2006.07.05 (水) | 暗譜について |
2006.07.06 (木) | 譜めくりの重要さ |
2006.07.09 (日) | 純粋な心の尊さと「音楽の力」に改めて感動! |
2006.08.29 (火) | 第3回 生涯学習音楽指導員 B級 養成講習会 |
2006.09.10 (日) | 「世界一受けたい授業」を観て♪ |
2006.07.05 (水) 暗譜について |
「暗譜」ってどういうことかについて、最近よく考えます。 私の尊敬する恩師・植田先生は、いつもこうおっしゃっていました。 「暗譜」できたということは、何も見ずに、その曲の楽譜が書けるということだと。 私は、確かにそう思います。暗譜した曲を弾いているときには、たいてい、 頭の中では、イメージや景色を思い浮かべていたり、楽譜がイメージの中に浮かんだりします。 しかも、すごく具体的に。 ここ、今弾いているところは、2ページ目の3段目の2小節目だわーとかって・・・・!(笑) 目は、鍵盤というか、下(手元?)を見ていることもあれば(はっきり言って、どこを見ているのか、 自分でもわかってないですが)、 宙を見ていたり、目を閉じていたりと、いろいろです。 手が、指が、自然に鍵盤に吸い付く感じ? 頭の中では、次のフレーズや音色が先へ先へと流れてきて、 そう、手と指と耳が覚えている。 そういう状態まで行くには、かなり弾き込む。 よく、「暗譜」したと言って鍵盤を必死で見て弾いている人が居ますが、 それは「暗譜」ではなくて、「暗鍵」(←造語です)いわゆる、鍵盤の位置で覚えているだけで、 そういう場合、往々にして「音楽的な演奏」ではなかったりします。 今日私は、暗譜してある曲を、ずっと目を閉じて弾けるかどうか、試してみました。 かなりミスタッチはあるものの、結構弾けました。(でももっと弾き込まないとなーって思います。 しかし、不思議なことにというか、当たり前なのですが、目を閉じて弾いていると、 音が、音色が、とても良く聴く事ができます。 だから、時々は、目を閉じて、じーーーーっと、 自分の音を聴きながらゆっくりのテンポで弾いてみるといいと思いました。 |
2006.07.06 (木) 譜めくりの重要さ |
今日、北村智恵先生のピアノ指導者ゼミ 第4回目に行って来ました。 今日のテーマは「連弾」でした。 連弾することで、生徒さんに伝えるべきことの講義でしたが、その中で、私が一番自分自身が反省したことが、 「譜めくり」です。 最近、私は、譜めくりが面倒くさいので、ついつい楽譜をコピーして、つなげて貼って、見開きにして弾いておりました。 「譜めくり」をすることによって、そのページのまたがった付近は自然に暗譜できたり、 また、連弾の場合だと、どちらが手が空いてて、右手か左手か、どちらで、 ページの上か下、どちらに折り目を付けておいて、どんなタイミングでめくればいいか、 また、曲の構成によっては、譜めくりしなくてもいい場合もあり、 「譜めくり」をすることによって、曲の構成にまで、生徒さんに伝える(教える)きっかけになるのだということ! そういわれてみれば、コピー機なんて無かった頃は、ひたすら、そうやって勉強していたなーと思い、 やっぱり、便利なものに慣れてしまうことは、よくない面も多々あるなーと、つくづく思い、反省しました。 |
2006.07.09 (日) 純粋な心の尊さと「音楽の力」に改めて感動! |
私は、去る7月7日、七夕の日に、ボランティアバンド「オブリガード」さんのお手伝いということで、 名古屋市西区にある、知的障害者更正施設よつ葉の家の「七夕コンサート」で、 ミュージックベルを持っていって、お聴きくださる方々にベルを体験していただく内容で、参加しました。 曲は、もちろん、「たなばたさま」です。 オブリガードの方が、「次は、ミュージックベルで〜す!」って紹介してくださり、 私が、簡単な自己紹介(?)をした後、 「これは何て言う楽器だか、知っていますかー!?」 と言うと、すごく元気な声で、 「知ってるー! ベルー!!!!」 という返事が返ってきました。