ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート               2007年3月28日(水)
プログラム
     演奏:丹羽みどり/りぃちゃん/I.Sさん
        豊田市生涯学習センター美里交流館 自主グループ「ベルふぁみりぃ」のみなさん
        
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ〜優  海 丹羽みどり
 
2 (ピアノソロ)みどり G線上のアリア    管弦楽組曲第3番(BWV1068)より J.S.バッハ
 
3 (ピアノソロ)みどり 「トルコ行進曲」 ピアノソナタ第11番
イ長調K.331より第3楽章
W.A.モーツァルト
 
4 (ピアノ連弾)
     りぃちゃん&みどり
贈る言葉 海援隊 作詞:武田鉄矢
作曲:千葉和臣
 
5 (ピアノソロ)りぃちゃん 涙そうそう 作詞:森山良子
作曲:BEGIN
 
6 (ミュージックベル)
    ベルふぁみりぃ
喜びの歌 交響曲第9番合唱付き
第4楽章より
L.V.ベートヴェン
 
7 (ピアノソロ)みどり めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より アンドレ・ギャニオン
  
8 (ピアノソロ)みどり ありがとう SMAP 作詞・作曲:MORISHINS'
編曲:REO
 
9 (ミュージックベル)
    ベルふぁみりぃ
ミッキーマウス・マーチ 「ミッキー・マウス・クラブ」より Jimmie Dodd
 
10 (ハーモニカ&ピアノ)
        I.S.さん&みどり
春の小川〜ふるさと〜紅葉(文部省唱歌/作詞:高野辰之作曲:岡野貞一/編曲:丹羽みどり)
  
11 (ミュージックベル)全員 春が来た 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
 
12 (ピアノソロ)みどり 千の風になって 秋川雅史 作詞者不詳
日本語訳詩:新井満
作曲:新井満
 
13 (ピアノ&うた)みどり 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 〜森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro
 
14 (ピアノソロ)みどり 3月9日 レミオロメン
TVドラマ「1リットルの涙」挿入歌
藤巻亮太
 
15 (ピアノソロ)みどり 世界に一つだけの花  SMAP 作詞・作曲:槇原 敬之

コメント:

 今回は、このハートフルコンサートで”修行中”の大人の生徒さんの『りぃ』ちゃんの他に、
『I.S.さん』が、ご自慢のハーモニカ演奏で参加します。

 そしてまた、私が数年前から指導させていただいている、
豊田市生涯学習センター美里交流館の自主グループ『ベルふぁみりぃ』のみなさんにも、
演奏していただくことになりました。
 にぎやかで楽しいコンサートになると思います。

 また、今回も電子ピアノ(YAMAHA ERECTRONIC PIANO P-80)を持ち込み、
ピアノ以外の音色(ストリングス)をお楽しみいただけたらと思っています。


曲目解説

1.みどれみ〜優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ〜」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:碧)


2.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)だけで弾けるように編曲することで、
世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノ独奏用にアレンジされたものを弾きます。(コメント:碧)


3.トルコ行進曲・・・・昨年は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト生誕250周年でした。
彼の作品の中で一番メジャーな(と思います)ピアノ曲です。
 ロンド形式で、当時流行していたトルコ趣味を取り入れ、左手の伴奏のアルペジオの装飾音のところは、
トルコの軍楽隊の打楽器の響きを表現しているそうです。
 この曲について、作曲家の青島広志氏は、「元気が出る曲」とコメントしていらっしゃいました。
私も確かにそう感じながらいつも弾いているので、
病院でお聴きくださる方々にも 「元気」 を感じていただければと思います。(コメント:碧)


4.贈る言葉・・・・ TVドラマ「3年B組金八先生」の主題歌だった曲です。
ドラマもよく見てましたし、卒業式でも歌った曲なのでこの曲を聴くと、とても懐かしい感じがします。
春は出会いと別れの季節、これからやいままでの別れや出会いを思いながら
みなさんに一緒に歌っていただけるように、演奏したいと思います。


5.涙そうそう・・・・BEGINが作った曲に、森山良子さんが歌詞をつけた曲です。
森山良子さんの亡くなってしまった大好きな”にぃに(お兄さん)”への思いがつまっている曲です。
クリスマス会でMINAさんの演奏を聴いて私も弾いてみたいと楽譜を買いました。

 私も最近子供のころからかわいがってくれた叔母を亡くし、この曲を聴いて、
空から見守っていてくれる叔母に恥ずかしくないように、いつでも笑顔で空を見れるように暮らしていきたいな・・・
と思っています。
 空までピアノの音が届くように、演奏できたらいいなぁと思います。。(コメント:りぃ)


