ハート飾り枠
          トヨタ記念病院 ハートフルコンサート                  2013年2月24日(日)
プログラム
        演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/まだむ楊/ミッキー
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優  海 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ)みどり G線上のアリア    管弦楽組曲第3番(BWV1068)より 作曲:J.S.バッハ
編曲:山田香
3 (ピアノソロ)ミッキー エトピリカ 作曲:葉加瀬太郎
編曲:啼鵬
4 (ピアノソロ)りぃ さくら(独唱) 森山直太朗 作詞:森山直太朗 ・御徒町凧
作曲:森山直太朗
5 (ピアノソロ)まだむ楊 第三の男       映画「第三の男」テーマ曲
エビスビールCM曲
作曲 アントン・カラス
編曲 Akiko Aizawa
6 (ミュージックベル)全員 たき火 文部省唱歌 作詞:巽聖歌
作曲:渡辺 茂
7 (ミュージックベル)全員 春よ来い 文部省唱歌 作詞:相馬御風
作曲:弘田龍太郎
8 (ピアノ連弾)
りぃ・カスミン
卒業写真 荒井由実 作詞・作曲:荒井由実
編曲:上田浩司
9 (ピアノ連弾)
りぃ・カスミン
贈る言葉 海援隊
TBS系テレビドラマ「3年B組金八先生」第1シリーズより
作詞:武田鉄矢
作曲:千葉和臣
編曲:青木麻理子
10 (ピアノ・電子ピアノ)
みどり・りぃ
めぐり逢い 作曲:アンドレ・ギャニオン
11 (うた&ピアノ)
みどり・りぃ
私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。


曲目解説


1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 また、この曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いも込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)
だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実に独奏用にアレンジされたものを、電子ピアノのストリングスとパイプオルガンの音色で
原曲のイメージを極力表現できるように弾きます。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



3.エトピリカ・・・・非常に美しい曲です。私はこの曲は、異国の地の匂いを感じます。
(エトピリカとは海鳥の一種のことでありアイヌ語です)
また、この曲は持続音が多く、表現が難しいです。それはヴァイオリニストの葉加瀬太郎氏作曲のためと思います。
ヴァイオリンであれば持続音にビブラートをつけられ、実に様々な色合いをつけられますが、
ピアノでは持続音を弾いているあいだは何も出来ないので、タッチが非常に重要になります。
うまく持続音を奏でられるよう1音1音大切に弾いていきたいです。(コメント:ミッキー)



4.さくら(独唱)・・・・『さくら』という名のついた曲の中で私はこの曲が一番好きです。
森山さんが友達の結婚式のために作られた曲ですが、卒業式でもよく歌われています。
旅立ちの時に優しく背中を押してくれるような、そして変わらない場所で変わらない友だちがいつも待っていてくれるような
暖かい歌詞が大好きです。歌詞に込められた想いが伝わるように演奏したいです。(コメント:りぃ)



5.第三の男・・・・ 「第三の男」は、1949年にイギリスで制作された映画で同名のテーマ曲も当時大ヒットしました。
 最近では「ヱビスビール」のCM曲としてテレビでよく聴く事があると思います。
ヱビスビールに関連して東京の恵比寿駅での発車メロディ、
阪急電車梅田駅の終電間際に流れるメロディ等にも使われているそうです。
原曲はツィターというオーストリアの民族楽器で演奏されていますが、
今日はピアノで第三の男を表現したいと思います。(コメント:まだむ楊)



6.たき火・・・・晩秋~冬といえば、私はこの曲は欠かせないです。
 この曲は、トワイライトスクールでも、毎年ミュージックベルで指導しています。
そして毎年思うことは いまどきの小学生は、歌詞にある「垣根」がわからない。
歌詞の意味を教えて、その曲がどんな意味を人に伝えようとしているのかを教えて、
その音楽を楽しむ。それがやっぱり大切なことだと思います。
 
