トヨタ記念病院 ハートフルコンサート 2007年5月23日(水) | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃ | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | みどれみ〜優 海 | 丹羽みどり | |
2 | (ピアノソロ)みどり | トルコ行進曲 | ピアノソナタ第11番 イ長調K.331より第3楽章 |
W.A.モーツァルト |
3 | (E・ピアノソロ)みどり | G線上のアリア 管弦楽組曲第3番(BWV1068)より | J.S.バッハ | |
4 | (ピアノ連弾) りぃ&みどり |
ミッキーマウス・マーチ | 作詞:林 春生 作曲:筒美京平 |
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5 | (ピアノ連弾) りぃ&みどり |
ララルー | 映画「わんわん物語」」より | 作詞:宮崎駿 作曲:久石譲 |
6 | (ピアノソロ)りぃ | エリーゼのために | L.V.ベートーベン | |
7 | (ピアノソロ)りぃ | おぼろ月夜 | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 |
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8 | (ミュージックベル)全員 | かたつむり | 文部省唱歌 | 作詞・作曲:不詳 |
9 | (ミュージックベル)全員 | 森のくまさん | アメリカ民謡 | 作詞・作曲:不詳 訳詞:馬場祥弘 |
10 | (ピアノソロ)みどり | Everything | Misia | 松本俊明 |
11 | (ピアノ&E・ピアノ) みどり&りぃ |
茶摘み | 文部省唱歌 | 作詞作曲不詳 |
12 | (ピアノ&E・ピアノ) みどり&りぃ |
めぐり逢い | TVドラマ「Age‘35」より | アンドレ・ギャニオン |
13 | (ピアノソロ)みどり | 千の風になって | 秋川雅史 | 作詞者不詳 日本語訳詩:新井満 作曲:新井満 |
14 | (ピアノ&うた)みどり | 生きてこそ | Kiroro/TVアニメ 「甲虫王者ムシキング 〜森の民の伝説」主題歌 |
作詞:玉城千春 作曲:Kiroro |
15 | (ピアノソロ)みどり | 世界に一つだけの花 | SMAP | 作詞・作曲:槇原 敬之 |
コメント: 今回も大人の生徒さんの『りぃ』ちゃんが参加します。そして、あの重い電子ピアノ(YAMAHA ERECTRONIC PIANO P-80)を持って行くので、 1曲だけでソロではなく、ピアノとのアンサンブルもお楽しみいただこうと思います。 曲目解説 1.みどれみ〜優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ〜」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。 「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも? と思います。 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、 そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、 それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。 うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。 優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・ という思いを込めています。(コメント:碧) 2.トルコ行進曲・・・・昨年は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト生誕250周年でした。 彼の作品の中で一番メジャーな(と思います)ピアノ曲です。 ロンド形式で、当時流行していたトルコ趣味を取り入れ、左手の伴奏のアルペジオの装飾音のところは、 トルコの軍楽隊の打楽器の響きを表現しているそうです。 この曲について、作曲家の青島広志氏は、「元気が出る曲」とコメントしていらっしゃいました。 私も確かにそう感じながらいつも弾いているので、 病院でお聴きくださる方々にも 「元気」 を感じていただければと思います。(コメント:碧) 3.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、 管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)だけで弾けるように編曲することで、 世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノ独奏用にアレンジされたものを弾きます。(コメント:碧) 4.ミッキーマウス・マーチ・・・・みなさんよくご存知のディズニーの曲です。 私のイメージは、ディズニーのいろんなキャラクターがそれぞれ楽器を持ちパレードをしながら リーダーのミッキーマウスの紹介をして、みんなが胸を張って行進してる感じです。 今回演奏するピアノアレンジもとっても楽しく軽やかなアレンジです。 楽しく演奏したいと思います。(コメント:りぃ) 5.ララルー・・・・ディズニーの「わんわん物語」の中で流れる曲です。 主人公の犬レディの飼い主夫婦が赤ちゃんダーリングに歌ってあげていた子守唄です。 赤ちゃんのかわいい寝顔を見ているレディーと飼い主ご夫婦の優しい表情のようなきれいなメロディーの曲のゆったりした曲です。 ゆりかごのイメージで演奏したいと思います。(コメント:りぃ) 6.エリーゼのために・・・・小学校の頃ピアノを習っているお友達が音楽室で弾いてくれて「ピアノっていいなぁ・・・」って思った憧れの曲です。 愛する人”テレーゼ”のために作った曲ですが、楽譜の曲名を読み違えられ『エリーゼのために』として世に出されたというエピソードがあります。 音楽室のくしゃくしゃ頭のベートーヴェン・・・。「愛する人を諦めなければならないけど、でも諦めきれない・・・」 ベートーヴェンの苦悩、激しさや気持ちの浮き沈みがこの曲に込められていると思います。