ハート飾り枠
   トヨタ記念病院 ハートフルコンサート   2016年8月31日(水)11:00~12:00
プログラム
演奏:Green Garden
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ) みどれみ~優  海 オリジナル曲 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ) ダニー・ボーイ アイルランド民謡 作曲:不詳
作詞:F.E.ウェザリー
編曲:上田浩司
3 (ピアノソロ) 知床旅情 作詞・作曲:森繁久彌
編曲:松下美千代
4 (うた・ピアノ) Ombra mai fu (Largo)
  樹木の陰で(ラルゴ)
オペラ「セルセ」より 作詞:ニコロ・ミナート
作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
5 (うた・ピアノ) 椰子の実 文部省唱歌 作詞:島崎藤村
作曲:大中寅二
編曲:山田香
6 (トーンチャイム・ミュージックベル) 夕焼け小焼け 文部省唱歌 作詞:林柳波
作曲:井上武士
7 (トーンチャイム・ミュージックベル) 浜辺の歌 文部省唱歌 作詞:林古渓
作曲:成田為三
8 (うた・ピアノ) BELIEVE NHK「生きもの地球紀行」エンディングテーマ 作詞・作曲:杉本竜一
編曲:橋本祥路
9 (うた・ピアノ) ひまわりの約束 映画「STAND BY ME ドラえもん」主題歌 作詞・作曲:秦基博
編曲:内田美雪
10 (ピアノ連弾) テネシーワルツ 作詞:R.スチュワート
作曲:P.W.キング
編曲:吉田洋
11 (ピアノ連弾) 少年時代 井上陽水 作詞:井上陽水
作曲:井上陽水・平井夏美
編曲:上田浩司
12 (ピアノソロ) めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲
TVドラマ「Age'35 恋しくて」BGM
作曲:アンドレ・ギャニオン
13 (うた・ピアノ) 私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。

曲目解説


1.みどれみ~優海
 オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れる丹羽ピアノ教室のテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。

 また、この曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・という思いも込めています。



2.ダニー・ボーイ
 アイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」で知られる旋律に、フレデリック・エドワード・ウェザリーが歌詞をつけたものです。
歌詞にはいろいろな解釈がありますが、出兵する子どもを思う母親の気持ちを歌ったと解釈されることが多いようです。
戦地に赴いたのではないけれども、遠く離れていってしまった我が子を思う母親(父親説もある)気持ちを歌ったという解釈もあります。

 聞く人によって解釈はさまざまだと思いますが、とても美しい旋律です。
こころに響くように弾けたらなと思っているのですが、なかなか難しいです。
そして、何といっても私にとっては始めてのソロです。緊張しないわけはないと思うのですが、
落ち着いてゆったり弾けるように頑張ります。



3.知床旅情
 森繁久弥さんが作詞作曲した曲です。
昭和35年に映画の撮影の為に長期滞在した知床半島で、最終日に現地の方々に送った曲だそうです。
 森繁久弥さんは昭和37年に紅白歌合戦で歌いました。
その後、加藤登紀子さんが歌って徐々に火がつき、オリコンチャートで1位を獲得しました。
 加藤登紀子さんは昭和45年に紅白歌合戦で歌っています。

 知床国立公園一帯は平成17年に世界遺産に登録されました。
歌詞の中にあるハマナスの花は春から夏にかけて咲くそうです。
大自然を思い浮かべて演奏したいと思います。



4.“Ombra mai fu”(オンブラ マイ フ)

Ombra mai fu
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave piu

こんな木陰は かつて無かった
緑の木陰,
いとおしく、そして愛らしい,
より快いもの(木陰)は

 紀元前480年頃のペルシア。序曲が終わり幕が上がるとそこは美しい王宮の庭園。
片隅にはあずまや、中央には一本のプラタナスの木。
ペルシア王のセルセ(クセルクセス1世)はその木陰に横たわり、涼をとりながら、
木々を称え、感謝の歌を捧げ、歌った楽曲です。



5.椰子の実
 「椰子の実」の詞は日本の民族学者の柳田國男が伊良湖岬に1ヵ月余り滞在した時、
海辺に椰子の実が流れ着いているのを見て思考した事を、東京に帰って親友の
島崎藤村に話した所、感動した島崎藤村がその話を元に創作した詩です。

