ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート               2008年6月18日(水)
プログラム
     演奏:丹羽みどり/りぃ/mina
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり You Raise Me Up Celtic Woman 作詞:Joseph Graham
作曲: Rolf Lovland
 
2 (ピアノ連弾)りぃ&みどり メヌエット L.ボッケリーニ
  
3 (ピアノソロ)mina 渚のアデリーヌ ポール・ドゥ・センヌヴィル
 
4 (ピアノソロ)mina ロンドンデリー・エアー Traditional(アイルランド民謡)
 
5 (ピアノ連弾)mina&りぃ 美女と野獣 映画「美女と野獣」より A.メンケン
 
6 (ミュージックベル)全員 きらきら星 フランス民謡
  
7 (ミュージックベル)全員 たなばたさま 文部省唱歌 作詞:権藤花代・林 柳波
作曲:下総皖一
  
8 (ピアノ連弾)りぃ&みどり たなばたさま 文部省唱歌 作詞:権藤花代・林 柳波
作曲:下総皖一
  
9 (電子ピアノソロ)みどり G線上のアリア J.S.バッハ
  
10 (ピアノソロ)りぃ Sing カーペンターズ John Bettis - Richard Carpenter
 
11 (ピアノソロ)りぃ 星に願いを 映画の「ピノキオ」より L.ハーライン
 
12 (ピアノ&電子ピアノ)
  
みどり&りぃ
めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より アンドレ・ギャニオン
 
13 (うた&ピアノ)みどり 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 〜森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro

コメント:

 今回は、生徒さんが2名参加します。


曲目解説

1.You Raise Me Up・・・・アイルランド/ノルウェーのミュージシャン『シークレットガーデン(Secret Garden)』の楽曲で、2002年のアルバム「Once in a Red Moon」収録されています。
 2003年にアイルランドの歌手ダニエル・オドネルがカバーしヒットし、その後、多くのアーティストがカバーしています。
 以下は歌詞と訳詩です。
When I am down and, oh my soul, so weary;
When troubles come and my heart burdened be;
Then, I am still and wait here in the silence,
Until you come and sit awhile with me.

You raise me up, so I can stand on mountains;
You raise me up, to walk on stormy seas;
I am strong, when I am on your shoulders;
You raise me up: To more than I can be.

There is no life - no life without its hunger;
Each restless heart beats so imperfectly;
But when you come and I am filled with wonder,
Sometimes, I think I glimpse eternity.

You raise me up, so I can stand on mountains;
You raise me up, to walk on stormy seas;
I am strong, when I am on your shoulders;
You raise me up: To more than I can be.
心が沈んで 精神が疲れたとき
悩みがあって 心に重荷を背負ったとき
僕はここで静かに待っていよう
あなたが来て そばに座ってくれるまで

あなたがいれば立ち上がれる 高い山にも登っていける
あなたがいれば立ち上がれる 荒れ狂う海にも歩いていける
僕が強くなれる あなたを信じ 頼っていれば
あなたがいれば立ち上がれる・・・本当の僕より強く

心が沈んで 精神が疲れたとき
悩みがあって 心に重荷を背負ったとき
僕はここで静かに待っていよう
あなたが来て そばに座ってくれるまで

あなたがいれば立ち上がれる 高い山にも登っていける
あなたがいれば立ち上がれる 荒れ狂う海にも歩いていける
僕が強くなれる あなたを信じ 頼っていれば
あなたがいれば立ち上がれる・・・本当の僕より強く

 2006年トリノオリンピックのフィギュアスケートで金メダルを受賞した荒川静香が、エキシビションで採用したことにより、さらに多くの人々に知れ渡り、愛される曲となりました。
 作曲とキーボードを担当する男性のノルウェー出身のロルフ・ロヴランドと、アイルランド出身の女性ヴァイオリニスト、フィオンヌアナ・シュリーのデュオによるシークレットガーデン(Secret Garden)のオリジナル曲です。
 
 私は、この曲の冒頭のバイオリンソロ部分を、「アメイジング・グレイス」と似ているな〜と思います。
「神様、こんなおろかな罪深い自分にさえ、恵みを与えてくださるのですね、ありがとうございます」
そんな、アメイジング・グレイスの曲と、どうしてもイメージがダブり、
もうひとつ。私は先日この病院で精密検査を受けました。
癌の可能性があるということで、経過観察後9月に再検査です。
 だから私は、この曲を弾いていると自分自身がすごく癒され、
病気と戦って頑張って、生きて行こうという勇気が出てきます。
今、入院されている方々の心にも届くよう、気持ちをい〜っぱいこめて弾きます。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.メヌエット・・・・ルイジ・ボッケリーニの音楽のなかで、おそらく最も有名なものが「ボッケリーニのメヌエット」です。
このメヌエットは様々な編曲版でも演奏されていますが、
もともとはヴァイオリン2部、ヴィオラ、チェロ2部からなる弦楽五重奏曲ホ長調(G.275)の第3楽章です。
私もメロディは、「あっ。この曲聴いたことがあるっ♪」という曲でしたが、作曲者がボッケリーニであること知りませんでした。
とっても軽やかなメヌエットで、私がこの曲をバックに宮廷で踊るなら、弾むような軽やかなステップで、”くるくる”まわり踊りたいなぁって思いました。(コメント:りぃ)



