ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート               2008年10月15日(水)
プログラム
      演奏:丹羽みどり/りぃ/ゆうみ
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり 里の秋(ジャズアレンジ) 文部省唱歌 作詞:斎藤 信夫
作曲:海沼 実
2 (ピアノソロ)りぃ ムーンライト・セレナーデ 作曲:グレン・ミラー
3 (ピアノソロ)りぃ 故郷 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
4 (電子ピアノソロ)みどり G線上のアリア 管弦楽組曲第3番
(BWV1068)より
作曲:J.S.バッハ
5 (ミュージックベル)全員 どんぐりころころ 文部省唱歌 作詞・作曲者不詳
6 (ミュージックベル)全員 夕焼け小焼け 文部省唱歌 作詞:中村雨紅
作曲:草川信
7 (ピアノ連弾)みどり&りぃ こぎつね ドイツ民謡/文部省唱歌 訳詩:勝承夫
8 (ピアノ連弾)みどり&りぃ 大きな栗の木の下で イギリス民謡 作曲者不詳
作詞:不詳/2,3番:阪田寛夫
9 (ピアノソロ)みどり Just the Way You Are
    (素顔のままで)
Billy Joel 作詞・作曲:Billy Joel
10 (ピアノ&電子ピアノ)
  
みどり&りぃ
めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より 作曲:アンドレ・ギャニオン
11 (うた&ピアノ)ゆうみ&みどり THE ROSE 映画「ローズ」より 作詞・作曲:Amanda McBroom
12 (うた&ピアノ)ゆうみ&みどり 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 ~森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro


曲目解説


1.里の秋・・・・秋の曲で私が好きな曲の一つです。
歌詞は、ちょっと悲しいですが(戦争に行ってしまった父親を思い出しながら、栗をたべるところ)、、、、。
 今回は、ジャズアレンジのものを演奏します。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.ムーンライト・セレナーデ・・・・トロンボーン奏者のグレン・ミラーが作曲したジャズのスタンダード・ナンバーです。
映画「スウィングガールズ」で使われたり、ボサノヴァアレンジでCMにも使われたりしているので
みなさんも聴いたことのある曲だと思います。
ロマンティックにムーディーに、普段からちょこまかしている私のイメージを変えて演奏できたらいいなぁと思っています。(コメント:りぃ)



3.故郷・・・・私の大好きな作詞・高野辰之さん、作曲・岡野貞一さんコンビの『故郷』を演奏します。
このコンビで作詞・作曲されている『朧月夜』や『紅葉』も好きな曲です。
 私の名前は、里に栄える子と書きます。ふたり姉妹の妹にも里という字が使われています。
両親が女の子なので、遠くへお嫁にいってもふるさとを大事に思ってくれるように、
出来れば近くにお嫁に行ってもらいたい・・・という想いをこめてつけくれたと聞きました。
自分の名前をとても気に入っています。素敵な名前をつけてくれた両親に感謝の気持ちをこめて、
そして、近くにある故郷、遠くの故郷、心の中にある故郷、
聞いてくださる方それぞれの故郷を感じてもらえるように演奏したいと思います。(コメント:りぃ)



4.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)
だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノソロ用にアレンジされたものを
電子ピアノのストリングスの音色で弾きます。

 私はいつもこの曲を弾いていると、自分自身がすごく癒されます。
それは、J.S.バッハが教会のための音楽を作っていたことや、私がSaint Ceciliaにあこがれているからだと思います。
甲府教会で賛美歌を弾いたときのことも思い出しながら弾きます。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



5~6.どんぐりころころ、夕焼け小焼け・・・・季節の曲で、誰もがご存知と思われる曲を2曲、
お聴きくださる方々とともに歌で楽しんだ後、ミュージックベルで、楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.こぎつね・・・・「こぎつねコンコン山の中♪」の歌いだしでよく知られている文部省唱歌です。
原曲は、ドイツ民謡で『きつねがガチョウを盗んだ/Fuchs, Du Hast Die Gans Gestohlen』という曲だそうです。
日本語訳詞では、草の実をつぶしてお化粧をしたり、もみじのかんざしをつけたりと、
可愛らしいきつねの様子が歌詞につけられていますが、原曲のドイツ語の歌詞では、
ガチョウをきつねに盗まれた飼い主がキツネに向けてちょっと過激なセリフをぶつけている様子が描かれています。

 以下、ドイツ語歌詞と直訳歌詞です。
Fuchs, du hast die Gans gestohlen,
Gib sie wieder her,
Sonst wird dich der Jäger holen
Mit dem Schießgewehr.