 1901年(明治34年)に刊行された島崎藤村著『落梅集』に納められています。
1936年(昭和11年)7月、日本放送協会大阪中央放送局で放送中だった『国民歌謡』の担当者が
作曲家の大中寅二を訪問して、この詩に曲を付けるよう依頼し、7月9日にこの曲ができたそうです。
 最初に東海林太郎の歌唱で7月13日から1週間放送されました。
その後は山田道夫、二葉あき子、多田不二子、関種子、柴田秀子で放送されて次第に広まり人気が出たそうです。

 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。



6.夕焼け小焼け
 作詞者、中村雨紅(1897-1972)は、
当時の東京府南多摩郡恩方村の神社の子(本名 高井宮吉)として生まれ、東京府立青山師範学校を卒業後、
教員をしながら後に童謡を作るようになったそうです。
 野口雨情さんと出会い、彼のようになりたい気持ちから雨紅の名で作品を発表されたということです。
 この「夕焼け小焼け」の詩(1919)は、学生時代、
八王子駅から歩いて3時間以上もかけて実家に帰るときの体験がもとになっているそうです。
 
 1923年(大正12年)、草川信が曲をつけ文化楽社の「文化楽譜-新しい童謡-」に掲載されたものの、
同年の関東大震災で楽譜は出回らない内にほとんど燃えてしまったということです。
しかし、関係者が持っていた13部の楽譜をもとに、全国に広まって行ったとのことです。

 東京都八王子市に「夕焼け小焼けの里」というところがあるそうなので、一度は行ってみたいと思います。

 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。



7.浜辺の歌
 この曲は、1913年(大正2年)に発表されたそうです。
そして、作曲者成田為三の「浜辺の歌音楽館」という資料館が秋田県北秋田郡森吉町にあるそうです。
ぜひ一度は行ってみたいと思いました。
 私は、この曲を聴いたり弾いたり歌ったりすると、いつも「二十四の瞳」という映画の中で、
先生と子どもたちが歌っている場面を思い出します。
 そして、子どもの頃、夏休みに家族旅行で小豆島に行った事や、
昭和20年から長年、小学校の教師をしていた父や母のことを思い出し、しんみりと心に染み入り、感動します。

  今回は、お聴きくださるみなさんも一緒にミュージックベルを演奏しながら歌える季節の歌ということで選曲しました。
全員で歌とミュージックベルで楽しんでいただいた後、ピアノ連弾でも楽しんでいただきたいと思います。

「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。



8.BELIEVE
 NHK番組「生きもの地球紀行」の3代目エンディングテーマとして、1998年に発表された曲です。
学校の合唱、特に卒業式の歌としてよく歌われています。

  今学校でも習ってる歌で、歌詞がとても好きなのでこの歌を選びました。



9.ひまわりの約束
 2014年8月8日公開の日本のアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」主題歌です。
タイトルの「ひまわり」はドラえもんをイメージしたものだと言われています。
歌詞の内容やメロディーがとても優しく、心癒される曲です。


 ドラえもんの映画を見て好きになりました。 優しく歌うところと強弱をつけて心を込めて歌います。



10.テネシーワルツ
 日本では昭和27年に江利チエミさんが歌って大ヒットしました。
英語の元々の歌詞は
「恋人とテネシーワルツを踊っていたら、旧友が来たので恋人を紹介したら、その友達に恋人を盗まれてしまった」
というものだそうです。
 当時14歳だった江利チエミさんが恋の歌を、英語と日本語のチャンポンで歌ったことが大ヒットの要因だと言われています。
今回は連弾で演奏します。



11.少年時代

 井上陽水さんの代表曲です。
井上陽水さんが造った造語もあり、意味は よくわからないところもあるのですが、何故か夏になるとききたくなる曲ですね。
夏の終わりを感じて連弾で演奏したいと思います。



12.めぐり逢い
 私の大好きな、カナダを代表する作曲家でピアニストのアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のソウルノートとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 また、最近では、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。

 また、2014年2月1日、息子の結婚式で、最後に新婦が家族に向けての手紙を読む際に、BGMとして弾きました。
その思い出も音色に込めて、毎
回弾いていきたいと思います

 因みに原題は「Comme au premier jour」で、直訳では「1日目のように」です。
アンドレ氏ご本人が、リサイタルの時に
「邦題の『めぐり逢い』という訳は、自分の本来の意味ではない」とおっしゃっていました。



