トヨタ記念病院 ハートフルコンサート 2011年4月29日(金・祝) | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/まだむ楊/かなこ/A.A/K&Y | ||||
1 | (ピアノ連弾)カスミン&りぃ | 春が来た |
文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 編曲:吉田洋 |
2 | (ピアノ連弾)A.A.&みどり | ジュピター | 組曲「惑星」より | 作曲:ホルスト ピアノアレンジ:久木山直 |
3 | (ピアノソロ)A.A. | 時代★ | 中島みゆき | 作詞・作曲:中島みゆき |
4 | (ピアノ連弾)K&Y | ハイ・ホー | 映画「白雪姫」より | 作詞:Larry Morey 作曲:Frank Churchill 編曲:ヤマハ音楽振興会 |
5 | (ピアノ連弾)まだむ楊&みどり | ヘイ・ジュード | ビートルズ | 作曲:ジョン・レノン&ポール・マッカートニー 編曲:青山しおり |
6 | (ミュージックベル)全員 | 春の小川★ | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 |
7 | (ミュージックベル)全員 | こいのぼり★ | 文部省唱歌 | 作詞:近藤宮子 作曲:不明 |
8 | (ピアノソロ)カスミン | 風のとおり道 | 映画「となりのトトロ」より | 作曲:久石譲 編曲:村上由紀 |
9 | (ピアノソロ)りぃ | おぼろ月夜★ | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 |
10 | (ピアノソロ)かなこ | ありがとう | いきものがかり NHK連続テレビ小説 「ゲゲゲの女房」主題歌 |
作詞・作曲:水野良樹 編曲:安部潤 |
11 | (ピアノソロ)みどり | めぐり逢い | TVドラマ「Age‘35」より | 作曲:アンドレ・ギャニオン |
12 | (うた&ピアノ)全員 | 生きてこそ | Kiroro/TVアニメ 「甲虫王者ムシキング ~森の民の伝説」主題歌 |
作詞:玉城千春 作曲:Kiroro |
★印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。 | ||||
今回は、愛弟子7名(りぃちゃん、カスミンちゃん、楊さん、かなちゃん、A.Aさん、K&Yさん)が参加します。 曲目解説 1.春が来た・・・・私の大好きな、高野辰之さん(作詞)、岡野貞一さん(作曲)の名コンビのおふたりが作った曲です。 歌詞に出てくる芽吹く緑、新しい花の命の誕生、春を告げる鳥たちのさえずりが、心を”わくわく”させてくれます。 春が来て、何かに向かってスタートしようという気分になります。 そして山にも、里にも、野にもと、長い冬が去ってやっと”春が来た”喜びがいっぱい歌われていて ”わくわく”をもっといっぱいにしてくれます。 カスミンちゃんと春らしく楽しく演奏します。 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。(コメント:りぃ) 『春が来た』は、1910(明治43)年に「尋常小学読本唱歌」上で発表された文部省唱歌です。 春が来た、花が咲く、鳥が鳴く、と歌詞そのものはシンプルですが、 短いフレーズの中で春が来た喜びが素直に表現されていて、音楽の素晴らしさを感じました。 寒くてなかなか春の来なかった今年、春の花の開花や小鳥のさえずりなど 春の訪れを感じた時は、とても嬉しい気持ちになりました。 その時の喜びをピアノで表現できればなと思います。(コメント:カスミン) 2.ジュピター・・・・この曲は、ホルストの組曲「惑星」の中の1曲です。 今日では、様々なアレンジで多数のアーティストがカバーしており、旋律を聞けば、誰もが知っている曲になりました。 僕は小学校の演奏会でこの曲と出会って以来、クラシックの曲を聞くようになりました。 その中でも「ジュピター」は、僕の原点としての思い入れもあり、最も好きな曲のひとつです。 悠遠でいて、包み込まれるような感覚は、他の楽曲には無い感覚だと思います。 原曲のスケールには敵わないですが、少しでも近づけるような演奏になれば、と思います。(コメント:A.A) イギリスの作曲家グスターヴ・ホルストの作曲した代表的な管弦楽曲である 「大管弦楽のための組曲『惑星』(わくせい、The Planets)作品32」は、7つの楽章から成り、 1 火星、戦争をもたらす者 2 金星、平和をもたらす者 3 水星、翼のある使者 4 木星、快楽をもたらす者 5 土星、老いをもたらす者 6 天王星、魔術師 7 海王星、神秘主義者 というように、それぞれにローマ神話に登場する神々にも相当する惑星の名が付けられている。 その中で今回は特に有名で人気のある第4曲「木星」(原題:Jupiter, the Bringer of Jollity)の中から、 非常に有名な中間部Andante maestosoの旋律をピアノ連弾用にアレンジされたものを演奏します。 きっとだれもが耳したことのある旋律なので、入院されている方々にも楽しんでいただけるよう、 心を込めて演奏したいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 3.時代・・・・この曲は、様々なシーンでよく聞かれ、 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれた曲です。 わかりやすく前向きな歌詞は、どんな世代にも、受け入れられると思います。 世代を超えて歌い継がれるという点で、「時代」という題名にふさわしい曲だと思います。 僕がこの曲を聞いたのは、小学生くらいの頃かと思いますが、歌詞の内容が身にしみるようになったのは最近のことです。 「だから 今日は くよくよしないで 今日の 風に 吹かれましょう」 このフレーズが一番好きで、いろいろと弱っているときは、いったん気持ちがリセットできるような気がします。(コメント:A.A) 4.ハイ・ホー・・・・ウォルト・ディズニーの名作アニメ「白雪姫」の挿入曲です。 七人の小人が宝石掘りの仕事を終え、仲良く帰っていく時に歌っている曲です。(コメント:K&Y) ハイ・ホーは楽しいイメージがあるから、テンポ良く弾きたいです。(コメント:Y) リズム感のある曲ですが、仕事を終え、家に帰る時のホッとする感じも伝わるように弾きたいです。(コメント:K) 5.ヘイ・ジュード・・・・1960年代に、世界中の人々を 熱狂の渦に巻き込んだビートルズの代表的な曲 「ヘイジュード」を先生と連弾します。 以前は、ただ、メロデイが好きで、良く聴いていましたが、演奏するにあたり歌詞の意味を調べたところ、 落ち込む知人を 励ます曲だと、知りました。 「あなた次第ですよ、あなたの気持ちの持ち方次第で 状況は、良いほうにかわりますよ・・・」 というような、内容です。 