Seine große, lange Flinte
Schießt auf dich den Schrot,
Daß dich färbt die rote Tinte
Und dann bist du tot.

Liebes Füchslein laß dir raten
Sei doch nur kein Dieb
Nimm, du brauchst nicht Gänsebraten,
Mit der Maus vorlieb.
ガチョウを返すんだ
ガチョウを返すんだ
さもないと猟銃で
撃たれる羽目になるぞ?

大きくて長い鉄砲で
お前に向かって散弾を撃ったら
お前は真っ赤に染まり
やがてお前は死ぬだろう

かわいいキツネよ 忠告しておくよ
頼むから泥棒にならないでおくれ
お前はガチョウのローストを食べる必要はない
ねずみで我慢しなさい
 曲はとってもかわいい感じなのに、怖い歌詞ですね…。私は日本語訳詞の方が好きかな♪
調べてみて初めて知りました。おもしろいですね☆(コメント:りぃ)



8.大きな栗の木下で・・・・英題『Under the spreading chestnut tree』)は、イギリス民謡をもとにした童謡で、
作詞者・作曲者は不詳ですが、ヤロミール・ヴァインベルゲルの編曲(1939年)が知られています。
 日本語詞の1番の訳詞者は不詳(平多正於とする説がある)、2番・3番の訳詞者は阪田寛夫。
アメリカでボーイスカウトの間で歌われたと言われており、日本では手遊び歌として親しまれています。
 2007年(平成19年)に日本の歌百選の1曲に選ばれました。(コメント:Saint Cecilia/みどり)

 私は、この曲を聴くとおもわず手が動いて踊りたくなります。
今回は、みなさんに3番まで歌って楽しんでもらえるように、先生と試行錯誤しながら工夫してアレンジしました。
ピアノを演奏するので踊れない私の代わりにみなさんに歌って踊って楽しんでもらえたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ)



9.Just the Way You Are・・・・・ビリー・ジョエルの代表的なラヴ・ソング。
ビリー・ジョエルの出世作となった『ストレンジャー』に収められており、全米3位を記録した曲です。
 この曲は1978年度のグラミー賞で最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞を受賞し、
彼にとって30年以上のキャリアの中で最大級のヒット曲となっている。

「素顔のままで(そのままの君でいて)」以下は訳詩です。

僕を喜ばせようとして変わろうなんてしないで。君は一度も僕を落ち込ませたことなど無いんだから。
もっと、気に入るように、なんて考えないで。そんな君は見たくないよ。

困難なときだって僕は君から離れたりしなかった。こんなに遠くまで来たことはなかったのに
よい時期もあったし、これから悪い時期も過ごすことがあるだろう。そのままの君を僕は受け入れるんだ。

流行に走ろうなんて思わないで。君の髪の色も変えないで。
君には、言葉に出来ないほどの情熱があるんだから。僕が気づいていないかもしれないけど。

僕は頭のいい会話なんかしたくない。一生懸命に働くだけもしたくない。
話しの出来る相手が欲しいんだ。そのままの君でいて欲しいんだ。

君がいつも僕が知っているとおりの人であると、僕は知っていたい。
君が僕を信じてくれるまで、何を賭けようかい。僕が君を信じている、という姿がいいかな。

君を永遠に愛する、って言っただろ。心から約束するよ。
これ以上もっと上手に君を愛することなんてできないよ。


自然体でいられる自分以外の人は、とても大きな存在ですね。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



10.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。
※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。それからずっと弾き続けています。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。
 この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.THE ROSE・・・・・1979年のアメリカの映画「The Rose」の主題歌。
 60年代の最大の女性シンガーといわれたジャニス・ジョプリンをモデルに、
反体制の空気に満ちた60年代のアメリカの若者を熱狂させた1人のロック歌手ローズの愛と激情の人生を描いた作品。