 冬に親しまれている唱歌で、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。
 今回は、お聴きくださる方々とともに、ミュージックベルでこの曲を楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.春よ来い・・・・大正時代後期に作曲された童謡です。
歌詞に登場する「歩き始めたみいちゃん」とは、この曲を作詞した相馬御風の長女「文子(ふみこ)」がモデルとされているそうです。
「じょじょ(草履)」「おんも(表・外)」などの幼稚語をうまく取り入れつつ、「あるきはじめた」ばかりのみぃちゃんの視点を通して、
雪に閉ざされた越後の冬で静かに春を待ち望む人々の強い思いが伝わってきます

 今回は、お聴きくださる方々とともに、ミュージックベルでこの曲を楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



8.卒業写真・・・・松任谷由実さんが結婚される前、荒井由実さんだったころの作品です。
私はユーミンさんが大好きですが、特に荒井由実さんの頃の曲がお気に入りです。
この曲も大好きな曲です。卒業式でよく歌われますが、歌詞は卒業後のことが歌われています。
”あのころ”を懐かしく、せつなく思い出すような感じをピアノで歌えたらいいなと思います。
今回もカスミンちゃんと私たちの”あのころ”を思いながら連弾します。(コメント:りぃ)


 『卒業写真』は、1975年6月20日に発売された荒井由実のアルバム「COBALT HOUR」の中に収録されていて、
卒業ソングの代表曲としても知られています。
 この歌の歌詞は、卒業アルバムを開いたときに出てきた青春時代の「あの人」を、当時と面影が変わらない姿で街中で見かけましたが、
自分があまりにも変わってしまっている事を気にしたために声をかけられず、遠くで叱ってくれたり、見守っていて欲しい…
という淡い願いを綴っています。
歌詞の内容から恋人と思われがちですが、同性の友人のことだそうで驚きました。
 荒井由実さんの曲は、色々な美しい青春の面を捉えた曲が多くてとても大好きです。
透明感のある素朴な歌声のように、懐かしさを感じながら演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



9.贈る言葉・・・・TVドラマ「3年B組金八先生」の主題歌にもなり、卒業シーズンではよく流れる幅広い世代の方に知られている曲です。
私自身もこのドラマを観ていましたし、卒業式でも歌った思い出の曲です。
この曲の「人は悲しみが多いほど 人には優しくできるのだから…」という歌詞がとても好きです。
愛する人へ贈る優しい気持ちのこもった歌だと思います。
みなさんにも一緒に歌ってもらえるように私もピアノで歌いたいと思います。(コメント:りぃ)


 1979年に発売されたフォークグループ「海援隊」の曲です。
武田鉄矢が主演のTBS系テレビドラマ『3年B組金八先生』第1シリーズの主題歌として使われ、
100万枚を超える売上を記録しました。
元々は、叶わなかった愛を歌うラブ・ソングとして書かれた曲でしたが、
学園ドラマの主題歌に使われたことから、学校の卒業式には欠かせない定番曲になったそうです。
今はほとんど歌われなくなりましたが、私が子どもの頃の卒業式の定番の歌と言えば、この「贈る言葉」でした。
昔の卒業式を思い出しながら、心を込めて演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



10.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。
 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


 この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。
あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、
勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 
そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2013/2/25UP♪

 今回は、1階席には患者様がいらっしゃいませんでしたが、2階から数名の方がお聴きくださっていました。
会場に来られなくても、病室にはしっかりと音が響き渡りますので、かえって気持ちを引き締めて演奏できたと思います。

 ベルのときは、急遽、私がメロディーをベルで演奏し、生徒のみなさんが一緒に和音奏をしてくれて、結構楽しくできました。


  まだむ楊さんの感想♪   2013/2/25UP

 ハートフルコンサートでピアノを弾かせていただくようになって2年が経ちました。
 今回は2年間の中で一番静かなコンサートだったと思います。
 たくさんの人前で演奏するのも緊張しますが、人が少なくても緊張するのだと実感しました。
 外は寒くて、春が来るのが待ち遠しい日々ですが、そんな季節にふさわしい曲を
たくさん聴くことが出来て楽しかったです。
 自分の演奏は、途中で左手の伴奏が乱れてしまい、上手くごまかしたつもりでいましたが、
先生にはきっちり指摘されました。先生の目、いや耳はごまかすことはできませんね。
最後コーダに入るところでも一瞬止まってしまった為「止まらずに弾く」という目標も
達成出来ませんでした。
 満足できる演奏は難しいですが、4月のふれあいコンサートに向けてこれからも練習に励みます。
  りぃちゃんの感想♪   2013/2/25UP

