トヨタ記念病院 ハートフルコンサート 2007年6月20日(水) | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃ/mina | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | みどれみ〜優 海 | 丹羽みどり | |
2 | (ピアノソロ)みどり | トルコ行進曲 | ピアノソナタ第11番 イ長調K.331より第3楽章 |
W.A.モーツァルト |
3 | (E・ピアノソロ)みどり | G線上のアリア 管弦楽組曲第3番(BWV1068)より | J.S.バッハ | |
4 | (ピアノ連弾) りぃ&みどり |
見上げてごらん夜の星を | 坂本九 | 作詞:永六輔 作曲:いずみたく |
5 | (ミュージックベル) りぃ&mina&みどり |
たなばたさま | 文部省唱歌 | 作詞:権藤花代・林 柳波 作曲:下総皖一 |
6 | (ピアノ連弾) りぃ&みどり |
たなばたさま | 文部省唱歌 | 作詞:権藤花代・林 柳波 作曲:下総皖一 |
7 | (ミュージックベル)全員 | きらきら星 | フランス民謡 | |
8 | (ピアノソロ)りぃ | 星に願いを | 映画「ピノキオ」より | L.ハーライン |
9 | (ピアノソロ)りぃ | エリーゼのために | L.V.ベートーベン | |
10 | (ピアノソロ)mina | ロンドンデリー・エア | Traditional (アイルランド民謡) |
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11 | (ピアノソロ)mina | 渚のアデリーヌ | ポール・ドゥ・センヌヴィル |
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12 | (ピアノソロ)みどり | We're All Alone | ボズ・スキャッグス | ボズ・スキャッグス |
13 | (ピアノ&E・ピアノ) みどり&りぃ |
めぐり逢い | TVドラマ「Age‘35」より | アンドレ・ギャニオン |
14 | (ピアノ&E・ピアノ) みどり&りぃ |
千の風になって | 秋川雅史 | 作詞者不詳 日本語訳詩:新井満 作曲:新井満 |
15 | (ピアノ&うた)みどり | 生きてこそ | Kiroro/TVアニメ 「甲虫王者ムシキング 〜森の民の伝説」主題歌 |
作詞:玉城千春 作曲:Kiroro |
16 | (ピアノソロ)みどり | 世界に一つだけの花 | SMAP | 作詞・作曲:槇原 敬之 |
コメント: 今回も大人の生徒さんの『りぃ』ちゃんが参加します。そして、あの重い電子ピアノ(YAMAHA ERECTRONIC PIANO P-80)を持って行くので、 1曲だけでソロではなく、ピアノとのアンサンブルもお楽しみいただこうと思います。 曲目解説 1.みどれみ〜優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ〜」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。 「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも? と思います。 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、 そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、 それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。 うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。 優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・ という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/碧) 2.トルコ行進曲・・・・昨年は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト生誕250周年でした。 彼の作品の中で一番メジャーな(と思います)ピアノ曲です。 ロンド形式で、当時流行していたトルコ趣味を取り入れ、左手の伴奏のアルペジオの装飾音のところは、 トルコの軍楽隊の打楽器の響きを表現しているそうです。 この曲について、作曲家の青島広志氏は、「元気が出る曲」とコメントしていらっしゃいました。 私も確かにそう感じながらいつも弾いているので、 病院でお聴きくださる方々にも 「元気」 を感じていただければと思います。(コメント:Saint Cecilia/碧) 3.