ハート飾り枠
   トヨタ記念病院 ハートフルコンサート   2016年11月23日(水・祝)11:00~12:00
プログラム
演奏:Green Garden
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ) みどれみ~優  海 オリジナル曲 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ) 明日に架ける橋
(原題 Bridge over Troubled Water)
サイモン&ガーファンクル 作詞・作曲:ポール・サイモン
編曲:内田美雪
3 (ピアノソロ) 蘇州夜曲 映画「支那の夜」劇中歌 作詞:西條八十
作曲:服部良一
編曲:鈴木奈美
4 (うた・ピアノ) 紅葉  文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
編曲:山田香
 
5 (うた・ピアノ) 故郷 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
編曲:山田香
6 (トーンチャイム
 ・ミュージックベル)
きらきら星 フランス民謡 作詞作曲不詳
7 (トーンチャイム
 ・ミュージックベル)
どんぐりころころ 文部省唱歌 作詞:青木存義
    (3番:岩河三郎)
作曲:梁田貞
8 (ピアノ連弾) 紅葉  文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
編曲:ヤマハ
 
9 (ピアノソロ) ホール・ニュー・ワールド 映画「アラジン」主題歌 作詞:ティム・ライス
作曲:アラン・メンケン
編曲:𠮷田洋
10 (ピアノソロ) めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲
TVドラマ「Age'35 恋しくて」BGM
作曲:アンドレ・ギャニオン
11 (うた・ピアノ) 私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。
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曲目解説


1.みどれみ~優海
 オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れる丹羽ピアノ教室のテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。

 また、この曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・という思いも込めています。



2.明日に架ける橋 (原題 Bridge over Troubled Water)
 サイモン&ガーファンクルが1970年に発表した楽曲。
サイモン&ガーファンクルにとって3作目となる全米1位獲得シングルで、最大のヒット曲となった曲です。
この曲が生まれたのは、ベトナム戦争に対する不安と不満を持った若者たちが、世の中に大きな潮流を起こそうとしていた時代。
リアルタイムでその時代を生きながら耳にした人たちの解釈はまた特別なものだったに違いありません。
同じ歌詞を聴いたとしても、時代背景によって、その解釈は多少、違ってくるものだと思います。

 私にとって、この曲は、友を思いやる愛情の歌であるとともに、未来の希望を描いた曲。
メロディーを聴くだけで心にせまるものがある、大好きな曲です。
支えてもらったこともたくさんあった。支えてあげたい気持ちもあった。
いろいろな思いを込めて弾きたいと思います。



3.蘇州夜曲
 昭和15年に公開された 李香蘭こと山口淑子さん主演の映画「支那の夜」で、李香蘭が歌う 劇中歌です。
映画は日中戦争時代の中国を舞台にしたメロドラマで 、中国娘の李香蘭と日本人船乗りの長谷川一夫が、苦難を乗り越え夫婦になるが、
新婚早々、船乗りは危険な航海に行くことになり、行方不明となる。

 「支那の夜」は、新婚旅行先の蘇州で幸せの絶頂にいた李香蘭が歌います。
1番と3番の歌詞は、危険な航海に行くことを知らずに 幸せに浸る李香蘭の気持ちを表し
2番は、船乗りの複雑な心境を歌った歌詞だと言われています。

 戦争中に作られた映画なので 国策映画 と批判された事も あるようですが、
歌は歌詞もメロディーもとても美しく 日中両方の戦争経験者も含めて、この曲のファンは多く、
カラオケでは、日本語、中国語、英語で歌えるようになっています。

 最近でも、石川さゆりさん、川中美幸さん、桑田佳祐さん、平原綾香さん等、たくさんの歌手がカバーしています。
この曲が歌われる映画の時代背景は複雑ですが、綺麗なメロディーが好きで選曲しました。
美しい旋律が歌えるように弾きたいと思います。



4.故郷
 作詞の高野辰之氏が、幼少時代を過ごした故郷の風景・望郷の思いを描写したと伝えられ、
兎を追った山は、大平山・小鮒を釣った川は斑川であるということです。

 作曲の岡野貞一氏は鳥取出身で、こよなく愛し故郷の砂丘のイメージを思い浮かべたであろうと言われています。
この歌は、大正五年(1914)「尋常小学唱歌(六)」にはじめて登場したそうです。

