ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート
プログラム
演奏:丹羽 みどり/I.S.                          2005年11月22日(火)
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ) 優  海 丹羽 みどり
 
2 (ピアノソロ) トロイメライ 子供の情景より シューマン
 
3 (ピアノソロ) 青い影 A Whiter Shade Of Pale プロコル・ハルム キース・リード
ゲイリー・ブルッカー
 
4 (ピアノソロ)I.S. 恋人よ 五輪真弓 五輪真弓
 
5 (ミュージックベル) 大きな古時計 アメリカ民謡 作詞:不詳
日本語詞:保富康午
作曲:H.C.ワーク
   
6 (ピアノソロ) 大きな古時計 アメリカ民謡 作詞:不詳
日本語詞:保富康午
作曲:H.C.ワーク
    
7 (ピアノソロ) 翼をください 赤い鳥 作詞:山上路夫
作曲:村井 邦彦
 
8 (ピアノソロ) めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より アンドレ・ギャニオン
    
9 (ミュージックベル) 夕焼け小焼け 作詞:中村雨紅
作曲:草川信
  
10 (ピアノソロ) 秋のうたメドレー
 里の秋(作詞:斎藤 信夫、作曲:海沼 実)埴生の宿(作曲:H.R.ビショップ、原詞:ペイン、訳詞:里見 義)
 〜もみじ(作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一)赤とんぼ(作詞:三木 露風、作曲:山田 耕筰)
 〜夕焼け小焼け(作詞:中村雨紅、作曲:草川信 )
   
11 (ピアノソロ) 恋におちて -Fall in Love 小林明子
TVドラマ「金曜日の妻たちへ3」主題歌
作詞:湯川れい子
作曲:小林明子
 
12 (ピアノソロ) さんぽ 映画「となりのトトロ」より 作詞:中川季枝子
作曲:久石 譲
 
13 (ピアノソロ) いのちの名前 映画「千と千尋の神隠し」より
戦後60年特別企画『ヒロシマ』テーマ曲
久石 譲
 
14 (ピアノソロ) The Wind of Life アルバム「PIANO STORIES」より 久石 譲

コメント:
 今回は、大人の生徒さん=I.S.さんが先月に引き続き参加します。
 I.S.さんにとっては、「人前でもあがらないで弾く練習」になることと、
聴いてくださる入院患者さんにとっても、すごく励ましになると思います。


曲目解説

1.優 海・・・・オリジナル曲。曲名は「優しい海」ですが、もう一つの海の曲「冬の海」が、
中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしましたので、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、
それもひっかけてあるんです。優しい子供に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:碧)


2.トロイメライ・・・・子供の情景(全13曲)は、シューマンが恋人(後に妻となる)クララに
「あなたには子供みたいなところがある」と言われたことが心に残り、作曲したということで、
この曲集の第7曲目にあたる「トロイメライ」には「愛」「夢」と言う意味があります。
 私は自分なりの夢や希望を思いながら弾いてみたいと思います。
 最近、昼のドラマのBGMとしてよく耳にしますので、今までこの曲を知らなかった方でも、
きっとどこかで聴いたことがあると感じると思います。(コメント:碧)


3.青い影・・・・この曲は、ブリティッシュ・ロック・バンド、プロコル・ハルムのデビュー曲で、
1967年4月にシングル・リリースされ、彼らの最大のヒット・ナンバーとなった。
 今でも、映画、TVドラマ、TVコマーシャルなどのBGMとして繰り返し使用され、
曲名は知らなくてもその旋律を知らぬ者がいないほどのポピュラリティを獲得している。
 この曲は、ヨハン・セバスチャン・バッハのカンタータ第140番コラール前奏曲第一番
「目覚めよ!呼ぶ声がする」を作曲者のゲイリー・ブルッカーがヒントにして生まれたということです。
 また、私の大好きなYumingはプロコル・ハルムを音楽の神様とあがめていて、
彼女の「ひこうき雲」は、この曲からヒントを得たということで、
曲全体がこの「青い影」にとてもよく似ているということも、とても面白いと思います。(コメント:碧)


4.恋人よ・・・今から16年前、子供がピアノを習っていた頃、
NHKのピアノ講座から流れてきたこの曲を聞いたときから、
こんな曲が弾けたらいいだろうなと思っていました。
 ピアノを弾くことは、楽譜を見る・鍵盤を見る・右手を弾く・左手を弾く・右足でペダルを踏む・音を聞く・・・・
・・・・・何と一人何役もこなさなければならない。
・・・ピアノは難しいですが、苦労した分だけ、上手く出来た時は最高に楽しいものだと思います。
 特にこの曲には16年間の「弾きたい思い」があるので、自分で納得できる演奏ができるようになるまで、
何年かかっても弾き続けていきたいと思います。(コメント:I.S.)

