ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート
プログラム
      演奏:丹羽 みどり/きょーこ/MINA           2004年6月30日(水)
ハート飾り枠
 
  1 (連弾) ドレミの歌 映画「サウンド・オブ・ミュージック」より 作曲:リチャード・ロジャース
編曲:秋山さやか
 
2 (連弾) かっこうワルツ 作曲:ヨナーソン
編曲:ヤマハ音楽振興会
   
3 (ソロ)きょーこ 虹の彼方に 映画「オズの魔法使い」より 作曲:E.Y.ハーバーグ
 
4 (ソロ)きょーこ Innocent 映画「天空の城ラピュタ」より 作曲・編曲:久石 譲
 
5 (ソロ)きょーこ アラベスク 第1番 作曲:ドビュッシー
 
6 (ミュージックベル)
  たなばたさま 文部省唱歌 作曲:下総 皖一
編曲:丹羽みどり
 
7 (連弾) たなばたさま 文部省唱歌 作曲:下総 皖一
編曲:ヤマハ音楽振興会
 
8 (連弾) たなばたさま 文部省唱歌 作曲:下総 皖一
編曲:野呂 芳文
 
9 (ソロ)MINA 童 神 夏川 りみ 作曲:佐原一哉
   
10 (フルート&ピアノ)       
この素晴らしき世界 作曲:ルイ・アームストロング
          
11 (フルート&ピアノ)   
守ってあげたい 松任谷 由実 作曲:松任谷 由実
  
12 (フルート&ピアノ)
  翼をください 赤い鳥 作曲:村井 邦彦
 
13 (ソロ)みどり めぐり逢い TVドラマ「Age'35」より 作曲:アンドレ・ギャニオン
 
14 (ソロ)みどり 涙そうそう 夏川りみ 作詞:森山良子
作曲:BEGIN
または ハナミズキ 一青 窈
TVドラマ「火曜サスペンス劇場」主題歌
作詞:一青 窈
作曲:マシコタツロウ
 
15 (ソロ)みどり 瞳をとじて 平井 堅
映画「世界の中心で、愛をさけぶ」主題歌
作詞:平井 堅
作曲:平井 堅
   
16 (連弾) 世界に一つだけの花 SMAP 作曲:槇原 敬之
コメント:
 今回はオープニングテーマ曲「ドレミの歌」と、どこかで聴いたクラシック「かっこうワルツ」。
 ミュージックベルと連弾では季節の曲で「たなばた」特集です♪(コメント:碧)

ソロ曲コーナーについて
☆虹の彼方に・・・・映画「オズの魔法使い」の中で使われた曲。なんとこの映画、1939年に作成されたものです。そのころから現在まで親しまれてきた、とてもポピュラーな曲です。
 私の愛弟子「きょーこさん」のテーマ曲として、ほぼ毎回弾いています。(コメント:碧)
「いつも心に希望のともしびを・・・・」「虹の彼方には、輝く希望の未来が待っている♪」というイメージを音楽で表現します。(コメント:きょーこ)

☆Innosent
・・・・コメントはこちらをご覧ください。(コメント:きょーこ)

☆アラベスク第1番
 ピアノ曲の「2つのアラベスク」の第1番にあたる曲です。初期のドビュッシーのピアノ作品の中では印象主義的な度合いが低いと言われています。
 でも、私にはとても印象深い曲です。多分、こどもの頃に初めて聞いた印象派の曲だったからかもしれません。絶え間なく流れる(でも激流ではない)水が曲線を描き、枝分かれしてたくさん支流を作り、模様を描いているような、柔らか〜い、すべるような線ですべての音符が並べられているイメージ。とても好きな曲のひとつです。
 私自身のイメージを、ドビュッシーの意図に重ねあわせて、ギクシャクしないように流れるように演奏できるよう、練習中です。
 なお「アラベスク」は直訳では「アラビア風」の意味ですが、ここでは「アラビア美術に見られるような装飾模様」を意味しているということです。風呂敷の唐草模様を思い出していただければイメージしやすいかもしれません。『ベルサイユのバラ』ファンの方は、貴族のお嬢様方のドレスに枝分かれした草のような模様があったのを思い出していただけば、もっとイメージが湧きやすいかもしれません。
 きっとドビュッシーは音でこの模様を綴りたかったんだろうなあって思います。作曲者に「ヲイ!」と怒られないようにしなくては。
(コメント:きょーこ)

☆童神・・・・この曲は「涙そうそう」などで有名な夏川りみさんが歌っています。天から授かった大切な我が子を、「心を込めて、手塩にかけて育てるからね」と歌っています。
 私自身、母親の立場になってみて、改めて「親がどんなに子どもを大切に想うものなのか」を知りました。私を親として育ててくれている私の子どもに感謝する気持ちと、私を大切に育ててくれた両親への感謝の気持ちを忘れないように、この曲を大切にしていきたいと思っています。
(コメント:MINA)


★めぐり逢い・・・・私のテーマソングとして、毎回弾きます。この曲に込めた思いはこちらをご覧ください。(コメント:碧)

★涙そうそうまたはハナミズキ・・・・先月、弾いたのですが、全ての演奏が終わった後に、歌詞カードを次までに覚えるから、ともらっていってくれた方がいらっしゃいましたので、今月も弾くことにしました。
この曲の詳しいコメントについては、先月のページをご覧ください。(コメント:碧)

★瞳をとじて・・・・ただいまヒット中の映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の主題歌。
この映画の原作は「世界の中心で、愛をさけぶ (片山 恭一 著)」。発行部数200万部突破というベストセラー小説です。
 映画では、「喪失感」だけでなく、「生きる力の再生」を描いています。そして、この「瞳をとじて」という曲でも、それが、
Your love forever 瞳をとじて 君を描くよ それだけでいい たとえ季節が 僕を残して 色を変えようとも
記憶の中に君を探すよ それだけでいい 
なくしたものを 越える強さを 君がくれたから 君がくれたから
という歌詞と、切ないメロディーで上手く表現されていると思います。

