ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート               2010年1月27日(水)
プログラム
           演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/ゆうみ
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優  海 作曲:丹羽みどり
2 (電子ピアノソロ)みどり G線上のアリア    管弦楽組曲第3番(BWV1068)より J.S.バッハ
3 (ピアノ弾き語り)りぃ 私にできること 作詞・作曲:KOKIA
4 (ピアノ連弾)カスミン&りぃ もしもピアノが弾けたなら 西田敏行/
TVドラマ「池中玄太80キロ」
第2シリーズ挿入歌・主題歌
作詞:阿久 悠
作曲:阪田 晃一
編曲:上田浩司
5 (ピアノソロ)カスミン もう少し Kiroro/
ANB系ドラマ「土曜ワイド劇場」エンディング・テーマ
作詞・作曲:玉城千春
編曲:内田美雪
6 (ミュージックベル)全員 たき火 文部省唱歌 作詞:巽聖歌
作曲:渡辺 茂
7 (ミュージックベル)全員 ゆ き 文部省唱歌 作詞作曲不詳
8 (ピアノ連弾)りぃ&みどり 冬景色 文部省唱歌 作詞作曲不詳
9 (うた&ピアノ&電子ピアノ)
  ゆうみ&みどり&りぃ
THE ROSE 映画「ローズ」より 作詞・作曲:Amanda McBroom
編曲:村上由紀
10 (うた&ピアノ)
  ゆうみ&みどり
Over The Rainbow
(虹の彼方に)
ミュージカル映画「オズの魔法使」より 作詞:エドガー・イップ・ハーバーグ
作曲:ハロルド・アーレン
編曲:広田圭美
11 (ピアノ&電子ピアノ)
  
みどり&りぃ
めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より 作曲:アンドレ・ギャニオン
12 (うた&ピアノ)全員 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 ~森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春 作曲:Kiroro
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。

 今回は、愛弟子の二人、りぃちゃんとカスミンちゃんが参加します。
また、今回、昨年6~8月に父が入院していたときにたいへんお世話になった看護師さんがいらっしゃるということなので、
娘のゆうみと二人で、リクエスト曲「THE ROSE」をやっと聴いていただくことができます。とても嬉しいです。



曲目解説


1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)
だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノ独奏用にアレンジされたものを弾きます。

 私はいつもこの曲を弾いていると、自分自身がすごく癒されます。
それは、J.S.バッハが教会のための音楽を作っていたことや、私がSaint Ceciliaにあこがれているからだと思います。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



3.私にできること・・・・この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで
「この曲を弾き語りで歌いたい♪」
と、ひと耳惚れした曲です。あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
 ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、
私自身の方がみなさんにいつも励まされて、勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、
でも生きることを諦めずにいてほしい…。
私の伝えたい気持ちです。歌に自信はありませんが、心をこめて一生懸命歌います。(コメント:りぃ)



4.もしもピアノが弾けたなら・・・・TVドラマ『池中玄太80キロ』第2シリーズの挿入歌として作られ、
主演の西田敏行さんが歌い大ヒットした曲です。
あふれる想いを、ピアノでなら伝えられそうなのに…叶わぬ想い、切ない気持ちがいっぱいの曲だと思います。
歌詞にもあるように、人を愛した喜びや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱が、
ピアノで伝えられたらどんなに素敵だろう…。
と私も思います。
私がもっと上手に弾けたなら、代わりに伝えてあげられるのに…と。楽しみながらピアノと向き合い
指先に伝えたい気持ちをいっぱい込めて演奏できるようにがんばっていきたいです。(コメント:りぃ)


  1981年に、日本テレビ系ドラマ「池中弦太80キロ」の主題歌として、主演の西田敏行さんが歌った曲です。
「ピアノが弾けたらいいなぁ」と思う心が、やさしいメロディーで表現された素敵な曲です。
この曲の歌詞のように、誰かのためにピアノを弾く・・・いつの日かそんなことが実現できたらいいなぁと思います。
昔懐かしいぬくもり、やさしさを感じながら、りぃちゃんとふたりで呼吸を合わせて演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



5.もう少し・・・・ピュアな音色のピアノと大自然を思わせる清廉で優しい歌声が魅力の沖縄出身の女性デュオ、
Kiroroのヒット曲です。
14枚目のシングルで、2003年10月~2007年6月までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で
エンディングテーマとして使われていました。
 この曲はkiroroの玉城千春さんが学生時代に好きだった人と遠距離恋愛をすることになり、生まれた曲です。
もう少しだけ側にいたい、このまま夢を見させてというメッセージが心に深く突き刺さり、とても切ない気持ちになります。
 そんな甘く切ない思いをピアノで表現できたらいいなと思います。(コメント:カスミン)



