No.35                2003年9月17日 (水)
klavier 丹羽ピアノ教室
http://www2.sinfonia.or.jp/~klavier/piano/
            

PTNAピアノコンペティションを終えて

(ホームページ「PTNAのひろば」の記事から)

  2003年7月5日(土)〜6日(日)、2003年度PTNAピアノコンペティション 豊田地区予選会が行われました。
今年の会場は 客席が1,033席の大ホール、ピアノはスタインウェイのフルコン♪(3000万円くらいのピアノです)
 審査員の先生方からも、毎回の講評のときに 「こんな良い環境で弾くことができることの幸せを感じてください。」
というコメントがありました。
 
 今回は、各級とも、大変レヴェルの高い演奏でしたので、とても勉強になりました。また、PTNA豊田連絡所の第一楽器さんのはからいで、審査員の先生方との会食会にも参加させていただき、審査員の先生方といろいろなお話をすることができ、私にとって、本当に有意義な2日間となりました。

 また、ウチの生徒のRちゃんも参加しました、一生懸命練習して参加し、がんばって弾けました。とてもよかったと思います。
今回は惜しくも予選は通過できませんでしたが、Rちゃんも私も、「弱点」を把握できたと思います。
これからのレッスンや練習でそれを克服するようにがんばりたいと思いました。

 講評や、会食会でのお話の中で、やはり、「音を聴くこと」の大切さと、「イメージを大事に弾くこと」など、話題になりました。
あと、「個性豊かな演奏の魅力」についてです。
 私なりの解釈でまとめると、楽譜からだけではなくやはり、その曲や作曲家について調べたりということが、音楽を表現する上でとても重要なポイントになり、また、その調べたりして自分なりのイメージをもち、それを音で表現することが、「個性」へとつながる。。。。ということかなーと思いました。

 というわけで、とにかく、とても有意義な2日間でした。
さあ、明日からまた、新しい気持ちでがんばるぞぉー♪ (^_^)

※ 審査員の先生方と図々しくも名刺交換をさせていただきました。その中で、HPをお持ちの先生がいっらっしゃいましたので、早々に昨日(7月5日)、リンクさせていただいたというわけです。
 ピアニスト 小倉貴久子先生のサイト http://www.h2.dion.ne.jp/~kikukohp/

 またまた、良き「めぐり逢い」がありました。とてもうれしいです。ありがとうございます。(コメント:丹羽 みどり)

 ピティナ・ピアノ・コンペティションに参加して    中村 瑠見(小6)
 7月6日、私はピティナ・ピアノ・コンペティションのC級に参加しました。少し緊張して、同じ級の子の演奏を聴いていました。みんなとても上手でした。そして、自分の番になった時、すごく緊張しました。しかし、演奏は練習の成果を発揮し、いつも通りにできました。本選には行けなかったけれど、参加してよかったと思います。なぜなら、すばらしいピアノで弾くことができたし、人の前で演奏するという経験ができました。そして、自分の弱点も分かり、練習の励みにもなったからです。
 これからも、練習をがんばっていきたいと思います。
 瑠見ちゃんのお母様より
 ピティナ・ピアノ・コンペティションは、2年ぶり六度目の参加です。娘の参加した級は、小学6年生が対象ですが、皆とてもレヴェルが高く上手でした。娘も一生懸命練習して参加しました。
 幼稚園年長で初めてピティナに参加した時、C級の子供の演奏を聴いて、あんな難しい曲を弾けるようになるのかと思ったものですが、そのC級に実際参加できるレヴェルにまで成長し、うれしく思いました。
 丹羽先生、ご指導本当にありがとうございました。


PTNAピアノステップについて

 2004年度より、PTNAピアノステップが、豊田連絡所(第一楽器 豊田店)主催で、豊田地区で開催されるはこびとなります。
ステップの概要は、以下のとおりです。

★アマチュアとして音楽を楽しみたい方、音楽を通して交流したい方、日頃の レッスンの成果を試したい方、プロを目指し、本番前のリハーサルをしたい 方など、様々な目的を持った方が参加しています。
年齢制限はなく、今までに2歳から93歳までの幅広い年齢の方が参加して います。

★指定課題曲の難易度により、全23段階のレベルが設定された【23ステップ】と【フリーステップ】があります。学習者がそれぞれのレッスンの進度に合わせた段階に挑戦できるので、目標に向かって無理なく着実にステップアップができます。

★【23ステップ】では、演奏する曲は原則として2曲。 課題曲2曲、もしくは課題曲と自由曲という組み合わせです。 自由曲は、ピアノだけでなく他楽器とのアンサンブルもOKですし、いろんなジャンルからも選ぶことができます。

★【フリーステップ】では、制限時間がそれぞれ3分、5分、7分、10分、15分、20分の6コースが設定されています。指定課題曲がないので、お気に入りの1曲を演奏したり、自作曲の発表、親子でのアンサンブルなど、自分ならではのステージを演出できます。曲目数は制限時間内なら何曲でもOKです。曲の難易度によるステップ分けがないので、初心者から上級者まで全ての方を対象にしています。