「なくしたものを越える強さ」=「どんな失敗や悲しみがあっても、乗り越え強く生きる」という気持ちを込めて弾きたいと思います。(コメント:碧)


 演奏日のエピソード  2004年6月30日UP♪

 今日はとってもびっくりしました。っというのは、いつものようにまだ誰も聴き手がいないときにオープニング曲の「ドレミの歌」を弾き 始め、だんだんと人が集まって来ました。
 そして弾き終わってから、曲紹介を喋り始めてふと見ると・・・・
なんと客席後列の右端に座っている方がウチの生徒さんのNK2さん!!!!
 「え????」
一瞬、動揺してしまいました。(^◇^;)
 あとで聞いたら、なんと、入院されているそうで。しばらくレッスンもお休みとのこと。
お大事にしてくださいねー。
new※NK2さんの感想はこちらです。(2004年9月20日UP)

 今日はまあ、いろいろとハプニングありました。
最初の「ドレミの歌」のときに開いてるページが間違ってた・・・・。でも止まらず、表情も豊かには弾けました。

♪「めぐり逢い」・・・・いつもどおり暗譜でバッチリ。

♪「涙そうそう」または「ハナミズキ」・・・・これは、弾く前に、どちらがいいかをお聞きしたところ、1票差で「涙そうそう」になりま した。
歌詞のプリントを見ながら、みなさん、歌ってくださいました。

♪「瞳をとじて」・・・・これは一番気合入れて弾きました。映画も見たし、原作本も読んだしねっ♪
この曲を弾き終わったら、気のせいか、聴衆が増えていました。やっぱり話題の人気曲だったからかな?(笑)

 それにしても本当に最近の自分に感心してしまうのは、次から次へとアドリブでいろんなアナウンスができてしまうことです。演奏もしかりですが。
 今日からボランティアデビューしたMINAさん。実は彼女、ただいま妊娠7ヶ月の妊婦さん。
 童 神のときには、
 「おなかの赤ちゃんもきっと心地よくのこ子守唄を聴いていたことでしょう」
とコメント。
 それから この素晴らしき世界の伴奏を担当していただいたのですが、途中でヤバクなっちゃたんですが、なんとか最後まで頑張って弾き続けてくれました。演奏後のコメントは
 「どうやら演奏の途中で 赤ちゃんがおなかを蹴ったみたいです。」
とコメントしました。(にこり)

ミュージックベル「たなばたさま」
 いつもながら、3人で合わせる練習はやってない。ぶっつけ本番。しかも今回MINAさんはベル初体験。
それでもあれだけ綺麗に演奏できたのは「運」がいいのか、センスがいいのか・・・・。
今日も演奏後に、
 「合わせての練習なしだったんですよー」
 って、しっかりフォロー入れました。

 いろいろハプニングがあるけど、いえ、あるからこそ、楽しくて仕方ないという気持ちです。
さて、来月は何を演奏しようかなー♪

 きょーこさんの感想

 今回はちょっとした問題意識を持ってのぞんでみました。

[お題]
 右手と左手の音のバランスに気をつける。
 自分の音--音質や左右のバランス---をしっかり聴いて
 「その場で右手と左手のバランスを調整しながら」弾く。

 これまで「家ではありえん〜!」ようなミスをしがちでした。その原因がやっとわかりました。
集中力の問題だと思っていましたが、どうやら違うようです。

 病院のピアノは低音部と高音部の音量の差が、普段慣れているピアノより大きいです。
家で「OK!」と思った音が、なぜか病院で出ない。そして焦ってしまう。この焦りがミスにつながるみたいです。

 今回、『虹のかなたに』と『Innocent』は、かなりメロディラインに気を遣って弾けました。
連弾も、以前に比べるとかなり音を聴きながら調整しながら出来るようになってきました。

 問題は、速い部分と苦手なリズム。今回の場合は『アラベスク』の主題部と連弾の『たなばた』(野呂編)。
 今の私の技術では、病院のピアノでその場のバランス調整が上手くいかず、調整しようとするとミスタッチしてしまう。余裕がないのですね。

 こういう場合の対策は何だろう?と考えてみました。

 今のところ、思いつくのは病院モードの自宅練習です。本番2-3日前くらいからは、おおげさなくらいに右手(またはメロディ―ラインのある方の手)を意識して音を浮き立たせ、伴奏部分をこれまた大げさなくらいに抑え目に弾くという、病院モードを家で練習してみようと思います。

 そのうちに、いつかその場で調整できるようになると期待して。あとはあとはピアノのテクニック全体の向上でしょうか。

 この気づき自体、ハートフルコンサートのお陰です。ひとつクリアすると、次々に別の課題が出てくるので、落ち込んでる暇はありません〜。より心地よい音を病院のピアノで出せるようになりたいです。それが病院や聞いてくださる方への恩返しにもつながる・・・かな。
来月は今月より成長していますように!

 MINAさんの感想

 少し緊張しましたが、先生たちのフォローのお陰でコンサートの後は充実感が残りました。
今回は途中で止まってしまった「この素晴らしき世界」ですが、次はラストまで頑張って弾きたいです。
 大人だけでなく、小さな子もいたので 子供がなじみやすい曲を弾いてみたいなぁ、と思いました。
 ハートフルコンサートで演奏する事を目標に、普段の練習にも 今まで以上に身が入りそうです。
未熟なため 他の方々に迷惑をかけてしまいそうですが、これからも頑張って参加していきたいと思います。

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