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2005年末の作文

※文中の緑色の文字は私からのコメントです。

 クリスマス会の感想    I.S.さん 

 当日朝9時30分。
私  「実は今日、この2曲をクリスマス会で弾くことになったんだ。」
家内 「・・・・(笑いながら)そんな、ぼろぼろの演奏でいいの?!」
私  「・・・いや練習のつもりでいくからいい。」
と言いつつ10回ぐらい練習。ところが次第に焦りが出てきた。何と何度やっても修正できない。困った。
いっそのこと、この曲やめて「恋人よ」だけにするよう先生にお願いした方がいいかも。
でも今更急に変更するのは男として情けない。落ち着いて譜面をみながらゆっくり演奏すればいいんだ。
たとえいつも経験する「頭が中まっ白」(実物もそうなんだが・・)・・それもいい経験のひとつになる。

 そして、本番。先生が普段口癖のように言われるのが頭をかすめる。
「失敗しても絶対に前に戻らないこと。ミス・・それは過去のこと。未来に前進のみ。次に進むこと。」
 またまた、ひとつの躓きでそれからは、めちゃくちゃになってしまった。
強引に曲を中断して「恋人よ」を自分の演奏を聴きながら最後まで演奏した。
多少のミスがあったものの自分ではよく出来たとおもう。
 再び家内に言うと
「あんな演奏だったら聴く人がかわいそう・・」
と酷評された。
「ぐやじいーーーー!」

 「恋人よ」は2年になる。たしかに練習量は格段にちがった。「シバの女王」はたかだか5ヶ月。
ところが前者は暗譜で弾ける。後者は暗譜してないから、譜を追いながら弾くしかない。
当然譜面を鍵盤を目で交互に追いながら弾くしかない。その差は大きい。
ちょっとでも間違って目線を外すとアウトだ。ましてや瞬時に符を読める力がないのだから当然ミスがでる。
ミスの連続になる。そして頭が白くなる。聴いている人に申し訳なく思ってしまう。
なぜならこんな場で練習を聴かされたらイヤになってしまうと思うから。

 自分としては、やはり曲を暗譜できるようになるまで練習するしかない。
「恋人よ」を教えてもらっているとき、先生から
「曲のどこからでも弾けるようにしたほうがいいよ」
といわれて思わず唸った。そうだ、そうなんだ。自分は今まで最初から最後まで通しての練習が練習だと思っていた。最近 1か月は部分練習を徹底的にやった。
 そしたら、妙なことにどこでミスしても再起して、続けて演奏できるという変な自信がでてきた。ついつい最近のことである。

 そしてその自信が、自分の演奏を耳で聴きながら、自分本位ではあるが、その音を楽しみながら弾く事が出来るようになった。 余裕といったらおこがましいかも。
 新しい年を迎えるにあたり、来年も新たな曲にCHALLENGEするよう決意を新たにした今日このごろである。


※私はこの感想の中で一番心に残った言葉は、
聴いている人に申し訳なく思ってしまう。
なぜならこんな場で練習を聴かされたらイヤになってしまうと思うから。

です。
 自分ひとりで自分の家で弾いて、自己満足しているだけならどんな風に弾いてもいいと思うけど、
やっぱり「人に聴いてもらいたい」のであれば、
聴く人の立場になって、そこに「思いやりの気持ち」がないといけませんよね。
人に対する思いやりの気持ちがあれば、自分もそれなりの演奏をしたいと思い、頑張れるから。
 IS.さんが途中で真っ白になっちゃったとき、私は、助けに行きたかったけど、我慢していました。
なぜなら、ステージでは、頼れるのは自分だけだし、その自分を支えてくれるのは、
やっぱりそれまでの自分の練習内容や、その曲とどう付き合ってきたかということだと思うからです。
 それに、生徒さんには、やがては一人できちんと弾ける力をつけてあげたいと思っているからです。
(親ライオンが子ライオンを谷底に突き落とすような気持ちかな・・・・。)
 なんだか人が生きていくことと同じような気がします。それまで自分がどんな経験をして生きてきたのか、
何か困難に出会ったときにどう対処してきたか?
 I.Sさんは私なんかよりも数段人間ができているので、きちんと自分で対処され、流石だなーと、感動しました。
そんな方を生徒さんに持った私は、なんて幸せなんだろうと思います。
 まだまだ頼りない「親ライオン(?)」な私ですが、これからも、音楽を楽しむお手伝いをさせてくださいね。


 クリスマス会の感想と来年の目標   R.O.さん

 初めてクリスマス会に参加しました。発表会とはまた違った和気あいあいな雰囲気で、
年齢、性別、楽器、ジャンル問わずみんなでひとつになって音楽を楽しめてうれしかったです。
とても素敵なクリスマスになりました。またまたいい思い出がひとつ増えました。