 昭和55年(1980年)に大ヒットし、日本レコード大賞で金賞を獲得した曲です。(コメント:碧)


5.6.大きな古時計・・・・ヘンリー・C・ワーク。この曲は1876年に作られたということです。
 訳詞は3番までですが、原詞は4番まであり、原詞では、「90年」となっているところを、
訳詞では「百年」としています。

 私はこの曲を聴くと、ちびまるこちゃんの劇場版映画「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年東宝)」
の中で、まるちゃんのクラスが、合唱コンクールでこの曲を歌っていた場面を思い出します。
 まるちゃんは、最初、この歌はとっても楽しそうな歌だと思っていたのですが、
3番の歌詞を知たとき、本当はとっても悲しい曲なんだと思い、また、
おじいさんは大事にしていた時計とずっと一緒にいられて、きっとしあわせだったんだなーって思うのです。
 その場面や、合唱コンクールの場面がとても感動的だったので、私の印象に残っています。

 今回は、ミュージックベルで演奏後、倉本裕基さんのアレンジのものをピアノで弾きます。
このアレンジがとても綺麗で、私は特に時計の音を表現している不協和音がとても気に入っています。(コメント:碧)


7.翼をください・・・・1972年(昭和47年)に、コーラスグループの"赤い鳥"が歌ってヒットした曲です。
 私は、中学のときにブラスバンド部で1年先輩のクラリネットとピアノがとっても上手なMさんが、
合唱コンクールのときにこの曲の伴奏をしていたことがとても印象に残っています。
 歌詞とメロディになんともいえず感動しました。
 その後、数十年経って、自分の子供たちの小学校の教科書にこの曲が載っているのをみつけ、
やっぱりいい曲は何年経っても世代を超えて歌い継がれて行くんだなーと、しみじみ思いました。(コメント:碧)


8.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。
 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」
でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された
「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。
 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。

この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:碧)


9.夕焼け小焼け・・・・誰でも知っている日本の代表的な曲だと思います。
 旋律は単純ですが、私はこの曲の最後の部分でベースラインが「C⇒♭B⇒A⇒♭A⇒G⇒G⇒C」という、
順次進行で下降していくコード進行がとても好きです。
 ハ長調として記しておきますが、最後のフレーズ「からすと一緒に帰りましょう」のところで
コード「C⇒♭E⇒F⇒♭F⇒C⇒G7⇒C」です。
 このようなコードとベースラインの進行は、洋楽・邦楽POPSなどでも、よく使われていると思います。(コメント:碧)


10.秋のうたメドレー・・・・1曲ずつの楽譜で出版されていた秋のうた、秋の雰囲気の歌を集めて、
私が自分でつなぎ目を作ってつなげてみました。
 みなさんにも一緒に歌っていただき、
秋の雰囲気を音楽を通じて感じ取っていただけたらいいなーと思います。(コメント:碧)


11.恋におちて−Fall in love・・・・今から20年前の1985年8月〜12月に放送されていた
TVドラマ「金曜日の妻たちへ3・恋におちて」の主題歌です。
 しかし、最近、某食品メーカーのCMで替え歌になって流れていたので、
きっと若い人でも知っているかもしれませんね。(笑)(コメント:碧)


12.さんぽ・・・・「となりのトトロ」の曲。とても元気が出る曲だと思います。
聴いている方々にはぜひ一緒に歌っていただきたいと思います。(コメント:碧)


13.いのちの名前・・・・「千と千尋の神隠し」の挿入曲で、
別の曲名「あの日の川」になっている楽譜もありますが、
2005年8月5日に放送された戦後60年特別企画『ヒロシマ』のテーマ曲として平原綾香が歌ったことでも、
有名になった曲だと思います。(コメント:碧)


14.The Wind of Life・・・・大好きな久石譲さまの曲。
この曲のイメージは映画「もののけ姫」のラストシーンで流れる「アシタカとサン」や、
映画「千と千尋の神隠し」の挿入曲「命の名前」のイメージとダブります。
 広々とした草原、流れる風、たなびく草や木の葉、そして柔らかな日差し、
そしてその中にたたずむ人の姿。過去の自分を振り返りながら、
これからの人生を夢と希望と目標を持って生きていこうと心に思い描く。
 背中? いえ、「心に翼を!そして飛び立とう!」というように、勇気を与えてくれる作品だと思います。(コメント:碧)



