ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート
プログラム
      演奏:丹羽 みどり/きょーこ/りさ                 2004年3月30日(火)
ハート飾り枠
 
  1 (連弾) ドレミの歌 映画「サウンド・オブ・ミュージック」より リチャード・ロジャース
   
2 (連弾) アイネ・クライネ・ナハトムジーク
第一楽章 アレグロ
セレナード第13番ト長調 KV.525 W.A.モーツァルト
 
3 (ソロ)きょーこ 虹の彼方に 映画「オズの魔法使い」より E.Y.ハーバーグ
 
4 (ソロ)きょーこ エースをねらえ! TVドラマ「エースをねらえ」オープニングテーマ 三沢 郷
 
5 (ミュージックベル)
  さくら 日本古謡
編曲:丹羽みどり
 
6 (連弾) さくら 日本古謡
   
7 (連弾) 春の小川 文部省唱歌 岡野貞一
  
8 (連弾) ドラえもんの歌 TVアニメ「ドラえもん」主題歌 菊地俊輔
 
9 (ソロ)りさ さくら(独唱) 森山 直太朗 森山 直太朗
 
10 (ソロ)みどり めぐり逢い TVドラマ「Age'35」より アンドレ・ギャニオン
 
11 (ソロ)みどり 河口恭吾 河口京吾
 
12 (ソロ)みどり 瀧 廉太郎
 
13 (フルート&ピアノ)       
さんぽ 映画「となりのトトロ」より 久石 譲
          
14 (フルート&ピアノ)   
春よ来い NHK連続テレビ小説「春よ来い」主題歌 松任谷 由実
  
15 (連弾) MY HEART WILL GO ON 映画「タイタニック」より/セリーヌ・ディオン ジェームズ・ホーナー
   
16 (連弾) 世界に一つだけの花 SMAP 槇原 敬之
コメント:
 オープニングテーマ曲「ドレミの歌」、どこかで聴いたことのあるクラシック。そのあと、ソロが2曲。
 中間の連弾では「季節感のある曲」とアニメソング。
 今回は、やはり、全体に春らしい曲を・・・・ということで、日本古謡の「さくら」をベルとピアノ連弾で2種類の演奏、そして、森山直太朗の「さくら」、河口恭吾の「桜」、瀧廉太郎の「花」、岡野貞一の「春の小川」など、「春いっぱい」の選曲にしました。(コメント:碧)

ソロ曲コーナーについて
☆虹の彼方に・・・・映画「オズの魔法使い」の中で使われた曲。なんとこの映画、1939年に作成されたものです。そのころから現在まで親しまれてきた、とてもポピュラーな曲です。私の愛弟子「きょーこさん」のテーマ曲です。(コメント:碧)
 「いつも心に希望のともしびを・・・・」「虹の彼方には、輝く希望の未来が待っている♪」というイメージを音楽で表現します。(コメント:きょーこ)

☆エースをねらえ!・・・・とても懐かしい漫画&アニメです。ドラマ化されたのを知ると同時にあのアニメの前奏が頭に浮かび、「弾きたい〜!」という衝動に駆られました。
聞いてくださる方に「なつかしい!」って楽しんでいただけるような演奏ができたら嬉しいです。
(コメント:きょーこ)

☆さくら・・・・もう、桜の咲く季節です。私は、この曲は、卒業して友達と別れてしまうけれど、「また会おうねっ!」と約束しているように感じます。さびしいけれど笑顔でお別れする.....という感情を表現できたら良いなぁと思います。
 私の兄が、今年の春卒業したばかりです。私も1年生の課程を終了し、2年生になります。友達と別れてしまうのは悲しいし、何もかも新しくスタートするから不安だと思う。だから、きっとまた会える日を待っている”僕”の気持ちを表現して弾きたいです。
(コメント:りさ)

★めぐり逢い・・・・私のテーマソングとして、毎回弾きます。この曲に込めた思いはこちらをご覧ください。(コメント:碧)

