ハート飾り枠
   トヨタ記念病院 ハートフルコンサート   2017年9月27日(水)11:00~12:00
プログラム
演奏:Green Garden(みどり/まだむ楊/NH/優実)
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優海 オリジナル曲 作曲:丹羽みどり
2 (ピアノソロ)まだむ楊 里の秋 文部省唱歌 作詞:斎藤信夫
作曲:海沼実
編曲:鈴木奈美
3 (うた・ピアノ)NH・みどり 赤とんぼ 文部省唱歌 作詞:三木露風
作曲:山田耕作
編曲:山田香
4 (うた・ピアノ)NH・みどり Stand Alone NHKスペシャルドラマ
「坂の上の雲」主題歌
作詞:小山薫堂
作曲:久石譲
編曲:秋山しげる
5 (トーンチャイム
 ・ミュージックベル)
夕焼け小焼け 文部省唱歌 作詞:中村雨紅
作曲:草川信
6 (トーンチャイム
 ・ミュージックベル)
故郷 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
7 (ピアノ連弾)みどり・まだむ楊 虫の声 文部省唱歌 作詞・作曲:不詳
編曲:野呂芳文
8 (ギター弾き語り)ゆうみ アイ   作詞・作曲:秦 基博
9 (ギター弾き語り)ゆうみ 中島みゆき
TVドラマ『聖者の行進』主題歌
作詞・作曲:中島みゆき
10 (ピアノソロ)みどり めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲
TVドラマ「Age'35 恋しくて」BGM
作曲:アンドレ・ギャニオン
11 (う  た)全員 花は咲く 「NHK東日本大震災プロジェクト」テーマソング 作詞:岩井俊二 
作曲:菅野よう子 
ピアノアレンジ:川口晴子
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。
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曲目解説


1.みどれみ~優海
 オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れる丹羽ピアノ教室のテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優海」・・・・私は「海」が大好きなので、この曲「優しい海」を作った後に、もう一つ「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓をメインにしたため、あえて「の」を除いて「冬海」にしました。
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。

 また、この曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」で、優しい子に育つようにとの願いを込めてつけました。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いも込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.里の秋
 「里の秋」は長年にわたり小学校の教科書に採用され、
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。
戦後間もない頃のラジオ番組「復員だより」の曲として使われたそうです。
戦争に行った父の無事を祈りながら里で待つ切ない気持ちを、
秋という季節に重ねて表現できるように演奏したいと思います。(コメント:まだむ楊)



3.赤とんぼ
  今も昔も変わらない夕焼けを背景に飛ぶ赤とんぼの風景。懐かしさと同時に
今年も同様の風景を見てはこの曲を思い出します。

 これは三木露風の子供の頃の思い出です。自然の風景は同じでも現代の子供には
おそらく知り得ない現実にに気付かされます。
子守の「姐(ねえ)や」は今では祖父母だったり保育士だったりするのでしょう。
しかし、この「姐や」が実の姉ではなく、
家の人が雇った子守のお姉さんだったという事を知った時はとても驚きました。
この曲の詞からこの時代背景を知ると同時に複雑な気持ちになります。

 この美しい曲とこの美しい日本の風景が永遠に身近にあることを願いながら歌います。
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。(コメント:NH)



4.Stand Alone
 この曲は、司馬遼太郎著『坂の上の雲』をテレビドラマ化した時に
主題歌として、第1部はサラ・ブライトマン、第2部は森麻季、第3部は麻衣が歌いました。
その中から第2部の日本語歌詞バージョンで歌います。

 明治は鎖国が解かれ日本の体制が大きく変化した時代。
人々は様々な理想を語り、この時代を意気揚々と生きている印象を持っています。
しかし、日露戦争が勃発し、人々は否応無しに巻き込まれます。
悩みながら目標を定め、夢を実現するためにひた走った人生はまさに命懸けの真剣勝負、
これ程までに自己や現実と向き合って生き抜いた方々に対し、尊敬の念を抱きます。

 この曲は私自身の過去と現在を改めて見つめ直し、
私自身に正直に生きる事に対して希望や勇気を頂いています。
 音の光を感じられるように歌えればと思います。(コメント:NH)



