ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート
プログラム
      演奏:丹羽みどり/りぃちゃん(R.Oさん)                2006年11月29日(水)      
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ〜優  海 丹羽みどり
 
2 (ピアノソロ)みどり 「トルコ行進曲」 ピアノソナタ第11番
イ長調K.331より第3楽章
W.A.モーツァルト
 
3 (ピアノソロ)みどり 「魔法の笛」 歌劇「魔笛」より W.A.モーツァルト
 
4 (ピアノ連弾)
     りぃちゃん&みどり
さんぽ   作詞:中川季枝子
作曲:久石 譲
 
5 (ピアノソロ)りぃちゃん 翼をください 赤い鳥 作詞:山上路夫
作曲:村井邦彦
 
6 (ピアノソロ)りぃちゃん ホール・ニュー・ワールド アニメ映画「アラジン」より Alan Menken
 
7 (ミュージックベル)全員 ふるさと 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野 貞一
 
8 (ミュージックベル)
    りぃちゃん&みどり
もみじ 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野 貞一
9 (ピアノ連弾)
     りぃちゃん&みどり
もみじ 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野 貞一
  
10 (ピアノソロ)みどり 里の秋 作詞:斎藤 信夫
作曲:海沼 実
 
11 (ピアノソロ)みどり めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より アンドレ・ギャニオン
 
12 (ピアノソロ)みどり TWILIGHT IN UPPER WEST T-SQUARE 和泉宏隆
 
13 (ピアノソロ)みどり 涙そうそう 夏川りみ 作詞:森山良子
作曲:BEGIN
 
14 (ピアノソロ)みどり 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 〜森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro
 
15 (ピアノソロ)みどり 世界に一つだけの花 SMAP 作詞・作曲:槇原 敬之

コメント:

 今回も、大人の生徒さんの『りぃ』ちゃんが参加します。
今回は、秋中盤ということで、秋っぽい曲を中心に選曲してみました。



曲目解説

1.みどれみ〜優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ〜」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:碧)


2.トルコ行進曲・・・・今年はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト生誕250周年なので、
彼の作品の中で一番メジャーな(と思います)ピアノ曲を選びました。
 ロンド形式で、当時流行していたトルコ趣味を取り入れ、左手の伴奏のアルペジオの装飾音のところは、
トルコの軍楽隊の打楽器の響きを表現しているそうです。
 この曲について、作曲家の青島広志氏は、「元気が出る曲」とコメントしていらっしゃいました。
私も確かにそう感じながらいつも弾いているので、
病院でお聴きくださる方々にも 「元気」 を感じていただければと思います。(コメント:碧)


3.魔法の笛・・・・この曲もW.A.モーツァルトの曲。歌劇「魔笛」の中の有名な曲ですが、
とてもファンタスティックなアレンジとなっています。(コメント:碧)


4.さんぽ・・・・秋の感じの曲ということで選曲しました。
 りぃちゃんと一緒に、みなさまにも一緒に歌っていただくのに、どうしたら歌いやすいかを考えて、
アレンジを加えてみました。
一緒に歌って楽しんでいただけたらと思います。(コメント:碧)


5.翼をください・・・・子供のころ大好きでよく歌っていました。
 子供のころは、サビの部分「悲しみのない自由な空へ翼はためかせ行きたい」というところが好きでしたが、
大人になった今は「今、富とか名誉ならばいらないけど翼がほしい」という歌詞が1番好きになりました。
 子供のころは、この部分の歌詞の意味があまりわかっていませんでした。
お金や名誉がなくても、実際に飛ぶことは出来ないけど、
心や気持ちが翼を広げて空を飛べるくらい大きくなれたなら・・・。と憧れます。
 演奏するピアノの音も音符に翼をつけて遠くへ、遠くへ飛んでくれたらいいなぁ・・・と思います。

 ハートフルでは3回目の演奏になります。レッスンで「拍節補填リズム」という言葉を先生から教わりました。
私は拍子をとるのが苦手で少しずつ1小節の長さがバラバラになってしまっているので、
 ・心の中で拍を意識しながらメロディーが流れるように。
 ・一緒に歌ってくださる方が歌いやすいように。
 ・自分でもしっかり歌いながら演奏する。
を心がけて演奏したいと思います。(コメント:りぃ)


6.ホール・ニュー・ワールド・・・・ディズニー映画「アラジン」の主題歌です。
 アラジンとジャスミン姫が魔法のじゅうたんで世界中の空を旅する場面で流れています。
ためらうジャスミン姫にアラジンが「さあ、僕を信じて・・・」と手をさしのべ(私のお気に入りのシーンです。)
ふたりは飛び出してゆきます。
 ふたりきりの素敵な夜空の旅をイメージして、ゆったりと演奏できたらいいなぁと思います。

 ハートフルでは2回目の演奏になります。この曲は最後の部分がとてもきれいなので、
大事に演奏したいと思います。
 アラジンとジャスミン姫がふたりで見つめあい、「さぁ。ふたりで一緒に・・・♪」
と空へすぅ〜と消えていく感じがピアノで表現できたらいいなぁ・・・と思っています。(コメント:りぃ)