★桜・・・・とてもシンプルな歌詞とメロディーだからこそ逆に、「来年も再来年も10年後も20年後も、ずっと一緒にこの桜を見よう、楽しいときはもちろん、どんなに辛いときでも笑わせてあげるよ、一緒に生きていこうね」という思いを強く訴えている曲だと感じます。(コメント:碧)

・・・・この曲は、1900(明治33)年に発表された「歌曲集 組曲『四季』」の4曲中の1曲です。「歌曲集 四季」は、「二重唱/花」 「独唱/納涼」 「混声四部合唱/月」 「混声四部合唱/雪」 から成っています。
作詞は、武島羽衣(1872年〜1967年)です。
 この曲は、日本人が初めて西洋音階(ドレミファソラシド)に挑戦した、とても音楽的評価の高い作品です。
今回この曲を演奏するにあたり、いろいろ調べていると、瀧廉太郎さんの偉大さが把握できました。大分県の豊後竹田にある「瀧廉太郎記念館」に行ってみたく思いました。結核におかされ23歳10か月の若さでこの世を去ったとは、とても残念です。もっと長生きしていたら、日本の音楽界はもっと違っていたかもしれませんね。
 今回は、スタンダードなジャズ・バラードにアレンジされたものを演奏します。雰囲気としてはお酒でも一杯やりながら聴くという感じでしょうか。適宜アドリブも交えながら素敵に弾こうと思います。(コメント:碧)


new 演奏日のエピソード  2004年3月30日UP

★今日は午後から雨降りとなりましたが、午前中はまさに「花曇り」といった感じで、ピアノのバックに広がる景色はよかったです。

★今日は、たまたま診察日だったということで、病棟の看護士さんに許可を得て、私の友人のKさんが聴きに来てくれていました。最後まで聴いていてくれてありがとう♪

★今日はりさちゃんも2回目の参加で、かなり落ち着いて弾けていました。

★今日の一番の事件・・・・プログラム2曲目のモーツァルトを弾き終わったときに、なにやら作業服(?)の人たちが近寄ってきて、いきなり、
 「今から写真を撮りますっ!」
と言われたので、何の写真か聞くと、
入院案内のパンフレットにハートフルコンサートの記事も載せるためということで。。。。きょーこさんはターゲットにされてしまいましたが、なんとか弾ききってよかったです。

★ミュージックベルを3人で演奏しているときにも、パチパチと数枚の写真を撮っていかれました。
いったいどんな風に写ったのか・・・・(^_^;

★「ドラえもん」、トトロの「さんぽ」の演奏の時、小さな女の子が一緒に口づさんでいるかわいい声が聴こえて来たので、私ももっともっと楽しくなって、とても楽しく演奏できました。歌ってくれて、ありがとぅ♪

★全ての演奏が終わってから、聴いていてくださった方に、
「何かリクエストがあったら、また来月に弾きますが・・・・」
と訊ねたら、「森山直太朗のさくら!」と言われましたが、来月はりさちゃんは学校があって参加できないので、私が弾こうかなーと思います。

★私は先日、大阪の生涯学習音楽指導員養成講習会で「音楽療法」の講座を受けてきました。
そこでいろいろと勉強というか、今後ハートフルコンサートで役に立つことがたくさんあったので、今後のプログラム構成や選曲は、聴いてくださっている方のためにもっともっと工夫していこうと、ますます張り切っています。(笑)


new きょーこさんの感想 2004年3月31日UP♪ 

 ハートフルコンサート出演して、まるっと一年になりました!くじけそうになりながらも、続けてきてよかったと思います。
今回も反省・感想はいろいろあります。

●いままでで一番『ドレミの歌』、上手くいった気がします。
オープニングの曲なのに、なかなか難しくて。ノーミスではありませんでしたが、集中力がうまく持続しました。これは、うれしい。今までどうしても1番目の曲ということもあって、
「練習でできたのにあれれれれ?」
っていうことばかりだったから、今回はとっても嬉しかった。いい具合に楽譜を追っていけたと思います。