今回のハートフルコンサートはもう2月も終わりなのに寒い日が続き雪までうっすら積もる朝でした。

ソロは『さくら(独唱)』を弾くことにしていたので「あら・・・」と思ったのですが、
「卒業シーズンなのでこの曲を今月弾くことにしました。」と曲紹介をして
会場には患者様は少なかったのですが2・3階で聴いてくださる方や病室にいらっしゃる方にも
ひと足早い春を届けられたら・・・という思いを込めて演奏しました。
集中して演奏できたと思います。来月はもっとメロディーを流れるように歌わせて演奏したいです。

連弾『卒業写真』は、アシストペダルを忘れてしまい、ペダルが切れぎみになってしまったので、
短めの足をぐっと伸ばし気をつけながら演奏したのですが、そちらにばかり気が行ってしまって
音が抜けてしまうところがありました。
指にも足にも耳にも注意が向けられるようにできたらいいなぁと思います。
『贈る言葉』は、みなさんが歌いやすいように歌詞にリズムを合わせて、ピアノも歌わせるように
気をつけてできてよかったです。
来月はカスミンちゃんとアンサンブルをするのでまた頑張りたいと思います。

みんな短い間に新曲を仕上げて演奏していてすごいなぁと思いました。
私も譜読みが早くなれるようにいろんな曲にチャレンジしたいです。

2階からも聴いてくださった方々、ありがとうございました。
また来月もがんばります。
 カスミンちゃんの感想♪   2013/2/27UP

 今回は、1階にお聴きくださる方がみえなかったので、
病室にいらっしゃる方に向けて頑張ろうと思うと、気も引き締まり、ほどよい緊張感で演奏出来たと思います。

 今回は、連弾2曲を演奏しました。「贈る言葉」では、久しぶりの伴奏パートをしました。
アレンジ自体は簡単でしたが、日頃ソロの練習で、左手はひかえめにして、右手のメロディを出すように心掛けているので、
連弾のセコンドの場合には、それと逆のことをしなければならないところが難しかったです。
次回は、自分自身の左右のバランスをとれるように気をつけたいと思います。

 それと、ミスしてしまうのを恐れてテンポが遅くなり、何か重いものを引きずっているような演奏になってしまいました。
歌いにくい状況だったと思うので、これからは歌いながら練習をしていきたいです。

 「卒業写真」は、りぃちゃんの伴奏に合わせて、しっとりと歌うように演奏できたと思います。
連弾は、左右両方の手をコントロールして音を出すためのよい練習になるので、
これからも積極的に連弾に取り組んでいきたいです。

 来月は、りぃちゃんとアンサンブルを予定しているので、とても楽しみです。足を引っ張らないように練習を頑張りたいと思います。

 new ミッキーくんの感想♪   2013/3/4UP

 今回のハートフルはとても静かにはじまりました。皆さんいわくこれだけ人が少ないのも珍しいとのこと。
私がハートフルに参加するときは、聴いてくださる方の人数が少ないことが多いようなので、
一度たくさんの方々が聞いてくださる場でも弾いてみたいです。

 ピアノの方は、ハートフル前日の良い出来が嘘のようで、ところどころ止まったり間違えたり、ペダルが雑になったりと
よいところがありませんでした。
緊張したせいかペダルの扱いが雑になってしまい、打楽器のような音が発生していたとのこと。自分では気づきませんでした。
聞いてくださる人数に関係なく、このような緊張する場面に弱いということがよくわかりました。

 今度のハートフルは、準備期間を用意して、曲を弾きこなすよう努力します。
ふれあいコンサートまでには2回のチャンスがあるので、次に向けてリベンジといきたいです。




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