ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート               2008年9月17日(水)
プログラム
     演奏:丹羽みどり/りぃ/ゆうみ
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり 夜想曲 Op.9-2 F.F.ショパン
2 (ピアノソロ)りぃ アヴェ・マリア J.S.バッハ/グノー
3 (ピアノソロ)りぃ 故郷 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
4 (電子ピアノソロ)みどり G線上のアリア 管弦楽組曲第3番(BWV1068)より J.S.バッハ
5 (ミュージックベル)全員 つき 文部省唱歌 作詞・作曲者不詳
6 (ミュージックベル)全員 虫の声 文部省唱歌 作詞・作曲者不詳
7 (ピアノ連弾)みどり&りぃ 赤とんぼ 文部省唱歌 作詞:三木露風
作曲:山田耕筰
8 (ピアノ連弾)みどり&りぃ ちいさい秋みつけた 文部省唱歌 作詞:サトウハチロー
作詞:中田喜直曲
9 (ピアノ&電子ピアノ)
  
みどり&りぃ
めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より アンドレ・ギャニオン
10 (うた&ピアノ)ゆうみ&みどり ホール・ニュー・ワールド 「アラジン」より A.メンケン
11 (うた&ピアノ)ゆうみ&みどり We're All Alone ボズ・スキャッグス ボズ・スキャッグス
12 (うた&ピアノ)ゆうみ&みどり 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 〜森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro


曲目解説


1.夜想曲 Op.9-2・・・・ショパンのノクターン(夜想曲)の中で、一番有名な曲です。
夜のイメージを表したもので、9月は月がきれいだから、そんなイメージで弾きたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


2.アヴェ・マリア・・・・この曲は、J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集の曲(第1巻第1前奏曲)を伴奏に、
グノーがメロディーをつけ加えて作曲されたものだそうです。。
 J.S.バッハの曲だけでもとてもきれいな響きで、それにグノーの美しいメロディがのってとても贅沢な曲だなぁと思います。
今どきで言うと”豪華コラボレーション!?”
 お2人が作った流れるようなメロディーと伴奏をこわさないように、演奏できたらいいなぁと思います。

 この曲の日本語訳詩に、「悲しみでいっぱいの私を、どうか救ってください」
とマリア様にお祈りをしているような歌詞があります。
 私も病気の方や、苦しみを抱いている方が、「早く良くなりますように、健やかな日々が来ますように。」
という気持ちをこめてマリア様に祈りが届くように、演奏したいと思います。(コメント:りぃ)



3.故郷・・・・私の大好きな作詞・高野辰之さん、作曲・岡野貞一さんコンビの『故郷』を演奏します。
このコンビで作詞・作曲されている『朧月夜』や『紅葉』も好きな曲です。

 私の名前は、里に栄える子と書きます。ふたり姉妹の妹にも里という字が使われています。
両親が女の子なので、遠くへお嫁にいってもふるさとを大事に思ってくれるように、
出来れば近くにお嫁に行ってもらいたい・・・という想いをこめてつけくれたと聞きました。
自分の名前をとても気に入っています。素敵な名前をつけてくれた両親に感謝の気持ちをこめて、
そして、近くにある故郷、遠くの故郷、心の中にある故郷、
聞いてくださる方それぞれの故郷を感じてもらえるように演奏したいと思います。(コメント:りぃ)



4.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)
だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノソロ用にアレンジされたものを
電子ピアノのストリングスの音色で弾きます。

 私はいつもこの曲を弾いていると、自分自身がすごく癒されます。
それは、J.S.バッハが教会のための音楽を作っていたことや、私がSaint Ceciliaにあこがれているからだと思います。
甲府教会で賛美歌を弾いたときのことも思い出しながら弾きます。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



5〜6.つき、虫の声・・・・季節の曲で、誰もがご存知と思われる曲を2曲、ミュージックベルで、
お聴きくださる方々とともに楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.赤とんぼ・・・・この曲を作詞した三木露風は、両親が離婚し子守の若い女性を通じて母の様子を聞いていたそうです。
 1番では姐やに負ぶさってみた秋の情景、2番では母と桑の実を摘んだ初夏の情景、
3番では姐やが嫁に行って母の消息を聞けなくなったこと、がそれぞれ回想されています。
4番には露風が小学生のときに詠んだ俳句「赤とんぼ とまっているよ 竿の先」で締め括られているそうです。
みなさんよくご存知の曲だと想うので一緒に歌ってもらえたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ)



8.小さい秋みつけた・・・・この曲を歌ってみると、夏が終わり秋になっていく”ちいさい秋”を1番から3番までいろんな表現で現されていて、
さまざま秋を感じることができます。
 我が家の庭にも”ふしぎなキノコ”が自然に生えてきてどんどん増えたらどうしようと毎日見ています。
これも”秋”ならでは・・・でしょうか。
 身近な”ちいさな秋”をもっともっと探してみたいとこの曲を弾いていて思いました。
自分の見つけた”ちいさな秋”を歌にあてはめて歌ってみてもおもしろいですね♪(コメント:りぃ)



9.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。
※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。それからずっと弾き続けています。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。
 この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



