ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート
プログラム
演奏:丹羽 みどり(M)/I.S/K.T                       2005年10月25日(火)
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)M 優  海 丹羽 みどり
 
2 (ピアノソロ)M ロンドンデリーの歌 Traditional
(アイルランド民謡)
 
3 (ピアノソロ)I 恋人よ 五輪真弓 五輪真弓
  
4 (ピアノソロ)K カノン パッフェルベル
   
5 (ピアノ連弾)K&M 大きな栗の木の下で 外国曲 作曲者不詳
作詞:不詳/2,3番:阪田寛夫
 
6 (ピアノ連弾)K&M ララルー 「わんわん物語」より Peggy Lee&Sonny Burke
    
7 (ピアノ連弾)K&M ミッキー・マウス・マーチ 「ミッキー・マウス・クラブ」より Jimmie Dodd
 
8 (ピアノソロ)M めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より アンドレ・ギャニオン
    
9 (ミュージックベル)M 虫の声 文部省唱歌 文部省唱歌
  
10 (ピアノソロ)M 秋のうたメドレー
 里の秋(作詞:斎藤 信夫、作曲:海沼 実)埴生の宿(作曲:H.R.ビショップ、原詞:ペイン、訳詞:里見 義)
 〜もみじ(作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一)赤とんぼ(作詞:三木 露風、作曲:山田 耕筰)
 〜夕焼け小焼け(作詞:中村雨紅、作曲:草川信 )
   
11 (ピアノソロ)M 美女と野獣 映画「美女と野獣」より A.Menken
 
12 (ピアノソロ)M フレンド・ライク・ミー 映画「アラジン」より A.Menken
 
13 (ピアノソロ)M ホール・ニュー・ワールド 映画「アラジン」より A.Menken
 
14 (ピアノソロ)M The Wind of Life アルバム「PIANO STORIES」より 久石 譲

コメント:
 今回は、大人の生徒さんが2名参加します。にぎやかに楽しくがんばりまーす♪


曲目解説


★優海・・・・オリジナル曲。曲名は「優しい海」ですが、もう一つの海の曲「冬の海」が、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしましたので、それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・という思いを込めています。(コメント:碧)


★ロンドンデリーの歌・・・・この歌の原曲とされているのは、1796年にE・バンティングが編集した曲集に載っている『Aislean an Oigfear(アッシュリン・アン・オール)』(英訳タイトルはThe Young Man's Dream)だそうです。    
 しかし、1990年代に入ってから、これを遡る説が出てきました。
ローリー・ダール・オカハン(1570〜1657年)が作曲した哀歌(曲名不詳)が原曲だという説もでてきましたが、はっきりした証拠がなく、まだ認められていないようです。
 『Aislean an Oigfear』は、その後曲名が忘れられ、単に「ロンドンデリー地方で歌われている歌」、または「ロンドンデリー地方で採集された歌」を意味する「ロンドンデリー・エア」(エアは歌の意)として伝えられてきました。それがこの歌の固有名として定着したのは、19世紀後半になってからのようです。
 1910年になってから、イギリスの法律家で作詞家のフレデリック・エドワード・ウェザリ(1848〜1929)が『ダニー・ボーイ』という詞を書き、この曲にあてはめたということです。出征したわが子を思う母の思いというイメージが歌われているということです。(コメント:碧)


★恋人よ・・・今から16年前、子供がピアノを習っていた頃、NHKのピアノ講座から流れてきたこの曲を聞いたときから、こんな曲が弾けたらいいだろうなと思っていました。
 ピアノを弾くことは、楽譜を見る・鍵盤を見る・右手を弾く・左手を弾く・右足でペダルを踏む・音を聞く・・・・
・・・・・何と一人何役もこなさなければならない。
・・・ピアノは難しいですが、苦労した分だけ、上手く出来た時は最高に楽しいものだと思います。
 特にこの曲には16年間の「弾きたい思い」があるので、自分で納得できる演奏ができるようになるまで、
何年かかっても弾き続けていきたいと思います。(コメント:I.S)

 昭和55年(1980年)に大ヒットし、日本レコード大賞で金賞を獲得した曲です。(コメント:碧)


★カノン・・・・ バロック時代のパッフェルベルのカノンといえば、音楽にさほど関わりのない人でも、どこかで耳にしたことのある曲だと思います。
 クラッシック的に演奏するものからポピュラー的に編曲したものまで、さまざまな種類のカノンがあり、
わたしにとっては、大好きな曲の一つです。
 何年か前に、「車椅子の花嫁」という実話をドラマ化した番組がありました。
ミスユニバースに選ばれるほどの美しい女性が結婚前に事故にあってしまいました。
一歩も歩けなくなってしまった女性は苦しみ、自殺まで考えました。
 でも、婚約者はその女性を見捨てることなく、その障害も丸ごと受け止めて結婚したという苦悩と愛の実話です。
 そこで流れていたのがこの曲でした。感動話にこの曲でさらに、感動した覚えがあります。
 きれいなメロディーを心の中にしっかり歌いながら、自分の出す音色をよく聞いて、
そのときの感動を思い出しながら、表現できればいいなぁと思います。
 そして、病院の方々にも、この曲で少しでも癒されていただければ‥‥と思います。(コメント:K.T)