7〜8.ふるさと・・・・お聴きくださる方々にもベルを演奏していただき、一緒に楽しみたいと思います。
(コメント:碧)


8.9.もみじ・・・・ミュージックベルでりぃちゃんと二人で演奏し、お聴きくださる方々には
一緒に歌っていただこうと思っています。
またその後、ピアノ連弾で、楽器とアレンジが変わって、
「音楽」が変化する面白さも味わっていただけたらと思います。(コメント:碧)


10.里の秋・・・・秋の曲で私が好きな曲の一つです。
歌詞は、ちょっと悲しいですが(戦争に行ってしまった父親を思い出しながら、栗をたべるところ)、、、、。
 今回は、ジャズアレンジのものを演奏します。(コメント:碧)


11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて
弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください

 ちなみに、最近、西条秀樹さんがこの曲に歌詞をつけたものを歌っているようですが、いったいどんな歌詞なのか・・・・!
 私は、自分が演奏するときに表現したいイメージのために自分の中で考えることはありますが・・・・!
基本的には、もともと作曲家が歌詞をつけていない曲に歌詞をつけて・・・・
ということは、あまり好きではないです。理由はこちらです。
(コメント:碧)


12.TWILIGHT IN UPPER WEST・・・・1987年4月にリリースされたアルバム「TRUTH」の全9曲の中の最終曲。アルバムタイトルになっている「TRUTH」はF1グランプリの主題曲としても有名です。
 「TWILIGHT IN UPPER WEST」は、直訳すると、「西の上(空)のたそがれ」、つまり、「夕暮れ」。
夕焼けの黄金、茜色、真っ赤な夕日・・・・あの空の色とたそがれ時のなんとも言えない
しみじみとした情感を表現して、気もちを込めて弾きたいです。

 因みにこの曲のピアノ譜は出版されていないため、私が持っているエレクトーン譜からピアノソロ用に自分でアレンジしてみましたので、作曲された和泉さまには大変申し訳ないのですが、アドリブ部分はカットしています。
(コメント:碧)


13.涙そうそう・・・・2002年12月31日に、日本レコード大賞にて作詩賞を受賞された森山良子さんの作詞です。
 森山さんは、若い頃に大好きだったお兄様を亡くされた経験から、この曲に、いろんな思いをこめています。
自分と同じように若いうちにご家族の誰かと死別した方が多く、その悲しみから長い間立ち直れずにいることも知り、この曲で少しでも心に安らぎをあたえられたら・・・・という思いをこめていらっしゃいます。

 亡くなった人達がそれぞれの大切な人を見守ってくれているのだから、自分達は彼らが長く生きられなかった分を精一杯、前向きに元気を出して、与えられた命を生きていくのが務め・・・・という思いと共に、
そして、早く悲しみを乗り越え、いつも、いつまでも想い出し、いつくしむという事も自分達に出来る素晴らしい事だという思いもこめていらっしゃいます。

 今回弾くのは、夏川りみさんの歌っている曲のピアノアレンジ楽譜です。
夏川さんの歌声も綺麗で好きですが、私はやっぱり、この曲を作詞したご本人の森山さんが歌っている「涙そうそう」の方が好きです。
 森山さんの歌声には、何か「こだわり」とか「強い思い」を感じるのです。
私は、森山さんのこの曲にこめた「思い」を大事にし、私なりのベストを尽くした音色で表現したいと思います。

そして、今、映画も放映されていますし、先日TVドラマで「涙そうそう」というのを見て、またこの曲が弾きたくなりました。
 やっぱりいい曲=人の心に訴える曲、気持ちが伝わる曲 というのは、
何年経っても、飽きたり古さを感じさせないと痛感しています。
 (コメント:碧)


14.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?
生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
これがテレビアニメの主題歌だということも、子供たちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。
 今回も弾き語りしまーす♪(コメント:碧)


15.世界に一つだけの花・・・・以前、愛弟子のきょーこさんがハートフルコンサートに参加してくれていたころには、
いつも締めくくりはこの曲を連弾し、お聴きくださるみなさんも一緒に歌っていただいていましたので、
やっぱりどうしてもこの曲は、できればいいなーと前々から思っていました。
 やっと、私の気に入ったアレンジ(原曲に忠実!)のピアノソロ楽譜を見つけたので、
この4月からこの曲を、毎回プログラムの最後に弾くことにしています。
 この曲は、世代を超えて、どなたでも「聴いたことがある!!」「知っている!」「歌詞がいい!」
などなど、人気曲だと思います。(コメント:碧)




new 演奏日のエピソード  2006年11月29日UP♪

 今日は、1曲目の時にはまったく人がいなくて寂しかったのですが、
 2曲目のトルコ行進曲を弾いている間に、患者さんたちが続々と集まってきてくださり、
弾き終わった時には、約10数名の方がいらっしゃいました。
 私は、トルコ行進曲を弾いているときに、何故かあの「のだめ」の弾きかたが頭に浮かんできて、
なんかすごく曲にのめり込んで弾いていました。気持ちよかったです♪(汗;

