トヨタ記念病院 ハートフルコンサート 2009年6月10日(水) | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/ゆうみ | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | みどれみ~優 海 | 作曲:丹羽みどり | |
2 | (電子ピアノソロ)みどり | G線上のアリア | 管弦楽組曲第3番 (BWV1068)より |
作曲:J.S.バッハ |
3 | (ピアノソロ)カスミン | 追憶 | 映画「追憶」より | 作曲:M.ハムリッシュ 編曲:岩崎佳子 |
4 | (ピアノ連弾)カスミン&りぃ | スワニー河 | 作詞・作曲:スティーブン・フォスター 編曲:岩崎佳子 |
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5 | (ピアノ連弾)カスミン&りぃ | テネシー・ワルツ | 作詞:P.W.King 作曲:R.Stewart 編曲:吉田洋 |
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6 | (ミュージックベル)全員 | かたつむり | 文部省唱歌 | 作詞作曲者不詳 |
7 | (ミュージックベル)全員 | 夏は来ぬ | 文部省唱歌 | 作詞:佐々木信綱 作曲:小山作之助 |
8 | (ピアノソロ)りぃ | ラルゴ | 歌劇「クセルクセル(セリセ)」より | 作曲:ヘンデル |
9 | (う た)ゆうみ | THE ROSE | 映画「ローズ」より | 作詞・作曲:Amanda McBroom 編曲:村上由紀 |
10 | (う た)ゆうみ | 守ってあげたい | 松任谷由実 | 作詞・作曲:松任谷由実 |
11 | (ピアノ&電子ピアノ) みどり&りぃ |
めぐり逢い | TVドラマ「Age‘35」より | 作曲:アンドレ・ギャニオン |
12 | (う た&ピアノ)全員 | 生きてこそ | Kiroro/TVアニメ 「甲虫王者ムシキング ~森の民の伝説」主題歌 |
作詞:玉城千春 作曲:Kiroro |
今回は、りぃちゃん、カスミンちゃん、ゆうみが参加します♪ 曲目解説 1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。 「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも? と思います。 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、 そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、 それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。 うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。 優しい子に育つようにとの願いも込めてつけた名前。 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・ という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 2.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、 管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦) だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノソロ用にアレンジされたものを 電子ピアノのストリングスの音色で弾きます。 私はいつもこの曲を弾いていると、自分自身がすごく癒されます。 それは、J.S.バッハが教会のための音楽を作っていたことや、私がSaint Ceciliaにあこがれているからだと思います。 甲府教会で賛美歌を弾いたときのことも思い出しながら弾きます。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 3.追憶・・・・ ご存じの方も多いと思いますが、この曲は1973年に公開された映画「追憶」のテーマソングです。 映画では20年にわたる男女の愛の推移が描かれていて、 その中で過去の思い出をなぞっていくシーンに何度か使用されています。 「追憶」という曲名の通り最初はしっとりとした感じで始まりサビの盛り上がりを経て静かに終わりますが、 その中で気持ちの盛り上がりを上手く表現できるように弾きたいです。(コメント:カスミン) 4.スワニー河・・・・この曲はフォスターの1851年、25歳のときの作品です。 歌詞の内容はアメリカ南部での綿花畑(プランテーション)から逃れ、 北部の自由州で生き延びる黒人達が、昔の子供の頃を懐かしく哀しく思い出す切ない曲となっています。 帰りを待つ老いた父母と、若き日を過ごした故郷を思い懐かしむ歌です。 世界中どこの国でも故郷を思う心は同じ、どこにいても故郷は心の中にある大切なものだなぁ・・・とこの曲を聴き、思いました。 この曲は、『故郷の人々』という日本語の歌詞がついた歌でもあります。 カスミンちゃんと連弾します。ふたりで心を一つにして演奏したいです。(コメント:りぃ) スワニー河とは、アメリカのジョージア州からフロリダ州を流れ、メキシコ湾に流れ込む小さな河のことで、 この歌はフロリダ州の州歌にもなっています。 この歌は別名「故郷の人々」とも呼ばれていて、遠くのふるさとや両親のことを思い出し懐かしむ歌詞と 哀愁をおびた旋律が特徴です。 演奏を聞いた人が故郷の思い出にひたれるように気持ちを込めて演奏したいと思います。(コメント:カスミン) 5.テネシーワルツ・・・・パティ・ペイジさんのカバーや日本では和田壽三が訳詞したものを江利チエミさんが歌っていたり、 たくさんの方にカバーされている私も大好きなポピュラーソングです。 歌詞の和訳は、恋人とテネシー・ワルツを踊っていたとき、旧友と出会い私は彼女に恋人を紹介した。 そして彼女は 彼と踊っているうちに彼の心を奪ってしまった。 あのテネシー・ワルツとあの夜を 私は忘れない。どれほど大きなものを 失ってしまったことか。 そう 大切な彼を失ってしまった…。美しいテネシー・ワルツが流れてた夜…。という内容です。 とても悲しい歌詞ですが、人を想うせつなさを感じさせる大人っぽいメロディーと合わさって 心に沁みていくような曲だと思います。 