ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート
プログラム
      演奏:丹羽 みどり/きょーこ                      2004年10月20日(水)
ハート飾り枠
 
1 (連弾) ドレミの歌 映画「サウンド・オブ・ミュージック」より 作曲:リチャード・ロジャース
編曲:秋山さやか
2 (連弾) メヌエット 作曲:ボッケリーニ
編曲:ヤマハ音楽振興会
 
3 (ソロ)きょーこ 虹の彼方に 映画「オズの魔法使い」より 作曲:E.Y.ハーバーグ
4 (ソロ)きょーこ Two of Us 映画「ふたり」より/アルバム「My Lost city」から   作曲:久石 譲
編曲:Asako Tanaka
5 (連弾) こぎつね ドイツ民謡 作詞:勝 承夫
編曲:佐藤暢宏・白川雅樹
6 (連弾) 大きな栗の木の下で 外国曲 作曲者不詳
作詞:不詳/2.3番:阪田寛夫
編曲:ヤマハ音楽振興会
7 (ミュージックベル)
虫の声 文部省唱歌 編曲:丹羽みどり
8
(連弾) 虫の声 文部省唱歌 編曲:野呂芳文
9 (連弾) 風の通り道 アニメ映画「となりのトトロ」より 作曲:久石 譲
編曲:熱田公紀
10 (フルート&ピアノ)       
埴生の宿 作曲:H.R.ビショップ
編曲:島津秀雄
        
11 (フルート&ピアノ)   
里の秋 作詞:斎藤信夫
作曲:海沼 実
編曲:美野春樹
12 (フルート&ピアノ)
小さな世界 「イッツ・ア・スモール・ワールド」より 作曲:シャーマン
編曲:丹羽みどり
13 (ソロ)みどり めぐり逢い TVドラマ「Age'35」より 作曲:アンドレ・ギャニオン
14 (ソロ)みどり 空も飛べるはず '96TVドラマ「白線流し」より
スピッツ
作曲:草野正宗
編曲:金益研二
15 (ソロ)みどり Ashitaka and San アニメ映画「もののけ姫」より 作曲:久石 譲
 
16 (連弾) 世界に一つだけの花 SMAP 作曲:槇原 敬之
コメント:
 今回はオープニングテーマ曲「ドレミの歌」と、どこかで聴いたことのあるクラシックは、ボッケリーニのメヌエット。
 連弾、ミュージックベルとフルートでは秋にちなんだ曲を中心にしました。オーケストラ曲をピアノ連弾にアレンジしたものです。

 連弾・フルート・ミュージックベルは、秋の季節にちなんだものを中心に選曲しました。


ソロ曲コーナーについて
☆虹の彼方に・・・・映画「オズの魔法使い」の中で使われた曲。なんとこの映画、1939年に作成されたものです。そのころから現在まで親しまれてきた、とてもポピュラーな曲です。
 私の愛弟子「きょーこさん」のテーマ曲として、ほぼ毎回弾いています。(コメント:碧)
「いつも心に希望のともしびを・・・・」「虹の彼方には、輝く希望の未来が待っている♪」というイメージを音楽で表現します。(コメント:きょーこ)

☆Two of Us
・・・・この曲は、1991年大林宣彦監督映画『ふたり』の主題歌のメロディとして使われました。
主題歌のタイトルは「草の想い」です。
 10年ほど前、何気なくテレビをつけるとこの映画を放映していました。最後に流れた「草の想い」を聞いた瞬間。
----!!! このメロディ、すごく好き!
 早速CDを入手して、その時初めて久石譲さんの作曲ということを知りました。その頃は既にに久石さんのファンだったので、メロディに惹かれたのも妙に納得してしまいました。
 みどり先生の所でレッスンを受けるようになってから、久石さんのCDや楽譜を買っていくうちに「Two of Us」と出会いました。
 「あー。『草の想い』だ。いつか絶対弾きたい〜!」
・・・というわけで、私にとって「Two of Us」は、「草の想い」のイメージと重なっています。「草の想い」のイメージを大切にしつつも私なりの「Two of Us」を奏でることができたら嬉しいです。
(コメント:きょーこ)

★めぐり逢い・・・・私のテーマソングとして毎回弾きます。この曲に込めた思いはこちらをご覧ください。(コメント:碧)

★空も飛べるはず・・・・私の友人のGREENさんや、ネットで知り合ったSNOWさんからリクエストしていただきましたので選曲しました。ありがとうございました。
この曲は以前、TVドラマ「白線流し」の主題歌となっていましたが、少し前にCMでも使われてました。とっても元気の出る曲だと思います。
 今回弾くのはドラマの中でBGM用にアレンジされたものです。スピッツが歌うオリジナルとは少し違ったイメージですが、ドラマの中のほのぼのとしたあたたかい一場面が思い浮かんでくることと思います。(コメント:碧)

