トヨタ記念病院 ハートフルコンサート | ||||
演奏:丹羽みどり/R.O./すもも/ 2006年1月25日(水) | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | 優 海 | 丹羽みどり | |
2 | (ピアノソロ)みどり | ノクターン Op.9-2 | F.F.ショパン | |
3 | (ピアノソロ)みどり | 恋におちて -Fall in Love | 小林明子 TVドラマ「金曜日の妻たちへ3」主題歌 |
小林明子 |
4 | (ピアノソロ)R.O. | 人生のメリーゴーランド | アニメ映画「ハウルの動く城」より | 久石 譲 |
5 | (ピアノソロ)すもも | Book Of Days | Enya | Enya&Nicky Ryan |
6 | (ミュージックベル) | 冬景色 | 文部省唱歌 | 作詞作曲不詳 |
7 | (ピアノソロ)みどり | 冬景色 | 文部省唱歌 | 作詞作曲不詳 |
8 | (ミュージックベル) | たき火 | 文部省唱歌 | 作詞:巽聖歌 作曲:渡辺 茂 |
9 | (ピアノ連弾)R.O.&みどり | たき火 | 文部省唱歌 | 作詞:巽聖歌 作曲:渡辺 茂 |
10 | (ピアノソロ)みどり | めぐり逢い | TVドラマ「Age‘35」より | アンドレ・ギャニオン |
11 | (ピアノソロ)みどり | Your Song (僕の歌は君の歌) | エルトン・ジョン | |
12 | (ピアノソロ)みどり | Everything | Misia | 松本俊明 |
13 | (ピアノソロ)みどり | 雪の華 | 中島美嘉 | 作詞:Satomi 作曲:松本 良喜 |
14 | (ピアノソロ)みどり | The Wind of Life | アルバム「PIANO STORIES」より | 久石 譲 |
コメント: 今回は、大人の生徒さん2名(=R.Oさんと すももさん)が参加します。 生徒さんにとっては、このハートフルコンサートは、「人前で弾く経験の場」そして、 「自己満足の範囲内での仕上がりではなく、人にも聴いてもらえる演奏を目指す努力ができる」 と言う、とても「いいこと」があるので、私は、レッスンの一部だと考えています。 いわば、このハートフルコンサートは「野外授業」みたいな? 本当に、聴いてくださる方々には、感謝です。 曲目解説 1.優海・・・・オリジナル曲。曲名は「優しい海」ですが、もう一つの海の曲「冬の海」が、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしましたので、それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・という思いを込めています。(コメント:碧) 2.ノクターン Op.9-2・・・・「ピアノの詩人」と言われた、ロマン派代表的な作曲家ショパンの一番有名な夜想曲(ノクターン)。 この曲は、このハートフルコンサートを始めるきっかけとなったIさんの人前結婚式で、列席者の署名と指輪の交換のときに弾いたことが最近では私の一番の印象に残っています。 「ノクターン」とは、「夜想曲」=夜のイメージの曲なので、私のイメージでは、 とても綺麗な月夜に、ひとりで散歩していて、それまでの自分が経験してきた、いろいろなことを回想して、 もちろん、楽しいことだけじゃなく、辛いことや悲しいことも思い出し、 自分の経験は全て、意味のあるものだったのだから、後悔とか、悲しむとか、誰かを恨むとか、怒るとか、 そういう感情は、全くなく、「あー、でも、今は、そんなこともあったから、今の自分があるんだなー、」 ってしみじみ思い、結局は、今は自分は幸せだーって思う、そんな感じです。(コメント:碧) 3.恋におちて -Fall in Love・・・今から20年前の1985年8月〜12月に放送されていた TVドラマ「金曜日の妻たちへ3・恋におちて」の主題歌です。 しかし、最近、某食品メーカーのCMで替え歌になって流れていたので、 きっと若い人でも知っているかもしれませんね。(笑)(コメント:碧) 4.人生のメリーゴーランド・・・・宮崎駿監督の映画「ハウルの動く城」のテーマ曲です。 映画の中でいろんなアレンジで流れています。 久石譲さんも大好きなのでこの曲を弾いてみたいと思いました。 人生のいろいろな思い出をメリーゴーランドが回るように様に、思い出し回想しているような ちょっとせつない・・・でも心暖まる曲だと思います。(コメント:R.O.) 5.Book Of Days・・・・この曲は、「いつの日か、いつの夜か、いつの時か、私の夢が叶うのは・・・」 という歌い出しのように、“自分の未来に思いをはせている”歌です。
また、「東方か西方か、この大地か、それとも遥かな海なのか・・・
私の旅は物語を織り成していく・・・信じたことを夢見て・・・」と歌詞にあるように、
“青い空と海が果てしなくどこまでも続いていくような、広がりのある感じ”が演奏で表現出来たら、