ゆったりとしたメロデイに、励ましの言葉をのせてせつせつと、語るように、歌ってもらえたら、どんなに 落ち込んでいても、元気が湧いてくるような気がします。 一ヶ所、どうしても、リズムがうまくとれないところがあり不安ですが、 部分練習で乗り切って、先生の足を引っ張らないようにしたいと思います。(コメント:まだむ楊) 1968年8月にビートルズが発表した18枚目のオリジナル・シングル曲です。 ビートルズ(The Beatles)は、イギリス・リヴァプール出身で、歴史上、全世界で最も広く知られ、 最も成功したロックバンドと語り継がれています。 1962年10月レコードデビュー、1970年4月解散。 彼らの作り出した音楽は60年代以降、現在でも ロック・ポップスシーンに多大な影響を与え続けていると思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 6.春の小川・・・・作詞の高野辰之氏、作曲の岡野貞一氏は、よく二人でコンビを組んで、いろいろな曲を作られました。 「ふるさと」「春が来た」「紅葉」「日の丸の旗(白地に赤く)」おぼろ月夜」もお二人の作品です。 「春の小川」は、東京の代々木、渋谷を流れていた河骨川(こうぼねがわ/宇田川の支流)をモチーフに、 近隣に住んでいた高野が詞にまとめものだそうです。 1912(大正元)年、『尋常小学唱歌(四)』に発表されたのですが、 1942年『初等科音楽(一)』では、林柳波によって、「さらさら流る」が「さらさらいくよ」に、 「ささやくごとく」が「ささやきながら」に改定され、3番の歌詞が削除され、現在の歌詞になっています。 お聴きくださる方々にも、ミュージックベルの演奏をしていただき、一緒に楽しんでいただければと思います。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 7.こいのぼり・・・・・・・・「屋根より高いこいのぼり・・・・」の歌です。 1931年(昭和6年)12月に刊行された『エホンショウカ ハルノマキ』で発表されたのが最初だそうです。 作詞者の近藤宮子氏(1907.3.21(明治40)~ 1999.4.8(平成11))は 「さいた さいた チューリップの花が」で有名な「チューリップ」も作詞しています。 昨年も4月にこのコンサートでベルの演奏をする際、調べたときには、作詞者が「小出浩平」となっているサイトもあり、 ????と思っていたのですが、今回またよく調べてみたら、著作権の問題でいろいろあったようですが、 いまでは、近藤宮子氏ということになったようです。 この曲も、お聴きくださる方々にも、ミュージックベルの演奏をしていただき、一緒に楽しんでいただければと思います。 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 8.風のとおり道・・・・1988年公開のスタジオジブリ製作のアニメ映画「となりのトトロ」の挿入歌です。 この映画は、狭山丘陵をモデルにした緑豊かな森を舞台に、小学6年生のサツキと4歳のメイの姉妹と、 森に住む不思議な生き物・トトロとのふれあいを描いた作品です。 『風のとおり道』は、メイが初めてトトロに逢った後、 お父さんがサツキも連れてトトロの棲む大木に挨拶しに行くシーンや、 まっくろくろすけが天に向かって家から離れていくシーンで使われています。 他にも、トトロ達と一緒に大きく手を振り上げ、木の実が芽を出し、 木がぐんぐん大きくなるシーンで使われていて、とても神秘的で感動しました。 大木の葉の間を風がゆっくりと吹き抜けていく、そんなイメージで演奏したいと思います。(コメント:カスミン) 9.おぼろ月夜・・・・私の大好きな、高野辰之さん(作詞)、岡野貞一さん(作曲)の名コンビのおふたりが作った曲です。 朧(おぼろ)月とは、春の夜にほのかにかすんだ月のことを言います。 西洋の諺に「春は三日月のくぼみに水が溜まり、霧がかかって朧月夜となる。 秋の三日月は水がたまらないから、空はすっきりと澄みわたる」とあるそうです。 春の宵に見える三日月は横に寝ているようです。三日月のお盆に水が溜まりほんのりかすんだ朧月になる。 とっても幻想的・・・。 春の風景が目にうかぶようなきれいな歌詞とメロディーの素敵な曲です。 「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。(コメント:りぃ) 10.ありがとう・・・・去年の朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」の主題歌、 いきものがかりの「ありがとう」をピアノアレンジした曲です。 紅白歌合戦でドラマの主役だった松下奈緒さんがピアノで演奏していました。 原曲も好きでよく聴いたり口ずさんだりしています。ピアノヴァージョンはドラマを思い出す表情豊かなアレンジになっています。 歌詞もステキなので読みながら聴いてみてください。(コメント:かなこ) 11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。 私のテーマソングとして毎回弾きます。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」で BGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送された ドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、 絶対に飽きないし、そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を 心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、 『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』 という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 12.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった? サビでは 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。 また、毎月私が講座を担当している名古屋市内の小学校のトワイライトスクール(ブログへリンク)でも、 毎回講座の最後にみんなで歌っています。子どもたちもこの曲が大好きになりました♪ これがテレビアニメの主題歌だったということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、 とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)
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