 この曲の歌碑が、作詞:高野辰之の出身地豊田村の、岡野貞一の出身地、鳥取市の久松公園入口にあるそうです。
因みに鳥取のキャッチフレーズは「山青き水清き ふるさと 久松山」だということです。

 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。 



5.紅葉
 1911年(明治44年)『尋常小学唱歌(二)』にて発表された。
作詞者の高野辰之は、碓氷峠にある信越本線熊ノ平駅(現在は廃線)から紅葉を眺め、その美しさに惹かれてこの詞を作ったということです。

 1951年(昭和26年)から小学3年生もしくは4年生の音楽の教科書に採用され、幅広く小学校で歌われています。

 2007年(平成19年)には、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれました。 



6.きらきら星・・・・原曲は、18世紀末のフランスで流行したシャンソン"Ah! Vous dirais-je, Maman"(あのね、お母さん)。
イギリスの詩人、ジェーン・テイラーの1806年の英語詩 “The Star” による替え歌"Twinkle, twinkle, little star"(きらめく小さなお星様)が
童謡として世界的に広まり、さまざまな言語に翻訳され、現在では世界中で愛唱されています。
また、マザー・グースの1つに分類されているそうです。日本では複数の日本語詞が付けられています。
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1778年にこの曲を変奏曲として作曲したピアノ曲「きらきら星変奏曲(K. 265)は有名です。

 トーンチャイムの演奏と一緒に、お聴きくださる方々にもミュージックベルの演奏を楽しんでいただければと思います。



7.どんぐりころころ・・・・2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれたこの曲は、
1921年(大正10年)に刊行された『かはいい唱歌』(共益商社書店)に掲載されたのが最初だそうです。

 JR東日本の青梅線奥多摩駅の発車メロディで
「どじょうが出て来て こんにちは ぼっちゃん一緒に 遊びましょう」
の部分が使われているとのことです。

 後に3番が付け足されています。
3番を作詞した作曲家の岩河三郎氏は、1986年(昭和61年)、どんぐりころころを合唱曲にするために3番を付け足した折、
「童謡はお母さんの愛情を感じさせる音楽だと思います。母の愛情を表現するために、3番を作りました」と語っているそうです。

3番の詞は以下です。
どんぐりころころ 泣いてたら  仲良しこりすが 飛んできて
落ち葉にくるんで おんぶして  急いでお山に 連れてった


 トーンチャイムの演奏と一緒に、お聴きくださる方々にもミュージックベルの演奏を楽しんでいただければと思います。




8.紅葉
  1911年(明治44年)『尋常小学唱歌(二)』にて発表された曲です。
作詞者の高野辰之は、碓氷峠にある信越本線熊ノ平駅(現在は廃線)から紅葉を眺め、
その美しさに惹かれてこの詩を作ったということです。
この曲を聴くと色とりどりの秋の山を思い浮かべます。子供の頃に合唱や輪唱で楽しく歌っていた曲です。
今回は連弾で楽しく演奏したいと思います。



9.ホール・ニュー・ワールド
 1992年に公開されたディズニー映画「アラジン」の主題歌であり、劇中歌でもあります。。
劇中では、アラジンがジャスミンを魔法のじゅうたんに乗せて、すばらしい世界を見せに連れて行ってあげるときに、二人でデュエットしている曲です。
私はこの曲を聴いたり弾いたりすると、その場面が思い浮かびます。
特に、曲の終わりは、じゅうたんに乗った二人が満月の中へ消えてゆくところ。ここが一番素敵で気に入っています。
場面や歌詞を思い浮かべながら弾こうと思います。



10.めぐり逢い
 私の大好きな、カナダを代表する作曲家でピアニストのアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のソウルノートとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたTVドラマ「恋人よ」や、
様々なドキュメンタリー番組の感動の場面のBGMとしても使われていました。

 また、最近(2013年~)では、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。

 また、2014年2月1日、息子の結婚式で、最後に新婦が家族に向けての手紙を読む際に、BGMとして弾きました。
その思い出も音色に込めて、毎回弾いていきたいと思います

 因みに原題は「Comme au premier jour」で、直訳では「1日目のように」です。
アンドレ氏ご本人が、リサイタルの時に
「邦題の『めぐり逢い』という訳は、自分の本来の意味ではない」とおっしゃっていました。



11.私にできること
 この曲はKOKIAさんが、2007年(平成19年)の新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。