 ヨハン・パッフェルベル(Johann Pachelbel・ドイツ)は、1653年に生まれ、若い頃から音楽を学び、宮廷や教会のオルガニストの職に就く。
1706年、故郷のニュルンベルクで亡くなりました。
 「カノン」とは“規則”を意味するギリシャ語を語源に持つ音楽用語で、主題が一定の規則に基づいて、始終厳格に模倣される対位法的楽曲を指します。(コメント:碧)


★めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。
 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。
 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:碧)


★秋のうたメドレー・・・・1曲ずつの楽譜で出版されていた秋のうた、秋の雰囲気の歌を集めて、私が自分でつなぎ目を作ってつなげてみました。
みなさんにも一緒に歌っていただき、秋の雰囲気を音楽を通じて感じ取っていただけたらいいなーと思います。(コメント:碧)


★美女と野獣・・・・ディズニー映画『美女と野獣』のテーマ・ ソング「ビューティ・アンド・ザ・ビースト」。セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンのデュエットで、とても素敵なラヴソングです。(コメント:碧)


★フレンド・ライク・ミー・・・・ディズニー映画「アラジン」の中でランプの魔人ジーニーが、自己紹介という感じで、
自分のことをおどけて歌ってPRする曲です。
 今回この曲を演奏するってことで、ウチにあった10年くらい前に購入した「アラジン」のビデオをひっぱりだしてきて、観てみました。いやー久々に笑えたし、楽しめました。
 この曲は、減り張りがあってとっても愉快で楽しく歌っている曲なので、それをピアノの音色で生き生きと表現したいと思います。(コメント:碧)


★ホール・ニュー・ワールド・・・・ディーズニー映画「アラジン」の主題歌。劇中でも、アラジンがジャスミンを魔法のじゅうたんに乗せて、すばらしい世界を見せに連れて行ってあげるときに、二人でデュエットしている曲です。
私はこの曲を聴いたり弾いたりすると、その場面が思い浮かびます。
特に、曲の終わりは、満月の中へじゅうたんに乗った二人が消えてゆくところ。ここが一番素敵で気に入っています。
場面や歌詞を思い浮かべながら弾こうと思います。(コメント:碧)


The Wind of Life・・・・大好きな久石譲さまの曲。この曲のイメージは映画「もののけ姫」のラストシーンで流れる「アシタカとサン」や、映画「千と千尋の神隠し」の挿入曲「命の名前」のイメージとダブります。
 広々とした草原、流れる風、たなびく草や木の葉、そして柔らかな日差し、その中にたたずむ人の姿。過去の自分を振り返りながら、これからの人生を夢と希望と目標を持って生きていこうと心に思い描く。
 背中? いえ、「心に翼を!そして飛び立とう!」というように、勇気を与えてくれる作品だと思います。(コメント:碧)



new 演奏日のエピソード  2005年10月25日UP♪

 毎回なんか「ネタ」っぽい出来事がある私ですが、今回も案の定、、、、(汗;;;;)
 実は本当にしょーもないことで先週の水曜日に肋骨を痛め、すぐ治るだろうとたかをくくっていたところ、
日曜日には激痛で、こりゃあヒビ入ってるかも・・・・(マジ汗)と思い、
昨日近くの整形外科に行きレントゲン撮ってもらったら・・・・
なんともなくって、痛み止めの飲み薬と湿布をもらってきました。(ほっ!)
 今日は、朝からまたちょっと痛かったんですが、コンサート終わったときはすっかりそのことも忘れてました。
すごい楽しかったという証拠でしょうね・・・・(汗&笑)

 さて、まじめなコメントをば・・・・!

 今回は、聴いてくださる方々にも一緒に歌ってもらえる曲がたくさんあり、
特に「秋のうたメドレー」は、1階にいらっしゃった7〜8名の方と、
吹き抜け2階の手すりのところに3名ほどのおじ様が並んでいらっしゃり、すごく上手な歌声が聞こえてきて、
弾いている私の方がすごく励まされました。ありがとうございまーす♪

 それと、ミュージックベルの演奏の時には、
「どなたか、やってみたい方〜?」
と問い、挙手してくださった方に
ベルを2本渡して、一緒に演奏に参加してもらいました。
とっても楽しかったです。

 さて、今日は、大人の生徒さんのISさんとKTさんも初参加し、楽しい演奏ができました。
                        ♪祝・病院デビュー♪

 ISさんは、60歳からピアノを始められた方で、思い入れの曲「恋人よ」を熱演しました。
ちょっぴりミスったところもありましたが、しっかり立ち直り、最後まで堂々と弾き終わり、
弾き終わったときには、とても暖かく、盛大な拍手をしていただき、私もすごく嬉しかったです。
  ※ISさんのホームページ お父さんの挑戦 もぜひご覧くださいね♪

