トヨタ記念病院 ハートフルコンサート | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃちゃん(R.Oさん) 2006年9月20日(水) | ||||
1 | (ピアノソロ)みどり | みどれみ〜優 海 | 丹羽みどり | |
2 | (ピアノソロ)みどり | 「トルコ行進曲」 | ピアノソナタ第11番 イ長調K.331より第3楽章 |
W.A.モーツァルト |
3 | (ピアノソロ)みどり | 「魔法の笛」 | 歌劇「魔笛」より | W.A.モーツァルト |
4 | (ピアノソロ)りぃちゃん | きらり | NHK朝の連続ドラマ 「純情きらり」主題歌 |
大島ミチル |
5 | (ピアノソロ)りぃちゃん | 翼をください | 赤い鳥 | 作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 |
6 | (ピアノ連弾) りぃちゃん&みどり |
月夜の物語り 月の砂漠(佐々木すぐる)〜月(作曲者不詳) 〜荒城の月(滝廉太郎)〜月夜(フランス民謡) |
編曲:野呂 芳文 | |
7 | (ミュージックベル)全員 | つ き | 文部省唱歌 | 作詞・作曲不詳 |
8 | (ミュージックベル)全員 | 茶色の小瓶 | アメリカ民謡 | |
9 | (ピアノソロ)みどり | 茶色の小瓶 | アメリカ民謡 | |
10 | (ピアノソロ)みどり | Over The Rainbow | 映画「オズの魔法使い」より | Harold Arlen |
11 | (ピアノソロ)みどり | めぐり逢い | TVドラマ「Age‘35」より | アンドレ・ギャニオン |
12 | (ピアノソロ)みどり | 明日に架ける橋 | サイモン&ガーファンクル | ポール・サイモン |
13 | (ピアノソロ)みどり | 生きてこそ | Kiroro TVアニメ 「甲虫王者ムシキング 〜森の民の伝説」主題歌 |
作詞:玉城千春 作曲:Kiroro |
14 | (ピアノソロ)みどり | 明日を信じて | 映画「子ぎつねヘレン」より | 西村由紀江 |
15 | (ピアノソロ)みどり | 世界に一つだけの花 | SMAP | 作詞・作曲:槇原 敬之 |
コメント: 今回で、私がこのボランティア演奏会=ハートフルコンサートを始めてから、5年目に突入しました。 ただ、聴いていただくだけのいわゆる「コンサート」ではなく、音楽療法的な要素もできるだけ取り入れて お聴きくださる方々も一緒に音楽を楽しみ、共有する、「参加型コンサート」にしてきました。 何よりも、自分自身が一番楽しんでいると思いますが、自己満足ではなく、 お聴きくださる方々に楽しんでいただけるようなプログラムにしていきたいと思います。 そしてこれからも、力の続く限り、ずっと続けて行きたいと思っています♪ 曲目解説 1.みどれみ〜優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ〜」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。 「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも? と思います。 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、 そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、 それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・という思いを込めています。(コメント:碧) 2.トルコ行進曲・・・・今年はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト生誕250周年なので、 今年のうちには弾きたいと思っていました。 ロンド形式で、当時流行していたトルコ趣味を取り入れ、左手の伴奏のアルペジオの装飾音のところは、 トルコの軍楽隊の打楽器の響きを表現している。(コメント:碧) 3.魔法の笛・・・・この曲もW.A.モーツァルトの曲。歌劇「魔笛」の中の有名な曲ですが、 とてもファンタスティックなアレンジとなっています。(コメント:碧) 4〜5.