ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート               2011年1月26日(水)
プログラム
    演奏:丹羽みどり/りぃ/カスミン/楊
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり みどれみ~優  海 作曲:丹羽みどり
2 (電子ピアノソロ)みどり G線上のアリア    管弦楽組曲第3番(BWV1068)より J.S.バッハ
3 (ピアノソロ)マダム楊 トロイメライ 「子供の情景」より 作曲:シューマン
4 (ピアノ連弾)
カスミン&りぃ
エデンの東 作曲:L.ローゼンマン
編曲:岩崎佳子
 
5 (ピアノ連弾)カスミン&りぃ 君をのせて 映画「天空の城ラピュタ」より 作詞:宮崎駿
作曲:久石譲
編曲:高野宏美
6 (ミュージックベル)全員 たき火 文部省唱歌 作詞:巽聖歌
作曲:渡辺 茂
7 (ミュージックベル)全員 ゆ き 文部省唱歌 作詞作曲不詳
8 (ピアノ連弾)りぃ&みどり ドレミの歌 ミュージカル映画
「サウンド・オブ・ミュージック」より
作曲:R.ロジャース
9 (ピアノソロ)りぃ アメージング・グレイス 讃美歌2編167番 作詞:ジョン・ニュートン
作曲者不詳
編曲:森乃 リコ
10 (ピアノソロ)カスミン となりのトトロ 映画「となりのトトロ」より 作詞:宮崎駿
作曲:久石譲
編曲:大宝博
11 (ピアノ&電子ピアノ)
みどり&りぃ
めぐり逢い TVドラマ「Age‘35」より 作曲:アンドレ・ギャニオン
12 (うた&ピアノ)全員 生きてこそ Kiroro/TVアニメ
「甲虫王者ムシキング
 ~森の民の伝説」主題歌
作詞:玉城千春
作曲:Kiroro
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。

 今回は、愛弟子3名(りぃちゃん、カスミンちゃん、楊さん)が参加します。


曲目解説

1.みどれみ~優海・・・・オリジナル曲。「みどれみ~」は、このサイトのトップで流れるウチのテーマ曲。
「さあ、今から楽しく音楽を始めましょう♪」ってイメージで作ったので、コンサートの始まりにはちょうどいいかも?
と思います。
 そのあと、「レインスティック」の効果音に続けて、「優海」に入ります。

 「優しい海」について・・・・私は「海」が大好きなので、実は、もう一つ海の曲「冬の海」という曲も作ったのですが、
そちらの曲は、中国の楽器=胡弓の曲のため、あえて「の」を除いて「冬海」にしたため、
それに合わせて「優しい海」もひらがなを除いて「優海」にしました。
 それからこの曲名には、もう一つの意味があります。
うちの娘の名前が「優実(ゆうみ)」なので、それもひっかけてあるんです。
優しい子に育つようにとの願いも込めてつけた名前。
 だから、この曲を聴いてくださった方々の心にも、優しい気持ちがいっぱいになればいいなぁ・・・・
という思いを込めています。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.G線上のアリア・・・・原曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年から1750年)作曲、
管弦楽組曲第3番(BWV1068)の第2曲目「エア(アリア)」です。
 バッハの死後、1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)
だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
 今回は、原曲にできるだけ忠実にピアノ独奏用にアレンジされたものを弾きます。

 私はいつもこの曲を弾いていると、自分自身がすごく癒されます。
それは、J.S.バッハが教会のための音楽を作っていたことや、私がSaint Ceciliaにあこがれているからだと思います。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)


3.トロイメライ・・・・シューマンは、1810年生まれのドイツの作曲家です。
「トロイメライ」は、「子供の情景」というアルバムに収められた曲で、夢 という意味です。
ハートフルコンサートは、三回目になりますが、前回の反省点であるぺダルの踏みかえに気を付けて、
音がにごらないように、子供の頃にみた素敵な夢が思い出せるような演奏をしたいと思います。(コメント:楊)