カスミンちゃんと初めての4手連弾です。大人の雰囲気をふたりで出せたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ) 1948年にレッド・スチュワートとピー・ウィー・キングによって作られました。 江利チエミさんが歌うテネシーワルツは、しっとりとした大人の曲に歌い上げ、聞き惚れてしまいました。 歌詞は恋人とテネシーワルツを踊っていて、そこで出会った友人に恋人を取られてしまったという失恋の歌ですが、 せつない気持ちが伝わってきます。 りぃちゃんとの4手連弾、楽しく大人の落ち着いたしっとりとしたムードで心をひとつにして演奏したいと思います。 (コメント:カスミン) 6.かたつむり・・・・そろそろ、梅雨の季節へと入っていくかな?っということで、この曲を選んでみました。 いつもどおり、お聴きくださる方々とともに、歌いながらミュージックベルで楽しみたいと思います。 (コメント:Saint Cecilia/みどり) 7.夏は来ぬ・・・・この曲は、私にとっては祖母の思い出と重なっています。 この曲を私が始めて知ったのは、小学校4年生のころだったと思います。 当時、初めて自分専用の「ラジカセ」を買ってもらい、面白くって、いろんな曲をラジオから録音したり、 いろんな音を録音して遊んでいました。 私の祖母は、明治34年(1901年)生まれなので、当時は60歳くらいだったと思いますが、 (今生きていれば100歳は超えています、93歳で永眠) 私は、祖母に 「録音するから何か歌って」 と頼み、そのときに祖母が歌ったのがこの「夏は来ぬ」でした。 録音した祖母の歌を何度も再生して聴いたので、今でもこの曲を聴いたり弾いたりすると祖母の歌声が聴こえてきます。 私にとっては親代わりで、かなり厳しい祖母でしたが、その歌声がとってもかわいかったのが印象に残っています。 ちなみに当時小4の私には、「夏は来ぬ」という言葉が「夏は来ない」という風にしか思えなくって、 「????」って思ったことも今では楽しい想い出になっています。 因みに、この曲は明治29年5月に「新編教育唱歌集第5集」に発表されたということですから、 祖母は5歳だったんですね~、 祖母が幼児のころに お母さんか誰かから聴いて覚えたんでしょうか? なんだか、あったかい気持ちになります。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 8.ラルゴ・・・・ヘンデルが1738年にロンドンで初演したオペラ「クセルクセス」の中の一曲です。 歌劇の中のアリアですので本来は歌に伴奏がついた形になっていますが、 オルガンやピアノ、管弦楽曲や、器楽曲など、いろいろに編曲されています。 「安らぎの木陰」という意味があるそうそうです。 『オンブラ・マイ・フ』という別名もあり、独立した小品としてみなさんにもお聴き馴染みがある曲だと思います。 とても美しいメロディーで聴いていると癒され、私も大好きな曲です。 美しいメロディーをピアノで奏でられるように演奏したいと思います。(コメント:りぃ) 9.THE ROSE・・・・1979年のアメリカの映画「The Rose」の主題歌。 60年代の最大の女性シンガーといわれたジャニス・ジョプリンをモデルに、 反体制の空気に満ちた60年代のアメリカの若者を熱狂させた1人のロック歌手ローズの愛と激情の人生を描いた作品。 以下は、訳詩です。 人は言う 愛は川だと ひ弱な葦を押し流す 人は言う だからだよ 心がいつまでも疼くのは 人は言う 愛は飢えだと 終わりのない痛みだと でも…私には愛は花 あなたはただその種 心は壊れることを怖れ 踊りを覚えようともしない 夢は目覚めるのを恐れ 運を試そうともしない 人は縛られることを嫌い 与えようともしない 魂は死を恐れ 生き方を大切にしない 夜が寂しすぎた時 そして、道が遠すぎた時… あたなは思う 愛はツキだと…仕方がないものだと でも会うの 冬の最中に 冷たい雪の下に 種は太陽の愛を待ち 春にはバラを咲かす… 私はこの映画はまだ観ていないので ぜひ、観てみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 10.守ってあげたい・・・・私の大好きなYumingの曲です。 1981年6月21日に東芝EMIからリリースされた17枚目のシングルで、その後1989年6月28日に CDシングルとして再リリースされ、12枚目のオリジナルアルバム「昨晩お会いしましょう」に収録されています。 「そんなに落ち込まなくてもいいよ、心配ないよ、あなたを苦しめる全てのことから私が守ってあげるから。 だって、あなたのことを心から愛しているから。」 という歌詞で、この「愛」は、単純に男女間のことだけではなく、親が子どもへ、先生が生徒へ、 そして医師が患者へ・・・・など、すごく広い意味の「愛」だと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。 私のテーマソングとして毎回弾きます。 ※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、 実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、 様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、 そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、 『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』 という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり) 12.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった? サビでは 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。 これがテレビアニメの主題歌だということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、 とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)
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