ハート飾り枠
       トヨタ記念病院 ハートフルコンサート
プログラム
   演奏:丹羽 みどり/きょーこ/けいこ/ゆうみ       2003年7月29日(火)
ハート飾り枠
 
  1 (連弾)
 きょーこ&みどり
ドレミの歌 「サウンド・オブ・ミュージック」より Richard Rodgers
   
2 (連弾)
 きょーこ&みどり
恋とはどんなものかしら オペラ「フィガロの結婚」より W.A.モーツァルト
 
3 (連弾)
 きょーこ&みどり
う  み 井上 武士
 
4 (ソロ)
 きょーこ
エンター・ティナー 映画「スティング」より S.ジョプリン
 
5 (ソロ)
 きょーこ
星に願いを 映画「ピノキオ」より L..ハーライン
 
6 (ソロ)
 きょーこ
虹の彼方に 映画「オズの魔法使い」より E..Y.ハーバーグ
 
7 (連弾)
 けいこ&みどり
アンパンマンのマーチ TVアニメ「それゆけ!アンパンマン」より 三木 たかし
   
8 (連弾)
 けいこ&みどり
勇気100% TVアニメ「忍たま乱太郎」より 馬飼野 康二
 
9 (ソロ)
 けいこ
愛を感じて 映画「ライオン・キング」より エルトン・ジョン
 
10 (ソロ)
 みどり
夏の風車 ウォン・ウィンツァン
  
11 (ソロ)
 みどり
めぐり逢い TVドラマ「Age'35」より アンドレ・ギャニオン
 
12 (ソロ)
 みどり
Summer
(オーケストラ・ヴァージョン)
映画「菊次郎の夏」より
トヨタ・カローラCFソング
久石 譲
 
13 (フルート&ピアノ) となりのトトロ
 
きょーこ&みどり
映画「となりのトトロ」より 久石 譲
 
14 (フルート&クラリネット&ピアノ)
 ホール・ニュー・ワールド

 きょーこ&ゆうみ&みどり
映画「アラジン」より A.メンケン
 
15 (連弾)
 きょーこ&みどり
ヘイ・ジュード THE BEATLES P.マッカートニー&J.レノン
    
16 (連弾)
 きょーこ&みどり
世界に一つだけの花 SMAP 槇原 敬之
コメント:
連弾コーナーについて
 テーマ曲「ドレミの歌」に続き、初めの連弾コーナーでは、季節感のある曲と、どこかで聴いたことのあるクラシック曲をシリーズ化することにしました。
 中間の連弾では、アニメソングなど、よく知られている曲。
 最後の連弾では、ビートルズ・デビュー40周年シリーズ第3回目。
そしてしめくくりは、「世界に一つだけの花」これもエンディング・テーマ曲にしようかという話になってます♪

 今回は、ゆうみ(クラリネット、ウチの娘・中3です)もちょこっとだけですが、参加します。(^^) (コメント:碧)


ソロ曲コーナーについて

☆星に願いを・・・・「星は、願う人がだれであろうと差別せずに、その願いをきいてくれる優しい存在。だから、星に願いをかけて、希望をもいつも心に持ち続けようね」というように心に優しく響く曲です。(コメント:きょーこ)

☆虹の彼方に・・・・映画「オズの魔法使い」の中で使われた曲。なんとこの映画、1939年に作成されたものです。そのころから現在まで親しまれてきた、とてもポピュラーな曲です。
 私の愛弟子「きょーこさん」のテーマ曲としました。(コメント:碧)
「いつも心に希望のともしびを・・・・」「虹の彼方には、輝く希望の未来が待っている♪」というイメージを音楽で表現します。(コメント:きょーこ)

☆エンター・ティナー・・・・この曲を最初に聞いた時、チャップリンがタップダンスを踊っているイメージが頭に浮かんできました。最初に弾いてみたとき、強弱とか、フレーズの構成など、常に少しずつ予測をうらぎる曲の展開で、「わー、ほんとうに先を予測させないエンターティナーだあ」と感じました。そういう楽しさ、軽妙さが出せたらいいなー、と祈りつつ練習中です。(コメント:きょーこ)