きらり・翼をください・・・・今回は、初めてソロを2曲演奏します。 1曲目は、NHK朝の連続ドラマ「純情きらり」の主題歌です。作曲は大島ミチルさんです。 4つの音符のモチーフが、音楽記号いっぱいのとてもきれいな景色の中を旅していくイメージのかわいい♪オープニング映像といっしょに流れています。 4つの音符は、ヒロインの桜子さんが音楽を愛する女の子なので4人兄弟を音符で表現されているそうです。 二分音符から順番に一番お姉さんの笛子さん、四分音符に杏子(ももこ)さん、八分音符に桜子さん、十六分音符に勇太郎くんとのことです。 原曲は、メロディーをチェロで演奏されていて、伴奏にピアノが入っています。 ゆったりとしたおおらかな感じの曲で、とても癒されます。 曲の最後の部分に先生がアレンジを加えてくださって、とても素敵になりました。 素敵なエンディングに向けて盛り上げて演奏できるようにしたいです。 ドラマのオープニングでは、インストですが1度ドラマの最後に『きらり』のメロディーに歌詞をつけた『夢の翼』という曲が放送されていました。 「勇気をだして、明日を見つめて夢の翼を広げよう・・・。」といった感じの詩です。 2曲目は『翼をください』を演奏します。子供のころ大好きでよく歌っていました。 子供のころは、サビの部分「悲しみのない自由な空へ翼はためかせ行きたい」というところが好きでしたが、 大人になった今は「今、富とか名誉ならばいらないけど翼がほしい」という歌詞が1番好きになりました。 子供のころは、この部分の歌詞の意味があまりわかっていませんでした。 お金や名誉がなくても、実際に飛ぶことは出来ないけど、心や気持ちが翼を広げて空を飛べるくらい大きくなれたなら・・・。と憧れます。 演奏するピアノの音も音符に翼をつけて遠くへ、遠くへ飛んでくれたらいいなぁ・・・と思います。 今回は、『きらり』に『夢の翼』という歌詞がついているのを知る前から、次の曲は『翼をください』にしようと決めていて、 偶然”翼”つながりの2曲になりました。(コメント:りぃ) 6.月夜の物語り・・・・月の砂漠(佐々木すぐる)〜月(作曲者不詳)〜荒城の月(滝廉太郎)〜月夜(フランス民謡) ・・・・9月という時期にぴったりな曲のメドレーです。 お聴きくださっている方々にも、一緒に歌っていただき、全員で楽しみたいと思います。(コメント:碧) 7〜8.つき・茶色の小瓶・・・・お聴きくださる方々にもベルを演奏していただき、一緒に楽しみたいと思います。(コメント:碧) 9.茶色の小瓶・・・・お聴きくださる方々にも、手拍子や手作り楽器などでリズムを打っていただき、楽しみたいと思います。(コメント:碧) 10.Over The Rainbow・・・・・1939年に作成されたミュージカル映画「オズの魔法使い」の中で使われた曲。 そのころから現在まで親しまれてきた、とてもポピュラーな曲です。 今回は、エリック・クラプトンによるジャズ系アレンジでおおくりします。(コメント:碧) 11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。 気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください。 ちなみに、最近、西条秀樹さんがこの曲に歌詞をつけたものを歌っているようですが、いったいどんな歌詞なのか・・・・! 私は、自分が演奏するときに表現したいイメージのために自分の中で考えることはありますが・・・・! 基本的には、もともと作曲家が歌詞をつけていない曲に歌詞をつけて・・・・ ということは、あまり好きではないです。理由はこちらです。(コメント:碧) 12.明日に架ける橋・・・・1970年に発表されたサイモン&ガーファンクルの最も代表的な不朽の名作。 私がこの曲を初めて聴いたのは小学校4年生くらいだったと思います。 隣の兄の部屋からいつも聴こえてきていて、私は特に3コーラス目のあの「海の波音」がとても印象に残っています。 今思えば、私は小さいときからずっと海が好きだったんだなーと思います。 今回弾くピアノアレンジ楽譜は、本当にオリジナルに忠実で、弾いていてすごく気分いいです。 「レインスティック」を3コーラス目で使って波音の効果音も入れたいと思います。 さてこの曲についてですが、サイモン&ガーファンクルが教会で聞いたゴスペルが元になったということです。 