そして私が、 「じゃあ、これ、やってみたい人いますかー?!」というと、 十数名の方が、手を上げてくださり、すごく嬉しくて、私は、ベルを渡しました。 そして、みんなで一緒に、「たなばたさま」を歌いながら、ミュージックベルの演奏をしました。 みんな、すごく嬉しそうに歌いながら、ベルを鳴らしてくださり、私は、すごく感動しました。 すばらしい体験をさせてくださったオブリガードの方々に感謝します♪ ありがとうございました♪ でも、実は私が一番感動したのは、「となりのトトロ」を、オブリガードの方々が演奏し、 オブリの方の手作りのトトロの「着ぐるみ」を着た人も出てきて、演奏したときなのです。 聴いてくださっている方々は、すごーく感動して、喜んで、 オブリの方が配った、タンバリン・鈴・その他の打楽器を持って、席から立ち上がり、 踊りながら一緒に歌ってらっしゃったことです。 私は、その光景を見て、目から涙がこぼれるのを必死でこらえていました。 あー、音楽の力って本当に素晴らしいんだーって、実感しました。 それと、本当に、嬉しいとか悲しいとか、怒りとか、そういう感情を、 人がどう思うとか、そういうことを全く気にせずに表現できる「純粋さ」に、私はすごく感動しました。 そういう意味では、私は、うらやましいと思いました。 人間って、「大人になる」と、他人の目を気にし過ぎて、本当の自分を表現できなくなりますからね。 いつまでも純粋な心でいられることって、私はすごくうらやましいことだと思いました。 私は、自分が音楽を表現するときには、誰にも遠慮なく、本当の自分をその音色に表現したいし、 (もちろん、今までもそうしてきたんですが、) これからも絶対に、他人の評価なんか全く気にしないで、自分の思ったとおりの音楽をやっていこうと 強く心に思いました。 オブリガードのみなさま、そして、よつ葉の家のみなさま、 私に素晴らしい「気づき」を与えてくださって、本当に感謝しています。 ありがとうございました。 |
2006.08.29 (火) 第3回 生涯学習音楽指導員 B級 養成講習会 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
私はこれまでに 財団法人 音楽文化創造主催の、生涯学習音楽指導員 C級 養成講習会講習を受け、 C級資格認定され、いろいろな活動を行ってきましたが、昨年夏からB級の資格を得るため、再び講習会に参加しています。 今回は、8月25日(金)〜8月27日(日)に行われた第3回目の講習会参加のため、大阪へ行ってきました。 講習の大まかな内容は・・・・
そして、各講習の感想など。 1、生涯学習関係論 日本の音楽−2 〜日本の楽器について ★C級の第3回の講習会の「日本の音楽-1〜そのあゆみと音階」のときと同じ先生で、とてもよかったと思いました。 というのは、やはり私は洋楽器の中心に今までやってきたので、どうしても日本の楽器や歴史について疎いため、 すごく興味深く受講することができたからです。 ★邦楽器の構造や音の出し方、どのような場面でその楽器が使われているかなど、すご勉強になりました。 2、音楽学習関係論 音楽学習とマルチメディアの活用 ★名古屋女子大の先生だったので、すごく親近感があったし、講習の内容も、私が実際にやっていることなどが多く、 特に目新しい内容はなかったのですが、 今まで自分がやってきたこと、そしてこれからも自分がやっていくことが、正しかったんだなーという確認ができてよかったです。 ★「サウンドロゴ」は、絶対に私も作ってみようと思います。 3、生涯学習組織論 広報活動 ★この講習の内容も、実際に私が体験したことや、実行していることが多く、すごく納得して受講できました。 ★印象に残った言葉・・・・「一番役に立つ情報は『口コミ』←だから、人間関係が大切になってくる。」 ↓ 『情報が集まれば人が集まる、人が集まれば情報が集まる。』 4、音楽学習関係論 歌唱・合唱指導法−2 ★2006年3月19日(日)〜21日(火)に参加した、B級 第1回目のときと同じ講師の方でした。 