ハート飾り枠
         トヨタ記念病院 ハートフルコンサート                  2013年11月27日(水)
プログラム
        演奏:丹羽みどり/小坂隆司/りぃ/カスミン
ハート飾り枠
 
1 (ピアノソロ)みどり めぐり逢い 「トヨタ TOYOTOWN」 CM曲 作曲:アンドレ・ギャニオン
2 (ピアノソロ)カスミン ムーンリバー 映画「ティファニーで朝食を」より
作詞:ジョニー・マーサー 
作曲:ヘンリー・マンシーニ
編曲:鈴木奈美
3 (ピアノソロ)りぃ 里の秋(ジャズアレンジ) 文部省唱歌 作詞:斎藤信夫 
作曲:海沼実 
編曲:川田千春
4 (ピアノ連弾)カスミン・りぃ 上を向いて歩こう 坂本九 作詞:永六輔
作曲:中村八大
編曲:小野佐知子
5 (ミュージックベル)全員 故郷 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
6 (ミュージックベル)全員 夕焼け小焼け 文部省唱歌 作詞:中村雨紅
作曲:草川信
7 (フルート・ピアノ)小坂隆司・りぃ・みどり 歌の翼に 歌曲『6つの歌』作品34の2 作曲:メンデルスゾーン
フルートアレンジ:大石三郎 
ピアノアレンジ:山田香
8 (フルート・ピアノ)小坂隆司・みどり もみじ 文部省唱歌 作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
編曲:
9 (フルート・ピアノ)小坂隆司・みどり 里の秋 文部省唱歌 作詞:斎藤信夫 
作曲:海沼実 
編曲:
10 (フルート・ピアノ)小坂隆司・みどり 川の流れのように 美空ひばり  作詞:秋元康
作曲:見岳章
編曲: 
11 (フルート・ピアノ)小坂隆司・みどり さんぽ 映画「となりのトトロ」より 作詞:中川李枝子
作曲: 久石譲
編曲:
12 (うた&ピアノ)みどり・りぃ 私にできること KOKIA 作詞・作曲:KOKIA
印は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」に選ばれている曲です。


曲目解説

 今回は、生涯学習音楽指導員研究会ネットワーク・愛知がきっかけで親しくしていただいている小坂隆司さんを招いて、
フルートの演奏を5曲、お贈りします。(プログラム7~11番)



1.めぐり逢い・・・私の大好きなアンドレ・ギャニオンの代表的な曲です。私のテーマソングとして毎回弾きます。
 この曲は1996年4月オンエアされた柴門ふみ原作のTVドラマ「Age'35 恋しくて」でBGMとして使われていましたが、
実はそれよりも前に、1995年10月~12月に放送されたドラマ「恋人よ」や、様々なドキュメンタリー番組のBGMとしても使われています。

 また、最近では、トヨタ自動車の「トヨタウン」のCMでも使われています。

 しかし、私が初めてこの曲と”めぐり逢った”のは、確か、1992年の冬だったと思います。
それからずっと弾き続けています。気に入った曲は、どれだけ弾いても、何年経っても絶対に飽きないし、
そのときそのときで、違う、いろんな「めぐり逢い」を心の中に思い描きながら、弾くと、とても気持ちがいいです。 
これからもずっと、「めぐり逢えた」人々に対して、
『ありがとう、あなたにめぐり逢えて私はとても幸せです』
という「感謝の気持ち」をこめて弾き続けていこうと思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



2.ムーンリバー・・・・1961年に公開されたオードリー・ヘプバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌です。
この歌は、作詞家ジョニー・マーサーの故郷、南部ジョージア州サバナにある「バック・リバー」という川の水面に月光が映る様子と、
オードリー・ヘプバーン自身をイメージして作られたのだそうです。
映画の中で『ムーン・リバー』は、冒頭やラストシーンなどで大きく3回流れますが、
オードリーが窓辺でアコースティックギターをを弾きながら歌ってるシーンがとても印象的でした。
気持ちを込めて、聴いて下さる方々に楽しんでいただけるような演奏が出来ればと思います。(コメント:カスミン)