13.私にできること
 この曲はKOKIAさんが、2007年(平成19年)の新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。

演奏日の感想♪   2016/08/31UP
 今日のハートフルコンサートは、歌の生徒が2名、ピアノの生徒が2名参加。
そしてトーンチャイムの生徒が1名参加、最後の「私にできること」では、娘の優実も一緒に歌い、
久しぶりににぎやかなコンサートとなりました。

 トーンチャイムは、みんな少しづつ慣れてきた感じで、音もだんだん、きちんと止められるようになりました。
ミュージックベルもいつもどおり、お聴き下さる方々にも、一緒に演奏していただきました。
楽しんでいただけたようでよかったです。



  私自身の反省。
私は今回、ソロが3曲、歌の伴奏が5曲と、とてもあわただしく、集中力に欠けてしまいました。
「ひまわりの約束」の時、途中で楽譜を見失ってしまいました。
それでも何とか止まらずに弾き続け、途中から復活しましたが、、、、。
 原因は、リピートが1か所、ダルセーニョが2か所で、
結構楽譜のあっちこっちに飛ぶ曲だったため、そういう事態になってしまいました。
 今回の伴奏譜は、自分で作成したのですが、反省として、
次回からは、ページ数が多くても確実にたどれるように作成し、練習もしっかりしなくてはと思いました。


参加した生徒の感想

1.
 夏休み最後の日のハートフルコンサートは、小学生も参加してくれて楽しいコンサートでした。
1階で最初から最後まで聴いて下さった方もみえて、大変、励みになりました。

 一番の反省点は、トーンチャイムの楽譜を忘れたことです。
でも、みゆきさんにコピーさせてもらって難を逃れることができました。が
先生に教えてもらいながら自分のパートに印を付けたりして、始まる前にバタバタしてしまいました。
忘れ物の恐怖は、年々増してゆきます。歳のせいにしてはいけないと思いますが。
次回からは、Nさんのように一冊にまとめるようにします。

 ソロ演奏は、ミスタッチが多かったです。練習不足ですね。
連弾はいつものように楽しく演奏できました。
最後の全員合唱は、ハートフルでソロで歌って下さるゆうみさんNさんKくんが一緒に歌って下さったので
安心してしまい自分の声は小さくなってしまいました。
練習不足は言い訳にならないし本番が近付いてから後悔しても仕方が無いので、
今日からは後悔しないように練習したいと思います。


2.
 ピアノも歌も多種多様で、皆さんよく練習されていて感心しました。(毎月というのがすごいと思います。)

 後ろ寄りの響きになり…もっと前方向へ響かすことができればと思いました。
響き全体が後ろなら多少残念でも聴き易いのでしょうが、でこぼこして聴き辛い演奏になってしまったのではないかと思います。
しかしこの過程を通過しないと先には進めません。(天才的な人は一っ跳びに可能なのかもしれませんが…。。。)
安定して前に響かせられるようになればそこがやっとスタートラインだと思っています。

 普段何気なく話している日本語ですが、歌となると難しさは想像以上でした。
どちらの曲も全体的に雑な感じになってしまいました。
曲としては歌い始めたばかりなので、一歩一歩、確実に前進して行きたいです。
毎月は間に合わず多少のペースダウンを余儀なくされますが、都合がつけばまた参加したいと思います。
ご覧下さった皆様、会場を提供してくださったトヨタ記念病院の皆様、教室の皆さん、ありがとうございました。


3.
 「ひまわりの約束」は息継ぎするところを忘れて、あまりうまく歌えなかったです。
先生に、前を向いて歌うようにアドバイスをもらったので、次から歌詞ばかり見ずに歌えるようにしたいです。


4.
 ちょっとの間、お休みしていたので、久しぶりのコンサートでした。

 ソロは「ダニー・ボーイ」 
これを弾くのは今回が2回目。弾くたびに大好きになっていく曲です。
もっともっとうまく弾けるようになりたいと思いながら練習してきました。
当日、足が滑ってペダルがうまく踏めなかったりで、靴もしっかりと考えて履かないといけないなと反省。

 連弾は「テネシー・ワルツ」と「少年時代」
練習も楽しかったし、本番も、多少のミスタッチはあったけれど、とても楽しく弾けました。
毎回、新しい曲を練習するのは大変だけど、やっぱり連弾は楽しい。

 最後まで聴いてくださった方、ありがとうございました。


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