☆愛を感じて・・・・映画「ライオン・キング」の挿入曲。
歌詞を何度も読み返し、また、先生が一番の見せ場「この部分に命をかけて」とおっしゃっていた歌詞では、「王者や放浪者の強い味方となる」の「強い」について考えてみました。
 先生は、「強い」とは、「ただ力が強いだけではなく、その中にはやさしさがある『強さ』」とおっしゃられていたことを思い出し、映画の中ではどの場面なのか考えてみました。
 いろいろとそう思えるシーンはありましたが、特に印象深いシーンは、ひねくれものライオンとの対決のシーンで、ひねくれものライオンが崖から落ちそうになったとき、シンバは助けようとして手を差し伸べたことです。
ひねくれものでしかいられないライオンでさえも、シンバは理解し、許し、信じたからそうできたのだと思います。
 自分を含めて生あるすべてのものを理解し、許し、大切にすることが自分の「強い味方」になる。なかなかそうできないでいる自分にとって、シンバや歴代の王達はあこがれです。自分は少しずつでもシンバのような「強い味方」を持てるようにしたい。
 そういった念を込めて弾かせていただきます。(コメント:けいこ)



★めぐり逢い・・・・私のテーマソングとして、毎回弾きます。この曲に込めた思いはこちらをご覧ください

夏の風車・・・・心地よい夏のそよ風が優しく回す風車。風と風車が楽しそうに会話しているかのようにくるくると回る。でも途中で風が止み、風車は少し寂しくなりました。でも、優しい風にお願いしたら、また吹いてくれました。
そよ風さん、ありがとう。 そんなイメージの曲です。(コメント:碧)

Summer・・・・2002年のトヨタ・カローラのCMで使われていた曲ですが、もともとは、北野武監督の映画『菊次郎の夏』のメインテーマ曲です。特に中間部の「そよ風が吹いているようなさわやかなメロディー」はしみじみとしていてキレイです。(コメント:碧)




演奏日のエピソード   2003年7月29日UP

 「本当に梅雨明けしたの?」と思うくらい、朝は雨が降っていましたが、丁度病院についた頃には少し晴れ間がでてきて、蒸し暑かったです。今回はとにかく、第一の感想は「暑かった」です。汗をいっぱいかきながら演奏しました。
でも、とても気持ちの良い汗でした。(^_^)

  今日も、あの「こぶしのおじさま」が聴いていてくれました。よほど音楽がお好きなんでしょうね。曲に合わせてこぶしを振り、音楽を楽しんでいただいていました。そして今日もまた、プログラムをお持ち帰りになってくださいました。
 それから、気楽に話かけていただき、とてもうれしかったです。ありがとうございました。

また、始めの連弾が終わり、きょーこさんのソロの時に、私が周りを見回したら、以前交流館のパソコン講座を受けてくださった生徒さん(白髪の素敵な紳士です)をお見かけしましたので、私はずうずうしくも近寄っていきました。
すると私に気がついてくださり、事情をお話すると、
 「じゃあ、聴いて行かないとねー♪」と言ってくださり、演奏をお聴きくださいました。ありがとうございました。(^_^)
(このサイトも観てくれたらうれしいなー(^_^;)

 それから、今回も私の親友の「キョンさん」が、またまた先月と同じく、丁度お父様診察日と重なったということで、聴いていてくれました。「ありがとね、キョンちゃん♪(^_^)」

 今日は、夏休みということもあったのか、今までで一番たくさん患者さんが待合ロビーにいらっしゃいました。
そして、中間部の連弾で「アンパンマンのマーチ」と「勇気100%」のときには、どこからかお子様連れのお母様方が集まってきてくださり、子供さんと一緒に歌を口ずさみながら聴いてくださいました。

 みなさんに音楽を楽しんでいただけることに少しでもお役に立つことができ、また、人前で演奏する機会を与えていただけるこということ、あらためて感謝です。ありがとうございます。