3.里の秋・・・・この曲は、「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれている秋の叙情歌で
私も大好きな曲です。
 歌い始めが1番は「静かな静かな 里の秋」2番は「明るい明るい 星の空」
3番は「さよならさよなら 椰子の島」と同じ言葉を2回繰り返す歌詞で、
その先に続く戦争へ行ってしまった父へのせつない想いや、父の帰りを祈る母子の優しい想いが、
より深く響いてくる感じがします。
そのイメージを音色で表現できるように、深くたっぷりピアノで歌えるように演奏できたらいいなぁと思います。(コメント:りぃ)



4.上を向いて歩こう・・・・ 1961年に発表された坂本九さんが歌う名曲です。
「~親から子、子から孫へ~親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも選ばれています。
子供から大人まで幅広い年代に親しみのある曲だと思います。
とても悲しい歌詞の曲ですが、明るく軽くスイングしたメロディーが、悲しみを前向きな気持ちにさせてくれる不思議な曲だと思います。
私も下を向かずに、胸をはって上を向いてピアノを弾けたらいいなぁと思っています。
カスミンちゃんと気持ちをスイングさせて演奏したいです。(コメント:りぃ)


 1961年に発表された坂本九さんによる日本の歌曲です。
元々は作曲家の中村八大さんが、自身のリサイタルのために制作した楽曲でしたが、
坂本九さんのマネージャーの推薦により、シングル曲としてレコーディングされ、大ヒットとなりました。
更に、海外では「SUKIYAKI」と名前を変えて世界約70ヵ国で発売され、総売り上げ枚数は1,000万枚を超える
世界的大ヒット曲となりました。
落ち込んだ時に下を見て歩いていると、気持ちも下向きで自分しか見えなくなってしまうけど、
上を向いて歩けば、弱い気持ちも上向きになって、きっとまた素敵な世界が広がる、
そんな前向きで、元気になれる素敵な歌だと思います。
楽しいメロディーで、気持ちを込めて演奏したいと思います。(コメント:カスミン)



5.故郷・・・・作詞の高野辰之が幼少時代を過ごした故郷の風景・望郷の思いを描写したと伝えられ、
兎を追った山は、大平山・小鮒を釣った川は斑川であるということです。
 作曲の岡野貞一は、鳥取出身で、こよなく愛し故郷の砂丘のイメージを思い浮かべたであろうと言われています。
この歌は、大正五年(1914)「尋常小学唱歌(六)」にはじめて登場したそうです。
 この曲の歌碑が、作詞:高野辰之の出身地豊田村の、岡野貞一の出身地鳥取市の久松公園入口にあるそうです。
因みに鳥取のキャッチフレーズは「山青き水清き ふるさと 久松山」だということです。
今回は、お聴きくださる方々と共に、ミュージックベルの柔らかくて優しい音色で「音楽」を楽しみたいと思います。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



6.夕焼け小焼け・・・・作詞者、中村雨紅(1897-1972)は、
当時の東京府南多摩郡恩方村の神社の子(本名 高井宮吉)として生まれ、東京府立青山師範学校を卒業後、
教員をしながら童話後に童謡を作るようになったそうです。
 野口雨情さんと出会い、彼のようになりたい気持ちから雨紅の名で作品を発表されたということです。

 この「夕焼け小焼け」の詩(1919)は、学生時代、
八王子駅から歩いて3時間以上もかけて実家に帰るときの体験がもとになっているそうです。
 
 1923年(大正12年)、草川信が曲をつけ文化楽社の「文化楽譜-新しい童謡-」に掲載されたものの、
同年の関東大震災で楽譜は出回らない内にほとんど燃えてしまったということです。
しかし、関係者が持っていた13部の楽譜をもとに、全国に広まって行ったとのことです。

 東京都八王子市に「夕焼け小焼けの里」というところがあるそうなので、一度は行ってみたいと思います。

 今回は、お聴きくださる方々と共に、ミュージックベルの柔らかくて優しい音色で「音楽」を楽しみたいと思います。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)