演奏日の感想♪   2016/11/23以降にUP
 今日も、楽しいコンサートでした。
今日は、ハートフルコンサート初デビューのももこちゃん(5歳)も参加してくれて、
一緒にトーンチャイムの演奏をしてくれました♪ ももちゃん、ありがとう♪

 今日は、最初から最後までお聴きくださった一人の女性の患者さまが、
「めぐり逢い」をとても気に入ってくださり、
「感動して涙が出ました」
と言って下さり、全てのプログラムが終わったときに「アンコール」で、
私が、もう一度聴きたい曲を尋ねたら 「めぐり逢い」とのこと。

 私はもう一度弾きました。
後でいろいろお話をしているときに、昨日、大変な手術を受けてその時、麻酔で眠っているときに、
正にこのコンサート会場で自分がピアノを弾いて居る夢を見たそうです。
(全くピアノは弾けないのに・・・・)

 きっとそのことも重なり、「めぐり逢い」が心にひびいたのでは?と、私は思いました。

 真相はわかりませんが、初めて聴いた曲に感動してもらえたということが、私はとてもうれしかったです、
聴いていただけて、良かったです、ありがとうございました♪


参加した生徒の感想

1.
 今回のハートフルコンサートは勤労感謝の日に開催されました。
祝日なので外来が お休みの為 人も少なかったのですが、1階には たくさんの方が聴きに来て下さいました。
みなさんとても熱心に聴いて下さいました。

 先生のソロ演奏「めぐりあい」に感動したのでアンコールをお願いします、とおっしゃる積極的な方や
Nさんの独唱「ふるさと」を聴いて そっと涙を拭く人もいて、それぞれの心に響いているのだな と思いましたし
私も人に感動してもらえるような演奏ができるようになりたいなと思いました。
自分の演奏は、取り敢えず 止まらずに弾けました。連弾も 止まらずに弾けました。

 会場が3階までの吹き抜けなのと 緊張の為 自分の音が聴こえにくかったので
今後は 落ち着いて 自分の音を 聴いて演奏できるようになりたいです。
初参加のMちゃん後片付けのお手伝いしてくれてありがとう。
Nさん詳しい曲説明をありがとう。助かりました。
そしていつも連弾してくれるMさん、ミスの多い私に合わせてくれてありがとう。
そして、いろんな比喩を用いて様々な角度から熱心に指導して下さる先生に感謝です。
皆さんに支えもらっていることに感謝して これからも練習を続けていきたいと思います。


2.
 3ヵ月ぶりの出演でした。いきなりプログラムの順番を間違えてしまいました。
頭の中は「故郷(ふるさと)」で一杯で、「故郷」について話し終えたところ、いきなり「紅葉(もみじ)」の前奏が…。。。(汗)

 経緯(いきさつ)を話すと長くなるのですが、この順番だと疑いもしなかったのが問題です。
朝、時間は十分にあったのですから紙の(印刷された)プログラムを確認すべきでした。

 聴きに来てくださった方々から意外な暖かい笑いを頂き、お陰様で力が抜けて、すっかりリラックスしてしまいました。(笑)

 しかし、リラックスし過ぎたせいか、「故郷」のつもりが突然「紅葉」になったせいか、
(おそらく前者!)出やすいはずのやや高めの音がつらつらと不安定になりました。それを言うなら全体かも。。。

 それでも一緒に歌ってくださり嬉しかったです。ありがとうございました。

 今回の課題はパッサージョ域の発声でした。
この3ヵ月の間に中音域のパッサージョを中心に練習してスカスカになりがちだった音域が解消され、多少のばらつきがあったものの
特別外れる事もなかったのでひとまずは良かったと思います。
これらの日本の歌はほとんどがその音域ですからこの音域なしでは歌えません。

 ここの所の課題は声を前に出す事、もう一つの課題は日本語そのものです。
声楽と日本語の関係は本当に難しいと実感しています。どちらもばらつきがありまだまだですが、
これらも少しずつ前進して行けるようにしたいです。

 毎月ご出演のピアノの皆さんは素晴らしい演奏でした。
トーンチャイムとミュージックベルは聴きに来てくださった方々と演奏者と一緒に演奏するので
音の厚みが増し、楽しみながら演奏出来て良かったです。

出演者全員で歌った「私にできること」は低くて出ない音域を地声で出すのは結構大変で、
今日は何とか…というレベルでしたが、皆で歌うのは楽しかったです。

 ありがとうございました。


3.
 はじめは緊張したけど、先生たちや聴きにきてくれた人たちが優しくて楽しかったです。


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