 それから、中間のアニメ曲2曲とフルートの「となりのトトロ」、フルートとクラリネットの「ホール・ニュー・ワールド」は、自分でアレンジした楽譜を使用したのですが、けっこう、いい出来だったと満足しました。
しかしやはり、音響設備のない場所なので、ピアノ伴奏の音量にすごく神経を使います。でも、これも「自分の音や一緒に演奏する相手の音を『よく聴きながら』全体の音楽を考えて弾くことの訓練にはとてもよい経験だと思います。

 そして、自分なりに、病院のピアノの性格(音の鳴り具合や、響き方や、タッチ、ペダルの深さなど)をかなりつかめているので、自分の弾いている音色を聴きながら、自分の出したい音をその場で作りながら弾くということを、結構、余裕でできるようになったと実感し、とても満足しています。

 ピアノは本当に生きていると思います。「2つと同じピアノはない!」からこそ、いろんな場所で、いろんなピアノを弾くことで、自分の勉強になるので、本当にこのハートフルコンサートをさせていただいていることに感謝です。
このページにアクセスしてくださっているみなさまにも、感謝です。ありがとうございます。(コメント:碧)


きょーこさんの感想♪(^_^) 2003年8月1日 UP

4回目のハートフル・コンサートでした。わー、もう、4回目!?早いです。

★全体的な感想
 今までの中で、今回が一番「周りと自分がはっきり見えた」感じがします。
別にロビーの人たちが何をやっていたとか、そういう意味ではないのですが、ピアノを弾いている自分をきちんと意識しながら、かなりの部分、音を聞きながら弾くことができました。それでいて、病院のロビーでピアノを弾いている私を心の中の私が見守っているっていうか、そういう感覚です。場所慣れしたということでしょうか?適度な緊張感とリラックスのバランスが、これまでの中では一番うまくとれたと感じました。ミスタッチをしても、次にくる休符のところで意識的に深呼吸して、ミスにいつまでも囚われないようにするっていう自分の心のコントロールがかなり上手くなった気がします。

 今回は4人でやったので、なんだかとてもうれしかったです〜。こうやって、病院にいらしてる人達とだけではなく、同じ教室でレッスンをうけている者同士がつながっていくのって、いいなーって思います。それだけで、楽しかったし、お話もできたし、はっぴぃでした。

★ソロについて、感想と学び
その1:The Entertainer
 シンコペーションをきかせたラグ・タイムで、私にとってあまりなじみがないジャンルでした。譜読みのころは、何となくぼんやりとしたイメージで弾いていたのですが、本番前の最後のレッスンを受けたあと、家でさらっているときに、次から次へとイメージが湧いてきました。
 家でのレッスンもかなり波に乗ってやれたと思います。ただ、練習時間は決定的に不足していますので、満足できる出来とはいえませんでしたが、それでも私なりの『The Entertainer』になってきたかな・・・と思います。もうちょっと弾きこんで、タッチなど上手くコントロールしながら気分を乗せていけるようになることが次回までの目標です。

その2:Over the Rainbow
 (虹の彼方に---どうしても、私のなかではOver the Rainbowという方がしっくりきます。なぜでしょう??)
 今までで一番満足できました。気持ちと音がうまく呼応してくれたと思います。ミスタッチはありましたけど、それすらも大きな心のダメージにはならないほど、気持ちが入りこんでいきました。次回までに、もっと弾きこみます。できれば自然に暗譜をしてしまうくらいに。今回、部分練習をたくさんしたのが良かったのかな。あと、イメージトレーニングというほどではないですが、電車に乗ってるときなどに、頭の中で歌いながら心の中に絵を描いていました。それも効いたのでしょうか。

その3:星に願いを
 前よりは流れがでてきたとは思うんですが・・・。どうも和音でメロディラインだして、しかも「トン・トン・トン」と音を刻むようなツマラナイ弾き方をせず、流れるように弾くのが難しいです。まだ出来てない・・・。ミスタッチこそ減ってきて、音楽としては一応まとまってるとは思うのですが。しかし…うーむ。テクニックがまだ追いついていないかんじです。要練習。気持ちの入れ具合やイメージは、だいぶ固まってきたので、あとはその気持ちをどうやって音で表現するか、です。・・・そうなんです、が、うーん、この手のアレンジはニガテなタイプかも。苦手だからこそ、チャレンジのしがいもあるわけで、これが私なりに満足して弾けるようになったら、ひとつジャンルというハードルをクリアしたことになるのかな。まだしばらく時間がかかりそうです。ハードルクリアを夢見て今後も練習です。でも、やっぱり難しい〜。