 弾き終わってから、
「さて、今の曲は誰の作曲でしょう?」
とクイズを出してから
「この人でーす♪」って肖像画を見ていただきました。
で、
「ちなみに、モーツァルトの誕生日の1日前が私の誕生日なので、なんか嬉しいんですよー♪」
ってしゃべっちゃいました。
結構ウケたので、よかったです・・・・汗;

 ミュージックベルもみなさんに一緒に「ふるさと」を演奏して楽しんでもらえたし、
その後「もみじ」を演奏し、たくさん拍手していただけたので、本当によかったです。

 それから、先日の石野交流館での高齢者クラブのことをお話し、
そのとき一緒に演奏したHさんから、紅葉のきれいな写真を送っていただいたので、
それを印刷して持って行きました。
しかし、右の写真をご覧になったらわかるとおり、
バックに本物の紅葉の景色が広がっていたので、
「写真よりやっぱ、本物がいいですねー♪」
なんて、話してから弾きました。

 「さんぽ」の連弾のときには、かわいい女の子がかわいい声で歌ってくれたし、
「もみじ」「涙そうそう」「世界に一つだけの花」「翼をください」も、一緒に歌って楽しんでもらえてよかったです。

 「里の秋」「めぐり逢い」「TWILIGHT IN UPPER WEST」「生きてこそ」では、しみじみとした感じでお聴きいただけました。

 というわけで、今日も無事にコンサートを終えることができました。

 りぃちゃんも、ちょっとミスはあったものの、音楽を止めることなくしっかりと立ち直って最後はとってもかっこよく弾けました。
さすが私の弟子ですねぇ・・・・(だいぶ誤魔化すのが上手くなってきたわ・・・・<テヘ!

 さて、今日のオマケな話題。
気ままな伝言板での会話どおり、今日は、かいちゃんまんさんがかいちゃんと一緒に聴きにきてくれて、
そのあと、りぃちゃんと3人でランチ行ってから私の家に遊びに来てくれました。
 手作り楽器にはしゃぐかいちゃん、そしてモーツァルトのソナタを弾いて、
うちのピアノの音色をすごく気に入ってくれたかいちゃんまんさん。。。。
 あっというまに時間がすぎて、とても楽しかったです。ありがとうございましたー♪

りぃちゃんの感想   2006年11月30日UP♪

 今日はハートフルコンサートなのに、2・3日前から風邪をひいてしまい声がガサガサにかれていて
一緒に歌える曲がたくさんあったのに最後の『世界にひとつだけの花』だけしか歌えずにとても残念でした。
来月は体調を万全にしてみなさんといっしょに歌い楽しみたいです。 

 今回私は、連弾『さんぽ』→ソロ2曲→ベル→連弾『もみじ』の順で演奏しました。
連弾『さんぽ』は、いつも演奏し始めの部分で緊張で手が硬くなってしまうのですが、
今日も曲の前奏の部分で失敗してしまいました。
 曲の最初の部分から落ち着いて演奏できるよう今までもこれからも課題です。
 かわいい女の子がピアノに合わせて歌ってくれて、私の気持ちも「ほっこり」しました。
かわいい歌声ありがとう♪



 ソロ『翼をください』は、
先生もピアノと一緒に歌ってくれて、
レッスンのときに勉強した
「拍節補填リズム」のない部分
を意識して演奏できました。



 ソロ『ホールニューワールド』は、
曲の大事な最後の部分が思うように演奏できてよかったです。



 連弾『もみじ』は、
ピアノを演奏しながら歌えるように練習していったのに
声がかれてて歌えなくて残念でした。


 今回で1年間ハートフルコンサートに参加させていただくことができました。
頭は真っ白になり演奏が止まってしまったことや、私が参加してて大丈夫かなぁ?
とかくじけそうなこともありましたが、先生が一生懸命励ましてくれてレッスンしてくれたことや、
聴いてくださっているみなさんの暖かい拍手や、優しい言葉をかけてくださったりすることが、
私に力を与えてくれて1年間続けることができました。本当にありがとうございました。

 人前で演奏することで、毎回気を付けたい課題がみつかり、ハートフルコンサートでいろんなことを学びました。
これからもひとつひとつ課題を克服していっぱい学んでいきたいと思います。

 次回からは私のハートフルコンサート生活2年目に入ります。
聴いてくださってる方やいつもよくしてくださる先生の少しでもお役に立てるよう一生懸命励んでいきたいです♪

 今日は先生のお友達”かいちゃんまん”さんと”かいちゃん”も聴きにきてくださり、
一緒にランチに行けてとても楽しかったです。
 その後先生のお宅に遊びにいき”かいちゃんまん”さんの演奏を聴いたり、
かわいい”かいちゃん”と遊べてうれしかったです。
 ありがとうございました。またご一緒してくださいね。



他の演奏日のプログラムを見る
ハートフルコンサートのページへ戻る トップページへもどる