★Ashitaka and San・・・・この曲は、映画「もののけ姫」の中で使われた曲です。
事件が解決し、枯れ果てた大地から草や木や花が伸びてきて見る見るうちにみどりで覆われて行き、すごく幸せを感じる場面でこの曲が流れます。
特に中間部の和音の綺麗なフレーズではアシタカとサンがお互いの気持ちを打ち明け合っている場面で、私はその部分が一番好きです。
 私はこの曲を弾いていると、いつもその場面が思い浮かんで来ます。(コメント:碧)


new 演奏日のエピソード  2004年10月20日UP♪

 今日は朝から台風の影響で、愛知県全域に暴風大雨警報が出ていましたが、演奏に行ってきました。
午前中はまだ雨もそれほどひどくなかったのでよかったです。
 今日のしょーもないエピソードですが、朝、玄関で靴を選ぶときに、例のあの靴・・・・しっかり靴底を確認し、しっかりくっついていたので安心して履いて出かけたのですが、病院に着いて車を降りるときにひっかけちゃって、あのようになっちゃいました・・・・、(^◇^;)
 でも、
今回は幸いにも左足のかかと部分だったので、なんとかそのまま演奏も無事に終えることができました。
 今日は、
本当に決心しました。「もうこの靴、マジ捨ててやるぅー!!!!」

 さて、肝心の演奏の方ですが、今回は先月から3週間しかなかった上に、パイプオルガン講座やら古楽器に触れる会やらイベント満載のため少々弾き込み不足でしたが、その割には目立ったミスもなく(汗;)、ホッとしました。
 「こぎつね」「大きな栗の木の下で」「虫の声」「里の秋」「世界に一つだけの花」のときには、お聴きくださっている方々も一緒に歌ってくださり、楽しい演奏会となりました。

 今回一つ発見したことがありました。
いつもベルを家で練習しているときは上手く鳴らすことができるのに、何故か毎回病院だと余分に音がころころ鳴ってしまうその原因!
 病院では、談話室の丸いテーブルを二つお借りして、そこにベルを置いて演奏しているのですが、その机がとっても低いのです。だから、ベルを持ち替えて胸の高さあたりまで持ってくる距離が長く、その間に鳴ってしまうんです。
 演奏の途中でそれに気がつき、私は中腰の体制で演奏しました。
 コンサートが終わってからそのことをきょーこさんに話すときょーこさんは
 「じゃあ、ベルでダイエット?できそうかな?」
などと、はしゃいで(?)おりました。(笑)

 ところで最近つくづく思うことですが、私は本当に「アガル」ことがなくなりました。
人前で弾くことに慣れたというか、変に気負いすぎなくなって、普段どおりに音楽に浸りながら弾けるようになりました。これもやはり毎月このハートフルコンサートをさせてもらっているおかげだと思います。 感謝♪

 きょーこさんも、とても上手になりました。今日は前回よりも上手く弾けていました。音を鳴らす部分はほぼ完璧に近い仕上がりでした。で、今日のワンポイントアドヴァイスとして、「休符」を大事にしましょう♪ でしたー!
 めでたし、めでたし♪
(コメント:碧)

new きょーこさんの感想 (2004.10.21UP)

 自分の感想を書く前に、碧先生のHPをみました。
「きょーこさんも、とても上手になりました。」
う・ふ・ふ(^m^)というわけで、うれしい〜というのが一番の感想です。

 先月の「まっしろ」事件があったおかげで、実は今回はハートフルに出るのが怖かったのです。
今回また同じようなことになったら、かなり大きなダメージを受けるだろうと感じていました。
この恐怖感を克服しようと思ったら、もう練習するしかないなあ・・・と。
そういうわけで、今回はかなり強迫的に練習しました。

 その甲斐あってか、今日は演奏中、気持ちがよかったです。すとーーーんって曲に集中できた感じ。
集中力が削がれそうな一瞬もありましたが、持ちこたえました。心の姿勢・・・とでも言うのでしょうか。
心を整えて曲に向き合えたというかんじ。

 こどもの頃、発表会で感じたのと同じような緊張感がありました。
これまでのハートフルコンサートでの緊張感は、オトナの緊張感(=ええかっこしたい気持ちとか、間違えると恥ずかしいという緊張感。要は自信がなかったんですね。練習不足と言ってしまえばそれまでですが・・・)だった気がします。
 今日はそういう緊張感ではなく、こどもの時の、あの緊張感です。
「わー、練習いっぱいしたけど、できるかなー。できるといいなー。とにかく飛び込んじゃえー」
・・・・で、ぽーんと飛び込んじゃうような。人の目や評価を気にしない緊張感。

 オトナになってから人前で弾く時、これまではなかなか感情がついてこなかったけれど、今回は私の世界の中で弾けました。
 もちろん課題はまだまだあって、碧先生の感想に書いてあるとおりです。

 ピアノの上達って、いえ、何でもそうでしょうけれど、総合力なんだなあと痛感しました。
読譜力が伸びても技術がついてこなければ演奏に現れないし、技術が上達しても曲想を表現できなければ演奏に反映されない。
 いろんな要素が少しずつ伸びていって、そして今日の先生のお言葉があるのだと思います。
ここまでくるのにハートフルコンサート1年半の時間とエネルギーがかかっているわけで、やはり継続は力ですね。 毎月毎月、目に見えるように伸びていけばいいのですが、総合的に各要素すべてが伸びないと上達があまり目に見えない。だからあせったり、煮詰まったり、密かに落ち込んだり。

 病院のハートフルコンサートという場を借りて、私が心の姿勢の修行をさせていただいていることを強く感じます。
もちろん聴いてくださる方に喜んでいただけるのなら、とてもうれしいことですが。
 先生との練習時間も含めて、ハートフルコンサートという機会から私が頂いているものの方が、提供できている
ものよりずっとずっと多いと感じます。

 碧先生のピアノ教室の門を叩いたというめぐり合わせに感謝しつつ、しみじみと先生のソロを聴いたハートフルコンサートでした。


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