ハート飾り枠
   トヨタ記念病院 ハートフルコンサート   2016年9月25日(日)11:00~12:00
プログラム
演奏:Green Garden
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ) みどれみ~優  海 オリジナル曲 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ) 明日に架ける橋
(原題 Bridge over Troubled Water)
サイモン&ガーファンクル 作詞・作曲:ポール・サイモン
編曲:内田美雪
3 (ピアノソロ) 里の秋 文部省唱歌 作詞:斎藤信夫
作曲:海沼実
編曲:鈴木奈美
4 (ピアノソロ) 七つの子(ジャズアレンジ) 文部省唱歌 作詞:野口雨情
作曲:本居長世
編曲:松下美千代
5 (トーンチャイム
 ・ミュージックベル)
つき 文部省唱歌 作詞・作曲:不詳
6 (トーンチャイム
 ・ミュージックベル)
虫の声 文部省唱歌 作詞・作曲:不詳
7 (ピアノ連弾) 赤とんぼ 文部省唱歌 作詞:三木露風
作曲:山田耕作
編曲:岩崎佳子
8 (ピアノソロ) 夕焼け小焼け(ジャズアレンジ) 文部省唱歌 作詞:中村雨紅
作曲:草川信
編曲:松下美千代
9 (ピアノソロ) めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲
TVドラマ「Age'35 恋しくて」BGM
作曲:アンドレ・ギャニオン
10 (うた・ピアノ) 私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。
他の演奏日のプログラムを見る
先月のプログラムへ ハートフルコンサートのページへ戻る 翌月のプログラムへ
トップページへもどる
曲目解説


1.みどれみ~優海
 オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れる丹羽ピアノ教室のテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。

 また、この曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・という思いも込めています。



2.明日に架ける橋 (原題 Bridge over Troubled Water)
サイモン&ガーファンクルが1970年に発表した楽曲。
サイモン&ガーファンクルにとって3作目となる全米1位獲得シングルで、最大のヒット曲となった曲です。
この曲が生まれたのは、ベトナム戦争に対する不安と不満を持った若者たちが、世の中に大きな潮流を起こそうとしていた時代。
リアルタイムでその時代を生きながら耳にした人たちの解釈はまた特別なものだったに違いありません。
同じ歌詞を聴いたとしても、時代背景によって、その解釈は多少、違ってくるものだと思います。

 私にとって、この曲は、友を思いやる愛情の歌であるとともに、未来の希望を描いた曲。
メロディーを聴くだけで心にせまるものがある、大好きな曲です。
支えてもらったこともたくさんあった。支えてあげたい気持ちもあった。
いろいろな思いを込めて弾きたいと思います。



3.里の秋
 「里の秋」は長年にわたり小学校の教科書に採用され、
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。
戦後間もない頃のラジオ番組「復員だより」の曲として使われたそうです。
戦争に行った父の無事を祈りながら里で待つ切ない気持ちを、秋という季節に重ねて表現できるように演奏したいと思います。



4.七つの子
 童謡「七つの子」をジャズ風にアレンジした曲を弾かせていただきます。
 「七つの子」は、作詞者の野口雨情が、七歳で母親と別れたので、「七歳の子」とする説と、「七羽の子」という説がありますが、
私は、にぎやかなのが、好きなので、「七羽の子」を思い浮かべて、弾きたいと思います。
 また、作曲者の本居長世は、国学者 本居信長の6代目子孫で、「赤い靴」「汽車ぽっぽ」等の作曲でも有名です。
 ジャズアレンジは、苦手で、かなり苦戦しましたが、本番では、メリハリをつけて、かっこ良く弾きたいと思います。


5.つき
 1910(明治43)年『尋常小学読本唱歌』で発表された唱歌です。
今年(2016年)の中秋の名月は、9月15日(木)でした。
私が見たときは空が曇っていて見ることができませんでしたが、
元生徒で、今はライブ活動で活躍中の「アーティスト琥珀」さんが、
きれいな写真をfacebookに投稿していらっしゃったので、許可を得てここにUPします。

 季節の曲で、誰もがご存知と思われる曲をトーンチャイムとミュージックベルで、
お聴きくださる方々と共に楽しみたいと思います。


6.虫の声・・・・1910(明治43)年『尋常小学読本唱歌』で発表され、1998年には『小学校学習指導要領』にて、
第2学年の歌唱共通教材とされています。
また、2007年(平成19年)には「日本の歌百選」に選ばれました。
当初、2番の歌詞には「きりきりきりきり キリギリス」でしたが、1932年に「こおろぎや」と改訂されました。
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。
季節の曲で、誰もがご存知と思われる曲をトーンチャイムとミュージックベルで、
お聴きくださる方々と共に楽しみたいと思います。



7.赤とんぼ
 大正10年に三木露風が発表した詩に 山田耕作が昭和2年に曲をつけたそうです。
赤とんぼを見て懐かしい故郷を思い出す郷愁に満ちた曲です。
今回は連弾の楽譜に、みどり先生のアレンジも加えたオリジナルで2人で演奏します。
哀愁や郷愁が表現できればいいなと思います。(Y)


 秋を代表する楽曲です。
作詞をした三木露風が幼少のころの実際の思い出を歌詞にした歌と言われています。
 夕暮れ時に赤とんぼを見て、懐かしい故郷を思い出すという郷愁にあふれた歌詞です。
その美しい夕暮れどきの情景が思い描けるように、ゆったりと弾けたらなと思います。(M)



