トヨタ記念病院 ハートフルコンサート | ||||
演奏:丹羽みどり/りぃちゃん(R.Oさん) 2006年8月30日(水) 豊田市生涯学習センター 美里交流館 自主グループ「べるふぁみりぃ」のみなさん |
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1 | (ピアノソロ)みどり | めぐり逢い | TVドラマ「Age‘35」より | アンドレ・ギャニオン |
2 | (ピアノソロ)みどり | 「トルコ行進曲」 | ピアノソナタ第11番 イ長調K.331より第3楽章 |
W.A.モーツァルト |
3 | (ピアノソロ)みどり | 「魔法の笛」 | 歌劇「魔笛」より | W.A.モーツァルト |
4 | (ピアノソロ)りぃちゃん | きらり | NHK朝の連続ドラマ 「純情きらり」主題歌 |
大島ミチル |
5 | (ピアノ連弾) りぃちゃん&みどり |
山の音楽家 | ドイツ民謡 | 水田詩仙訳 |
6 | (ミュージックベル) ベルふぁみりぃ |
虫のこえ | 文部省唱歌 | 作詞・作曲不詳 |
7 | (ミュージックベル) ベルふぁみりぃ&全員 |
ふるさと | 文部省唱歌 | 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 |
8 | (ミュージックベル) ベルふぁみりぃ |
赤とんぼ | 文部省唱歌 | 作詞:三木露風 作曲:山田耕筰 |
9 | (ピアノ連弾) りぃちゃん&みどり |
赤とんぼ | 文部省唱歌 | 作詞:三木露風 作曲:山田耕筰 |
10 | (ピアノソロ)みどり | A列車で行こう | Billy Strayhorn | |
11 | (ピアノソロ)みどり | 夏の終わり | 森山直太朗 | 作詞:森山直太朗、御徒町凧 作曲:森山直太朗 |
12 | (ピアノソロ)みどり | 少年時代 | 井上陽水 | 作詞:井上陽水 作曲:井上陽水、平井夏美 |
13 | (ピアノソロ)みどり | Top Of The World | カーペンターズ | John Bettis - Richard Carpenter |
14 | (ピアノソロ)みどり | 明日を信じて | 映画「子ぎつねヘレン」より | 西村由紀江 |
15 | (ピアノソロ)みどり | 世界に一つだけの花 | SMAP | 作詞・作曲:槇原 敬之 |
コメント: 今回も、大人の生徒さんの「R.Oさん」改め、ハンドルネーム『りぃ』ちゃんが参加します。 それから、前回に引き続き今回も、美里交流館・自主グループ『ベルふぁみりぃ』のみなさんも参加してくださるので、 また今回もにぎやかに、お聴きくださる方々と共に音楽を楽しむことができると思います。 曲目解説 1.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月〜12月に放送された「恋人よ」というドラマや、いろいろなドキュメンタリー番組のBGMとしても使われていました。 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。 それからずっと弾き続けていますから、もう13年目。 気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、絶対に飽きないし、そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう』という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。この曲については、こちらもご覧ください。 ちなみに、最近、西条秀樹さんがこの曲に歌詞をつけたものを歌っているようですが、いったいどんな歌詞なのか・・・・! 私は、自分が演奏するときに表現したいイメージのために自分の中で考えることはありますが・・・・! 基本的には、もともと作曲家が歌詞をつけていない曲に歌詞をつけて・・・・ ということは、あまり好きではないです。理由はこちらです。(コメント:碧) 2.トルコ行進曲・・・・今年はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト生誕250周年なので、 今年のうちには弾きたいと思っていました。 ロンド形式で、当時流行していたトルコ趣味を取り入れ、左手の伴奏のアルペジオの装飾音のところは、 トルコの軍楽隊の打楽器の響きを表現している。(コメント:碧) 3.魔法の笛・・・・この曲もW.A.モーツァルトの曲。歌劇「魔笛」の中の有名な曲ですが、 とてもファンタスティックなアレンジとなっています。(コメント:碧) 4.