ということで、今まで丹羽ピアノ教室で「コンクール」を生徒さんたちに薦めてきた「根本的な目的=競争ではなく勉強と励みのため」という点で、まさに「コレだっ!」というものがこのPTNAピアノステップだと思います。
 
 来る 10月7日に、第一楽器豊田店において、ピアノ指導者を対象とした、「PTNAピアノステップ説明会」があります。私はそれに参会し、今後の豊田地区でのステップ開催に向けて、活動していきます。


♪クリスマスコンサート予告♪

 今年も早いもので、あと3か月あまりとなりました。そろそろ、クリスマスコンサートの曲選びの時期です。弾きたい曲を弾きたい形(ピアノソロ、連弾、アンサンブル、エレクトーンソロ、弾き語り、その他の楽器などなど)で演奏しましょう。
 特に弾きたい曲が見つからない人は、気軽に相談してくださいね♪

クリスマスコンサート(予定)
日時:2003年12月21日(日) 午後1時30分〜午後5時
会場:丹羽ピアノ教室
会費:今年から、この会も1回のレッスンということに着眼し、以下のように変更します。
    ★A,B,Cコース(毎週、曜日と日時を確定してのレッスンコース)の生徒さん・・・・無料
    ★D,Eコース(1回ごとに日時を決めるコース)の生徒さん・・・・3,000円
備考:一人1曲以上、演奏してください。ただし、「人の演奏を聴く事も勉強になり励みになる」「生徒同士の親睦」という、本来のこのコンサートの趣旨から、聴くだけ参加も大歓迎しま〜す♪


 
生涯学習音楽指導員養成講習会に参加して

(ホームページ「みどり先生のレッスン日記」の記事から)

 8月22日(金)〜24日(日)、財団法人 音楽文化創造主催の、生涯学習音楽指導員養成講習会を受講するために、大阪音楽大学へ行ってきました。とても勉強になりました。

科目 内容 講師 時間数
第1日目 1、生涯学習概論 生涯学習の意義 大阪音楽大学教授
 大前 哲彦氏
2、音楽学習関係論 生涯学習における音楽指導のあり方 岡山大学教授
 奥 忍氏
第2日目 3、生涯学習概論 文化芸術振興基本法・音楽振興法と
生涯学習音楽指導員制度
(財)音楽文化創造理事長
 嶋崎 譲氏
4、音楽学習関係論 音楽学習と情報メディアの活用 尚美学園大学教授
 石澤 真紀夫氏
5、音楽学習関係論 世界の音楽-1 大阪芸術大学講師
 北川 順子氏
第3日目 6、生涯学習概論 学習者の特性と学習の継続発展 大阪女子大学教授
 柳父 立一氏

 そして、各講習の中で、特に私の心に残ったこと。

1、生涯学習概論 生涯学習の意義
 ★学習者が主体となる指導方法!
 つまり、私なりの解釈は、指導者は、きちんと自分の教育理念を持ちながら、学習者=生徒の立場で考え、常に生徒のために努力しなければならないということ。

2.音楽学習関係論 生涯学習における音楽指導のあり方
 ★小学校の音楽の教科書にある「山の音楽家」を例にし、その原曲との違いから、「ただ、【楽しい】だけの音楽」を教えることは、どこか間違っている。
 私なりの解釈は、指導者は、常に「音楽の本当の価値を重んじ、それを学習者に伝えなければならない」

3.生涯学習概論 文化芸術振興基本法・音楽振興法と生涯学習音楽指導員制度
 ★法律における「生涯学習音楽指導員」の位置づけについて
 生涯学習音楽指導員の果たすべき役割など。

4.音楽学習関係論 音楽学習と情報メディアの活用
 ★生涯学習音楽指導における活動のねらいは、「より良いアマチュアを育てること」
 たとえ、「趣味」であろうとも、本当の「音楽の楽しさ、すばらしさ」を教えるべきである。
 シューベルトの映画を少し見せていただきました。
 「野ばら」を作曲したときのエピソードが面白かったです。

5.音楽学習関係論 世界の音楽-1
 ★「映画から見るクラシック音楽」ということで、映画と音楽の関係、また、無声映画時代から現在まで、映画で使われた音楽について、さまざまな例を見せていただきました。
これは、今後のレッスンにもおおいに役立つ内容でした。

6.生涯学習概論 学習者の特性と学習の継続発展
 ★生涯学習とは、「胎教から枕経まで」
  赤ちゃんがお母さんのおなかに居る時からすでに「生涯学習」は始まっているという実例、幼児期のさまざまな体験など、ビデオを見て学習しました。これはとても勉強になりました。
 しかし、この講習の中で、「楽しみのための音楽」と、「音大へ行くための音楽」は違うという言葉にだけは、どうしても納得できませんでした。確かに、「詰め込み教育的な音楽指導」、「試験に合格するための音楽」というもの存在はあると思いますが、本来、「音楽」とは、本当に楽しむと言うことについて純粋に考えれば、真実は一つしかないと思います。