6.たき火・・・・晩秋~冬といえば、私はこの曲は欠かせないです。
 この曲は、トワイライトスクールでも、毎年ミュージックベルで指導しています。
そして毎年思うことは いまどきの小学生は、歌詞にある「垣根」がわからない。
歌詞の意味を教えて、その曲がどんな意味を人に伝えようとしているのかを教えて、
その音楽を楽しむ。それがやっぱり大切なことだと思います。
 今回は、お聴きくださる方々とともに、ミュージックベルでこの曲を楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.ゆき・・・・冒頭の歌詞を「雪やこんこん」と歌ってしまいがちですが、正しくは「雪やこんこ」なのです(笑)。
上記「たき火」と共に、冬に親しまれている唱歌で、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。
 今回は、お聴きくださる方々とともに、ミュージックベルでこの曲を楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)

※今回ベルで全員で演奏する曲にこの2曲を選んだ理由には、もうひとつ。
 ウチの方へ回ってくる「灯油売り」の会社が2社あり、そのトラックがこの2曲をそれぞれ流しているので、
きっとこの曲を知らない小さな子どもでも聴いた事ある~♪って喜んでもらえるし、覚えてもらえると思ったからです。




8.冬景色・・・・この曲は、大正2年頃音楽教科書(尋常小学唱歌)の中で作られた曲だそうです。
曲名のとおり、その時代の冬景色が目に浮かぶような、きれいな曲と、景観が描かれた歌詞の曲です。
冬景色をピアノで表現できたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ)


 曲名に「冬」という言葉がありますが、3番の歌詞の中に「時雨」という言葉があり、
厳密には、「時雨」は、初冬の頃、一時、風が強まり、急にぱらぱらと降ってはやみ、数時間で通り過ぎてゆく雨。
冬の季節風が吹き始めたときの、寒冷前線がもたらす驟雨(しゆうう)。村時雨・小夜(さよ)時雨・夕時雨・涙の時雨など。
 ということなので、この曲は、初冬に弾くべきなのかなと思いました。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



9.THE ROSE・・・・・1979年のアメリカの映画「The Rose」の主題歌。
 60年代の最大の女性シンガーといわれたジャニス・ジョプリンをモデルに、
反体制の空気に満ちた60年代のアメリカの若者を熱狂させた1人のロック歌手「ローズ」の
愛と激情の人生を描いた作品だそうです。

 今年6月~8月まで私の父がこの病棟に入院したときにとても親切にお世話をしてくださった看護師さんが
この曲が大好きだとおっしゃっていたので、今までに数回、お礼の気持ちを込めて
娘のゆうみと私で歌と演奏をしようと思いました。
 が、あいにくその看護師さんは夜勤明けでいらっしゃらなかったのですが、
今月はいらっしゃるとのことを確認しましたので、やっと聴いていただけます♪

 以下は、訳詩です。

人は言う 愛は川だと ひ弱な葦を押し流す
人は言う だからだよ 心がいつまでも疼くのは
人は言う 愛は飢えだと 終わりのない痛みだと

でも…私には愛は花 あなたはただその種

心は壊れることを怖れ 踊りを覚えようともしない
夢は目覚めるのを恐れ 運を試そうともしない
人は縛られることを嫌い 与えようともしない
魂は死を恐れ 生き方を大切にしない 

夜が寂しすぎた時 そして、道が遠すぎた時…
あたなは思う 愛はツキだと…仕方がないものだと

でも会うの 冬の最中に 冷たい雪の下に
種は太陽の愛を待ち 春にはバラを咲かす…


 私はこの映画は診たことがないのですが、今回、この曲について調べて、ぜひ、見てみたいと思いました。
本当はサビ部分は、数名で歌う合唱になっているのですが、
ここではいつも、りぃちゃんに電子ピアノでストリングスのバックを入れてもらっています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)

10.Over The Rainbow・・・・1939年のミュージカル映画『オズの魔法使』で
ジュディ・ガーランドが歌った劇中歌。1939年のアカデミー歌曲賞を受賞している有名な曲です。
 私がこの映画を初めて見たのは確か小学生の頃だったと思います。
映画の最初の方はモノクロの映像ですが、途中、主人公のドロシーが魔法の世界へ行くと
カラーの映像に変わります。
子どもながらに、本当に魔法の世界に迷い込んでしまったんだ・・・・と、映画に夢中になりました。
 まだこの映画をご覧になっていない方は、
ぜひ、一度はご覧になると良いと思います♪(コメント:Saint Cecilia/みどり)
11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。
※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、
様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



12.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?