内容は、実習が中心で、指導法というよりは、自分のソルフェージュの勉強になったという感じでした。 でも、その中で、実際に今後の自分の指導に取り入れたい内容もあり、よかったです。 5、音楽学習関係論 箏合奏と合唱のコラボレーション ★C級の第3回の講習会の「歌唱・合唱指導法-1 〜発声練習の仕方と曲のまとめ方」のときと同じ先生で、 歌い方の指導の際に、注意することやその説明の仕方が、普段私が生徒さんに言っていることとほとんど同じだったので面白かったです。 ★後半は邦楽専攻の方々による箏の演奏とのコラボレーションで、 間近に十数の箏の演奏を目の前で見て聴いたのは初めてだったので、そごく感動し楽しかったです。 6、音楽学習関係論 音楽活動と著作権・著作隣接権 ★著作権については、私自身、本を出版したり、オリジナル曲を作ったりしているので、とても興味深くお話を聴くことができてよかったです。 以上、今回も、とても有意義な講習会を受講できてよかったです。これを今後の自分の活動に役立てていきます。 それから、今回で、B級資格取得のための講習が全て終了し、2003年の夏から始まったC級からの仲間の先生方とも当分はお会いできなくなるのが ちょっと寂しかったけれど、お互いにそれぞれの地域の「生涯学習音楽指導員研究会ネットワーク」で活動を進めていれば、 また必ず再会できるので、それも励みにがんばれるなーと思いました。 この3年間で、私自身も、すごく成長できたし、この3年間の講習でめぐり逢えた方々に感謝します。 ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 |
2006.09.10 (日) 世界一受けたい授業を観て♪ |
昨日の夜、「世界一受けたい授業」というTV番組がすごく面白かった。 1時限目・・・・「実はこんなに簡単だった!誰でも文字が上手くなる3つの極意」 世界的書道家:武田 双雲 先生 ★「筆脈」を考えながら書くと上手く書ける。 これは、ピアノを弾くとき、音楽でも同じだと思いました。 一つのフレーズの中の休符のときに、「休符は決して『お休み』ではなく、音のない部分で表現する音楽」 という意識を持っていればとぎれた感じにはならないし、 ピアノの場合だと、腕や手首の動きも大切。これは、空中での筆の動きと同じだなーと思いました。 ★「ただ上手いだけで、気持ちが伝わらない文字は、何の意味もない!」 という先生の言葉。 たとえば、「自信なし」という文字を書くとき・・・・ 紙の真ん中に堂々としたしっかりとした上手な字でと書くよりも、紙のすみっこによれよれの字で書いた方がよい。 うんうん、音楽と同じだー♪と私が感動して言うと、 「それが芸術だよね」と貴彦(ウチの息子)も納得していました♪ 2時限目・・・・「海の生き物たちのお宅訪問」 世界70カ国の海を制覇した男:永田 雅一 先生 ★面白い海の生物の映像と解説も面白かったけど、私が一番ウケまくっていたのは、BGMだった。
3時限目・・・・「あなたの耳は騙されている!?シャカシャカ音はなぜ耳障りなのか?」たとえば、「なんちゃらエイ(名前忘れました)の背中に乗って、らくらくと生活している魚2匹」の映像のときには、 ディズニー映画の「アラジン」の「ホール・ニュー・ワールド」が・・・・! うん、確かに、あの曲の場面と同じだわー(爆笑) ※「アラジン」では、アラジンとジャスミンが魔法のじゅうたんに乗って、いろんな世界を見て回るときに歌っているんですわ(笑) BGMを選曲した人に会ってみたいですぅ♪ 東京音大客員教授:山下 充康 先生 ★人間は、耳だけでなく「目」でも音を聴いているということがわかって「20へぇ〜!」でした。 (番組ちゃうやん汗;) ★同じ音でも、鳴る間隔が狭くなればなるほど、人間の耳には高い音に聞こえるってことで、 「メロディロード」なるものがあると知り、これもまた感動! ★同じ音を波形を逆にして同時に流すと、人間の耳には聞こえなくなる。 これを利用して市街地の騒音を防いでいるということで、これもまた「へぇ〜!」でした。 |