 KTさんは、自宅で近所のお子さんにピアノを指導しているレスナーの方です。
ウチでのレッスンのときに私がアドヴァイスしたことを忠実に守り、
バランスのよい、きれいな音色で演奏できていて、とてもよかったです。

 お二人とも、また都合のつくときにはぜひ参加してくださいね♪

 今日は、全ての演奏が終わったときに、ベビーカーを押しながら一人の女の方が話しかけてきてくれました。
いつもここのサイトを見てくれていたそうで、今日はわざわざ聴きに来てくださったということです。
 今は子育て中なので休業中だけど、ピアノのレスナーさんだそうです。
見てるだけじゃなくて、気軽にまた「気ままな伝言板」に書き込みしてくださいね♪
って伝えましたので、きっとそのうちカキコしてくださるかなーって、楽しみにしています♪

new ※後日、「かいちゃんまん」さんというHNでカキコしてくださっています、ありがとうございまーす♪

 というわけで、今日もいろいろあって、私自身がとっても楽しめたコンサートでした♪


new ISさんの感想   2005年10月25日UP♪

  今日は記念病院で「恋人よ」を演奏?する機会がありました。
1階から3階まで吹き抜けのホールで演奏する場所はこじんまりしていました。

 差し迫る開始11時まで、平静を装ってみたもののドキドキでした。
弾き始める前に大きく1回だけ深呼吸をしました。
自分にただ場所を変えた練習なんだと、いい聞かせ弾きはじめました。

 この曲は途中から、最初のメロディー部に戻って同じところを2回弾くのですが、
1回目の部分は自分でもうまく進んで行ったと思いました。
なぜかというと、自分の弾く音を聴く余裕があったからだと思います。

 そして2回目のある部分に差し掛かったとたん急に余裕がなくなり
例の間違いによる、真っ白状態になり、どうしたかと思ったんですが
「いいや切りのいい所からまた始めよう」と、すすめなんとか最後まで弾きました。ああ!またやってしまった。

 間違えないように、ほとんど暗譜していたにもかかわらず・・・。
私の場合、かえって暗譜に頼ると途中つまずいたとき、素早い対処ができないかもしれません。

 先生は弾きながら、現在弾いているところの音符を読むのでなく、
楽譜の流れを見ながら弾くといいとおっしゃいましたが、
それを忠実に守らなかったせいかもしれません。
つまりどこでつまづいても、すぐに立ち直って弾きだす練習が大事と痛感しました。

 先生はこうゆう普段と違った場所での演奏は、どうしてもスピードというかテンポが
早くなるので、ゆっくり目で演奏してもそれが普段のテンポに近いといわれていました。


 確かに心臓の鼓動とおなじで、テンポが早くなりすぎるのは何度も経験しています。
でも私の場合ゆっくりしていると間違いが多くなるような気になるのです。
それは普段よどみなく進行していく練習ばかりしているからです。
ということは普段の練習でつまづいた所の練習が少ないのかもしれません。

 今こうして書いているとき、ふと先生の言葉を思い出しました。今演奏しているところでなく
次に弾こうとしているところを頭に想定しながら弾く。あそうだ。先読み・・この方法がいいかも。
今思い出すと、こうゆう先読みの練習もしてこなかった、ということを実感しました。


 とにもかくにもよしあしは別にして今日はいい体験ができて楽しかったです。
気のせいか今年4月の演奏会よりも「上がり」が少なかったような気がします。

 最後にこんな演奏の機会を与えてくださった先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。

new KTさんの感想   2005年10月28日UP♪

 病気で治療している方はもちろんのこと、その傍らで看病しているご家族の方々のご苦労は
体力的にも精神的にも、大変なものだと思います。
 自分も経験がありますが、単調な病院生活の中、ピアノの音色で心が和み、励みになって、
さぁ、また頑張ろうという気持ちになっていただければという気持ちに共感して、
今回初めて、このコンサートに参加させていただきました。

 人前で、ソロで弾くことは本当に久しぶりで、タッチも音色も全然違うことにも戸惑い、ミスタッチもチラホラ!! ほーらまじめに練習しないからだよというもう一人の私の声を聞きながら、何とか最後まで弾きました。
 左手と右手の音量バランスを、今、先生に指導していただいている最中なので、
そのことを特に気をつけて弾く努力はしましたが、聞く人にはどう伝わったのか不安なものがありました。
やわらかい音色ではなく、ただうるさい音色ではなかっただろうかと。

 でも後で先生が、「とてもバランスがよかったよ」と言って下さり、ホッと胸をなでおろしました。
これからも、1曲1曲に、その曲だけにこめられた想いを深く表現できる演奏を勉強していきたいと思っています。

 このコンサートでご一緒させていただいたSさんは、60歳から始められたとかで、
とてもそのようには思えないほどお上手でびっくりしました。
男の人ならではのとても深みのある力強い演奏でした。
同じステージで演奏させていただいて、とてもうれしかったです。ありがとうございました。

 かわいい子どもたちが二人、ベルを持って参加してくれたことも、とても場が和んでよかったです。
 何にしても、ピアノ演奏のボランティアは初めてのことで、とても貴重な経験をさせていただきました。
本当にありがとうございました。

             

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