★連弾&フルート
 これも、以前より音を聞きながら弾ける(あ〜んど、吹ける)ようになりました。今までは楽譜を目で追うのが精一杯だったのですが、今回は音楽として感じながら弾けた気がします。あいかわらずミスタッチは多いし、ドジったりもしますが、今後もがんばりまっす。
 連弾、とても楽しいです。こんなに楽しいものだとは思っていませんでした。ソロとはちがった醍醐味があります。それを知ることができただけでも、ハートフル・コンサートに出させていただいた大きな成果だと思います。
 あとは、私が「あー、いい経験した」って感じるだけではなく、聞いていただいている方にとっても何かを感じてもらえるような演奏につながるといいなー。

 フルートは・・・。2週間ほど前に、「呼吸の仕方がよくなってきて、音が変わりはじめましたよ」とフルートの先生が言ってくださったこともあって、今回は高音部も不安がらずに吹くことができました。不安をかかえて吹くと、なぜか体が固くなって、逆に音がでなくなってしまうのです。でも、今回はいい具合に上半身の筋肉は弛緩し、足から骨盤にかけての筋肉はいい感じで緊張していたと思います。この感覚が体でとらえられているときは、大体呼吸の流れもスムーズなのです。あとは音に厚みがでてくれれば・・・。
 こちらもじっくり、ゆっくり、時間をかけながら、成長していきたいです。
 あ、クラリネットとのアンサンブルは当日1回だけあわせただけだったけど、かなり上手くいきました。連弾もそうだけど、他の人とあわせるのってなんかすきなんです。

というわけで、先生、聴いてくださった方、けいこさん、ゆうみちゃんに感謝をこめて。


けいこさんの感想♪2003年8月2日 UP

  今回は初めての連弾させていただきました。先生に「おんぶにだっこ」をしていただいて、なんとか曲が止まることなく弾けました。
 先生のコメントを拝読しますと、おかあさんとお子さんが合わせて口ずさんでくださった様ですが、私ははとてもじゃないけど気づくことができませんでした。
・・・(この場をお借りして述べさせていただきます。おかあさんとお子さん、気づけなくてごめんなさい。そして、ありがとうございます。)

 反省をもうしあげますと、家での練習でできるだけ譜読みをもっとしっかりしよう、ということです。
 自分はリズムが苦手です。連弾ではリズムの間違いが命取りになる恐れがあることを実感しました。 

 ソロは「2回目だから、1回目よりは良い演奏をしよう。」という思いが余計でした。変なプレシャーがかったようです。足が、がくがく振るえ、油断すると曲が止まりそうでした。
 そんな中、「こぶしのおじさま」が私の演奏の時にもこぶしを振ってくださるお姿を拝見し、「よっしゃ、」と思い、その後、頑張れました。
 主観的には無機質な演奏でした。しかし、演奏が終わったあと、先生から「前より良かったよ。」とのお言葉をいただけました。少しは成長できたのだと、うれしく思いました。

 公の場で弾くのは私にとってまさに「荒治療」です。些細なことにくよくよしない強い心がほしいです。思いっきり、マイペースではありますが、次回も頑張ります。


ゆうみの感想♪ 2003年7月31日 UP

 練習をあまりしていなかったし、きょーこさんのフルートと合わせての練習は、本番直前だけだったので、すごく不安だったけど、本番では、今までの練習の中でも、一番上手くできたので、よかった。
 聴いてくれていたおじいさんが話し掛けてきてくれて、うれしかった。
 夏休みを利用して、またやってみたいと思いました。


※ゆうみは、我が娘です(中3)。クラリネットを演奏しました。



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