4.エデンの東・・・・1955年公開の映画「エデンの東」のテーマ曲です。
ジェームス・ディーンが映画初主演をした有名な作品です。
この作品はまだ見たことがなかったのですが、この曲はよく耳にしたことがあり知っていました。
今回連弾をすることになったので、映画を早速見てみました。
ジョン・スタインベックの原作は、とても長い物語で映画はその最後を描いているようです。
いつか原作も読んでみたいと思いました。
ピアノを習うようになって曲を演奏するために新しい映画や物語に出会えて人生が豊かになっていくのがとてもうれしいです。
この曲を聴いて昔見た映画を思い出していただいたり、まだ見たことがない方には見てみようかなと
何かのきっかけになったり、みなさんと共感できるように心をこめて演奏したいと思います。(コメント:りぃ)



 1955年公開のアメリカ映画『エデンの東』は、ジェームス・ディーンが主演し、
エリア・カザンが監督を務めた永遠の青春映画です。
第一次世界大戦下のカリフォルニア州サーリナスを舞台に、優等生で父に可愛がられる温厚な兄アーロンと、
落ちこぼれで孤独を抱えたナイーブな弟キャルの青春と家族との確執を描いています。
レナード・ローゼンマン作曲のテーマ曲は、日本でも映画が公開された昭和30年から3年間にわたって
ヒットチャートの上位を維持していました。
このテーマ曲が流れるキャルとアブラの観覧車での愛のシーンが感動的で深く印象に残っています。
ピアノを通じて、映画『エデンの東』の世界観を美しく表現できればいいなと思います。(コメント:カスミン)



5.君をのせて・・・・1986年公開の宮崎駿監督の劇場用アニメ映画『天空の城ラピュタ』のエンディング曲です。
井上あずみさんが歌っている「君をのせて」がとても大好きでこの曲を選びました。
この映画を初めて観たのは小学生の頃でしたが、子供ながらにとても感動したのを覚えています。
何度観ても、少年パズーと少女シータの大空かける大冒険は楽しめて、
天空の城はとても美しくて、すごく切ない気持ちにもなります。
ラピュタの感動的なエンディングのシーンを思い返しながら、井上あずみさんのような
透き通った歌声のように、りぃちゃんと心をひとつにして表情豊かに演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



 宮崎駿監督の映画『天空の城ラピュタ』のエンディング曲です。
オープニングでもオーケストラの演奏で、オープニング映像に合わせとても壮大な感じで演奏されています。
 この映画を観終わった時胸の中がじわっと暖かく優しい気持ちになりました。
そして優しくあるためには、芯の強さも必要なのだとと感じました。
エンディングでは少年パズーと少女シータが守ったラピュタの綺麗な映像と合わせて、この曲がとても優しく流れています。
いつも優しいカスミンちゃんと一緒に、この曲の優しさと内に秘めた強さを表現できるように、ピアノを歌わせたいと思います。(コメント:りぃ)



6.たき火・・・・晩秋~冬といえば、私はこの曲は欠かせないです。
 この曲は、トワイライトスクールでも、毎年ミュージックベルで指導しています。
そして毎年思うことは いまどきの小学生は、歌詞にある「垣根」がわからない。
歌詞の意味を教えて、その曲がどんな意味を人に伝えようとしているのかを教えて、
その音楽を楽しむ。それがやっぱり大切なことだと思います。
 今回は、お聴きくださる方々とともに、ミュージックベルでこの曲を楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



7.ゆき・・・・冒頭の歌詞を「雪やこんこん」と歌ってしまいがちですが、正しくは「雪やこんこ」なのです(笑)。
上記「たき火」と共に、冬に親しまれている唱歌で、文化庁・(社)日本PTA全国協議会が実施している
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に入っています。
 今回は、お聴きくださる方々とともに、ミュージックベルでこの曲を楽しみたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