きらり・・・・NHK朝の連続ドラマ「純情きらり」の主題歌です。 作曲は大島ミチルさんです。 4つの音符のモチーフが、音楽記号いっぱいのとてもきれいな景色の中を旅していく、 イメージのかわいい♪オープニング映像といっしょに流れています。 4つの音符は、ヒロインの桜子さんが音楽を愛する女の子なので4人兄弟を音符で表現されているそうです。 二分音符から順番に一番お姉さんの笛子さん、四分音符に杏子(ももこ)さん、八分音符に桜子さん、 十六分音符に勇太郎くんとのことです。 原曲は、メロディーをチェロで演奏されていて、伴奏にピアノが入っています。 ゆったりとしたおおらかな感じの曲で、とても癒されます。 先月のハートフルコンサートでも弾きましたが、思うように演奏できなかったので、 最チャレンジです。曲の最後の部分に先生がアレンジを加えてくださって、とても素敵になりました。 素敵なエンディングに向けて盛り上げて演奏できるようにしたいです。(コメント:りぃ) 私はこの曲、映画「海の上のピアニスト」の『愛を奏でて』にすごく似ているなーと思いました(コメント:碧) 5.山の音楽家・・・・お聴きくださっている方々にも、歌&打楽器で参加していただき、 全員で楽しみたいと思います。(コメント:碧) 6〜7.虫の声・ふるさと・・・・・・ベルふぁみりぃのみなさんの心地よいベルの音色とともに、 お聴きくださる方々にも一緒に歌っていただき、楽しみたいと思います。(コメント:碧) 8〜9.赤とんぼ・・・・お聴きくださる方々とともに、歌いながらミュージックベルとピアノ連弾で楽しみたいと思います。(コメント:碧) 10.A列車で行こう・・・・・最近ジャズ系アレンジのピアノ曲にはまっている私は、毎回、ジャズ系の曲を弾きたいと思っています。 前回に引き続き、今回も、スゥイング・ノリノリでおおくりします。(コメント:碧) 11.夏の終わり・・・・2003年にヒットした森山直太朗の曲です。 なぜか毎年、「夏の終わり」になると弾きたくなります。 この曲のメロディーを聴くと何故か「懐かしい」印象、日本の情緒を感じます。 実はこの曲には、「日本的音階」が使われているからです。 音階の第4度音と第7度音、つまり、「ファ」と「シ」の音を欠いた5音音階・・・・いわゆる、「ヨナ抜き音階=日本的音階」を使ったものです。 音楽は感覚的な要素が多いですが、いろいろこだわりを持ち調べてみると、意外にその論理的な理由というのもみつかります。そうすれば、音楽は数倍身近になり、もっっと興味を持って聴いたり演奏したりできると思います。 この曲については、歌詞に使われている言葉も「日本的」な言い回しが多く、まさに曲と歌詞がぴったりした作品と言えます。 私は、この曲の歌詞は「戦争」のことをテーマにしていると感じているので、いつもよりも増して丁寧に心を込めて弾きたいと思います。 忘れてはならないことを訴えたこの曲はきっと何年経っても色あせることはないと思います。(コメント:碧) 12.少年時代・・・・「夏が過ぎ 風あざみ・・・・」井上陽水さんの曲です。 この曲のエピソードですが、そもそも「少年時代」とは、作家「柏原兵三」の『長い道』を藤子不二雄Aが漫画化し、 1978年(昭和53年)から1979年(昭和54年)まで週刊少年マガジンに連載されたそうで、 その後、1990年に東宝系にて映画化され、日本アカデミー賞を受賞。 その映画の主題歌となったのがこの曲だということです。 しかし実際にヒットしたのは、1991年にソニーのハンディカムのCM曲として起用されてからだそうです。 それにしても、ヒットしたのが14年前、、、、。 でも未だによく耳にするし、いつ聴いてもなだか懐かしいような、切ないような、そんな気分になるとってもいい曲だと思います。 (コメント:碧) 13.Top Of The World・・・・この曲は、カーペンターズが米No.1を獲得したシングル3曲のうちの1曲。(1973年12月1日から2週連続) 他には、「遙かなる影」((They Long To Be) Close to You)(1970年7月25日から4週連続、同年年間第2位) マーヴェレッツが1961年12月11日に全米No.1を獲得した曲のカバーである「プリーズ・ミスター・ポストマン」(Please Mr Postman)(1975年1月25日)。 この曲の歌詞は、 「私は今、世界のてっぺんから世の中を眺めているみたいに、とっても最高に幸せな気分! なぜなら、あなたが私のそばにいてくれるから♪」 という、とってもHAPPYな内容なので、弾いていると、すごく幸せな気分になれていいです♪(コメント:碧) 14.明日を信じて・・・・2006年3月に公開された劇場映画「子ぎつねヘレン」のテーマ曲。 