5.夕焼け小焼け
 作詞者、中村雨紅(1897-1972)は、当時の東京府南多摩郡恩方村の神社の子(本名 高井宮吉)として生まれ、
東京府立青山師範学校を卒業後、教員をしながら後に童謡を作るようになったそうです。
 野口雨情さんと出会い、彼のようになりたい気持ちから「雨紅」の名で作品を発表されたということです。
 この「夕焼け小焼け」の詩(1919)は、学生時代に八王子駅から歩いて3時間以上もかけて
実家に帰るときの体験がもとになっているそうです。
 
 1923年(大正12年)、草川信が曲をつけ文化楽社の「文化楽譜-新しい童謡-」に掲載されたものの、
同年の関東大震災で楽譜は出回らない内にほとんど燃えてしまったということです。
しかし、関係者が持っていた13部の楽譜をもとに、全国に広まって行ったとのことです。

 東京都八王子市に「夕焼け小焼けの里」というところがあるそうなので、一度は行ってみたいと思います。

 今回は、お聴きくださる方々と共に、トーンチャイムとミュージックベルの
柔らかくて優しい音色で「音楽」を楽しみたいと思います。

 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



6.故郷
 作詞の高野辰之氏が、幼少時代を過ごした故郷の風景・望郷の思いを描写したと伝えられ、
兎を追った山は、大平山・小鮒を釣った川は斑川であるということです。

 作曲の岡野貞一氏は鳥取出身で、こよなく愛し故郷の砂丘のイメージを思い浮かべたであろうと言われています。
この歌は、大正五年(1914)「尋常小学唱歌(六)」にはじめて登場したそうです。

 この曲の歌碑が、作詞:高野辰之の出身地豊田村の、岡野貞一の出身地、鳥取市の久松公園入口にあるそうです。
因みに鳥取のキャッチフレーズは「山青き水清き ふるさと 久松山」だということです。

 今回は、お聴きくださる方々と共に、トーンチャイムとミュージックベルの
柔らかくて優しい音色で「音楽」を楽しみたいと思います。

 文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.虫の声
 1910(明治43)年『尋常小学読本唱歌』で発表され、1998年には『小学校学習指導要領』にて、
第2学年の歌唱共通教材とされています。
また、2007年(平成19年)には「日本の歌百選」に選ばれました。
当初、2番の歌詞には「きりきりきりきり キリギリス」でしたが、1932年に「こおろぎや」と改訂されました。
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


 朝晩、涼しくなり 虫の声が聞こえるようになりました。
親しみやすくて歌いやすい『虫の声』を、カッコいいアレンジで先生と連弾で弾きます。(コメント:まだむ楊)



8.アイ
 今度、「あいちゃん」という友達の結婚式で、この曲を演奏することになりました。
歌詞も曲名もピッタリすぎて、当日この曲で祝福できるのがとても楽しみです。(コメント:ゆうみ)



9.糸
 こちらも結婚式の定番ソングです。
ウエディングソング特集になってしまいましたが、幅広い世代に愛される日本の名曲だと思います。(コメント:ゆうみ)



10.めぐり逢い
 私の大好きな、カナダを代表する作曲家でピアニストのアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のソウルノートとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたTVドラマ「恋人よ」や、
様々なドキュメンタリー番組の感動の場面のBGMとしても使われていました。

 また、2013年からは、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われていました。

 原題は「Comme au premier jour」で、直訳では「1日目のように」です。
アンドレ氏ご本人が、リサイタルの時に
「邦題の『めぐり逢い』という訳は、自分の本来の意味ではない」とおっしゃっていました。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”1992年の冬。
初めて聴いた瞬間に、この曲がとても好きになりました。邦題の「めぐり逢い」という印象がとても心に強く響きました。

 それからずっと弾き続けています。
気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。

 2014年2月1日、息子の結婚式で、最後に新婦が家族に向けての手紙を読む際に、BGMとして弾きました。
 2017年3月30日、娘の優実の結婚式で、新郎入場の際にも、BGMとして弾きました。

この曲に関する思い出は、少しずつ、どんどん込められていくので、私はこの曲がますます好きになります。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.花は咲く
 2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災地・被災者の復興を応援するために
制作されたチャリティーソングで、日本放送協会(NHK)が震災後の2011年度から行っている震災支援プロジェクト
「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングとして使用されています。
国内向け放送(ラジオ第2放送を除く)・国際放送(NHKワールドTVは歌詞および出演者の英語字幕を追加表記)とも
編成の空いた時間帯を利用して随時この曲を流しています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