7.歌の翼に・・・・クラシックの作曲家メンデルスゾーンが作曲した歌曲です。
歌詞はドイツの詩人ハイネの詩で、歌の翼に恋人を乗せ、ガンジスの美しい野で幸福な夢をみようといったロマンティックな詩です。
アルペジオの伴奏に優しいメロディの翼を乗せたとてもきれいな作品だと思います。
歌詞にもスミレの花やバラの花が出てくるので可憐な音色をイメージして演奏できたらいいなぁと思っています。(コメント:りぃ)



8.もみじ・・・・1911年(明治44年)『尋常小学唱歌(二)』にて発表された曲です。作詞者の高野辰之は、碓氷峠にある信越本線熊ノ平駅(現在は廃線)から紅葉を眺め、その美しさに惹かれてこの詞を作ったということです。
今回は、民謡調のようなにぎやかなアレンジです。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



9.里の秋・・・1945年(昭和20年)12月24日、ラジオ番組「外地引揚同胞激励の午后」の中で、全国に向けて放送された。<BR>
放送直後から多くの反響があり、翌年に始まったラジオ番組「復員だより」の曲として使われたそうです。<BR>
 1番ではふるさとの秋を母親と過ごす様子、2番では夜空の下で遠くにいる父親を思う様子、<BR>
3番では父親の無事の帰りを願う母子の思いを表現しています。<BR>
 秋の曲で私が好きな曲の一つです。歌詞は、ちょっと悲しいですが(戦争に行ってしまった父親を思い出しながら、栗をたべるところ)
秋のしみじみとした情景を想像できると思います。(コメント:Saint Cecilia/みどり)



10.川の流れのように・・・・1989年1月11日に日本コロムビアより発売された美空ひばり(1989年6月24日、52歳で死去)の
遺作と言える楽曲です。今は亡き父もこの曲が大好きでしたので、小坂さんのフルートの素敵な音色を楽しみつつ伴奏します。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



11.さんぽ・・・・1988年4月16日に東宝系で日本公開されたスタジオジブリの映画「となりのトトロ」の曲。
映画の舞台は1958年(昭和33年)の(設定上は昭和30年代前半)日本。
田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ、メイ姉妹と、“もののけ”とよばれる不思議な生き物「トトロ」との交流を描いたファンタジー。

 映画公開から既に21年経っているにもかかわらず、子どもから大人まで 人気の曲です。
この曲を歌ったり聴いたり演奏したりすれば、元気になれる曲だと思います。

 私は2009年7月に、生涯学習音楽指導員A級資格認定の最終面接=口頭試問のため、東京に出かけた時に、
三鷹の森 スタジオジブリ美術館へ行きました。そのときの楽しかったことも思い出しながら弾きたいと思います。
(コメント:Saint Cecilia/みどり)



12.私にできること・・・この曲はKOKIAさんが、新潟県中越沖地震の際、提供したということです。
歌うこと(音楽)で、たくさんの人を救おうという気持ちが込められた歌詞が印象的です。(コメント:Saint Cecilia/みどり)


 この曲をテレビで初めて聴いたとき、私の気持ちに歌詞がぴったりで、「この曲を弾き語りで歌いたい♪」と、ひと耳惚れした曲です。
あわてて曲名と歌手名をメモにとりいろいろ調べて楽譜を買いました。
ハートフルコンサートに毎月参加させてもらい、ボランティアという形で演奏させてもらっていますが、
私のつたない演奏にもみなさん笑顔で拍手をくださったり、話しかけてくださったり、私自身の方がみなさんにいつも励まされて、
勇気をもらって逆にボランティアを受けている感じです。
なにかの縁でそのとき出会えたみなさんに感謝の気持ちと、病気のこと…がんばりすぎずに、でも生きることを諦めずにいてほしい…。 
そして今は、東日本大震災で被災された方々にも届くよう、心をこめて伴奏したいと思います。(コメント:りぃ)


 演奏日の感想 (Saint Cecilia/みどり)   2013/11/29UP♪

 今回は、生涯学習音楽指導員研究会ネットワーク・愛知がきっかけで親しくさせていただいている
小坂隆司さんに演奏をお願いし、フルートの演奏をたくさんしていただきました。
 演奏後、お聴きくださった方が小坂さんに
「とても癒されました、ありがとうございました」
とお話になっているのを聴き、本当によかったなぁと思いました。
小坂さん、ありがとうございました。また時々、都合の良いときによろしくお願いします。