 この講座は、7時間、最後の1時間は、グループに分かれてのディスカッションでした。そこで、私が、この点についてグループの方々に問い掛けると、みなさん、私と同じ意見でした。
 たとえ「趣味」の生徒さんにでも、いえ、「趣味」だからこそ、時間をかけてでも、本当の音楽を教えるべきだと。
 
 なにはともあれ、最近、いろんな講習やセミナーに出ても、「あ〜、そんなことはとうの昔からやってるよぉー」みたいなことばかりで、私にとっては、あまり役に立たないというか、確認で終わってしまうような内容のものばかりでしたが、今回の3日間の講習は、どれもみな、私にとって、魅力あるものばかりで、とても勉強になりました。
 既に1週間が経過していますが、その間にも、講習で得た知識を、レッスンに生かしています。特に大人の生徒さんには、講習の内容をお話して、いろいろお互いに得るものがあったと思います。
 まだ第一回目を終えたところ。あと、来年3月と8月にそれそれ3日間の講習があります。(今回と同じく、大阪音楽大学にて)
今からとても楽しみです。

 オマケ♪
 3日間の講習の3日目は、午後4時ごろ終了しました。その後、石嶺先生とお会いしました。講習を終えたばかりの私は、かなり興奮しており、石嶺先生に、講習の話をし、ものすごく盛り上がりました。また、石嶺先生からも、いろいろなお話を伺い、大阪の3日間はすごぉ〜くよかったです。結局、石嶺先生とは4時間、しゃべりまくっておりました。
 おしゃべりに夢中になり、予定していた電車に乗り遅れるところでしたが、なんとか滑り込みセーフ!!!!間に合いました。
帰りは、経費節約のため、在来線オンリーで三河安城(車が停めてあるのです)まで帰ることにしていました。
 JR大阪駅から、在来線に乗り、ほっとして石嶺先生にお礼のメールを送り終え、しばらくして、異常事態に気がついた私。
なんと、「新快速」に乗らなければいけなかったのに、「普通」だったのです、(」゜ロ゜)」 ナント!!!!
 あわてて、ろみさんにケータイからメールを送り、インターネットで京都から三河安城までの終電の時刻を調べてもらい、京都で降りて、無事「新快速」に乗り、米原、大垣で乗り換え、無事に三河安城までたどり着くことができました。
 そして、ほっとするのもつかの間、まだ、3日間の駐車料金の支払いが・・・・。
 いえね、あまり余分にお金を持っていくと無駄遣いしちゃうかもと思い、結構ぎりぎりしかもって行かなかったのよね。
 大阪駅で三河安城までの切符を買った時点で、もう安心と思い、お土産を買ってしまったの。。。。
 なんと、家に帰って財布の中を確認したら、残金13円でした。。。。(^_^;;;;
  
 乗換えでうろうろしてて乗り遅れるといけないと思い、終電の1本前を予定しておいてよかったわぁー。(^_^;;;;
結局、終電ぎりぎりで、自宅に到着したのは、午前1時でしたー。その後、ハートフルコンサートのページを更新してから寝ました。
 波瀾万丈な3日間でしたー!(汗;;;;)

みどり先生からひとこと

先日、6年前に九州に引っ越した生徒さんたち(3姉妹とそのお母様=4人ともピアノ習っていました)が、遊びに来てくれました。また、6月より、高校3年になって、以前この教室でレッスンを受けていた生徒さんが、レッスンを再開しました。
 レッスンをやめても、気軽に声をかけていただけたり、遊びに来てくれたりすることが、私にとっては、とてもともてうれしいことです。ありがとうございます。
 レッスンに戻ってきてくれることは嬉しいのはもちろんですが、たとえレッスンを再開しなくても、どこかで音楽と関わっていてくれたり、「音楽やピアノは一生の友」と思ってくれているだけで、私はうれしいです。

自宅での練習がままならなくても、先生に悪いとか、そんなことは思わずに、遠慮なくレッスンに来てくださいね。
「練習ができていなければレッスンができない、プラスになることがない」など、決してありません。レッスンに来れば必ず「何か」を得てもらえるというレッスンをする自信はあります♪
私は、みなさんにとって、「ピアノや音楽を生涯の趣味」「ピアノは友達」とすることを目標にしており、「ただピアノがじょうずになること」だけを伝えたいのではないのです。

レッスンスケジュール、催し物案内など教室の情報、みどり先生の「思い」などは、インターネットでご覧いただけます。
丹羽ピアノ教室ホームページ・・・・http://www2.sinfonia.or.jp/~klavier/piano/
Yahoo、Google、Infoseekなどの検索サイトでは、「丹羽ピアノ」をキーワードにしてください。


注意:このページを印刷する場合は、文字の表示サイズを「最小」の設定にしてください。
今回は内容が多いので、全4ページになりますが、記事は1〜3ページで収まります。(汗)

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