ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート               2009年4月15日(水)
プログラム
     演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優  海 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ)みどり The Wind of Life アルバム「PIANO STORIES」より 作曲:久石 譲
3 (ピアノソロ)カスミン あの日の川 映画「千と千尋の神隠し」より 作曲:久石 譲
編曲:ヤマハミュージックメディア
4 (ピアノソロ)りぃ 歌の翼に 歌曲集「六つの歌」作品34より 作曲:メンデルスゾーン
5 (ミュージックベル)全員 春が来た 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
6 (ミュージックベル)全員 春の小川 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
7 (ピアノ連弾)みどり&りぃ 春の小川 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
編曲:ヤマハミュージックメディア
8 (ピアノ連弾)みどり&りぃ 文部省唱歌 作詞:武島 羽衣
作曲:滝 廉太郎
編曲:ヤマハミュージックメディア
9 (ピアノ連弾)カスミン&りぃ もしもピアノが弾けたなら 西田敏行/
TVドラマ「池中玄太80キロ」
第2シリーズ挿入歌・主題歌
作詞:阿久 悠
作曲:阪田 晃一
編曲:上田浩司
10 (ピアノ連弾)カスミン&りぃ テネシー・ワルツ 作詞:P.W.King
作曲:R.Stewart
編曲:吉田洋
11 (ピアノ&電子ピアノ)
  
みどり&りぃ
めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より 作曲:アンドレ・ギャニオン
12 (うた&ピアノ)みどり 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 ~森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro


 今回は、りぃちゃん、そして、久々にカスミンちゃんも参加します♪


曲目解説


1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.The Wind of Life・・・・大好きな久石譲さまの曲。
この曲のイメージは「アシタカとサン」や、「命の名前」のイメージとダブります。
 広々とした草原、流れる風、たなびく草や木の葉、そして柔らかな日差し、その中にたたずむ人の姿。
過去の自分を振り返りながら、これからの人生を夢と希望と目標を持って生きていこうと心に思い描く。
 背中? いえ、「心に翼を!そして飛び立とう!」というように、勇気を与えてくれる作品だと思います。
今回、この曲を、ふと弾きたいと思ったのは、鬱病になってしまった息子への贈り物にしたかったからです。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



3.あの日の川・・・・ 私の大好きな映画、『千と千尋の神隠し』に使われた久石 譲さんの曲です。
映画を観ていて、不思議な世界へ通じるトンネルをあの家族と一緒に抜けたときから
私はその世界の中に入り込んでしまいました。
 「あの日の川」は、千尋がハクの優しさに触れて思わず泣いてしまうシーンで流れていて、千尋の心の内だと思います。
透明感のあるゆったりとした、まさに川の流れのように癒される演奏でがんばります。(コメント:カスミン)



4.歌の翼に・・・・メンデルスゾーン作曲 歌曲集「六つの歌」作品34の第2曲です。
歌詞はドイツの詩人ハイネの詩で、歌の翼に恋人を乗せ、ガンジスの美しい野で幸福な夢をみようといったロマンティックな詩です。
 アルペジオの伴奏に優しいメロディの翼を乗せたとてもきれいな作品だと思います。
歌詞にもスミレの花やバラの花が出てくるので春の雰囲気を感じていただけるように演奏できたらいいなぁと思っています。 (コメント:りぃ)



5.春が来た・・・・文部省唱歌を、演奏者と聴衆のみなさま全員でベルで演奏し、春の気分に浸りつつ、
音楽を楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



6.7.春の小川・・・・作詞の高野辰之氏、作曲の岡野貞一氏は、よく二人でコンビを組んで、いろいろな曲を作られました。
「ふるさと」「春が来た」「紅葉」「日の丸の旗(白地に赤く)」おぼろ月夜」もお二人の作品です。

  「春の小川」は、東京の代々木、渋谷を流れていた河骨川(こうぼねがわ/宇田川の支流)をモチーフに、
近隣に住んでいた高野が詞にまとめものだそうです。
 1912(大正元)年、『尋常小学唱歌(四)』に発表されたのですが、
1942年『初等科音楽(一)』では、林柳波によって、「さらさら流る」が「さらさらいくよ」に、「ささやくごとく」が「ささやきながら」に改定され、3番の歌詞が削除され、現在の歌詞になっています。

   今回はミュージックベル演奏をお聴きくださる方にも歌を歌いながら一緒にベルをやっていただき、
その後、ピアノ連弾で、再度、アレンジの面白さも味わっていただきたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