 さて、今回は、とてもいいことがありました。
11時になったので、「始めます」と言ってプログラム1曲目に私が「めぐり逢い」を弾き始めたのですが、
小坂さんは、私が練習で弾いていると勘違いされていて、
ピアノの近くにいらっしゃった気配を背後で感じました。
私は、以前、この曲をフルートとアンサンブルしていただいたことがあったので、
即興で演奏してくださるのかしら~?と思いながら弾き続けていました。

 コンサート終了後に、
[もう始まっているとは知らずに、音を合わせるために、ラの音を頂戴!って言おうと思ったけど、
すごく真剣に弾いているので、話しかけられなかったけど、
あれは、もう始まっていたのね、話しかけなくてよかった・・・・(笑)
ごめんね、弾いているときにごそごそ動き回っちゃって・・・」
というようなことを教えてくださいました。

私は、
「いえいえ、逆に、気を散らさず、自分が弾いている音楽に集中してきちんと弾く訓練になってよかったです!」
とお答えしました。
本当にそう、久々に、集中訓練できてよかったです♪ありがとうございました♪

 りぃちゃんの感想♪   2013/11/29UP

 今月のハートフルはフルートの小坂さんが参加してくださり5曲演奏してくださいました。
レパートリーがいっぱいですごいなぁ…と思います。

 その中の1曲、私も小坂さんのお力をお借りして一緒にデュエットさせてもらいました。
家でも合わせ練習のときももう少し音がちゃんと出ていたのですが本番では思うように息をしっかり吸うことができず
出だしの音がしっかり出ずに途中からだんだん出てくるという感じになってしまいました。
家での練習も出だしをきちっと出す練習をしたいと思いました。

 小坂さんのフルートは今回もとてもきれいな音色が病棟に広がっていき、聴いてくださっていた方たちが
”ぐっ”と惹きこまれていく雰囲気を感じました。

 小坂さんがランチのときに「ボランティアや演奏会で演奏する回数がもうすぐ300回になりそうだよ。」と
話して下さいました。

 私もピアノもフルートもまだまだ安定した演奏が毎回できず、いい時と悪い時がある状態なので
人前で演奏させていただく機会の1回1回を大切にいつか心が伝わる演奏を安定してできるように
なりたいなぁ…と思いました。

 来月は今年最後のハートフルコンサート。今年1番の演奏ができるようにがんばりたいです。

 カスミンちゃんの感想♪   2013/12/1UP

  今月のハートフルは、1階の会場と、2、3階の吹き抜けから覗いてくださる方など、
たくさんの方が聴きに来て下さいました。
お一人おひとりにプログラムをお渡ししていると
「さっき2階でプログラムを見ました」と1階の会場まで足を運んでくださった方もいて、
感謝の気持ちでいっぱいでした。

 私のソロ「ムーンリバー」は、ほとんどミスタッチなく演奏できたのでよかったです。
3日前に参加したPTNAピアノステップでも演奏し、たくさん練習をしたことで、
自信を持って気持ちを込めて演奏できたと思います。
次回のハートフルでは、もっと強弱の幅をつけて、表現豊かな演奏になるようにがんばりたいです。

 連弾「上を向いて歩こう」は、りぃちゃんと息ぴったりで楽しく演奏できてよかったです。

 うた「私にできること」は、皆さん歌詞を見て聴いてくださっていたので、
りぃちゃんの優しい音色に合わせて、気持ちを込めて歌うことができたと思います。
皆様から大きな拍手をもらい、心から嬉しかったです。

 今回、窓越しに見える紅葉の景色の中の演奏は、とても気持ちがよかったです。
小坂さん、みどり先生、りぃちゃんのアンサンブルは、
会場の方々が引き込まれるように聴いているのを感じました。
色々な面で刺激になり、とても勉強になりました。

 今月より、ピアノ歴8年目を迎えました。
ハートフルコンサートに参加させてもらい、人のためにがんばれることで、
ここまで長く続けられたと感じています。
ピアノは楽しいので、これからもずっと続けていきたいと思います。




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