8.夕焼け小焼け
 作詞者、中村雨紅(1897-1972)は、当時の東京府南多摩郡恩方村の神社の子(本名 高井宮吉)として生まれ、
東京府立青山師範学校を卒業後、教員をしながら後に童謡を作るようになったそうです。
 野口雨情さんと出会い、彼のようになりたい気持ちから「雨紅」の名で作品を発表されたということです。
 この「夕焼け小焼け」の詩(1919)は、学生時代に八王子駅から歩いて3時間以上もかけて
実家に帰るときの体験がもとになっているそうです。
 
 1923年(大正12年)、草川信が曲をつけ文化楽社の「文化楽譜-新しい童謡-」に掲載されたものの、
同年の関東大震災で楽譜は出回らない内にほとんど燃えてしまったということです。
しかし、関係者が持っていた13部の楽譜をもとに、全国に広まって行ったとのことです。

 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。 



9.めぐり逢い
 私の大好きな、カナダを代表する作曲家でピアニストのアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のソウルノートとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 また、最近では、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。

 また、2014年2月1日、息子の結婚式で、最後に新婦が家族に向けての手紙を読む際に、BGMとして弾きました。
その思い出も音色に込めて、毎回弾いていきたいと思います

 因みに原題は「Comme au premier jour」で、直訳では「1日目のように」です。
アンドレ氏ご本人が、リサイタルの時に
「邦題の『めぐり逢い』という訳は、自分の本来の意味ではない」とおっしゃっていました。



10.私にできること
 この曲はKOKIAさんが、2007年(平成19年)の新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。

演奏日の感想♪   2016/09/25UP
 今日は、会場に数名、お聴きくださる方がいらっしゃり、ベルとトーンチャイムの時も、
楽しく演奏に参加していただけてよかったです。

 そして、9月から入門したももちゃんも、聴きに来てくれて、ベルを一緒に演奏してくれてうれしかったです。
11月からは、ももちゃんもトーンチャイムの演奏に参加してくれるので、とても楽しみです。

  私は、今日は「豊田市全戸一斉環境美化の日」ということで、
朝7時半から9時まで、草刈り作業をした後、帰宅して着替えて40分くらい練習してから会場に行着ました。
忙しかったけれど、忙しいからこそ、集中力が生まれ、今日は自分でも納得のいく演奏ができました。

 今日は、会場に聞きに来てくださった患者様の中で、84歳のお母様がいらっしゃり、私は、自分の母の事を思い出しました。
予定していたプログラムが終わって、まだ11:35くらいだったので、その方が好きそうな「里の秋」を
もう一度Yさんにお願いして弾いてもらいました。

 その方は、「うれしくて涙が出ました」といってくださり、私も、
「母と同じくらいの方に聞いていただけたので、本当によかったです、ありがとうございました」と言いました。

 私の両親はもう私たちの演奏を聞いてもらえないからこそ、
同じくらいの年齢の方々や、病気やけがで入院している方々に私たちの演奏を聞いてもらえることが、
とてもうれしいし、本当にありがたいと思います。感謝です。

 これからも、このコンサート、続けていきます。


参加した生徒の感想

1.
 このところ雨が続いていましたが、今日は久しぶりの晴天でした。
ハートフルコンサートの日は、9割以上の確率で晴れるような気がします。
そして今日もたくさんの方々が聴きにきてくださいました。
気が付かなかったのですが、2階、3階から聴いて下さった方もたくさんおみえのようでした。
初めて参加のMちゃんも元気にミュージックベルに参加してくれて、後片付けも手伝ってくれました。ありがとう。

 最近、やっとレインスティックのコツがわかってきました。
単純そうにみえる楽器でも経験が必要だなぁと思いました。

 ソロ演奏は、4年ぶりに弾く「七つの子」は、落ち着いて弾けましたが、
初めて弾く「里の秋」はミスが多く、歌いにくくてすみませんです。
時間が余ったので、最後にもう一度「里の秋」を弾かせてもらいましたが、これまた失敗。
来月リベンジしたいと思います。
 連弾もミスしましたが、止まらずに弾けました。
皆さんがよくご存じの曲は、気持ち良く歌っていただくことを目標に、これからも練習に励みたいと思います。

new
2.
 ソロとして弾く2曲目「明日に架ける橋」途中で間違って止まってしまいました。
大好きな曲だったのだけれども、いろいろなことが頭をよぎって、いまひとつ、曲に集中できなかったかなと反省。

 連弾も、止まることはなかったけれど、やっぱりミスしてしまって、
気持よく聴いていただくことができなかったんじゃないかなと思います。

 今日は2階や3階でも聴いてくださっていたらしいのですが、そんなことを感じる余裕もなく終わってしまいました。

 昔から歌い継がれてきている曲を弾くと、口ずさんでくださる方もいて、やっぱりそういう歌を弾いていくのはいいなと思いました。
母や父の姿と重なり、ちょっと寂しい気持ちにもなりましたが、
入院されている方々に少しでも気持ちよく聴いていただけるように、頑張って練習しなきゃなとも思いました。


他の演奏日のプログラムを見る
先月のプログラムへ ハートフルコンサートのページへ戻る 翌月のプログラムへ
トップページへもどる