6.喜びの歌・・・・この曲を知らない人はおそらく、いないでしょう。
ベートーヴェンが聴力を失い始めてから、初めて生きていることに「喜び」を感じて作曲したといわれています。
明日への希望を持って、力強く生きていこう! というメッセージだと思います。(コメント:碧)


7.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて
弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:碧)


8.ありがとう・・・・SMAPの曲です。
 「ありがとう」という言葉は、私にとってはすごく思い入れのある言葉です。
昨年9月に参加した院内コンサートで・・・・♪

 「ありがとう」って言われて、怒る人はいませんよね。すごく素敵な言葉だと思います。
「自分の演奏を聴いて下さってありがとう」という気持ちで私はこのコンサートで演奏させていただきたいと思っています。


9.ミッキーマウス・マーチ・・・・ベルふぁみりぃのみなさんの演奏でお届けします。
この曲は、ミッキーマウスのテーマソングとして、とても有名です。元気の出る曲です!(コメント:碧)


10.春の小川〜ふるさと〜紅葉
・・・・懐かしい(?)文部省唱歌を3曲、
I.S.さんのハーモニカの味わい深い音色でお届けします。
 私がアレンジしてメドレーにしてみました。みなさんぜひいっしょに歌ってください。(コメント:碧)


11.春が来た・・・・文部省唱歌を、演奏者と聴衆のみなさま全員でベルで演奏し、春の気分に浸りつつ、
音楽を楽しみたいと思います。(コメント:碧)


12.千の風になって・・・・私がこの曲と初めて出会ったのは、1月中旬です。
偶然つけていたTVで、秋山雅史さんとこの曲にまつわるエピソードを紹介していて、とても感動しました。
 その後、2006年の大晦日のNHK紅白歌合戦で、この曲を秋山さんが歌ったということを知り、
実家の父がビデオ録画していたので、何回も観ました。 何回聴いても感動します。心に響きます。

 紅白のときにも、この曲の解説をアナウンスされていたのですが、私はもっと深く知ろうと思い、
ネットで検索したら、秋山さんのサイトがヒットしました。
そこには、「千の風になって  エピソード募集」というページがあり、そこには、いろいろな方の投稿文章がありました。

 そして、私は、もし自分が投稿するとしたら・・・・と考えると、私が真っ先に思い浮かぶ「大切な人」は、
私のピアノの恩師である、植田先生でした。
もし、植田先生に出会っていなければ、今の私=音楽講師・ピアノ指導者になり、
こうしてハートフルコンサートをやっている私はいません。

 私は、ピアノを弾くときにはいつも先生のことを思って弾いています。
もし先生が今の私の演奏を聴いていたとしたら、何て言うだろうか?
いつもそう思いながら弾いていると、だんだん上手になります。

 先生は今でも私の心の中に生きているんです、ずっと永遠に・・・・!
この曲は、そんな私の思いとぴったり合っている感じです。
気持ちを込めて ピアノで歌います。(コメント:碧)


13.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?
生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
これがテレビアニメの主題歌だということも、子供たちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。(コメント:碧)


14.3月9日・・・・2005年10月〜12月に放送されたTVドラマ「1リットルの涙」の挿入歌です。
ドラマの中で行われる合唱コンクールの練習風景のときに初めて聴き、すぐに好きになりました。
 歌詞の中で一番気に入っているところは、やはりサビ部分です。
 瞳を閉じればあなたが まぶたの裏にいることで
 どれほど強くなれたでしょう あなたにとって私もそうでありたい

ちなみにこの曲、「レミオロメンのメンバーの共通する友人の結婚式のために作った」
というエピソードがあるそうです。その結婚式は、2002年の3月9日に行われたそうです。(コメント:碧)


15.世界に一つだけの花
・・・・この曲には愛弟子のきょーこさんと連弾したっていう、
私にとってとても大切な思い出があります。
 ちなみに、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「〜親から子、子から孫へ〜親子で歌いつごう 日本の歌百選」で、平成18年12月の選考で選ばれたそうです。
 だからこの曲はやっぱり、コンサートの最後にずっと弾き続けていこうと思います。(コメント:碧)




 演奏日のエピソード  2007年3月29日UP♪

 今回は演奏者がたくさんで、ベル、ハーモニカの演奏も豪華で、とても好評でした。
最後の1曲の演奏の前にすでに終了時間の12時を過ぎてしまっていたので、
お食事に行かれる方は退席していただいても・・・・と言ったのですが、
誰一人席を立とうとせず、じゃあ、最後、「世界に一つだけの花」を弾きます。
といったら、拍手をいただき、とてもうれしかった。

