ハート飾り枠
   トヨタ記念病院 ハートフルコンサート   2020年2月26日(水)11:00~12:00
プログラム
演奏:Green Garden丹羽ピアノ教室(みどり/まだむ楊)& 6CHOME BAND(佐竹茂/加藤寛/丹羽みどり)
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)
みどり
めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲
TVドラマ「Age'35 恋しくて」BGM
作曲:アンドレ・ギャニオン
2 (ピアノソロ)
まだむ楊
トロイメライ 「子どもの情景」より 作曲:シューマン
3 (ピアノソロ)
みどり
ペチカ 満州唱歌 作詞:北原白秋
作曲:山田耕筰
編曲:松下美千代
4 (ミュージックベル
  ・トーンチャイム)

全員
たき火 文部省唱歌 作詞:巽聖歌
作曲:渡辺 茂
編曲:ヤマハ
5 (ミュージックベル
  ・トーンチャイム)

全員
冬景色 文部省唱歌 作詞作曲不詳
6 (ピアノ連弾)
まだむ楊・みどり

(無邪気な犬・憂鬱な猫・しあわせな夢)
文部省唱歌 作詞・作曲:不詳
編曲:秋山さやか
7 (6CHOME BAND)
電子サックス・ギター・ピアノ
ロンドンデリーの歌 アイルランド民謡 作詞・作曲:不詳
編曲:山田香
8 (6CHOME BAND)
電子サックス・ギター・ピアノ
川の流れのように 美空ひばり 作詞:秋元康
作曲:見岳章
編曲:丹羽みどり
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。
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曲目解説


1.めぐり逢い
 私の大好きな、カナダを代表する作曲家でピアニストのアンドレ・ギャニオンの代表的な曲で、
 これまでにいろいろな場面で使用されてきました。
  ・1996年4月 柴門ふみ原作 TVドラマ「Age'35 恋しくて」BGM
  ・1995年10月~12月 TVドラマ「恋人よ」BGM
  ・ドキュメンタリー番組の感動の場面のBGM
  ・2013年~ トヨタ自動車「トヨタウン」CM曲

 原題はフランス語「Comme au premier jour」、直訳では「1日目のように」で、
「邦題の『めぐり逢い』という訳は、アンドレ氏ご本人が、リサイタルの時に
「自分の本来の意味ではない」とおっしゃっていました。

 私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは1992年の冬。
初めて聴いた瞬間に、邦題の「めぐり逢い」という印象がとても強く心に響き、この曲が大好きになりました。
それ以来ずっと弾き続けています。

 気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら弾くと、とても気持ちがいいです。 
 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。

 2014年2月1日、息子の結婚式で、新婦が家族に向けての手紙を読む際に、BGMとして弾きました。
 2017年3月30日、娘の優実の結婚式で、新郎入場の際に、BGMとして弾きました。

この曲に関する思い出が、少しずつ、どんどん込められていくので、私はこの曲がますます好きになります。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)





2.トロイメライ
 シューマンはドイツの作曲家で今年生誕210年です。
『トロイメライ』は、子供の情景に収められた曲で、
10年前、はじめてのハートフルコンサートでソロ演奏させてもらった思い出の曲です。
10年前は、弾くだけで精一杯だったと記憶しています。
今回は、もう少し余裕を持って弾けると良いなぁと思います。(コメント:まだむ楊)




3.ペチカ
 「ペチカ=The Old Wood Stove」とは、北欧(主にロシア)のレンガ製の暖炉のことです。

 今回、この曲について調べていて、「満州唱歌」という言葉に行き当たりました。
「満州唱歌」とは、1924年(大正13年)から太平洋戦争終戦(1945、昭和20年)にかけて、
満州で発行されていた教科書(唱歌集)『満州唱歌集』・『満州小学唱歌集』・『ウタノホン』に収められていた歌の総称ということです。

 この「ペチカ」は、1924年(大正13年)発行の『満州唱歌集』に収録され、1932年(昭和7年)の大改訂で削除されましたが、
その後、本土の教科書に掲載され、『待ちぼうけ(作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰)』と共に、
日本国内で広く親しまれるようになったということです。

 窓の外は雪景色、そして部屋には大きな暖炉があり、家族か、あるいは気の置けない仲間がいて、
身も心もすごくあたたかい・・・・、そんな情景を思いながら弾きたいと思います。
 今回はジャズアレンジでお贈りします。



4.たき火
  晩秋~冬といえば、私はこの曲は欠かせないです。
 昭和16年(1941年)に作られた曲です。今でも小学校2年生の音楽の教科書に載っており、
子どもから高齢者まで、歌い継がれている唱歌で、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