演奏日の感想♪   2017/9/27UP

 今日は、3曲目あたりから、一人、二人と、患者様やご家族の方々が1階の会場に集まりだし、
プログラムが終わるころには、1階には6人くらい、2階、3階にも、4人くらいの方が、お聴きくださっていました。

 ベルのコーナーでは、みなさん、楽しんでベルを鳴らしてくださいました。

 すべてのプログラムが終わったとき、
「とても癒されました、ありがとうございました」
と おっしゃってくださり、良かったです。

 また、最後にみんなで歌った「花は咲く」の時には、
涙ぐんでおられた方もいたと、あとで優実から聞きましたし、
終わった瞬間に、
「すごくいい歌だ!」
とおっしゃっていた方もいましたので、今後もしばらくは、最後の曲は「花は咲く」でもいいかな?と思いました。

 私の演奏ですが、今日は 大きな失敗もなく、良く弾けたと思います。
特に「Stand Alone」の伴奏は、前奏と間奏がやや難易度が高かったので、
結構真剣に毎日練習したおかげで、まずまずの出来でした。

 終わってからみんなでランチしているときに、NHさんが、
「Stand Alone」で、後半、転調するところの出だしの音がとても取りにくかったけれど、
楽譜には無い和音を考えてくれたおかげで上手く歌えたし、
声楽の先生にも、それはとても良い提案で、そこまで考えてくれる先生って、なかなかいないと思うよ・・・・
みたいに言われましたって、とても喜んで話してくれたので、私もうれしかったです。ありがとうございました。

 まだむ楊さんもNHさんも、落ち着いて良い演奏ができたと思います。

 優実の歌も、先月はあまり声が出ていなくて、イマイチでしたが、
今回は、声が良く出ていて、お聴きくださった皆さんにも、たくさん拍手をしてもらえたので、良かったです。
 欲を言えば、ギターがもうちょっと上手になると完璧かな~と思います。
優実さん、頑張ってください!



参加した生徒の感想

NHさん
 久しぶりの出演でした。前回、上手に声を前に出すことができなかったのですが、
今回はばらつきはあるものの全体的には前に出ていたのではないかと思います。
しかし、細かいところはまだまだです。

 2曲とも音の移動が難しかったのですが、とても楽しく演奏できました。
低音~高音の音の移動がある時の中音の部分を安定して上手に出せなかった事と
高音の部分がやや流れ気味になってしまった事が今後の課題です。
低・中音部を響かせたり全体のばらつきをなくしたりすることは難しいと思いますが、
少しずつ前進して行きたいです。

 ピアノ・ソロも連弾もそれぞれの曲想を生かして、情緒豊かにそして楽しい演奏でした。
ギターの弾き語りはとてもきれいな声で言葉一つ一つに感情が込められていて
静かに美しく会場に響き、心地よい演奏でした。

 いらしてくださった方々もご存じの曲は一緒に歌ってくださったり、ベルを一緒に演奏してくださったり、
楽しい演奏会になりました。
 演奏会終了後のご来場の皆様の笑顔が印象的で嬉しかったですし、
逆に私が元気をいただきました。ありがとうございました。



まだむ楊さん
 今回は、初っ端から大失敗をしてしまいました。
ハートフルコンサートの始まりの曲、先生のソロ演奏の『みどれみ~優海』の演奏の時、
私はレインスティックでのお手伝いをすっかり忘れていました。
先生が3回位 目で合図を送ってくださって、4回めの合図でやっと気が付いたという、うっかりミスで始まりました。
申し訳ありません。

 ソロ演奏も連弾も、大きなミスは無かったものの、ノーミスを目指していたので あまり満足出来るものではありませんでした。
今回は、NさんとYさんが2曲づつ歌ってくださり、Nさんの曲紹介では興味深いお話を聞くことができましたし、
Yさんの友人の結婚式で披露する曲の弾語りには癒やされました。
まだまだ勉強不足練習不足で失敗もありますが、少しづつコツコツと頑張りたいと思います。



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