 教室のコンサートも近いし、他にもいろいろ仕事が溜まっていて、最近心の余裕がなくなっていたけど、
がんばってやってひとつひとつ こなしていかないとね・・・・。



りぃちゃんの感想♪   2007年3月29日UP♪

  連弾『贈る言葉』は、歌えそうだったら演奏しながら歌おうと思っていました。
なんとか歌えたのですが、ピアノがちょっとぎこちなくなってしまいます。
歌っても演奏がぎこちなくならない様、メロディーに乗って演奏できるように、今までもこれからも課題です。

 ソロ『涙そうそう』こちらも、今までの課題でもあった”間を大事にする”が
今日も本番の気持ちのあせりもあり、しっかり待てずに”ツッコミ”気味になってしまいました。
これからも練習のときから心がけていかなくては・・・です。

 演奏後先生が
「いつものところ(間奏の始めの部分しっかりのばして4拍目半から入るところ)が待てなかったねぇ・・・。
でも他のところは良かったよぉ。95点かな」
 って言ってくれました。すごぉく、すごぉくうれしかったです。
演奏の後の先生のアドバイスや暖かいお言葉がとっても励みになっています。
「よぉし、次もがんばるぞぉ」
って思います。

 I.S.さんのハーモニカの演奏は、ピアノととてもマッチしていて、
どこか懐かしい優しい音色でとても癒されました。
ハーモニカと日本の抒情歌とっても合いますね。すごく良かったです。

 今回”べるふぁみりぃ”の演奏で、お休みの方がいたので私も仲間入りさせてもらい演奏しました。
クリスマス会の時にみんなで演奏した曲だったので、楽しく演奏できました。
最後先生の指揮を見ながらみんなで手を上へあげて”ピタッ”と止めるところがばっちり合って気持ちよかったです。

 今日もみなさんのおかげでとても楽しいコンサートでした。ありがとうございました。
I.S.さんの感想♪   2007年3月29日UP♪

 ある日、レッスン後、Mさんのギター伴奏と先生のピアノで演歌の合奏を聴く機会がありました。
すごく感動しました。ピアノとギターはこんなにも相性がいいのですね。何回も聴きたいぐらいに癒しのひとときでした。
 ああ僕も先生の何分の1でもいいから、この曲を弾けたらいいなー。
よーし!僕もやってみたい・・。それから少し先生に楽譜の数小節をご指導していただきましたが、あの3年前の入門時のように、またしても最初から躓きです。とんでもないリズム感というか拍子がとれないのです。

 自分がマスターしたいと思った曲。それがどんな曲であっても、必ず通らなければならないリズムと拍子・・・。
それを超えなければ曲のマスターは、おぼつかないのです。
また、先生にソルフェージュの指導をお願いしなければ・・・。
やはり、好むと好まざるとにかかわらず、この曲は棚上げです。

 そのとき、ふと思い出したのです。今から51年前、小学校の6年の1学期のころ放課後、いつも同級生の芳賀君とハーモニカを吹いていました。
当時楽器といえばハーモニカしか買えなかったのです。今思うと芳賀君も僕も 寂しがりやだったかもしれません。技量的には芳賀君の方がうまかったです。彼は伴奏をつけて吹いていました。途中から僕もハーモニカに舌をつけて、伴奏することを覚えました。

 ということで、先生に私のハーモニカを聴いていただいたところ、「いいじゃん」と言われその気になってしまい、栄えあるハートフルにハーモニカデビュー?したのでした。

 最初の1分間また例のあがり賞が出てきましたが、それを過ぎたら普通になりました。
でも楽譜から目を離せなかったのは、まだ、あがっていたのでしょう。
実を言うと、50年ぶりに吹いたというのに、簡単に、当時と同じように吹くことができたのです。
人間って小さいときの経験って覚えているものですね。プチうれし・・です。

 ですから、初デビューで先生が、明後日に迫っているのに練習もしないの?といわれたくらいですが、ハーモニカ全然練習はしていませんでした。白状しまーーす。----すでに時効!?。

 その罪悪感を押し殺し、とにかく無事に吹くことができたんですが、先生のピアノ伴奏のほうが素敵でそっちの方がメインのように思えました。

 演奏がおわり、礼の挨拶して戻ろうとしたとき、会場の二階から突然 一人の方のひときわ大きな拍手が聞こえました。
えっ! びっくり 知らない方から、あのように力強い拍手を浴びやっぱ 思い切ってハモニカ吹く機会に参加してよかった・・・内心そう思いました。

 僕の人生で再びハーモニカ吹く機会を与えてくれた先生に感謝。
同席のりぃさんの介添えで、あがらずにすんだことを、ここに感謝申し上げます。


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