 私の大好きな、高野辰之さん(作詞)、岡野貞一さん(作曲)の名コンビのおふたりが作った曲です。
 1番の「さらさら流る」が「さらさら行くよ」に、「においめでたく」が「すがたやさしく」に、
「咲けよ咲けよと ささやく如く」が「咲いているねと ささやきながら」に、
2番の「さらさら流る」が「さらさら行くよ」に、「ひなたに出でて」が「ひなたでおよぎ」に、
「ささやく如く」が「ささやきながら」に歌詞が変更され、3番は全て削除されました。
 今の教科書では1番の締めくくりが「咲けよ咲けよと ささやきながら」になっているそうです。
私はやっぱり1番最初に作られた歌詞が好きだなぁと思います。
魚たちが見える透きとおった小川の岸辺にかわいいれんげやすみれの花…美しい春の小川に私も行ってみたくなりました。 (コメント:りぃ)



8.花・・・・この歌曲は、作曲者の滝廉太郎が『四季』と題して発表した組曲の第1曲目にあたる曲です。
第2曲『納涼』、第3曲『月』、第4曲『雪』と続きます。
 当初は『花盛り』というタイトルが改められ『花』となったそうです。
桜満開の隅田川に、船が行き来する様子が目にうかぶような、日本らしい七五調の歌詞と軽やかなメロディーが合わさったとても春らしい曲だと思います。

 聴いてくださるみなさんにも歌っていただけたら嬉しいです。(コメント:りぃ)



9.もしもピアノが弾けたなら・・・・TVドラマ『池中玄太80キロ』第2シリーズの挿入歌として作られ、主演の西田敏行さんが歌い大ヒットした曲です。
 あふれる想いを、ピアノでなら伝えられそうなのに…叶わぬ想い、切ない気持ちがいっぱいの曲だと思います。
歌詞にもあるように、人を愛した喜びや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱が、ピアノで伝えられたらどんなに素敵だろう…。と私も思います。
 私がもっと上手に弾けたなら、代わりに伝えてあげられるのに…と。楽しみながらピアノと向き合い
指先に伝えたい気持ちをいっぱい込めて演奏できるようにがんばっていきたいです。
カスミンちゃんと初めての4手連弾です。心を合わせて演奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 西田敏行さん主演の日本テレビ系ドラマ「池中弦太80キロ」主題歌です。
「ピアノが弾けたらいいなぁ」と思う心が、やさしいメロディーで表現された素敵な曲です。
昔懐かしいぬくもり、やさしさを感じながら演奏したいと思います。
この曲の歌詞のように、誰かのためにピアノを弾く・・・いつの日かそんなことが実現できたらいいなぁと思います。
(コメント:カスミン)


10.テネシーワルツ・・・・パティ・ペイジさんのカバーや日本では和田壽三が訳詞したものを江利チエミさんが歌っていたり、
たくさんの方にカバーされている私も大好きなポピュラーソングです。
 歌詞の和訳は、恋人とテネシー・ワルツを踊っていたとき、旧友と出会い私は彼女に恋人を紹介した。
そして彼女は 彼と踊っているうちに彼の心を奪ってしまった。
あのテネシー・ワルツとあの夜を 私は忘れない。どれほど大きなものを 失ってしまったことか。
そう 大切な彼を失ってしまった…。美しいテネシー・ワルツが流れてた夜…。という内容です。
とても悲しい歌詞ですが、人を想うせつなさを感じさせる大人っぽいメロディーと合わさって
心に沁みていくような曲だと思います。

 カスミンちゃんと初めての4手連弾です。大人の雰囲気をふたりで出せたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ)


  1948年にレッド・スチュワートとピー・ウィー・キングによって作られました。
江利チエミさんが歌うテネシーワルツは、しっとりとした大人の曲に歌い上げ、聞き惚れてしまいました。
歌詞は恋人とテネシーワルツを踊っていて、そこで出会った友人に恋人を取られてしまったという失恋の歌で、
せつない気持ちが伝わってきます。
大人の落ち着いたしっとりとしたムードで演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。
※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。それからずっと弾き続けています。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



12.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?