5.冬景色

 1913年(大正2年)に『尋常小学唱歌 第五学年用』に掲載された曲です。
1番は水辺の朝、2番は田園の昼、3番は里の夕方と、日本の冬の景色を歌っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



6.雪(無邪気な犬・憂鬱な猫・しあわせな夢) 
  1911年(明治44年)に『尋常小学唱歌(二)』で発表された曲です。
冒頭の歌詞を「雪やこんこん」と歌ってしまいがちですが、正しくは「雪やこんこ」です。
「こんこ」は「来んこ=来い」という意味だそうです。
 2007年(平成19年)に文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれました。
 今回は、この「雪」という曲の歌詞の内容=犬は走り回り、猫はこたつで丸くなる」に沿ったアレンジをお楽しみください。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



 少々長い題名ですが、冬の季節の犬と猫の気持ちを表した楽しい曲です。
楽しかったり気が重かったり、でも最後はハッピー。喜怒哀楽を表現出来るように頑張りたいと思います。(コメント:まだむ楊)




7.ロンドンデリーの歌
 世界で最も広く親しまれるアイルランド民謡の一つで、様々な歌詞によって歌われ、特に、「ダニー・ボーイ」のタイトルのものが有名です。
「ダニー・ボーイ」の歌詞はイングランドの弁護士、フレデリック・ウェザリーの作で、1913年に発表しました。
女性の立場で男性に別れを告げる歌として解釈できる内容ですが、
両親や祖父母が戦地に赴く息子や孫を送り出すという設定で解釈されることも多くあります。(コメント:Saint Cecilia/みどり)




8.川の流れのように
 1989年1月11日に発売された、日本の歌手、美空ひばりの生前最後に発表されたシングル作品で、
同年6月24日、ひばりは52歳で死去し、結果的に遺作となりました。

 この曲の作詞者秋元康は、当時、ニューヨークに在住しており、『川』とは、ニューヨークのイースト川のことだそうです。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)


演奏日の感想♪   2020/2/26UP

 今回から、病院側の「規約」により、午前11時~12時の間で、準備からから片付けまでを行うということで、曲数を減らしました。

 1曲目の「めぐり逢い」を弾き終わると、吹き抜けの2階からスゴイ拍手が聞こえてきて、見上げると、一人のおじさまが
「アンドレギャニオン、大好きで、夕焼けの空を見ながら聞いていると涙が出てきますね」
と・・・・。思わず、私も、
「私も大好きで、この曲は特に大好きなので、毎回弾いていますよ~♪」
などなど、会話が弾みました。

 その後、順調に演奏が進み、これで終わり・・・・と思ったときに、まだむ楊さんが、
「先生、アンコールリクエストで、「めぐり逢い」をもう一度聴きたいそうです」
と、、、、、。最初から最後まで、間近の席に座っていらっしゃったご婦人からのリクエストでした。
 時間を確認したら、まだ余裕がありましたので、「めぐり逢い」を再度、弾きました。

 後でまだむ楊さんから聞いた話。
2階にいらしたおじさまの奥様が明日退院で、奥様もアンドレギャニオンが大好きで、
「明日退院だという時に、2回も大好きな曲が聴けて本当に良かった」
と、とても喜んでおられたそうです。
 つまり、今日は偶然にも、アンドレギャニオンのファンが3人もいらっしゃったと言うことで、
私も弾き甲斐があってよかったです♪


 6丁目バンドは、今日は加藤さんが病欠でしたが、まずまずの出来でした。音量もちょうどよかったです♪

次回からも、がんばりま~す♪


参加した方の感想

まだむ楊さん

 今年、初めてのそして久しぶりのハートフルコンサートでした。
たくさんの方がベルに参加してくださいました。
そしてリクエストが出るくらい熱心に聴いてくださいました。
先生はリクエストにも快く応じてくださったので皆さん喜んでおられました。

 私は10年振りに「トロイメライ」を弾きました。
ペダルが入らなかったり若干テンポが乱れたりしましたが、
ミスタッチ無しで止まらずに弾けたので自己採点80点くらいかなと思います。
 連弾は、派手にミスタッチしてしまいましたが先生のリードで何とか乗り切った感じです。

 聴きに来てくださる方には、椅子に座っていただくように案内するのですが
なかなか座っていただけないことがあります。
以前は廊下に椅子を並べて座ってもらったのですが、最近、病院側の規則が厳しくなったようですので
勝手に廊下に椅子を並べて咎められたら困ると思ってそのままにしていました。
そうしたら看護師さんが廊下に椅子を並べてくださったので、自分が気にしすぎていた事に気が付きました。
わからない時、迷った時は質問するべきだと思いました。


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