と思っています。(コメント:すもも) 6〜7.冬景色・・・・冬と言う季節なので、この曲を今回、ミュージックベル&ピアノソロで演奏することにしましたが、 ここにコメントを書くにあたり、よく曲について調べてみると、3番の歌詞の中に「時雨」という言葉があり、 厳密には、「時雨」は、 初冬の頃、一時、風が強まり、急にぱらぱらと降ってはやみ、数時間で通り過ぎてゆく雨。冬の季節風が吹き始めたときの、寒冷前線がもたらす驟雨(しゆうう)。村時雨・小夜(さよ)時雨・夕時雨・涙の時雨など。 ということなので、この曲は、11月の終わりごろに弾くべきなのかなと思いました。 ま、地域ごとにその時期は異なると思いますが。(コメント:碧) 8〜9.たき火・・・・この曲も、冬っぽい感じなので、今回演奏することにしました。 ここにコメントとして書くにはかなり余談っぽいですが、あえて書いておきます。 この曲は、トワイライトスクールでも、ミュージックベルで指導しました。そのとき思ったことは、 いまどきの小学生は、歌詞にある「垣根」がわからない。 歌詞の意味を教えて、その曲がどんな意味を人に伝えようとしているのかを教えて、 その音楽を楽しむ。それがやっぱり大切なことだと思います。 10.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。それからずっと弾き続けています。 気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:碧) 11.Your Song・・・・エルトン・ジョンの代表的な曲。 1970年にセカンドアルバムに収録されたこの"YOUR SONG(僕の歌は君の歌)"の大ヒットでスターの仲間入りをはたし、94年にはディズニー映画「ライオン・キング」の音楽を担当しアカデミー賞歌曲賞を受賞して以来、映画・ミュージカルジャンルでも活躍しています。 日本でも東宝映画 エンジェル 僕の歌は君の歌(1992)(主演:織田裕二)で、この曲が使われました。(コメント:碧) 12.Everything・・・・私のネットの友人のAronさんの好きな曲ということで、去年10月に一度演奏し、 その後、2度目に弾いたのが2005年9月。そのときの理由は、こちら。 この曲は、TVドラマ「やまとなでしこ」の主題歌でした。私はそのドラマを最近、再放送で見ました。 だから、前に弾いたときよりも、かなり曲想が豊かになりました。 しかし、今回弾こうと思った理由は、超・私事なんです。やっぱり弾いていると、 架空のイメージでよりも、実際の経験とかの方が気持ちを込めてすごく弾けていいです、 やっぱり、人生、悲しみも喜びも、いっぱい経験することが、全部音楽の肥やしになるなーって思います。 音楽に乾杯! 13.雪の華・・・・去年の1月にも弾きましたが、今回、この曲を弾こうと思った理由は、これ。 やっぱり、歌詞の最後の「ずっと」っていう言葉を歌い終わった後の余韻までちゃんと、 この曲を知ってほしいからです。 そして、歌詞の中で一番気に入っているところは、 誰かのために何かをしたいと思えるのが「愛」と言うことを知ったというところです。(コメント:碧) 14.The Wind of Life・・・・大好きな久石譲さまの曲。この曲のイメージは映画「もののけ姫」のラストシーンで流れる「アシタカとサン」や、映画「千と千尋の神隠し」の挿入曲「命の名前」のイメージとダブります。 広々とした草原、流れる風、たなびく草や木の葉、そして柔らかな日差し、その中にたたずむ人の姿。過去の自分を振り返りながら、これからの人生を夢と希望と目標を持って生きていこうと心に思い描く。 背中? いえ、「心に翼を!そして飛び立とう!」というように、勇気を与えてくれる作品だと思います。 (コメント:碧) 演奏日のエピソード 2006年1月25日UP♪ 今日は、大人の生徒さんのR.Oさんとすももさんも、参加してくれて、楽しいコンサートになりました。 1曲目の「優海」を弾き始めると、2名の方が来てくださり、 私が2曲目の「ノクターン」について、私はこんなイメージで弾きます、 と言うと、うんうんとうなずくようにしてくださり、弾き終わると、 「この曲って、『戦場のピアニスト』の映画の終わりのテロップのところで流れてましたよねー、いい曲ですねー」 と声をかけてくださり、とても嬉しかったです。 ベルの演奏は、人数が少なかったので、今回はお聴きくださっている方には参加していただけなかったのが残念でしたが、 3人で合わせて演奏するのは初めてでぶっつけ本番でしたが、結構うまくいきました。良かったです♪ 今日は、途中で、かいちゃんまんさんがきてくださり、全部の演奏が終わったあと、 ゆっくりとお話することが出来てよかったです。 かいちゃんまんさん、ありがとうございます。これからも仲良くしてくださいね。 それから、実は来月、また私の母が眼科系の手術のため、4日間、この病院にお世話になりますので、 今日は、「またよろしくお願いします」という気持ちも込めて演奏しました。
|