 以下は、訳詩です。

人は言う 愛は川だと ひ弱な葦を押し流す
人は言う だからだよ 心がいつまでも疼くのは
人は言う 愛は飢えだと 終わりのない痛みだと

でも…私には愛は花 あなたはただその種

心は壊れることを怖れ 踊りを覚えようともしない
夢は目覚めるのを恐れ 運を試そうともしない
人は縛られることを嫌い 与えようともしない
魂は死を恐れ 生き方を大切にしない 

夜が寂しすぎた時 そして、道が遠すぎた時…
あたなは思う 愛はツキだと…仕方がないものだと

でも会うの 冬の最中に 冷たい雪の下に
種は太陽の愛を待ち 春にはバラを咲かす…


 私はこの映画は診たことがないのですが、今回、この曲について調べて、
ぜひ、見てみたいと思いました。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



12.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?

 サビでは
 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる
 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる

 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢
 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く





 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
これがテレビアニメの主題歌だということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。

 今回は娘の優実とデュエットしま~す♪(コメント:Saint Cecilia/みどり)



new 演奏日のエピソード (Saint Cecilia/みどり)   2008年10月15日UP♪

 1曲目、里の秋を弾き始めると、だんだんと人が集まってきました。
2曲目、りぃちゃんのソロ演奏も順調にすみ、次の曲、私が勘違いして、りぃちゃんの「故郷」を飛ばしてしまいました。
 「G線上のアリア」の後、歌とベルに移りかけたとき、やっとりぃちゃんに言われて気がつきました。(∂。∂。;;
(りぃちゃん、ごめんね・・・・(σ。σ;A)゛アセアセ)

 それ以外は、順調に、楽しいコンサートとなりました。
特に今回は、「どんぐりころころ」と夕焼け小焼けの歌で、歌詞を入れ替えて歌ったことは、とても好評でした~♪
(これ、実は、先日のみゅ~じっくフェスティバルのときのネタなんですけどね・・・・)

 次回も、何か新しいネタを考えようかな♪



new りぃちゃんの感想♪   2008年10月16日UP

 昨日の雨もすっかりあがり、雨上がりの秋晴れのとても気持ちいい日のコンサートでした。
1曲目の先生のピアノの音色にたくさんの方が集まってくれて、ベルもみなさんで楽しむことができてとてもよかったです。

 ソロ『ムーンライト・セレナーデ』は、初めてハートフルコンサートで弾きました。
曲選びの際に、音色に集中して弾けるようにいつも弾く曲より少し簡単めのアレンジのものを選んだので
落ち着いて演奏できたと思います。ジャズ曲なので、もうちょっと雰囲気を出してテンポを揺らす感じで演奏できるようになれるといいなぁと思います。

 先月も演奏した『故郷』は、先生も聴いてくださったみなさんもたくさんの方が歌ってくださって
とてもうれしかったです。自分では3番に入る前の間奏のところから少し余裕が出てきて3番だけ一緒に歌えました。
今度は1番からみなさんと一緒に歌えるようにがんばりたいです。

 曲選びもハートフルコンサートで弾く曲は、自分の好きだけじゃなくてみなさんに喜んでもらえるような曲選びを心がけていきたいです。

 連弾『子ぎつね』も、先生が曲の原曲に関するエピソードも話してくれて、みなさんも「ほぉ…」という感じで、知っていただけて
曲紹介のポイントも勉強し自分でももっとはっきり曲のポイントも紹介できるように余裕ができるといいのになぁ…。と思いました。まだまだです。

 私は先生とふたりで演奏しながら、本番で先生の
「3番まであるよね…。もう1回最初に戻るよ…。コーダにいくよ…。」
と好リードしてもらい、楽譜どおりだと2番までしか歌えなかったけど、3番までみなさんに歌ってもらい、
本番で先生と心を合わせられたことがとってもうれしかったです。

 『大きな栗の木の下で』もみなさんに3番まで歌ってもらえるようにレッスンの時に楽譜にアレンジを加え、
先生とあれこれ話しながら楽しく曲を仕上げていけたのがとてもうれしく楽しかったです。連弾のいいところ♪ですね。

 先生のソロ『素顔のままで』も優実ちゃんの歌『THE ROSE』も、大好きな曲でうっとり聴いちゃいました。
今日も楽しいコンサート♪みなさんありがとうございました。またがんばります。



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