3.渚のアデリーヌ・・・・1977年、リチャード・クレイダーマンのピアノ演奏によって有名になった曲です。
作曲者のポールさんが、生まれたばかりの自身の娘さんをイメージして作った曲だそうです。
キラキラとした生命感を感じながら弾きたいと思います。(コメント:mina)



4.ロンドンデリー・エア・・・・美しいメロディーが心に残る、アイルランドの代表的な歌です。北アイルランドのデリー州に伝わる歌であり、数多くの歌手がカバーしているとのことです。
 歌詞もバリエーションが多いようですが、内容は「故郷を去る息子を思う母親の歌」であるとのこと。
私自身も二人の息子をもつ母として、息子たちが巣立っていくその日を想像しながら、
気持ちを込めて弾きたいと思います。(コメント:mina)




5.美女と野獣・・・・皆さんよくご存知のディズニー作品「美女と野獣」の主題歌です。
物語中では,ようやく愛し合うようになった野獣=王子とベルとが手と手を取って,城の階段を下りてくるシーンで歌われます。
このシーンでは,ポット夫人役のアンジェラ・ランズベリーが味わい深く歌っています。
そして、映画が終わった後のエンド・クレジットで、もう一度セリーヌ・ディオンとピーポ・ブライソンによる二重唱で歌われます。
愛のよろこびを表現したようなしっとりバラードなアレンジの曲を連弾でお贈りします。
『美女(minaちゃん)と小動物(私→りぃ)』にならないように、
大きなフレーズをとらえてゆったりしっとり演奏したいです。(コメント:りぃ)


 村に住む美しい娘ベルは、父の代わりに恐ろしい野獣の姿をした男の家に閉じ込められる。
誰かが野獣を愛してくれない限り、彼や家来たちの魔法はとけないのだが
気持ちを閉ざした野獣はベルに対してどう振舞ってよいかわからない。
しかしベルの優しさに野獣のかたくなな心もしだいに和らいでいく・・・。

 アカデミー賞最優秀オリジナル作曲賞と主題歌賞を受賞、さらには作品賞にもノミネートされるという快挙を成し遂げた、
ディズニーアニメーション映画の主題歌。
 何度見てもうっとりさせられる、私も大好きな1本です。
心を通わせ始めた2人が場内の大きな広間で優雅に踊る大好きなシーンを心に描きながら演奏したいと思います。
 ジャズアレンジ=スローなバラードです。(コメント:mina)



6.きらきら星・・・・お聴きくださる方々にミュージックベルを演奏していただき、一緒にコンサートを楽しみます。
(コメント:Saint Cecilia/碧)



7〜8.たなばたさま・・・・日本には季節ごとに郷愁を感じさせる素晴らしい歌がたくさんあると思います。
星に思いをはせ、短冊に願いを託し、笹飾りに結ぶ。七夕まつりって夢があっていいですね。
 今回もとても素敵なアレンジの曲です。星のキラキラをイメージして演奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 今回は、ミュージックベルの柔らかくて優しい音色でこの曲を演奏後、ピアノ連弾の演奏をし、
アレンジや楽器の違いによる音楽の面白さも、お楽しみいただきたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/碧)



9.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)
だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノソロ用にアレンジされたものを
電子ピアノのストリングスの音色で弾きます。

 私はいつもこの曲を弾いていると、自分自身がすごく癒されます。
それは、J.S.バッハが教会のための音楽を作っていたことや、私がSaint Ceciliaにあこがれているからだと思います。
甲府教会で賛美歌を弾いたときのことも思い出しながら弾きます。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



10.Sing・・・・私の大好きなカーペンターズの曲です。日本でもおなじみのTV番組「セサミ・ストリート」から生まれた曲。
オリジナル曲の中にはかわいい子どものコーラスやリコーダーといった愛らしい音色がたくさん出てきます。
♪人に聴かせるほど上手くないなんて余計な心配しないで
  歌に愛を込めて あなたのために 私のために歌いましょう♪という内容の歌詞が大好きです。
ピアノを習い始めて、楽しみながら、楽譜どおりだけじゃなく、テクニックだけでもなく、自分らしく
心をこめて歌うように演奏することを勉強中の私にぴったり☆って思って選曲しました。
オリジナル曲のように楽しくかわいい音色をピアノで歌えたらいいなぁって思います。(コメント:りぃ)