10.ホール・ニュー・ワールド・・・・・ディズニー映画「アラジン」の主題歌。
 劇中でも、アラジンがジャスミンを魔法のじゅうたんに乗せて、すばらしい世界を見せに連れて行ってあげるときに、
二人でデュエットしている曲です。
 私はこの曲を聴いたり弾いたりすると、その場面が思い浮かびます。
曲の終わりで、満月の中へじゅうたんに乗った二人が消えてゆく・・・・ここが一番素敵で気に入っています。

 今回は、優実が歌います。私も、ちょっとだけ、ハモリを入れます。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.We're All Alone・・・・・ボズ・スキャッグスのこの曲は、1976年に発表されたアルバム『Silk Degrees』に収録されて以来、たくさんの人がカバーしている有名な曲です。
 私はこの曲を知ったのが、高校2年のときで、そのときからずっとこの曲は大好きな曲のひとつになっています。

 歌詞の解釈がとても難しいです。
私が持っているボズのベスト・アルバム(LPレコード)の対訳では、曲名は「二人きり」となっており、
とても素敵なラヴ・バラードとして訳されていますが、近年カバーしたアンジェラ・アキさんは、
「人間はみな一人だから、強く生きていきましょう・・・・・」
みたいな訳で歌っています。
 今回は優実が歌います。(コメント:Saint Cecilia/碧)



12.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?

 サビでは
 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる
 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる

 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢
 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く


 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
これがテレビアニメの主題歌だということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。

 今回は娘の優実とデュエットしま〜す♪(コメント:Saint Cecilia/みどり)



new 演奏日のエピソード (Saint Cecilia/みどり)   2008年9月17日UP

 今日は、平日の割には、集まってくださった人数が多かったです。

 前回の反省で、今回から、歌詞カードにプログラムも掲載することにしました。
そして、前回から、2階・3階にも、その印刷物を届けにいくことにしました。 やはりそれは、正しい判断でした。
 演奏前に、3階から顔をのぞかせて少し会話したおじ様も、とってもコンサートを楽しみにしてくれた上に、
印刷物があったことで、もっと楽しくお聴きくださることができたようです。

 今日のプログラムの中で、私が一番印象に残ったことは、やはり、ミュージックベルです。
いきなり、私が
「はい!お待たせました、次は皆さんに演奏していただきますよ〜♪☆〜(σ。σ)♪うふ!」
 みたいに言ったら、結構、
「え?マジで〜?」って反応でしたが、別段、嫌って感じではなく、
わ〜い!やってみたい〜!って感じで、2曲とも、みなさん、すごく楽しそうに演奏してくださり、よかったです。

 そういえば、私がこのボランティアコンサートを始めてから、今月がちょうど、
7年目!!!!
自分なりに、よく続いてるな〜って、感心しちゃいますが、それは、私一人の力ではないです。
一緒に参加してくれる生徒たちのおかげでもあります。
 私=指導者も生徒たちも、こういう演奏の場を利用させていただき、上達の一助にさせていただいてることに改めて感謝します。

 あと、何年、生きていられるかわかりませんが、私が元気でいる限り、このコンサートはずっと続けていきたいと思います。


newりぃちゃんの感想♪   2008年9月17日UP

  台風の影響で雨を心配してましたが、今日も秋晴れで気持ちいい会場でのコンサートでした。
ハートフルコンサート雨なし記録更新中!です。

 1曲目の先生の演奏が始まるとぞくぞくみなさん集まってきてくださって
優実ちゃんと椅子を並べたり、歌詞を配ったりしながらコンサートがスタートしました。

 私は今回ソロ2曲と連弾2曲を演奏しました。

 ソロ『アヴェ・マリア』は、先生が演奏後のアドヴァイスで
「今日は右手と左手のバランスが良かったよ。」
と言ってくれてとてもうれしかったです。

「オクターブの上の音がもうちょっと出るようになるといいね」
とアドヴァイスをもらったので、意識しながら演奏できるようにしたいです。

 『アヴェ・マリア』は、初めてハートフルに参加したときの思い出の曲、
今もその時のことを思い出し弾いているので、今回は音色も気をつけて演奏できました。
ちょっと会場のざわざわに気をとられ集中力に欠ける部分もあったので、次回は気をつけたいです。

 ソロ『故郷』は、先生もみなさんも一緒に歌っていただいて暖かい気持ちになりました。
ちょっとみなさんの歌よりもテンポが速くなってしまいがちだったので、
みなさんの歌もよく聴いて演奏するように心がけたいです。
私も大好きな歌なので自分でも歌って演奏できるまで弾きこんでまた演奏したいです。

 連弾『赤とんぼ』『ちいさい秋見つけた』も、先生が大きな声で歌ってくれて
みなさんも歌って楽しんでいただけていたのでとてもよかったです。
先生は伴奏部分の演奏なのに、歌詞を見ながらちゃんと歌えてすごいなぁと思いました。
私はメロディ部分なのに『赤とんぼ』はちゃんと歌えましたが、『ちいさい秋見つけた』はところどころしか歌えませんでした。
まだまだですね…。弾くのでいっぱいいっぱいでした。

 優実ちゃんの歌も、ディズニーの曲、新曲の洋楽、いつもの『生きてこそ』とたくさんのレパートリーが聴けて
2階にも美しく響いていてとてもよかったです。

 たくさんの方が聴いてくださって全員でのベルもとっても盛り上がって楽しいコンサートでした。



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