ゴスペルとは「福音=よい知らせ」の意で、イエス・キリストが告げた救いのメッセージのことだそうです。 「Bridge over deep water(深い水に架ける橋)」と歌われていた原曲を サイモン&ガーファンクルが「Bridge over troubled water(荒れ狂う水に架ける橋)」と読み替えて作ったそうです。 この曲が発表された1970年のアメリカでは、ベトナム反戦運動など激動期だったためか、大ヒットということです。 私は、この曲の 「僕が体を横たえるから、荒れた海にかかる橋のように 逆巻く水に架かる橋のように、僕が身を投げかけてあげよう」 と言う歌詞に、「愛」そのものの純粋な気持ちを感じます。(コメント:碧) 13.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった? 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。 これがテレビアニメの主題歌だということも、子供たちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、 とってもいいなーと思います。 今回は弾き語りしまーす♪ 14.明日を信じて・・・・2006年3月に公開された劇場映画「子ぎつねヘレン」のテーマ曲。 北海道を舞台に、目と耳が不自由なキタキツネを育てる少年と家族の絆を描く感動の物語。 この曲は先月も弾きましたが、この映画のDVDがちょうど前回のコンサートの日、8月30日にレンタル開始ということで、 コンサートを終えてから早速観ることができました。 私の娘の優実は映画館で観たということで、ストーリはおおよそ把握していたのですが、 やはり、自分の目で観て、自分の心で感じてから弾くと、曲の雰囲気や込める気持ちも違いますね。 今回は、映画の場面も思い浮かべながら、心を込めて弾きます。(コメント:碧) 子ぎつねヘレン 参考サイト:http://helen.yahoo.co.jp/index.html 公式サイト:http://www.helen-movie.jp/ 15.世界に一つだけの花・・・・以前、愛弟子のきょーこさんがハートフルコンサートに参加してくれていたころには、 いつも締めくくりはこの曲を連弾し、お聴きくださるみなさんも一緒に歌っていただいていましたので、 やっぱりどうしてもこの曲は、できればいいなーと前々から思っていました。 やっと、私の気に入ったアレンジ(原曲に忠実!)のピアノソロ楽譜を見つけたので、 この4月からこの曲を、毎回プログラムの最後に弾くことにしています。 この曲は、世代を超えて、どなたでも「聴いたことがある!!」「知っている!」「歌詞がいい!」 などなど、人気曲だと思います。(コメント:碧) 演奏日のエピソード 2006年9月20日UP♪ 今日は特に心に残ったことを2点、抜粋で書いておきます。 1.小学2年生くらいの女の子がいて、私がモーツァルトの肖像画を見せたときや、 レインスティックの説明で、いろいろクイズみたいに質問をしたときに、速攻で 「しらんっ!」 って、やたら元気に答えてくれて、思わず私は、 「返事、速いねー、それって『ファイナル・アンサー?』」 と、みのさんみたいに聞いて、ご両親にウケまくってた(?)みたいでした。(笑) 2.「翼をください」をりぃちゃんが弾くときに、よろしければ一緒に歌ってくださいってことではじめたのですが、 20歳くらいの女の子が、すごい上手な歌声で歌ってくれていたので、私は急遽、ハモリパートを即興で歌い、 すごいいい演奏になりました。 コンサート終了後、その子といろんな話をしたのですが、高校のころ、合唱部だったとか、 バンドでヴォーカルやってたとか、年齢もウチの息子と同じだったりと、なんか話がはずんじゃいました♪ こうして、いろんな出会いもあり、音楽を通じた出会いって、本当に素敵で、楽しいなーと実感しました。 詳しいことは、以下のりぃちゃんの感想で書いてくれていますので、ぜひお読みくださいねっ♪ 本当に皆様に感謝しております。ありがとうございます。 こうして私はいつもパワーをもらって、いろんなことをやっていけているのだと本当に実感しました、 ありがとうございます。
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