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、 管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)だけで弾けるように編曲することで、 世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノ独奏用にアレンジされたものを弾きます。(コメント:Saint Cecilia/碧) 4.見上げてごらん夜の星を・・・・永六輔さんといずみたくさんが組んだ最初のミュージカル「見上げてごらん夜の星を」のテーマ曲として作られ、坂本九さんが歌い有名になった曲です。 坂本九さんは同タイトルの映画で主演し、ロケ先で見た星空がまるで自分に微笑みかけるように見えて、 そのとき自分にとって大切なことはエンターテイナーとして大衆に微笑み返しをしていくことだと思ったそうです。 ハートフルでみなさんと一緒に音楽を楽しみ”ささやかな幸せ”をいっぱいいただいてとても感謝しています。 私もピアノで聴いてくださる方に微笑み返しできるようになりたいなぁと思います。 今回はジャズ風アレンジで演奏します。(コメント:りぃ) 5〜6.たなばたさま・・・・日本には季節ごとに郷愁を感じさせる素晴らしい歌がたくさんあると思います。 星に思いをはせ、短冊に願いを託し、笹飾りに結ぶ。七夕まつりって夢があっていいですね。 今回もとても素敵なアレンジの曲です。星のキラキラをイメージして演奏したいと思います。(コメント:りぃ) 今回は、ミュージックベルの柔らかくて優しい音色でこの曲を演奏後、ピアノ連弾の演奏をし、 アレンジや楽器の違いによる音楽の面白さも、お楽しみいただきたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/碧) 7.きらきら星・・・・お聴きくださる方々にミュージックベルを演奏していただき、一緒にコンサートを楽しみます。 (コメント:Saint Cecilia/碧) 8.星に願いを・・・・ディズニーアニメ映画の「ピノキオ」の主題歌です。 静かな夜空に輝く星を眺めているという感じのゆったりとした曲です。 ちょっと大人っぽいジャズ風アレンジでお送りします。 来月七夕なので、星にちなんだ曲を、と思い選曲しました。 みなさんが短冊に書いた願いが星に届くように演奏したいです。(コメント:りぃ) 9.エリーゼのために・・・・小学校の頃ピアノを習っているお友達が音楽室で弾いてくれて、 「ピアノっていいなぁ・・・」 って思った憧れの曲です。 愛する人”テレーゼ”のために作った曲ですが、楽譜の曲名を読み違えられ『エリーゼのために』として世に出されたというエピソードがあります。 音楽室のくしゃくしゃ頭のベートーヴェン・・・。「愛する人を諦めなければならないけど、でも諦めきれない・・・」 ベートーヴェンの苦悩、激しさや気持ちの浮き沈みがこの曲に込められていると思います。 本番も右手と左手の掛け合いや響きをよく聴いて演奏できるようにしたいです。(コメント:りぃ) 10.渚のアデリーヌ・・・・1977年、リチャード・クレイダーマンのピアノ演奏によって有名になった曲です。 私は昨年のクリスマス会で、S君の演奏するこの曲に改めて触れ、自分でもこの世界を表現してみたいと思いました。 彼の表現した世界とは違う、私なりの「アデリーヌ」をイメージして弾きたいと思っています。(コメント:mina) 11.ロンドンデリー・エア・・・・美しいメロディーが心に残る、アイルランドの代表的な歌です。北アイルランドのデリー州に伝わる歌であり、数多くの歌手がカバーしているとのことです。 歌詞もバリエーションが多いようですが、内容は「故郷を去る息子を思う母親の歌」であるとのこと。 私自身も二人の息子をもつ母として、息子たちが巣立っていくその日を想像しながら、気持ちを込めて弾きたいと思います。(コメント:mina) この歌の原曲とされているのは、1796年にE・バンティングが編集した曲集に載っている『Aislean an Oigfear(アッシュリン・アン・オール)』(英訳タイトルはThe Young Man's Dream)だそうです。 しかし、1990年代に入ってから、これを遡る説が出てきました。 ローリー・ダール・オカハン(1570〜1657年)が作曲した哀歌(曲名不詳)が原曲だという説もでてきましたが、はっきりした証拠がなく、まだ認められていないようです。 『Aislean an Oigfear』は、その後曲名が忘れられ、単に「ロンドンデリー地方で歌われている歌」、または「ロンドンデリー地方で採集された歌」を意味する「ロンドンデリー・エア」(エアは歌の意)として伝えられてきました。それがこの歌の固有名として定着したのは、19世紀後半になってからのようです。 1910年になってから、イギリスの法律家で作詞家のフレデリック・エドワード・ウェザリ(1848〜1929)が『ダニー・ボーイ』という詞を書き、この曲にあてはめたということです。出征したわが子を思う母の思いというイメージが歌われているということです。