 自分の演奏は、まだまだあがってしまい、人前で落ち着いていい演奏ができるようになるまでには、
もっともっと努力が必要だと思います。あがらずに演奏するってほんとうに難しいですね。
 司会をしてくれていた瑠見ちゃんは、最後の出番で司会もこなしながらなのに、
落ち着いて演奏できていて、すごく感心しました。見習いたいです。

 ピアノ教室に通うようになって、今年1年テレビや映画、街で流れる音楽によく耳を傾けるようになりました。
「あ、素敵な曲!ピアノで弾いてみたいな・・・。なんていう曲だろう・・・。」
弾いてみたい曲がたくさんになりました。(自分の腕がまだまだなのですが・・・汗)
あまり好きじゃない食器洗いも、レッスン中の曲を鼻歌で歌いながらだと、ちょっと楽しい・・・。
ピアノと先生と出会えてとてもよかったです。

 来年の私の目標は、
  ♪人前でもあがらずにいい演奏ができるようになりたい。
  ♪1音入魂、気持ちをこめて演奏できるようになれたらいいなぁ。
  ♪まだまだ肩や手首に力が入ってしまうので、力を抜いて弾けるようになりたい。
  ♪基礎練習もしっかりやりたい。欲張ってたくさん書いてしまいました・・・。

 来年も、ピアノ教室のイベントなどに参加させてもらい、いろんな方と出会い、音楽を楽しみたいと思います。
とってもどんくさくって手のかかる生徒ですが来年もよろしくお願いします。
優しい音色でピアノが弾けるおばあちゃんめざして頑張ります。


※R.O.さんは、今年は4月の発表会に始まり、ピアノ・ステップやハートフルコンサートにも参加し、
積極的に人前で弾く機会を作りましたよね。そのおかげで、今回のクリスマス会では、
今までで一番、落ち着いて弾けていたと思います。
基礎練習も楽しんでやっているので、私も毎回のレッスンがとても楽しいです。ありがとうございます♪
これからもよろしくね☆


 クリスマス会の感想   とまとさん

  クリスマス会に大きな忘れ物をしてしまいました。
演奏する曲の楽譜です。送ってもらった車に置いてきてしまったのです。
会場の準備に忙しいのに、先生は同じ楽譜を探してくださり、私に貸してくださりました。ありがとうございました。
おかげさまで頭真っ白の中、何とか演奏できました。
 しかし、自分の楽譜には先生のアドバイスが書いてあり、それがない、不安の中での演奏でした。
 案の定、たくさんミスしてしまい、どんなにか「アドバイスのある楽譜」に甘えていて
まだ完全に曲が自分のものになっていないことに気づきました。
調子のよい時、家では暗譜で弾けれるときがあるのだから、人前で弾くことが苦手だとも、思えます。
 それを克服できるよう、暗譜での練習をしていくことと、機会があればまた人前で弾けたらいいと思います。


※ウチに同じ楽譜があってよかったね。
でも、そうだよね、やっぱり注意とか書き込んである「自分の楽譜」の方が、見慣れているし、弾きやすいよね。
私もそういう経験あるから、それに気がついてあげて、
家まで取りに行くか、持ってきてもらうように指示してあげればよかったね。ごめんなさい。
 でも、楽譜が違ったおかげで、自分の弱点に気が着くことができたので、かえってよかったのかもしれないね。
 これからも楽しくピアノを続けて、またハートフルコンサートにも参加してくださいね♪


 クリスマス会の感想   すももさん

 練習中に先生に言われて1番心に残ったことは、
「summerのピアノ譜だからって、ずっと、ピアノだけが演奏しているように弾いてはいけない」
ということでした。
 原曲がオーケストラなのだから、一つ一つの音色を原曲の楽器の音色を表現するように弾いた方がいいということで、
何度もCDを聴いて練習したのですが、“1人オーケストラ”が聴いて下さった方々にちゃんと伝わったかどうかは、疑問です。
 あと、当日の反省点は、演奏中に集中がプツッと2回ぐらい切れてしまったことです。
今度演奏する時は、もっと集中力とイメージ力をアップして演奏したいです。

※やはり、イメージが一番大事ということですよね。そして、そのイメージを表現するためのテクニック。
今年の目標が決まってよかったですね。今年も楽しみながら、いろいろな曲に挑戦していきましょうね♪


 クリスマス会の感想   由桐ちゃん(小2)


  ★シルバーベル★

  上手にひけたとおもいます。

 ※サンタさんのえんぴつがほしかったです。




  ★ジングルベル★

   さいしょのれんしゅうのときに、
  「ジングルベー」になっていたけど、
  クリスマスかいのときは「ジングルベール」
  とちゃんとできたので、よかったです。



  ※絵を描くのが大好きなゆきちゃんは、
  感想文にも絵を描いてきてくれました。
  いつもレッスンのときには、
  私のたった一言アドヴァイスで
  さっと音色が変わるので、
  すごいなーっと思います。
  これからも、楽しくピアノをやっていきましょうね♪

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