 サビでは
 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる
 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる

 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢
 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く





 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
これがテレビアニメの主題歌だということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)

new 演奏日のエピソード (Saint Cecilia/みどり)   2009年4月16日UP♪

 今回は、久々にカスミンさんも参加し、りぃちゃんとカスミンちゃんの、初めての連弾の演奏をやってもらいました。
 ボランティア演奏といっても、やはり、私や生徒たちの拙い演奏をボランティアで聴いてもらい、
修行の場にさせていただいているな~と、改めて感謝の気持ちになりました。
 本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします♪


new りぃちゃんの感想  2009年4月16日UP

  昨日の雨もやみ、すっきり雨上がりのすっきり晴れたコンサートでした。
ガラス張りの会場から新緑の木々が風でゆれてとてもさわやかで気持ちよかったです。

 そんな雰囲気に自分の気持ちを盛り上げてしっかり演奏できるとよかったのですが、
今日は、ソロの演奏でとても緊張してしまい、しっかりとした音での演奏ができませんでした。

 先生のアドバイスも「緊張のせいで音がこもっていたよ。」でした。
発表会でも弾いた曲だしレッスンでも弾けていたのに、リラックスして演奏できなかったのがとても残念です。
来月の1ケ月、イメージトレーニングに励んで来月またがんばります。

 ソロはガンジス河、連弾は隅田川と小川にちなんだ曲だったので、大中小の川を想像の世界で旅することができて
音楽って不思議そして楽しいというのをあらためて気づきました。やっぱり音楽大好きです。

 初めてのカスミンちゃんとの連弾は、ソロよりもだいぶ落ち着いて演奏できました。
2曲とも大好きな曲だし、かすみちゃんと一緒で心強く、楽しかったです。
来月までしっかり練習して、演奏したいです。カスミンちゃんありがとう♪

 アンサンブルは、緊張することなく自分の音色も先生のピアノもをしっかり聴いて演奏できました。
とても気持ち良かったです。ソロもこんな感じで演奏できたらいいのに…と思います。

 最後まで聴いてくださった方が
「ありがとうね。涙が出そうだったよ。」
とおっしゃってくださってとてもうれしかったです。
「こちらこそ最後まで聴いてくださってありがとうございました。」
と、感謝の気持ちを伝えました。あたたかい言葉に勇気をもらいました。
また来月がんばります。
みなさんありがとうございました。

new カスミンちゃんの感想   2009年4月18日UP

 ハートフルは4ヶ月ぶりの参加でした。
2月のふれあい発表会、4月の初めには子どもの歌の発表会で伴奏をしたので、
人前での演奏に慣れていたつもりでしたが、まだまだ経験不足なのかハートフルが始まった時から緊張しっぱなしでした。

 今回は、ソロで「あの日の川」と、
りぃちゃんと初めての連弾で「もしもピアノが弾けたなら」と「テネシー・ワルツ」演奏し、とても楽しい思い出ができました。

 ソロは、出だしでミスタッチをしてしまい、アルベジオのところを弾きなおしてしまい、とても反省しました。
止まらずに、ミスしても弾きなおしをしないことを大前提に、これから本番や通し練習ではメチャメチャに崩れても
最後まで弾き通す気持ちでそのまま進むような習慣をつけるようにがんばりたいと思います。
「あの日の川」は私の大好きな曲なので、これからも表現に磨きをかけてハートフルで演奏をしていきたいです。

 連弾では、りぃちゃんと初めての連弾でとても楽しかったです。
わたしはユニゾンで両手がほとんど同じメロディなのに、ミスばかりでまだまだ練習が足りなかったと反省しました。
歌うように、流れるような、気持ちを込めた演奏で、来月もハートフルでりぃちゃんと演奏したいです。
りぃちゃんはおちついて止まらずに演奏して、すごいなと思います。
連弾もりぃちゃんがひっぱってくれたおかげで、自分の演奏はめちゃくちゃだったものの
止まらずに演奏できたので、りぃちゃんにはとても感謝です。
心から音楽を楽しんでいるおかげで、連弾はわたしがミスをした結果になってしまいましたがとても楽しいです。
また来月、リベンジしたいです。

 ミュージックベルでは、患者さまが「楽しい」とお言葉をいただきうれしかったです。
みんなで気軽に楽しめて、音色もきれいで素晴らしい楽器だと思います。

 コンサートが終わった後は、「涙がでてくるくらい感動しました」と、患者さまからお言葉をいただきうれしかったです。
心の底から患者さまに心から癒される演奏を聴いていただけるように、気持ちのこもった演奏でがんばります。
来月は、ハートフルとPTNAピアノステップに向けて練習を重ねていきたいです。



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