(コメント:Saint Cecilia/碧) 12.We're All Alone・・・・ボズ・スキャッグスのこの曲は、1976年に、発表されたアルバム『Silk Degrees』に収録されて以来、たくさんの人がカバーしている有名な曲です。 私はこの曲を知ったのが、高校2年のときで、そのときからずっとこの曲は大好きな曲のひとつになっています。 歌詞の解釈がとても難しいです。 私が持っているボズのベスト・アルバム(LPレコード)の対訳では、曲名は「二人きり」となっており、 とても素敵なラヴ・バラードとして訳されていますが、最近カバーしたアンジェラ・アキさんは、 「人間はみな一人だから、強く生きていきましょう・・・・・」 みたいな訳で歌っています。 最近、ウチのレコードプレイヤーが壊れてしまったことと、 オーディオセットも28年ほど前に購入したものを使用していたため、 調子が悪かったので、レコードプレイヤーとアンプを買いました。 この曲のオリジナルのレコードをかけながら一緒にピアノを弾いたり、聴いたりしていると、 自分が高校生のころに戻ったような感覚になり、癒されました。 今回、病院でも、そんな癒しを皆様に感じていただければと思います。(コメント:Saint Cecilia/碧) 13.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。 私のテーマソングとして毎回弾きます。 ※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。 気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、 そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて 弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:Saint Cecilia/碧) 14.千の風になって・・・・私がこの曲と初めて出会ったのは、今年の1月中旬です。 偶然つけていたTVで、秋山雅史さんとこの曲にまつわるエピソードを紹介していて、とても感動しました。 その後、2006年の大晦日のNHK紅白歌合戦で、この曲を秋山さんが歌ったということを知り、 2006年の紅白を実家の父がビデオ録画していたので、何回も観ました。 何回聴いても感動します。心に響きます。 紅白のときにも、この曲の解説をアナウンスされていたのですが、私はもっと深く知ろうと思い、 ネットで検索したら、秋山さんのサイトがヒットしました。 そこには、「千の風になって エピソード募集」というページがあり、そこには、いろいろな方の投稿文章がありました。 そして、私は、もし自分が投稿するとしたら・・・・と考えると、私が真っ先に思い浮かぶ「大切な人」は、 私のピアノの恩師である、植田先生でした。 もし、植田先生に出会っていなければ、今の私=音楽講師・ピアノ指導者になり、 こうしてハートフルコンサートをやっている私はいません。 私は、ピアノを弾くときにはいつも先生のことを思って弾いています。 もし先生が今の私の演奏を聴いていたとしたら、何て言うだろうか? いつもそう思いながら弾いていると、だんだん上手になります。 先生は今でも私の心の中に生きているんです、ずっと永遠に・・・・! この曲は、そんな私の思いとぴったり合っている感じです。 気持ちを込めて ピアノで歌います。 また、この曲は、4月15日の「ピアノ・音楽 ふれあいコンサート(2年に一度開催している当教室の発表会)」 のエンディングに出演者全員で各々の希望でいろいろな楽器や歌で大合唱&合奏し、大好評でした。 病院でも、2月から毎月弾いていますが、毎回好評を得ています。(コメント:Saint Cecilia/碧) 15.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった? 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。 これがテレビアニメの主題歌だということも、子供たちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、 とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/碧) 16.世界に一つだけの花・・・・この曲には愛弟子のきょーこさんと連弾したという、 私にとっては、とても大切な思い出があります。 ちなみに、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「〜親から子、子から孫へ〜親子で歌いつごう 日本の歌百選」で、平成18年12月の選考で選ばれたそうです。 だからこの曲はやっぱり、コンサートの最後にずっと弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/碧)
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