北海道を舞台に、目と耳が不自由なキタキツネを育てる少年と家族の絆を描く感動の物語。 私はこの映画はまだ観ていないのですが、8月30日にレンタル開始ということで、 このコンサートの前に観ることができなくて残念でしたが、 私の娘の優実は映画館で観たということで、ストーリはおおよそ把握しています。 優実は、私がこの曲を弾いていると、必ずピアノのそばに寄ってきてくれます。 「この曲を聴いていると、ストーリーが思い出され、とってもやさしい気持ちになれる」 「この映画は、ヘレンケラーみたいな子キツネだから《ヘレン》っていう名前になって、 最後はちょっと悲しいけど、この映画を観たら、すごくやさしい気持ちになれた」 と言っていました。 優しい気持ちを十分に音色に込めて弾こうと思います。(コメント:碧) 子ぎつねヘレン 参考サイト:http://helen.yahoo.co.jp/index.html 公式サイト:http://www.helen-movie.jp/ 15.世界に一つだけの花・・・・以前、愛弟子のきょーこさんがハートフルコンサートに参加してくれていたころには、 いつも締めくくりはこの曲を連弾し、お聴きくださるみなさんも一緒に歌っていただいていましたので、 やっぱりどうしてもこの曲は、できればいいなーと前々から思っていました。 やっと、私の気に入ったアレンジ(原曲に忠実!)のピアノソロ楽譜を見つけたので、 この4月からこの曲を、毎回プログラムの最後に弾くことにしています。 この曲は、世代を超えて、どなたでも「聴いたことがある!!」「知っている!」「歌詞がいい!」 などなど、人気曲だと思います。(コメント:碧) 演奏日のエピソード 2006年8月31日UP♪ 今日は、私たちの演奏の前に、新しくボランティア登録を希望されているグループの試演奏があり、 コンサート開始時刻の11時には、客席は満席状態になっていました。 いつもなら、まだ誰もいないときに、独り言のように 「では、始めます」 と言って、1曲目を弾き始め、曲の途中から徐々に集まって来てくださいますので、 弾いた後で、曲名などの紹介をするのですが、 今日は、そんな事情で、きちんと初めに挨拶と曲紹介をしてからの幕開けとなりました。 1曲ごとに曲についてのコメントをするのはいつものことなのですが、 前回から、ちょっとしたクイズ(?)も盛り込むようにしました。 ・前回に引き続き、モーツァルトの肖像画をご覧いただき、「これは誰でしょう?」 ・「子ぎつねヘレン」の画像をご覧いただき、「これ、ご存知の方?」 今日は前列にお座りになっていた素敵な老夫婦の方や、優しそうなお母様とお子さんのペアなど、 とても熱心に私が1曲ごとにしゃべるコメントに、とても熱心に耳を傾け、話を聴きながらうなずいてくださったり、 新しい発見をされたかのように反応してくださったりして、とってもうれしかったです。 特に「子ぎつねヘレン」のテーマ曲「明日を信じて」の前には、 「音楽を演奏する中で私がいつも、一番難しいと思っていることは、《休符》です。 音がないところでの表現が一番難しいです」とコメントすると、 なるほど!という反応があり、うれしかったです。 ★連弾「山の音楽家」のときには、持参した手作り楽器(牛乳パックのタンバリン、空き缶のシェイカーなど)を お聴きくださっている方に渡して、リズムを入れてもらい、一緒に音楽を楽しむことができてよかったです。 ★全員でのベル演奏「ふるさと」は、予想外のウケで、みなさんの本当に楽しそうな笑顔を拝見で、うれしかったです。 次回は9月20日なので中3週間、そして9月26日には、ロビーコンサートがあるので、 何を弾こうかな、どんな演出にしようかな・・・・!って、終わった瞬間に考えて、 私自身本当に充実した日々をおくれることに感謝です♪ありがとうございます。 ♪今日のコンサートで一つだけ心残りがありました。 珍しい民族楽器紹介コーナー(?)で紹介しようと思って持参した「口琴」のことをすっかり忘れちゃいました。(汗;) ♪今日は私の友人のKさんが聴きに来てくださり、うれしかったです。 ♪すべての演奏終了後に、話しかけてくださったお母様も、指導者の方で、 私が以前美里交流館で担当した「世代間交流を目的としたミュージックベル講座」 を見学に来てくださった方でした。なので、音楽の話で盛り上がったことは言うまでもないです♪ 話しかけてくださり、ありがとうございました。 ♪夕べ、豊田市内のレンタルショップを3軒駆け回り、 昨日からレンタル開始となった「子ぎつねヘレン」のDVDを借りてきて、早速観ました。 やっぱり、先にこの映画を観ていたなら、もっと自分なりの充実感のある演奏表現ができたなーと思いました。
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