(コメント:りぃ) 7.おぼろ月夜・・・・私の大好きな、高野辰之さん(作詞)、岡野貞一さん(作曲)の名コンビのおふたりが作った曲です。 朧(おぼろ)月とは、春の夜にほのかにかすんだ月のことを言います。 西洋の諺に「春は三日月のくぼみに水が溜まり、霧がかかって朧月夜となる。 秋の三日月は水がたまらないから、空はすっきりと澄みわたる」とあるそうです。 春の宵に見える三日月は横に寝ているようです。三日月のお盆に水が溜まりほんのりかすんだ朧月になる。 とっても幻想的・・・。 春の風景が目にうかぶようなきれいな歌詞とメロディーの素敵な曲です。(コメント:りぃ) 8〜9.かたつむり・森のくまさん・・・・お聴きくださる方々も一緒に歌いながらミュージックベルで合奏して楽しみたいと思います。(コメント:碧) 10.Everything・・・・この曲は、TVドラマ「やまとなでしこ」の主題歌でしたので、きっとみなさんもどこかで聴いたことがあるかと思います。 とても切ない気持ちを歌った曲で、ヒットしたころからもう、何年も経っていますが、 やっぱりいい曲は古さを感じることなく、永遠に好きです。(コメント:碧) 11.茶摘み・・・・立春から数えて88日目春から夏に移る節目の日の八十八夜。 この頃から新茶の摘み取りが行われるそうです。 この曲は、今まで1番までしか歌ったことが無くて、今回演奏することで歌詞を調べて2番の歌詞を知りました。 2番の歌詞を見て、茶摘みをしてくれる人がいて、おいしい緑茶が飲める♪ 普段気にせず飲んでいましたが、緑茶を飲むときは茶摘みの風景を思い出したりしたいなぁって思いました。(コメント:りぃ) 12.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。 私のテーマソングとして毎回弾きます。 ※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。 気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、 そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて 弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:碧) 13.千の風になって・・・・私がこの曲と初めて出会ったのは、1月中旬です。 偶然つけていたTVで、秋山雅史さんとこの曲にまつわるエピソードを紹介していて、とても感動しました。 その後、2006年の大晦日のNHK紅白歌合戦で、この曲を秋山さんが歌ったということを知り、 実家の父がビデオ録画していたので、何回も観ました。 何回聴いても感動します。心に響きます。 紅白のときにも、この曲の解説をアナウンスされていたのですが、私はもっと深く知ろうと思い、 ネットで検索したら、秋山さんのサイトがヒットしました。 そこには、「千の風になって エピソード募集」というページがあり、そこには、いろいろな方の投稿文章がありました。 そして、私は、もし自分が投稿するとしたら・・・・と考えると、私が真っ先に思い浮かぶ「大切な人」は、 私のピアノの恩師である、植田先生でした。 もし、植田先生に出会っていなければ、今の私=音楽講師・ピアノ指導者になり、 こうしてハートフルコンサートをやっている私はいません。 私は、ピアノを弾くときにはいつも先生のことを思って弾いています。 もし先生が今の私の演奏を聴いていたとしたら、何て言うだろうか? いつもそう思いながら弾いていると、だんだん上手になります。 先生は今でも私の心の中に生きているんです、ずっと永遠に・・・・! この曲は、そんな私の思いとぴったり合っている感じです。 気持ちを込めて ピアノで歌います。(コメント:碧) 14.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった? 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。 これがテレビアニメの主題歌だということも、子供たちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、 とってもいいなーと思います。(コメント:碧) 15.世界に一つだけの花・・・・この曲には愛弟子のきょーこさんと連弾したという、 私にとっては、とても大切な思い出があります。 ちなみに、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している 「〜親から子、子から孫へ〜親子で歌いつごう 日本の歌百選」で、平成18年12月の選考で選ばれたそうです。 だからこの曲はやっぱり、コンサートの最後にずっと弾き続けていこうと思います。(コメント:碧) 演奏日のエピソード 2007年5月24日UP♪ 今日のキーワードは、『変な汗』でした。 デジピのスタンドを用意してたりぃちゃんが、 高さが変だって言い出して、ヤバイ、どうしようってときに、冷や汗かきました。 でも、結局、ぐいって広げ方がたりなかっただけの話で、わたしが 「なんか、汗かいちゃった・・・・」 と言ったときに、りぃちゃんが言ったことばです。『変な汗』 これ、今日のネタだからねって言いました(笑) 今日もとても楽しいコンサートでした。 「G線上のアリア」「茶摘」など、デジピも使っての演奏は、大好評だったし、 ベルの演奏も、2曲ともお聴きくださる方々にやってもらい、大好評。 最後の曲です、と言って『世界に一つだけの花』を弾き終え、私が「ありがとうございました」 と、お辞儀すると、いつもなら、みなさんは席を立って病室へ戻られるのですが、 今日は、誰一人として席を立とうとする人がいませんでした。 なので、私は、ちょっと「あれ?」って思い、終わりだということをもう一度告げました。 そしたら、数名の方が話しかけてきてくださり、この後のりぃちゃんの感想にもありますが、 印刷していったプログラムは、瞬く間になくなりました。 ありがたいことです。自分自身が楽しんでやっていることなのに、みなさんもこうして楽しんでいただけるということが・・・・。 感謝です。ありがとうございます。これからもずっと、続けます、このコンサート♪
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