 演奏日のエピソード  2005年11月22日UP♪

 今回も引き続き、60歳からピアノを始めたISさんが参加しました。彼が弾く前に、私が
 「60歳からピアノを始めて2年で、あがり症なのですが、、、、よろしくお願いします。」
という感じで紹介しましたら、同じく60歳くらいの紳士が、
 「頑張ってください!」
とっても暖かい声をかけてくださり、とても嬉しかったです。
 ISさん、やはりすごく緊張されていたのですが、いつものレッスンのときはほぼ完璧に仕上がってきていたので、
途中で多少ミスはあったものの、しっかりと立ち直り、最後まで頑張って弾ききり、
気持ちを込めた「いい演奏」ができました。
 弾き終わると、たくさんの拍手をいただきました。
 そして、初めに声をかけてくださって紳士が、
「60歳から始めてもあんなに弾けるようになるんですねー♪」
と、とても感心してくださり、私もとても嬉しかったです。
 それに、彼の演奏で、お聴きくださっていた入院患者さんたちも、きっとたくさんの勇気をもらったことと思います。
そういう、患者さんたちへの励まし演奏は、私にはなかなかできないことだと思いますので、
ISさんには、感謝しています。ありがとうございます。

 さて、全体の様子と感想です・・・・

 1曲目を弾き始めるときには、まだどなたも客席にはいらっしゃいませんでしたが、
弾き終わる頃には、2〜3名の方が来て下さいました。
 そして、1回目のベル演奏(大きな古時計)の途中で、さらに5〜6人いらっしゃいました。

 私はいつも、1曲ごとに、その曲の簡単なコメントを紹介してから弾くのですが、
みさなん、私の言葉に「へ〜」とか、「うんうん、そうそう!」みたいにうなづいてくださり、とてもうれしいです。

 ただ演奏を一方的に聴いていただくのではなく、
すこしでもその曲について興味がわいたり、
その曲は聴いたことがあって、知っていても、そのエピソードなど、
今まで知らなかったことを知ることで、
今までよりも少しでも「音楽」に興味を持っていただけたり、
普段の生活にアクセントがついたりすればいいなー

と思います。

 さて、、、、。

 一番前の席に座ってくださったのは、ISさんに励ましの声をかけてくださった60歳くらいの紳士の方で、
3曲目の曲紹介をしたとき、
「良く知ってる曲で、大好きです!」
と言ってくださいました♪

 ミュージックベルの演奏では、今回は2曲とも、聴いてくださっている方にも参加していただき、
一緒に演奏を楽しみました。

 今回、歌詞を用意していった曲は、
・大きな古時計・翼をください・秋の歌メドレー・さんぽ
でしたが、どの曲も、一緒に歌っていただき、とっても嬉しかったし、楽しかったです。

 それから、今日は、以前からお試しレッスンを希望されていて、でもなかなか都合が合わなくて、お試しレッスンに来られない・・・・
というTさんが、はるばる尾張旭市から、聴きに来てくださいました。
 ミュージックベルの演奏のときも参加していただき、全ての演奏が済んでから少しお話もできて良かったです。
ありがとうございました。

 今後も月1回のペースで、自分自身が楽しみながら頑張っていきまーす♪

new ISさんの感想   2005年11月22日UP♪     

 またまた、例のごとくあがり症状がでてしまった。
あがりの兆候は演奏前からやってくる。演奏前に深呼吸するのを忘れてしまった。
さー練習中のようにゆったりと何も考えずに・・・と思いつつ。

 今までの例からして、ここは絶対まちがえやすいからと応急的に朝練したのだが・・・。
 やはり付け焼き刃は結局やくたたず、指と頭の脳が一致せず、脳からの指令がまったく指に伝わらなくなってしまった。
 
 先生のようなクラシック系の曲ならごまかすのは難しいけど、
「ポップス系の曲だと躓いたら、和音を途中で入れて次から弾いていけばうまくごまかせる」
というのを読んだことがある。ちょっとまごついが、すぐに続けて弾いた。

 なんか頭が真っ白になったときは、こうやってごまかせるのだ。という開き直りが私にとって一番大事かも。
もっとも、盛り上がる見せ場のシーンを省いてしまった。残念だけど仕方ない。

 当日来ていただいた女の方と話をする機会があり
「やはり自分の家で弾いているのとこういう場で弾くのでは全然違いますよね」
と、自分の体験を話してくれた。

 そして演奏が終わったら思いもよらず、同世代の男の人からすごい拍手をうけちょっと照れくさかったが
やはりいい体験ができたと思う。

 何よりも、もっとこれから練習を懸命にしようという気が芽生えたのがいいかも。
ピアノをやる以上、こういう場で自分が満足できる演奏をしたい。それが今私の目標である。


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