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる

 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢
 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く


 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
また、毎月私が講座を担当している名古屋市内の小学校のトワイライトスクール(ブログへリンク)でも、
毎回講座の最後にみんなで歌っています。子どもたちもこの曲が大好きになりました♪

 これがテレビアニメの主題歌だったということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2011年5月25日UP♪

 今日は、最初から最後まで、ずっと聴いていてくださったおば様がいらっしゃり、
「私にできること」を、りぃちゃんがピアノ伴奏で、ゆうみと私(ハモリ)で一緒に歌っていたとき、
少し涙くんでいらっしゃいました。
やっぱり、歌詞がとても心を打つ曲なので、よかったのだと思います。
次回から、いつもこの曲は演奏することにしようかな?と思います。

 ベルのときは、最初、初めてだから「できない」と遠慮していらっしゃいましたが、
やり方を説明し、やっていただきました。
終わったとき、ニコニコされていたので、きっと楽しんでいただけたと思います。

りぃちゃんの感想♪   2011年5月25日UP

 雨続きの日の中でとてもよく晴れた気持ちいい日のハートフルコンサートでした。
 今日は、自分の中ではいつもより緊張することなく連弾もソロも演奏できました。手も震えていなかったと思います。
ソロの演奏では、みなさんが歌ってくれていたのが聴こえていたので、テンポは大丈夫かな?とか
遅すぎないかな?と考えながら演奏しましたが、先生から「ブレスの間がとれてなくてちょっと歌いにくかったよ」と
アドヴァイスをいただいたので、自分でも歌詞がある曲でも歌詞がない曲でも呼吸に気をつけて演奏することを
勉強したいと思いました。そうするともっと落ち着いて演奏できるのかなと思います。
来月も先生とゆうみちゃんの歌の伴奏をすることになったので、そのことを気をつけて練習していきたいです。
ゆうみちゃんの歌声をよく聴いてピアノの音の大きさも気をつけたいです。
 久しぶりに電子ピアノで先生と『めぐり逢い』でアンサンブルができてうれしかったです。
後半の盛り上がりの部分はとても気持ちよく演奏できました。
 来月もみなさんに音楽の楽しさが伝えられるようにメンタルトレーニングをして
ハートフルコンサートに参加したいです。
聴いてくださったみなさん、一緒に歌ってくださったみなさんありがとうござました。

newカスミンちゃんの感想♪   2011年5月29日UP

 当日は爽やかな晴の中、気持ち良く演奏をすることができました。
また、たくさんの演奏や歌も聴けて、とても楽しかったです。

ソロは、5月に参加したPTNAピアノステップの課題曲「We Are All Alone」を演奏しました。
PTNAピアノステップの時は緊張のあまり、納得のできる演奏ができませんでしたが、
ハートフルでは気持ちを落ち着かせて、集中して演奏できました。
PTNAピアノステップの失敗が生かせて良かったです。

 連弾「アシカタとサン」は、ピアノ仲間のりぃちゃんと演奏できて、とても楽しかったです。
この曲は、映画「もののけ姫」で、緑が再生していくシーンに使われているので、
コンサート場から見える綺麗な木々の景色にぴったりだと思い、気持ちを込めて演奏ができました。
反省点としては、リピートしてからは、また違った表情豊かなメロディーになるように心掛けたいです。

 演奏を聴いて下さる皆さまの笑顔や雰囲気が温かくて、逆に元気をもらいました。
まだまだ未熟ですが、更に精進して皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります。

newまだむ楊さんの感想♪   2011年5月29日UP

ハートフルコンサートの会場は、3階まで、吹き抜けになっています。
準備中にプログラムを3階に置きに行ったら、これから、何が始まるのかと、
1階をのぞき込んでいる患者さまが、2人いらっしゃいました。
プログラムをお渡しして、もうすぐ、コンサートが始まる旨、説明をしたら、
急に緊張感が、高まってきました。
「私からは、見えなくても、聴いて下さる方が、たくさんいるんだ。」
と、思うと、汗が、出てきてしまって・・・(緊張すると暑くなります)

「ロンドンデリーの歌」は、
メロディを唄うように、途切れず、止まらずを心掛けて、弾きました。
ミスタッチがあり、崩れそうになりましたが、なんとか、持ち堪えられたと思います。
「譜読みが、早い」と褒めていただきますが、今後は、譜読みのあとの練習も
力を入れたいと、思います。譜読みができると、安心してしまう癖を直したいと思います。

「アベマリア」
練習では、完璧! と思っていましたが、本番では、ミスタッチもあり、
少々、あせりすぎたようです。

今までは、緊張しないように、ひたすら、願っていましたが、
これからは、緊張感と上手に付き合う方法を考えて、演奏したいと思います。




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