11.星に願いを・・・・ ディズニーアニメ映画の「ピノキオ」の主題歌です。
静かな夜空に輝く星を眺めているという感じのゆったりとした曲。今回はちょっと大人っぽいジャズ風アレンジでお贈りします。
 来月七夕なので、星にちなんだ曲を、と思い選曲しました。みなさんが短冊に書いた願いが星に届くように演奏したいです。(コメント:りぃ)



12.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。
※ストリングス(E・ピアノによる)をバックに入れての演奏です。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。それからずっと弾き続けています。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。
この曲については、こちらもご覧ください。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



13.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?
生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
これがテレビアニメの主題歌だということも、子供たちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/碧)



new 演奏日のエピソード    2008年6月18日UP♪

 実は、先週の土曜日に、指先に火傷をしてしまい、水ぶくれができていたのですが、
運よく、指の腹あたりだったので、いつもと変わらず毎日ピアノを弾いていました。
 そして今日も、心をこめて演奏できたし、ミュージックベルもみんなで楽しんで演奏できてよかったです♪

 全ての演奏終了後、お聴きくださった方々に、そのことと、子宮癌の経過観察中で・・・・ということをお話しし、
私は、自分で自分を癒しつつ、ピアノを弾いていました、
皆さんもぜひ、がんばって 病気を治してくださいねっ♪って言いました。

 「音楽」によって、一番癒されているのは、私自身だと、実感しました、
今日の自分の演奏は、自分で自分を癒していました。
 そんな演奏を 聴いてくれている人たちがいてくれることに 本当に感謝です。ありがとうございました。

new りぃちゃんの感想♪   2008年6月18日UP♪

 今日は、先生との連弾2曲、minaちゃんとの連弾1曲、ソロ2曲を演奏しました。

 連弾は、先生とminaちゃんの胸を借りて、落ち着いて演奏できました。

 先生との連弾は、先生がテンポをゆっくりめで、私を引っ張るように演奏してくれて
私も先生の音を聴いて先生のテンポに合わせていけるように気をつけて演奏しました。

 minaちゃんとの連弾は、私が下のパートで、レッスンのときに先生に
拍節補填リズムを演奏するりぃちゃんがテンポを守っていかなくちゃだめだよ。」
とアドバイスをもらっていたので、走らないようにゆっくりを心がけて演奏しました。
minaちゃんのメロディーもとても優しい音色で、ゆったり演奏できました。

 ソロは、自分の苦手なところが出てしまい、演奏後の先生のアドバイスで、
「今日だめだったところの原因わかる?それを考えてそこを集中的に練習するといいよ」
と教えてもらいました。

 いつものレッスンでも
「1曲通して演奏する練習も必要だけど、苦手なところも繰り返し練習して、そこからでもすぐに弾き直せる練習をするといいよ」
と教えてもらっています。
 
 私はどうも手が飛ぶところが苦手で、手と楽譜を見失ってしまいがちです。
「目をつぶってでも演奏できるといいね」
と先生も言っていました。

 苦手なところを苦手なままにしないように練習方法も気をつけていきたいです。

 みんなで楽しむベルも2曲、聴いてくださっていた方も七夕にちなんだ歌を一緒に歌って楽しめてよかったです。

You Raise Me Up  みどり

メヌエット  りぃ&みどり

渚のアデリーヌ・ロンドンデリー・エア   minaちゃん
みどり  G線上のアリア

Sing   星に願いを    りぃちゃん

めぐり逢い   みどり&りぃ
生きてこそ   みどり
new minaちゃんの感想♪   2008年6月19日UP

 今回は久しぶりに「渚のアデリーヌ」を弾きました。注意したのは、以前から気になっていた
●32分音符のところで音が散らかってしまわないように
●ペダルをうまく使って、音が濁らないように
という点です。
 いつも緊張して何も考えられなくなってしまうのですが、今回は緊張しつつもしっかり音を意識することに集中できたように思います。
 ただ、やはり手足が震えてしまうので、思ったようには弾けませんでした。

 「ロンドンデリー・エアー」はテンポがゆっくりしているので、あせらないようにと意識しました。
今回は、完璧ではありませんが一音一音を大切に弾けたと思います。

 りいちゃんとの連弾「美女と野獣」では、りいちゃんが拍節補填リズムを意識して弾いている
・・・という事をとても感じたので、私もあせらず、走らず演奏することができました!

 今回でハートフルコンサートに参加して1年が過ぎました。
まだまだ未熟ですが、参加し続けたことで、たくさんのことを学べたように思います。
このような機会を与えてくれたみどり先生をはじめ、たくさんの方に感謝したいと思います。
これからもできる限り参加していきたいです。



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