8.ドレミの歌・・・・ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」で登場する曲のひとつです。
子供のころよく歌っていましたが、大人になってジュリー・アンドリュース主演の映画をみて、
物語の中で登場する曲だと知りました。そして何回もDVDを見ちゃうくらいこの映画を大好きになりました。
映画では、ヒロインであるマリア先生がトラップ一家の子供達に音階(ドレミ)を教える場面で、
この「ドレミの歌」がマリア先生と子供達によって歌われています。きれいな景色の中でとてもすてきなシーンです。
 日本語の歌詞ではドはドーナッツ、レはレモン、ミはみんな・・・いう歌詞ですが、アメリカのドレミの歌の内容はかなり違っています。
原曲では「ド」の音は「鹿(ディアー)」だったり、「シ」の音は「ティ」と発音し、紅茶(ティー)とジャム付きパンが登場します。
とてもおもしろいなぁと思いました。きっとみなさんがよく知っている曲♪一緒に歌っていただけるように
憧れのアレンジで先生と一緒に楽しんで演奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 
 私は、音楽によって人の硬くなな心を変えていった「マリア先生」のような先生になりたいと、ずっと思っていました。
そして、半年ほど前に、ようやく、「サウンド・オブ・ミュージック」のDVDを購入しました。
その中の特典映像に、マリア先生ご本人のインタビューがあり、なんと!誕生日が私と同じ、1月26日であることを知りました。
そして、今回のこのハートフルコンサートは、まさにその日!
 心を込めて弾きたいと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



9.アメージング・グレイス・・・・2003年にドラマ「白い巨塔」の主題歌にも使われたとても有名な曲です。
この曲も私の大好きな曲です。とても美しいメロディーで、ジョン・ニュートンの歌詞には
神の恵みへの感謝がつづられています。
私も日々生かしていただいていることや、いつもいろんな方たちに支えられていることを感謝しながら演奏したいです。
今回はジャズ風で、遠くからバグパイプがだんだん近づいてきたり、
メロディーが輪唱のように追いかけっこしたりするおしゃれなアレンジでピアノにたっぷり歌わせれたらいいなぁと思います。
(コメント:りぃ)



10.となりのトトロ・・・・1988年公開のスタジオジブリ製作のアニメ映画「となりのトトロ」のエンディングテーマです。
昭和30年代前半の日本を舞台にし、田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ、メイ姉妹と
不思議な生き物「トトロ」との交流を描いた夢あふれる作品です。
子供のころから何度も観た映画だけど、どれだけ年齢を重ねても素直に楽しめる映画です。
童心に帰ったつもりで楽しく演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



11.めぐり逢い・・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。
私のテーマソングとして毎回弾きます。

 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」で
BGMとして使われていましたが、実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送された
ドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても、
絶対に飽きないし、そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を
心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)




12.生きてこそ・・・・この曲の歌詞は、こう始まります。
 ママ 私が生まれた日の空は どんな色? パパ 私が生まれた日の気持ちはどうだった?

 サビでは
 生きてこそ 生きてこそ 今ここから始まる
 生きてこそ 生きてこそ 広がってまたつながる

 生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢
 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く





 生きる力をもらえるって感じの歌で、まさに病院で演奏するにピッタリだと思います。
また、毎月私が講座を担当している名古屋市内の小学校のトワイライトスクール(ブログへリンク)でも、
毎回講座の最後にみんなで歌っています。子どもたちもこの曲が大好きになりました♪

 これがテレビアニメの主題歌だったということも、子どもたちに自然に気持ちが伝わるような気がするので、
とってもいいなーと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2011年1月26日以降にUPします♪

 今日は、1階の席には、ポツンポツンと聴きにきていただいた方だけで、
ずっと座っておられる方がいませんでした。
2階・3階には、ちらほらと顔をのぞかせて、聴いている方がいらっしゃいました。

 ベルの時には、人がいなかったので、急遽、メロディー奏をして楽しみました。
病室には、ベルの音色が届いたと思います。

 今回から、マダム楊さんも毎月参加ということになり、これからも楽しみつつ続けていこうと思います♪

 楊さんの感想♪   2011年1月26日UP
 
 私にとっては、3回目のハートフルコンサートですが、回を重ねても、やはり、緊張します。

 一つは、練習不足なのですが・・・
ペダルに重点を置いて練習したつもりですが、
足に気をとられると、テンポが、遅くなったり、強弱が、つけられなかったり・・・と
なかなか、うまくできないものだなぁと、ため息ばかりでます。