●↑に書いた「集中力がうまく持続」という状態は、最後まで続いてくれました。
これは別にミスがないとか、そういうことがいいたいのではなく(ミスはしました!はい!)、ミスをしても音楽を止めない、前に前に音楽を追っていく・・・
みたいな推進力をキープできたということです。
楽譜を一心に追う…っていうのでしょうか。そういう集中力と緊張のコントロールが大分できるようになってきました。何があっても音楽を追い続けるっていうこと・・・かな。うーん、上手く言葉になりません。

一旦ピアノの前に座ったら、聞いてくださっている人のためにも、私自身のためにも、自分で自分の演奏に責任をもつということにもつながるような気がします。

●・・・とは言うものの、碧先生が上で書いていらっしゃるように、写真の「ターゲット」にされてしまいました!
しかもソロのときに(泣)。写真に撮られること自体は緊張しませんでしたが、なんだか集中力がちょっとそがれました。左手が2小節分ふっとんでしまいました。
ですが、「集中力の持続」もなんとかコントロールできてたので、とにかく右手はキープしました。悔やまれます〜。
「なんで、ここを間違える???」
という、間違える予定ではないところだっただけに・・・。
本番は何でも起こるということですね。写真のために人が動こうが、地震が来ようが、なんだろうが、楽譜と音楽だけに集中できるように心を磨き、整えていきたいです。今後の、そして多分ずーーっと続く目標であり課題です。

●ドラえもんは、上の階からの歌声にとっても励まされました。

●全体的によいコンサートだったと思います。
ミスがあっても、それをカバーしてありあまる気みたいなものが全員から出ていたような・・・。
エネルギーがぶわって広がっていくような感じ。私は別に人のオーラは見えませんが、なにかそういうポジティヴな気を感じました。
これって、多分、演奏者だけじゃくて、聞いてくださる方とか、いろんな要素がからみあって出来あがった空間のエネルギーだと思います。でも、いい感じでした。支えられました。

●コンサート後、先生からペダリングの足についてご指摘をいただきました。
そっかー、私、そんなにばったばった足をあげて振り下ろしてたのですね。無意識でした。
ハーフペダルもうまく効いていませんでした。
今後は指と耳だけでなく、足にも気をつかって弾いていきたいと思います・・・。
いろいろな気づきを頂いています。

●ハートフルコンサートの意外な効果毎月毎月ハートフルコンサートを追いかけて過ごしているうちに、余計な悩みごとや想念でいっぱいいっぱいになってしまうことがなくなりました。
日常生活の気持ちの切り替えが上手くなってきたみたいです。
人前で弾くからには、やっぱりボランティアとはいえ責任はあると思っているのですが、それがいい具合に日常生活にも反映されているみたいです。
たとえばイヤなことや悩みがあったとしても、それにずっと囚われていたら練習ができなくなっちゃいますもん。
ハートフルコンサート出演は、音楽の心やピアノの技術だけじゃなくて、日常の心がまえが変わるように、さりげなく私を促してくれています。

こういう場を与えられていることをありがたく思います。


new りさちゃんの感想 2004年3月31日UP♪

 4月30日、私にとっては2回目のハートフルコンサートがありました。
今回は、ソロがあったにもかかわらず、あまり緊張しませんでした。前回、連弾しかなかったのに緊張したのに比べれば、成長したなぁ・・・・と思います。

 ソロで弾いたのは、森山直太朗の「さくら(独唱)」です。私は今回が初めての歌謡曲でした。弾きながら歌詞を見ていたら、すごく歌っているような気分で、気持ち良かったです。間違いが少なかったのも、音符を確認するように見ていた今までとは違い、本当に自分が歌っているかのように弾けたからだと思います。
クリスマス会の失敗で、「いつも波に乗れず間違えてしまう」事を乗り越えられたみたいでうれしかったです。

 連弾では、「さくらさくら」と「春の小川」を弾きました。後になってみると、「音が小さい」とか「間違えた」とか、いろいろ気になる事はあるけれど、今回が一番流れるように弾けたと思います。
 今回は練習時間も少なく、簡単な曲しかやれなかったけれど、今度は難しい曲にも挑戦したいです。


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