 サビでは
 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる
 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる

 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢
 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く





 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
また、毎月私が講座を担当している名古屋市内の小学校のトワイライトスクール(ブログへリンク)でも、
毎回講座の最後にみんなで歌っています。子どもたちもこの曲が大好きになりました♪

 これがテレビアニメの主題歌だったということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)

new 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2010年1月31日UP

 今回は、父がお世話になった看護師さんに、やっと「The Rose」を聴いていただけたことと、
点滴をしながら聴きに来てくださった方にも、ベルを一緒に演奏してもらえて、楽しんでいただけたのでよかったです。

 そして、今回は、充実感と感謝の気持ちがさらに強くなりました。

 私がピアノを弾いている途中、3歳位の患者さんがちょっと騒がしかったことが、とてもよかったと思いました。
ホールなどでのコンサートには、ほとんど無い場面ですね。
でも、それに負けない集中力で自分の演奏を弾き通す力を養えるのです。
 数年前の、まだこのボランティアコンサートを始めたばかりの自分なら、きっと動揺してミスタッチなどをしたと思いますが、
今回は平気で、いつもの自分の演奏ができました。自分の成長を実感できたのです。すごく充実感でした。

 この充実感をぜひ、多くの生徒たちにも感じてほしいので、これからもずっとこのコンサートを続けて行こうと、
さらに強く思いました。
また、このコンサートを企画している病院の方々に、聴いていただいている患者の方々に感謝します。

new りぃちゃんの感想♪   2010年1月31日UP

 今年最初のハートフルコンサート。一年間笑顔で参加できるように頑張っていこうと思います。
ピアノ弾き語りは、先生とカスミンちゃんも歌ってくれて、ふたりの力を借りて
気持ちを伝えられるように一生懸命歌いました。
前回演奏した時よりも気持ちを入れて歌えたと思います。とても優しい歌なので歌い続けていきたいです。

 カスミンちゃんとの連弾は、曲の出だしのタイミングに失敗して1小節作曲してしまいました。
手を置いて1小節心でカウントし、弾き始める練習を家でしてきたのですが、本番でいきなり弾きだしてしまったのが
いけなかったと思います。これからは気をつけて演奏したいと思います。

 先生との連弾は、先生の音をよく聴いてテンポが走らないように演奏することを気をつけました。
連弾は、音をよく聴くことと、止まらないことと、テンポを合わすいい勉強になります。
拍をとるのが苦手なので、これからも連弾を通じて拍を感じて演奏していけるように勉強していきたいです。

 カスミンちゃんのソロは、とっても落ち着いた優しい音色で私の心も癒してくれました。また聴かせてね。

 ゆうみちゃんの歌も、澄んだ歌声が3階にまで登っていくように聴こえました。
とってもよかったです。

今年もハートフルコンサートできれば皆勤賞でがんばっていきたいと思っています。
みなさんありがとうございました。
 
new カスミンちゃんの感想♪   2010年1月31日UP

 今年の目標は、「気持ちを込めて聴き手の立場になって演奏する」と決めました。
昨年を思い返すと、ミスタッチも多く練習が足りなかったせいだと何度も後悔しました。
本当に練習はすればするほどよい演奏につながる、ということを実感しています。

 ソロの『もう少し』は固くぎこちない演奏だったクリスマス会でのミスを反省し、やわらかい演奏を心掛けました。
ミスタッチもありましたが、止まらずに気持ちを込めて演奏できたと思います。
これもクリスマス会での失敗があったからこそ練習をした成果で、曲に磨きをかけれてよかったです。

 今回はにぎやかな感じの中の演奏でしたので、
いつも先生がレッスンの時に言っている「集中力」はとても大事だなと実感しました。
そんな中でも先生は動じずおちついて演奏をしていて、たくさんの演奏を聴いたり観たりするのは、
とても勉強になりました。
 
 連弾の『もしもピアノが弾けたなら』は、今までの中で一番落ち着いて気持ちをこめて演奏できて、
とても楽しかったです。また来月のハートフルを目指して練習をがんばります。

 参加して一番嬉しかったことは、ベルの時に一緒に歌ってもらえたことと、
りぃちゃんの弾き語りをとても良い曲だねと喜んでもらえたことで、ハートフルに参加してよかったと、心から思いました。
自分自身もピアノを楽しみ、聴いてくださる方にも喜んでもらい、素敵な仲間にも出会い、
音楽の力は本当にすごいなと感じています。
 
 今年もハートフルにたくさん参加して、よい演奏ができるようにがんばります。


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