最初から3音目を弱く弾いたら、音が出なくて弾きなおす、
そんなハプニングもあり、反省しています。

 先生からは、音がつながっていなかった と注意をいただきましたが、やはり・・・と納得しました。

振り返るとペダルや、一つ一つの音に意識が集中してしまい、
曲全体をイメージして弾いていなかったと後悔しています。

もっと深みのある演奏ができるようにこれからも練習に励みます。
new  りぃちゃんの感想♪   2011年1月27日UP

 今年初めてのハートフルコンサート。今年も1年間通してハートフルコンサートに参加できるよう
がんばっていきたいと思います。毎月何かひとつ目標をたてて演奏していこうと思い、
今月はなるべくあがらずに演奏に集中できるようにすることを目標にしました。

 練習のときから深呼吸をして集中すれば弾ける!と心でつぶやいてから演奏するようにしたら、
本番も同じようにして演奏をするようにしたらいつもより集中して演奏することができました。

 連弾は下のパートのとき、アシストペダルをつけて演奏しようか迷って2曲目で上のパートに交代することもあって
スムーズに交代できるようにつけずに演奏をしたら、ペダルが切れ切れになってしまいました。
家や教室のペダルより病院のピアノは少しペダルの形も違い短いことと、
遊びが多く深めに踏んで素早く踏み変えないといけないと思いました。
連弾のときはソロの時より椅子が移動してペダルから遠のくことがあるので、
大人でアシストを付けるのはちょっと恥ずかしいですが、きちんとした音を届けるには必要だと思いました。

 先生との連弾は、先生がテンポをおとして一生懸命リードして演奏してくださいました。
テンポや伴奏の大きさを先生がすごく気を使い演奏してくださったので、先生の音をなるべく聴くように演奏しました。
まだミスタッチとメロディーがしっかり歌えてなかったので、来月は先生が気持ちよく演奏できるよう練習を重ねたいと思います。

 ソロは、今までの中で一番落ち着いて演奏ができましたが、苦手な三連符の頭に休符がある入りとリズムが
きちんと三連符になっていませんでした。
 あと、先生に病院のピアノはタッチが重いので、しっかりとしたタッチでないと音がかすれてしまったり、
強いタッチになりすぎると音が出すぎてしまうことを教わり、しっかりとしたタッチだけど柔らかく…。と勉強をしたので
来月はペダルや連弾のバランス、タッチなど細かいことも集中して演奏できるようにすることを目標にしたいです。
今日も聴いてくださったみなさんありがとうございました。

new カスミンちゃんの感想♪   2011年1月27日UP

 今回のハートフルは、1階のコンサート場でお聴き下さる方が少なかったので、
いつもよりも緊張が少なく気持ちを込めて演奏できたと思います。

 本番前には少し時間があったので、ピアノ椅子に座って自分の椅子の高さを確認しました。
「上から5段目」と覚えておいたので、本番で焦ることなくスムーズにできたので良かったです。

 ピアノ連弾「エデンの東」は、ミスタッチが多く歌うように演奏できませんでした。
出だしもレッスンで合わせた時のようにできずテンポを遅めにしてしまい、
りぃちゃんに入りづらい状況にさせてしまったので、次は気をつけて演奏していきたいです。
「君をのせて」は、音も抑えめにバランスに気をつけて気持ちを込めて演奏できました。
りぃちゃんの音を良く聴いて、合わせるタイミングも息ピッタリでした♪とても楽しかったです。

 ピアノソロ「となりのトトロ」は、ミスタッチが目立ってしまいましたが、
強弱に気をつけながら意地でも止まらずに演奏できました。
今年の目標「止まらずに演奏する」は、1月は達成できて今年良いスタートとなりました。

 ミュージックベルでは、1階は人がいなかったので4人で演奏をしました。
右手に2本、左手に2本持って、ベル同士がぶつからないように持ち方をみどり先生に教えていただき、
少人数でもとても豪華な演奏になり感動しました。

 来月はもっと良い演奏ができるように、気持ちを込めて練習を頑張ります。




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